Cisco 無線 IP 電話 7920 について
Cisco 無線 IP 電話 7920 は、Cisco CallManager および Cisco Aironet 802.11b アクセス ポイント(AP)との組み合わせによってプライベート ビジネス通信ネットワークで包括的な音声通信を提供する 802.11b 無線 IP 電話です。
図 1-1 は、Cisco 無線 IP 電話 7920 を示しています。この一覧表は、電話機のキーの機能を説明したものです。
図 1-1 Cisco IP 電話 7920 のキー
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左または右のソフトキー:ソフトキーの上にあるラベルの項目を有効にします。 |
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応答/発信キー:コールに応答したり、番号をダイヤルします。 |
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番号キー(0 ~ 9):番号と文字の入力に使用します。 番号キー(2 ~ 9):短縮ダイヤル ホットキーを有効にするために使用します。 |
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アスタリスク(*)キー:呼び出し音モードとバイブレーション モードを切り替えます。 文字入力の場合は、大文字と小文字を切り替えます。 『 Cisco Wireless IP Phone 7920 Guide (Cisco 無線 IP 電話 7920 電話ガイド)』を参照してください。 |
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矢印キー:ある機能から別の機能に移動します。 このガイドでは、方向を示す矢印として、 、 、 、および を使用します。 |
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電源/終了キー:電話機の電源をオンまたはオフにしたり、呼び出し音を無音にしたり、接続中のコールを終了します。 |
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シャープ(#)キー:キー パッドのロックとロック解除を切り替えます。 テキスト入力時は特殊文字にアクセスできます。 |
関連項目
• 「音声無線ネットワークについて」
• 「Cisco 無線 IP 電話で使用されるネットワーキング プロトコル」
• 「Cisco 無線 IP 電話 7920 でサポートされる機能」
• 「Cisco 無線 IP 電話 7920 の設置と設定の要件について」
音声無線ネットワークについて
Voice over IP(VoIP)電話は、コール制御メッセージと音声パケットの伝送に、ネットワークへの有線接続を使用します。 無線通信の導入により、モバイル無線 IP 電話は、企業の無線ローカル エリア ネットワーク(WLAN)内で同様の通信機能を提供します。 次の各トピックは、音声無線ネットワークについて説明しています。
• 「無線 LAN の概要」
• 「無線 LAN 通信の 802.11 規格」
• 「無線アクセス ポイント」
• 「セキュリティ」
無線 LAN の概要
従来の LAN では、電話機とコンピュータはケーブルを使用して導線上でメッセージとデータ パケットを伝送します。 無線 LAN では、無線波を使用してメッセージとデータ パケットを伝送します。 WLAN には、無線信号を受信および送信するアクセス ポイントが必要です。 Cisco Aironet シリーズ アクセス ポイント(1200、1100、および 350 シリーズ モデルなど)は、WLAN 上の音声をサポートしています。図 1-2 は、ラップトップ コンピュータの無線データと Cisco 無線 IP 電話 7920 の 無線 IP テレフォニー(WIPT)の両方を組み込んだ一般的な WLAN トポロジを示しています。
無線デバイスは、電源を入れるとすぐにアクセス ポイントを検索し、アクセス ポイントに関連付けられます。 ユーザが企業の WLAN 環境内のあるロケーションから別のロケーションに移動すると、無線デバイスは 1 つのアクセス ポイントの範囲外に出て、別のアクセス ポイントの範囲内に移動します。 データおよび音声コールは、有線の Ethernet ネットワークを使用して、そのアクセス ポイントからスイッチおよびルータへ伝送されます。 通話は Cisco CallManager サーバに送信され、コールの処理とルーティングが行われます。
図 1-2 Cisco 無線 IP 電話 7920 が存在する無線 LAN
無線 LAN 通信の 802.11 規格
無線 LAN は、すべての Ethernet ベースの無線トラフィックの基準となる Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE) 802.11 規格に従う必要があります。 この規格の 1 つである 802.11b 規格は、無線 LAN 通信の最も有力な規格で、一般に WiFi と呼ばれます。 802.11b 規格では、データの送信と受信の両方で 1、2、5.5、および 11 Mbps の速度を提供する 2.4 GHz の無線周波数(RF)が指定されています。
