Connection 9.1 へのアップグレードについて
アップグレードの開始時に、非アクティブなパーティションで再起動するかどうかを選択します。再起動することを選択した場合は、アップグレードが完了するとサーバが自動的に再起動し、アップグレードしたバージョンの Connection が実行されます。再起動しない場合は、アップグレード完了後に、手動でアップグレード後のバージョンに切り替える必要があります。
Connection サーバをバージョン 9.1 にアップグレードする際は次の考慮事項に注意してください。
• Connection サーバを初めてアップグレードする場合は、アップグレード時に新しいバージョンが空のパーティションにコピーされます。
• Connection サーバを以前にアップグレードしている場合は、アップグレード時に新しいバージョンが非アクティブなパーティションにコピーされます。非アクティブなパーティションは、通常、アクティブなパーティションで実行されているバージョンより古い Connection のバージョンが含まれるパーティションです。(以前に新しいバージョンにアップグレードして、古いバージョンに戻している場合、非アクティブなパーティションに現在実行されているバージョンより新しい Connection のバージョンが含まれています)。アップグレードを開始する前に非アクティブなパーティションに含まれていたソフトウェアは、上書きされます。
• 現在のバージョンによっては、希望のバージョンまでに 2 回アップグレードする必要があります。その場合、アップグレードが完了すると現在のバージョンは使用できなくなります。これは、現在のバージョンを含むパーティションが 2 回めのアップグレードで上書きされるためです。
• ソフトウェア アップグレードのインストールには、サーバ 1 台当たり約 2 時間が必要です。Connection クラスタをアップグレードするには、約 4 時間が必要です。
• アップグレードしたソフトウェアへの切り替えには数分が必要です。
Connection 9.0 から Connection 9.1 にアップグレードする際の Connection の機能の状態
クラスタを設定していない場合、Connection 9.0 から Connection 9.1 へのアップグレード中は、その全期間を通じて Connection が全面的にディセーブルになります。
クラスタをアップグレードする場合、アップグレードはパブリッシャ サーバで開始されます。パブリッシャ サーバでの Connectionの機能は、アップグレードの期間全体にわたって完全に無効になります。パブリッシャ サーバのアップグレード中にサブスクライバ サーバで使用可能な機能については、以下のことに注意してください。
• 電話システムがコールをサブスクライバ サーバに転送する場合、外部の発信者と Connection ユーザは音声メッセージを残すことができますが、メッセージはユーザのメールボックスには即時配信されません。
• Connection ユーザは、電話ユーザ インターフェイス(タッチトーン カンバセーション)を使用して、アップグレードを開始する前に管理者が録音したメッセージを聞くことができます。しかし、アップグレード中に録音されたメッセージを聞くことはできず、Connection でメッセージのステータスが必ずしも保持されません。たとえば、ユーザがアップグレード中に音声メッセージを再生すると、メッセージはアップグレード後に再び新規作成としてマーク付けされる場合があります。ユーザがメッセージを削除した場合でも、アップグレード後にメッセージが再表示されることがあります。
• Connection ユーザは、ViewMail for Outlook、Web Inbox、IMAP 電子メール アプリケーションなどのグラフィカル ユーザ インターフェイスを使用して Connection にアクセスすることはできません。
• Connection ユーザがアップグレード中にタッチトーン カンバセーションを使用して個人設定やその他の設定を変更しても、変更はたいてい失われます (アップグレード中に、変更が保存される短い時間がありますが、このような時間を識別することはかなり困難です)。
• Cisco Unified Operating System Administration は利用可能ですが、Connection の管理 や Cisco Unity Connection Serviceability など他の管理ユーザ インターフェイスは利用可能ではありません。また、Connection 管理 API を使用して開発されたカスタム管理インターフェイスも利用可能ではありません。
• アップグレード時間中、サイト内ネットワーキングとサイト間ネットワーキングは無効になります。ネットワークの他のノードで行われたディレクトリ変更は、アップグレードが完了するまで、アップグレード中のサーバやクラスタにはレプリケートされません。
パブリッシャ サーバのアップグレードが完了すると、フル機能がパブリッシャ サーバに復元されます。
クラスタ内のサブスクライバ サーバでアップグレードを開始する場合:
• サブスクライバ サーバに録音されているメッセージはパブリッシャ サーバにコピーされ、パブリッシャ サーバはメッセージをユーザのメールボックスへの配信を開始します。
• サブスクライバ サーバでの Connectionの機能は、アップグレードの期間全体にわたって完全に無効になります。