2.4 GHz の RF 範囲は、免許不要のオープンな周波数範囲です。 この帯域幅では、コードレス電話や電子レンジなどの多くの機器が使用されるため、無線通信は干渉やノイズの影響を受けやすくなります。 干渉によって信号が破壊されることはありませんが、伝送速度が低下し、11 Mbps の信号速度が 1 Mbps まで低下する可能性もあります。 さらに、RF 干渉によって、無線ネットワーク上の音声品質が低下する可能性もあります。 このような干渉の防止に役立てるために、信号を周波数範囲または帯域幅に分散するDirect-Sequence Spread Spectrum(DSSS; ダイレクト シーケンス スペクトラム拡散方式)のテクノロジーが開発されました。 DSSS テクノロジーはデータの塊を複数の周波数上に多重化し、複数のデバイスが干渉を受けずに通信できるようにします。 各デバイスは特殊なコードを持ち、これを使用してそれぞれのデータ パケットを識別し、その他のデータ パケットを無視します。 シスコの無線製品は、WLAN 上で複数のデバイスをサポートするために DSSS テクノロジーを使用しています。
無線アクセス ポイント
無線ネットワークの重要なコンポーネントは、ネットワークに「ホット スポット」(無線リンク)を提供するアクセス ポイント(AP)です。 シスコでは、音声コールをサポートする AP で Cisco IOS が稼働することを必須としています。これは、Cisco IOS が音声トラフィックの管理機能を提供するためです。 使用可能な IOS のバージョンは、12.2(15)JA 以上です。 IOS をサポートする Cisco Aironet AP には、次の AP シリーズがあります。
• Cisco Aironet AP 350
• Cisco Aironet AP 1100
• Cisco Aironet AP 1200
各 AP は、LAN 上に構成された Cisco Catalyst 4000 などのネットワーク レイヤ スイッチへの有線接続を備えています。 このスイッチにより、無線 IP 電話(WIPT)をサポートするためのゲートウェイや Cisco CallManager サーバへのアクセスが可能になります。
AP は、2.4 GHz の周波数帯域内でチャネルを介して RF 信号を送受信します。 2.4 GHz の周波数帯域内で無線通信に使用可能なチャネル数は、規制区域によって決まっています。 Cisco Aironet AP は、北米で 11、ヨーロッパ(ETSI)で 13、日本で 14 までの通信チャネルをサポートします。 1 つのアクセス ポイントは、使用可能なチャネル範囲内の特定のチャネルでブロードキャストします。 安定した無線環境を提供し、チャネルの干渉を減少させるために、各 AP に重複しないチャネルを指定する必要があります。 推奨されるチャネルは、1、6、および 11 です。
AP には伝送範囲またはカバレッジ区域があり、その範囲は AP のアンテナのタイプと送信電力によって異なります。 アクセス ポイントのカバレッジ範囲は、有効な等方性放射電力(EIRP)の出力、 1、5、20、50、および 100mW に対して、500 ~ 1000 フィート(約 152 ~ 305 メートル)の間で変化します。 有効なカバレッジを提供するために、アクセス ポイントでは範囲を約 20% 重複して、電話ユーザが 1 つのアクセス ポイントから別のアクセス ポイントに移動したときに接続が途切れることのないようにする必要があります。
無線ネットワーク デバイスでは、Service Set Identifier(SSID)が使用されます。SSID を使用すると、一定のアクセス ポイントのセットに関連付けることのできるユーザ デバイスのセットをグループ化できます。 特定のアクセス ポイントを使用することのできる各無線デバイスには、その AP と同じ SSID が設定されます。
セキュリティ
すべての無線 LAN トラフィックは、範囲内にある他のすべての WLAN デバイスから認識されるため、音声通信の保護は重要です。 音声トラフィックが侵入者によって操作または傍受されることのないように、Cisco 無線 IP 電話 7920 と Aironet AP は包括的な Cisco SAFE セキュリティ アーキテクチャでサポートされています。
Cisco 無線 IP テレフォニー ソリューションは、これに加えて次のセキュリティ分野への対応を可能にします。
• ネットワーク アクセス セキュリティ。無線暗号プロトコル(WEP)と Cisco Light Extensible Authentication Protocol(LEAP)による暗号化と認証を使用して認証されないログインを防止し、認識されない AP をなくします。
• Cisco 無線 IP 電話 7920 の電話ロック パスワードをはじめとする、ディレクトリやデータベースのパスワード保護。
関連項目
• 「Cisco 無線 IP 電話で使用されるネットワーキング プロトコル」
• 「Cisco 無線 IP 電話 7920 について」
• 「Cisco 無線 IP 電話 7920 でサポートされる機能」
Cisco 無線 IP 電話で使用されるネットワーキング プロトコル