サブスクライバ サーバのアップグレード中、パブリッシャ サーバに録音されているメッセージは、パブリッシャ サーバのユーザ メールボックスに配信されます。サブスクライバ サーバのアップグレードが完了すると、メッセージはサブスクライバ サーバにレプリケートされ、サブスクライバ サーバのユーザ メールボックスに配信されます。1 つの受信トレイしか設定されていない場合、メッセージはユーザ メールボックスに配信された後で Exchange と同期されます。アップグレード中に大量のメッセージが録音されている場合、メッセージの配信、レプリケーション、および Exchange との同期までに、大きな遅延が発生する可能性があります。
Connection 9.0 からのアップグレードで再設定が必要になる機能
Connection 9.1 には、現在 Connection ユニファイド メッセージングに搭載されている次の機能の拡張機能が搭載されています。
• Text To Speech を使用した Exchange の電子メールへのアクセス。
• 電話による Exchange のカレンダーへのアクセスにより、今後の会議のリストを聞いたり、会議の開催者にメッセージを送信したり、参加者に会ったりすることが可能。
• Exchange の連絡先をインポートし、Connection Personal Call Transfer Rules で使用したり、ボイス コマンドを使用して電話をかける際に使用することが可能。
Connection 9.0 からアップグレードし、Connection で Exchange の電子メール、予定表、または連絡先にアクセスする場合、それらの機能は再設定しない限り動作しません。タスク リストに、アップグレード プロセスのどの段階でこれらの機能を再設定するかを示します。
ユーザを Cisco Unity から移行した場合の FIPS モードの有効化
以下の両方が該当する場合、Connection 9.1 で FIPS モードを有効にすると、Connection ユーザが電話ユーザ インターフェイス(タッチトーン カンバセーション)にサインインして音声メッセージを再生または送信したり、ユーザ設定を変更したりすることができなくなります。
• ユーザが Cisco Unity 5.x またはそれ以前のバージョンで作成され、その後 Connection に移行した場合。
• Connection ユーザが、Cisco Unity 5.x またはそれ以前のバージョンで割り当てられたタッチトーン カンバセーション PIN を保持している場合。
ユーザは、ID(通常はユーザの内線番号)と PIN を入力して、タッチトーン カンバセーションにサインインします。ID と PIN は、ユーザが作成されたときに割り当てられます。PIN を変更できるのは管理者またはユーザです。Connection の管理 では、管理者が PIN にアクセスできないように、PIN がハッシュされます。Cisco Unity 5.x またはそれ以前のバージョンでは、Cisco Unity は MD5 ハッシュ アルゴリズムを使用して PIN をハッシュしていました。Cisco Unity 7.x 以降、および Connection では、復号化がより困難な SHA-1 アルゴリズム(FIPS 準拠)を使用して PIN をハッシュします。(MD5 は FIPS 準拠ではありません)。
ユーザが Connection をコールして ID と PIN を入力した場合、Connection が、ユーザの PIN が MD5 と SHA-1 のどちらでハッシュされたのかを判別するためのデータベースのチェックを行います。続いて、 Connection はユーザが入力した PIN をハッシュし、その PIN を Connection データベース内でハッシュされた PIN と比較します。PIN が一致した場合は、ユーザがログインします。
Connection 9.1 以降では、FIPS モードを有効にすると、Connection は、ユーザの PIN が MD5 と SHA-1 のどちらでハッシュされたのかを判別するためのデータベースのチェックを行わなくなります。その代わりに、Connection は SHA-1 で PIN をハッシュし、その PIN を Connection データベース内のハッシュされた PIN と比較するだけになります。PIN が MD5 でハッシュされている場合、ユーザが入力した PIN とデータベース内の PIN は一致しないため、ユーザはサインインすることができなくなります。
(注) Connection のユーザ アカウントが最初に Cisco Unity 5.x またはそれ以前のバージョンで作成されたが、ユーザがタッチトーン カンバセーションを使用してログインしたことがない場合は、FIPS モードが有効なときに PIN が無効であっても問題ではありません。
ユーザ アカウントの PIN が MD5 でハッシュされた可能性がある場合に、ユーザがタッチトーン カンバセーションを使用してログインできるようにするには、MD5 でハッシュされたパスワードを SHA-1 でハッシュされたパスワードに置換する方法を利用することができます。
• User Data Dump ユーティリティの最新バージョンを使用して、MD5 によってハッシュされた PIN を持っているユーザの数を判別します。各ユーザの [Pin_Hash_Type] カラムに MD5 または SHA1 のいずれかが表示されます。このユーティリティの最新バージョンをダウンロードして [ヘルプ(Help)] を表示する方法については、次の URL にある Cisco Unity Tools Web サイトの User Data Dump のページを参照してください。 http://ciscounitytools.com/Applications/CxN/UserDataDump/UserDataDump.html
(注) User Data Dump ユーティリティの古いバージョンには、[Pin_Hash_Type] カラムは含まれていません。
• FIPS モードを有効にするには、Connection の管理 の [パスワードの設定(Password Settings)] ページの [次回サインイン時に、ユーザによる変更が必要(User Must Change at Next Sign-In)] チェックボックスをオンにします。この後、ユーザに Connection にサインインして PIN を変更するよう推奨します。
• それでも PIN を変更しないユーザがいる場合は、Bulk Password Edit ユーティリティを実行してください。Bulk Password Edit では、特定の PIN(たとえば、MD5 でハッシュされたすべての PIN)をランダムな値に変更できます。また、変更されたデータを .csv ファイルにエクスポートすることもできます。エクスポートされるファイルには、PIN が変更された各ユーザの名前、エイリアス、電子メール アドレス、および新しい PIN が含まれます。この .csv ファイルを使用して、新しい PIN を持つ各ユーザに電子メールを送信することができます。このユーティリティは、次の URL にある Cisco Unity Tools Web サイトから入手できます。 http://www.ciscounitytools.com/Applications/CxN/BulkPasswordEdit/BulkPasswordEdit.html
Connection 9.1 をサポートするためのメモリのアップグレードまたはすべてのハードディスクの交換(特定のサーバのみ)
(注) アップグレードするサーバでメモリのアップグレードもハードディスクの交換も必要ない場合は、この項を省略してください。
使用している Connection サーバの詳細については、『 Cisco Unity Connection 9.<x> Supported Platforms List 』( http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_data_sheets_list.html )で該当するサーバに適用される表を参照してください。
警告 オン/オフのスイッチがあるシステムでは、電源をオフにし電源コードを抜いてから作業を行ってください。ステートメント 1
警告 電話網電圧への接触を防ぐため、シャーシを開ける前には電話網ケーブルを抜いてください。ステートメント 2
警告 本装置の設置および保守は、必ず AS/NZS 3260 Clause 1.2.14.3 Service Personnel に定められているサービス担当者が行ってください。ステートメント 88
警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94
警告 保護カバーは製品の重要な一部です。保護カバーを取り付けていない状態で装置を操作しないでください。カバーを所定の位置に取り付けていない状態での装置の操作は、安全規格に不適合になります。火災または感電事故が発生する危険性があります。ステートメント 117
警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。ステートメント 1001
警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 ラックに装置を取り付けたり、ラック内の装置のメンテナンス作業を行ったりする場合は、事故を防ぐため、装置が安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次の注意事項を守ってください。
• ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
• ラックにすでに他の装置が搭載されている場合は、最も重いコンポーネントをラックの一番下にして、重い順に下から上へと搭載するようにしてください。
• ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックに装置を設置したり、ラック内の装置を保守したりしてください。ステートメント 1006
警告 バッテリを適切に交換しないと、爆発の危険があります。交換用バッテリは元のバッテリと同じものか、製造元が推奨する同等のタイプのものを使用してください。使用済みのバッテリは、製造元の指示に従って廃棄してください。ステートメント 1015
警告 この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。立ち入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。ステートメント 1017