Cisco IP 電話は、複数の業界規格と、音声通信対応の Cisco ネットワーキング プロトコルをサポートします。 表 1-1 は、Cisco 無線 IP 電話 7920 がサポートするネットワーキング プロトコルの概要を説明したものです。
表 1-1 Cisco 無線 IP 電話でサポートされるネットワーキング プロトコル
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Wi-Fi(802.11b) |
802.11 は、無線による Ethernet トラフィックの伝送方法を定義したオープンな規格で、一般に Wi-Fi と呼ばれます。 この規格では、無線 LAN 通信の無線周波数(RF)とデータ速度が定義されています。 |
Cisco 無線 IP 電話 7920 は、2.4 ~ 2.497 GHz の RF で、1、2、5.5、および 11Mbps の速度にレートが動的に変化する 802.11b 標準を使用しています。 |
Cisco Discovery Protocol (CDP; Cisco ディスカバリ プロトコル) |
CDP は、すべてのシスコ製機器で実行されるデバイス検出プロトコルです。 CDP を使用すると、デバイスは他のデバイスに存在を通知して、ネットワーク内の他のデバイスについての情報を受信することができます。 |
Cisco IP Phone は、CDP を使用して、補助 VLAN ID、ポートごとの電力管理の詳細、サービス品質(QoS)の設定情報などの情報を Cisco Catalyst スイッチとの間で通信します。 |
Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP; ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル) |
DHCP は、ネットワーク デバイスに動的に IP アドレスを割り当てます。 DHCP を使用すると、IP Phone をネットワークに接続し、手動で IP アドレスを割り当てたり追加のネットワーク パラメータを設定することなく、電話機を使用できるようにすることができます。 |
DHCP は、デフォルトで有効になっています。 無効になっている場合は、各電話機で、IP アドレス、サブネット マスク、ゲートウェイ、および TFTP サーバを手動でローカルに設定する必要があります。 シスコは、DHCP カスタム オプション 150 の使用を推奨します。この方法では、TFTP サーバの IP アドレスをオプション値として設定します。 サポートされるその他の DCHP 設定については、『 Cisco CallManager System Guide (Cisco CallManager システム ガイド)』を参照してください。 |
インターネット プロトコル(IP) |
IP は、ネットワークを介してパケットを処理および送信するメッセージング プロトコルです。 |
IP を使用して通信するには、ネットワーク デバイスに IP アドレス、サブネット、およびゲートウェイが割り当てられている必要があります。 Cisco IP Phone でダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)を使用している場合、IP アドレス、サブネット、およびゲートウェイの ID は自動的に割り当てられます。 DHCP を使用していない場合は、各電話機にこれらのプロパティを手動でローカルに割り当てる必要があります。 |
Real-Time Transport Protocol(RTP; リアルタイム転送プロトコル) |
RTP は、データ ネットワーク上で双方向の音声やビデオなどのリアルタイム データを転送するための規格です。 |
Cisco IP Phone では、RTP を使用して、他の電話機やゲートウェイとの間でリアルタイム音声トラフィックを送受信します。 |
Transmission Control Protocol(TCP; 伝送制御プロトコル) |
TCP は、コネクション型の転送プロトコルです。 |
Cisco IP Phone では、TCP を使用して Cisco CallManager に接続し、XML サービスにアクセスします。 |
Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル) |
TFTP を使用すると、ファイルをネットワーク上で転送できます。 Cisco IP Phone では、TFTP を使用して該当の電話タイプに固有の設定ファイルを入手することができます。 |
TFTP を使用するには、ネットワーク内に TFTP サーバが必要です。TFTP サーバは DHCP サーバから自動的に識別できます。 ネットワーク内で複数の TFTP サーバが稼働している場合には、各電話機に TFTP サーバを手動でローカルに割り当てる必要があります。 |
User Datagram Protocol (UDP; ユーザ データグラム プロトコル) |
UDP は、データ パケットを配信するためのコネクションレス型のメッセージング プロトコルです。 |
Cisco IP Phone は、UDP メッセージを受信して処理します。 |
関連項目
• 「電話起動プロセスについて」