警告 感電を防ぐため、安全超低電圧(SELV)回路を電話網電圧(TNV)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が、WAN ポートには TNV 回路が組み込まれています。一部の LAN ポートおよび WAN ポートでは、共に RJ-45 コネクタが使用されています。ケーブルを接続する際は、注意してください。ステートメント 1021
警告 火災の危険性を抑えるため、必ず 26 AWG 以上の太さの電話線コードを使用してください。ステートメント 1023
警告 この装置は必ずアースを接続する必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告 ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な機能があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への電磁干渉(EMI)の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の冷気の流れを適切な状態に保つことです。システムは、必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーを正しく取り付けた状態で運用してください。ステートメント 1029
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。ステートメント 1040
(上記の安全上の警告の各国語版については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco Unity Connection 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/regulatory/compliance/ucwarns.html )を参照してください)
Connection 9.1 をサポートするためにメモリのアップグレードまたはハードディスクの交換を実施するには(特定のサーバのみ)
ステップ 1 カバーを取り外します。
ステップ 2 メモリの増設を行わない場合は、ステップ 3 に進んでください。
サーバ モデルに応じて、メモリ モジュールを適切なスロットまたは場所に取り付けます。詳細については、『 Cisco Unity Connection 9.<x> Supported Platforms List 』( http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_data_sheets_list.html )を参照してください。
注意 新しいメモリ モジュールを誤ったスロットに取り付けると、サーバとオペレーティング システムがそのモジュールを認識しない場合や、Cisco Unity Connection のパフォーマンスが低下する場合があります。
ステップ 3 ハードディスクの交換を行わない場合は、ステップ 4 に進んでください。
サーバのハードディスクをすべて交換します。
注意 既存のハードディスクを取り外し、それと同じ台数のハードディスクを取り付ける必要があります。台数が異なると、Cisco Unity Connection のインストールが失敗します。
a. サーバに設置されているハードディスクの現在の場所(ハードディスクとハードディスク スロットの対応関係を含む)を書き留めます。交換が失敗して現在の構成に戻す場合に、既存のハードディスクをそれぞれの現在の位置に戻す必要があります。
b. サーバからドライブ トレイを取り外します。
c. ドライブ トレイから古いハードディスクを取り外します。
d. ドライブ トレイに新しいハードディスクを取り付けます。
e. ドライブ トレイを、手順 a. で記録した場所に取り付けなおします。
ステップ 4 カバーを取り付けなおします。
ローカル DVD による Connection 9.0 ソフトウェアから出荷されている 9.1 バージョンへのアップグレード
ローカル DVD を実行して Connection をアップグレードするには、次のいずれかの方法を実行します。
• シスコから発送された DVD を使用する。
• Cisco.com から署名済みの .iso ファイルをダウンロードし、ダウンロードしたソフトウェアのディスク イメージを作成する。ダウンロードした .iso ファイルからディスク イメージを抽出し、それを DVD に書き込む。
警告 ConnectionVM コンソールを使用して ISO ファイルをマウントする場合、インストール プロセスの終了時にディスクがイジェクトされないことに注意してください。
ヒント DVD ISO ファイルは必ず VMware の [設定の編集(Edit Settings)] メニューからマウントしてください。
CLI インターフェイスを使用したアップグレード プロセスの詳細については、『 Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions 』( http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html )の utils system upgrade コマンドを参照してください。
注意 クラスタをアップグレードする場合は、パブリッシャ サーバのアップグレードが完了するまで、サブスクライバ サーバのアップグレードを開始しないでください。そうでないと、パブリッシャ サーバのアップグレードが完了するまで両方のサーバの Connection の全機能が無効になります。また、サブスクライバ サーバのアップグレードが失敗し、再度サブスクライバ サーバをアップグレードする必要が生じます。
ローカル DVD を使用して Connection 9.0 ソフトウェアを出荷されている 9.1 バージョンにアップグレードするには
ステップ 1 Connection を収録した DVD を Cisco Unity Connection サーバのディスク ドライブに挿入します。
ステップ 2 Cisco Unified Operating System Administration にログインします。
Connection クラスタ内のサブスクライバ サーバをアップグレードする場合に、Cisco Unified Operating System Administration にアクセスするには、次にアクセスします。
http://<Connection_servername>/cmplatform
ステップ 3 [ソフトウェア アップグレード(Software Upgrades)] メニューから、[インストール/アップグレード(Install/Upgrade)] を選択します。
ステップ 4 [ソフトウェアのインストール/アップグレード(Software Installation/Upgrade)] ページの [ソース(Source)] フィールドで、[DVD/CD] を選択します。
ステップ 5 [ディレクトリ(Directory)] フィールドに、スラッシュ( / )を入力します。
ステップ 6 [次へ(Next)] を選択します。
ステップ 7 インストールするアップグレード バージョンを選択し、[次へ(Next)] を選択します。アップグレード ファイルが Connection サーバのハード ディスクにコピーされます。ファイルがコピーされると、画面にチェックサム値が表示されます。
ステップ 8 チェックサムを確認します。
ステップ 9 次のページで、アップグレードの進行状況をモニタします。
このステップの途中でリモート サーバとの接続が失われた場合、またはブラウザを閉じた場合は、[ソフトウェアのインストール/アップグレード(Software Installation/Upgrade)] ページを再度表示しようとすると、次のメッセージが表示されることがあります。
Warning: Another session is installing software, click Assume Control to take over the installation.
アップグレードのモニタリングを継続する場合は、[制御の取得(Assume Control)] を選択します。
Real-Time Monitoring Tool でアップグレードをモニタすることもできます。
ステップ 10 [次へ(Next)] を選択します。
(注) • Connection クラスタを設定していない場合は、手動切り替えバージョンまたは自動切り替えバージョンを選択できるオプションがあります。
• Connection クラスタを設定している場合は、自動切り替えバージョンのオプションを選択する必要があります
アップグレードの初期フェーズで、Cisco Unified Operating System Administration の [インストール ログ(Installation Log)] テキスト ボックスがアップグレードの処理に関する情報で更新されますが、サーバの初回自動再起動後、更新は行われなくなります。アップグレードが完了したかどうかを確認するには、コンソールで Connection サーバを確認します。完了している場合は、コンソール画面にインストールが完了していることを示すメッセージと、コマンドライン インターフェイスのログイン プロンプトが表示されます。
ステップ 11 アップグレードの成功を確認するには、CLI コマンド、 show cuc version を実行します。アクティブなパーティションにアップグレードされたバージョンがあり、アクティブでないパーティションに古いバージョンがある場合は、アップグレードが成功しています。
ネットワーク ロケーションによる Connection 9.0 ソフトウェアから出荷されている 9.1 バージョンへのアップグレード
ネットワーク ロケーションから Connection をアップグレードするには、Cisco.com から署名済みの .iso ファイルをダウンロードし、その .iso ファイルを FTP または SFTP サーバにコピーします。Connection では、シスコから発送された DVD の内容や、ダウンロードした .iso ファイルから抽出した内容を FTP または SFTP サーバにコピーすることはできません。これは、改ざんされたソフトウェアを使用したアップグレードを予防するためです。
CLI インターフェイスを使用したアップグレード プロセスの詳細については、『 Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions 』( http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html )の utils system upgrade コマンドを参照してください。