• 「VoIP ネットワークのコンポーネントとの相互対話」
• 「DHCP 設定の修正」
• 「TFTP オプションの設定」
• 「TFTP オプションの設定」
Cisco 無線 IP 電話 7920 でサポートされる機能
Cisco 無線 IP 電話 7920 は、従来のアナログ電話によく似た機能を持ち、通話の発信と受信ができます。 従来の電話機能に加えて、Cisco IP Phoneには、電話機をネットワーク デバイスとして管理および監視することのできる機能も含まれています。
この項では、次のトピックについて取り上げます。
• 「機能の概要」
• 「電話機能の設定」
• 「Cisco 無線 IP 電話のネットワーク機能の設定」
• 「ユーザへの機能情報の提供」
電話機能の設定
Cisco CallManager Administration アプリケーションから、Cisco IP Phone の設定をさらに変更することができます。 この Web ベース アプリケーションを使用して、電話機の登録基準やコール検索スペースの設定、およびソフトキー テンプレートの変更などの作業を実行できます。詳細については、 第 7 章「機能とユーザの設定」 を参照してください。
このマニュアルでは、Cisco CallManager Administration の起動手順が一部説明されている場合があります。 これらの手順は、Cisco CallManager アプリケーションの該当するページをユーザに示し、一部の初歩的な説明を行うことを目的としています。
Cisco CallManager Administration アプリケーションの詳細については、『 Cisco
CallManager Administration Guide (Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド)』をはじめとする Cisco CallManager のマニュアルを参照してください。 また、アプリケーション内で使用可能な状況依存ヘルプも使用できます。 状況依存ヘルプにアクセスするには、メイン メニューバーから Help > For this screen を選択します。
Cisco CallManager のマニュアルは、すべて次の場所で参照できます。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_callmg/index.htm
関連項目
• 「Cisco CallManager Administration を使用したテレフォニー機能の設定」
Cisco 無線 IP 電話 7920 の設置と設定の要件について
Cisco 無線 IP 電話を設置および構成するには、一部のネットワーク設定値の設定、Cisco CallManager のセットアップ、および電話機に対するローカルな変更が必要です。
必要な手順の概要については、 表 1-2 を参照してください。 これらの手順の詳細については、示されているソースを参照してください。
表 1-2 Cisco 無線 IP 電話の設定手順の概要
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1. 電話機に関して、Cisco CallManager Administration で使用する次の情報を収集します。 • Device Information フィールドで必要な情報(該当する場合)。デバイス プールやコール検索スペースなど。 • 電話機に関連付ける Cisco CallManager ユーザ。 • 電話機に割り当てる回線数と電話番号。 • 電話機に追加および設定する機能。 |
これらの情報は、Cisco CallManager Administration の Phone Configuration Web ページを使用して電話機を設定するときに参照します。 このページにある Device Information フィールドには、適切な情報が入手できる場合には自動的に情報が設定されます。 デバイスごとにシステム設定を上書きする場合は、フィールドを編集します。 |
「Cisco CallManager Database への電話機の追加」を参照してください。 「Cisco CallManager Administration を使用したテレフォニー機能の設定」を参照してください。 『 Cisco CallManager System Guide (Cisco CallManager システム ガイド)』を参照してください。 『 Cisco CallManager Administration Guide (Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド)』を参照してください。 |
2. 音声通信を処理するためのルータ、ゲートウェイ、およびスイッチを構成します。 |
IP テレフォニー ネットワークのインフラストラクチャを確立します。 |
「VoIP ネットワークのコンポーネントとの相互対話」およびこれらのデバイスに付属のマニュアルを参照してください。 |
3. サイト調査を実行して、無線音声のカバレッジに対応したアクセス ポイント(AP)を配置およびインストールする場所を決定します。 |
RF 信号のカバレッジが必要な区域を確認します。 使用状況の高い区域(会議室など)、RF 干渉のある区域(研究室、機材室など)、および無線データ用にカバーされない区域(吹き抜け、エレベータ、屋根つき通路など)を決定します。 |
『 Wireless 7920 Design and Deployment Guide 』を参照してください。 |
4. 電話機の無線通信を処理するための Cisco Aironet アクセス ポイントを設置および構成します。 |
無線音声ネットワークのカバレッジ、チャネル、信号強度、および認証を設定します。 |
『 Wireless 7920 Design and Deployment Guide 』を参照してください。 |
5. Cisco CallManager データベースに電話機を追加する方法を決定します。 • 自動登録を使用 • Cisco CallManager Administration のみを使用 • Bulk Administration Tool (BAT)のみを使用 • BAT と Tool for Auto-Registered Phones Support(TAPS)を使用 |
Cisco CallManager に電話機を追加する方法によって、電話番号が割り当てられる方法と、最初に MAC アドレスを取得しなければならないかどうかが決まります。 |
「Cisco CallManager Database への電話機の追加」を参照してください。 『 Cisco CallManager Administration Guide (Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド)』を参照してください。 『Bulk Administration Tool User Guide for Cisco CallManager』を参照してください。 |
6. IP Phone から MAC アドレスを取得します。 |
Cisco CallManager データ ベースに自動登録のみまたは自動登録と Tool for Auto-Registered Phones Support(TAPS)との組み合わせで電話機を登録する場合には不要です。 |
「Cisco IP Phone の MAC アドレスの決定」を参照してください。 |
7. Cisco 無線 IP 電話で、または設定ユーティリティを使用して、ネットワーク設定値と電話設定値を設定します。 |
IP 設定値などのシステム パラメータを設定し(ネットワークで DHCP を使用していない場合)、TFTP サーバを割り当てます。 また、呼び出しトーンや電話ロック パスワードなどの電話設定値も設定します。 |
「Cisco 無線 IP 電話 7920 のネットワーク設定値の設定」を参照してください。 「Cisco 7920 設定ユーティリティの使用方法」を参照してください。 |
8. Cisco 無線 IP 電話で、または設定ユーティリティを使用して、無線ネットワーク設定値を設定します。 |
電話機の SSID、認証タイプ、および伝送レートと送信電力を設定します。 |
「Cisco 無線 IP 電話 7920 の無線ネットワーク設定値の設定」を参照してください。 「Cisco 7920 設定ユーティリティの使用方法」を参照してください。 |
9. コール ウェイティング、コール転送、コール パーク、コール ピックアップなどの電話機能を設定します。 |
高度な電話機能を提供します。 |
「Cisco CallManager Administration を使用したテレフォニー機能の設定」を参照してください。 『 Cisco CallManager Administration Guide (Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド)』を参照してください。 |
10. Cisco CallManager にユーザを追加します。 |
ユーザを電話機に関連付け、User Options Web ベース アプリケーションにアクセスできるようにします。このアプリケーションで、ユーザはコール転送や短縮ダイヤルなどの機能を設定し、サービスに加入します。 |
「Cisco CallManager へのユーザの追加」を参照してください。 『 Cisco CallManager Administration Guide (Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド)』を参照してください。 |
11. Cisco 無線 IP 電話の電源を入れ、ネットワークに接続されるかどうかをテストします。 |
電話機がアクセス ポイントと Cisco CallManager と通信することを確認します。 |
「電話起動プロセスについて」を参照してください。 |
12. 電話機の使用方法と電話オプションの設定方法に関する情報をエンド ユーザに提供します。 |
ユーザが正しく Cisco IP Phone を使用できるだけの十分な情報を提供されていることを確認します。 |
付録 A「Web サイトによるユーザへの情報提供」 を参照してください。 |
関連項目
• 「Cisco 無線 IP 電話 7920 について」
• 「音声無線ネットワークについて」
• 「Cisco 無線 IP 電話で使用されるネットワーキング プロトコル」