注意 クラスタをアップグレードする場合は、パブリッシャ サーバのアップグレードが完了するまで、サブスクライバ サーバのアップグレードを開始しないでください。そうでないと、パブリッシャ サーバのアップグレードが完了するまで両方のサーバの Connection の全機能が無効になります。また、サブスクライバ サーバのアップグレードが失敗し、再度サブスクライバ サーバをアップグレードする必要が生じます。
ネットワーク ロケーションから Connection 9.0 ソフトウェアを出荷している 9.1 バージョンにアップグレードするには
ステップ 1 Cisco Unity Connection サーバがアクセスできる FTP または SFTP サーバ上のフォルダにアップグレード ファイルをコピーします。
ステップ 2 Cisco Unified Operating System Administration にログインします。
Connection クラスタ内のサブスクライバ サーバをアップグレードする場合に、Cisco Unified Operating System Administration にアクセスするには、次にアクセスします。
http://<Connection_servername>/cmplatform
ステップ 3 [ソフトウェア アップグレード(Software Upgrades)] メニューから、[インストール/アップグレード(Install/Upgrade)] を選択します。
ステップ 4 [ソフトウェアのインストール/アップグレード(Software Installation/Upgrade)] ページの [ソース(Source)] フィールドで、[リモート ファイルシステム(Remote Filesystem)] を選択します。
ステップ 5 [ディレクトリ(Directory)] フィールドに、アップグレード ファイルを格納したフォルダのパスを入力します。
アップグレード ファイルが Linux または UNIX サーバ上にある場合は、フォルダ パスの先頭にスラッシュ(/)を入力する必要があります (たとえば、アップグレード ファイルが upgrade フォルダにある場合は、 /upgrade と入力する必要があります)。
アップグレード ファイルが Windows サーバ上にある場合は、次のように FTP または SFTP サーバに適切な構文を使用する必要があります。
• パスの記述はスラッシュ(/)で開始し、その後のパスの区切りにもスラッシュを使用します。バック スラッシュ(\)は使用しません。
• パスの先頭部分は、サーバ上の FTP または SFTP のルート フォルダにする必要があります。したがって、ドライブ文字(C: など)で始まる Windows の絶対パスは入力できません。
ステップ 6 [サーバ(Server)] フィールドにサーバ名または IP アドレスを入力します。
ステップ 7 [ユーザ名(User Name)] フィールドに、リモート サーバにログインするときに使用するエイリアスを入力します。
ステップ 8 [ユーザ パスワード(User Password)] フィールドに、リモート サーバにログインするときに使用するパスワードを入力します。
ステップ 9 [転送プロトコル(Transfer Protocol)] フィールドで、適切な転送プロトコルを選択します。
ステップ 10 [次へ(Next)] を選択します。
ステップ 11 インストールするアップグレード バージョンを選択し、[次へ(Next)] を選択します。アップグレード ファイルが Connection サーバのハード ディスクにコピーされます。ファイルがコピーされると、画面にチェックサム値が表示されます。
ステップ 12 チェックサムを確認します。
ステップ 13 次のページで、アップグレードの進行状況をモニタします。
このステップの途中でリモート サーバとの接続が失われた場合、またはブラウザを閉じた場合は、[ソフトウェアのインストール/アップグレード(Software Installation/Upgrade)] ページを再度表示しようとすると、次のメッセージが表示されることがあります。
Warning: Another session is installing software, click Assume Control to take over the installation.
アップグレードのモニタリングを継続する場合は、[制御の取得(Assume Control)] を選択します。
Real-Time Monitoring Tool でアップグレードをモニタすることもできます。
ステップ 14 [次へ(Next)] を選択します。
(注) • Connection クラスタを設定していない場合は、手動切り替えバージョンまたは自動切り替えバージョンを選択できるオプションがあります。
• Connection クラスタを設定している場合は、自動切り替えバージョンのオプションを選択する必要があります
アップグレードの初期フェーズで、Cisco Unified Operating System Administration の [インストール ログ(Installation Log)] テキスト ボックスがアップグレードの処理に関する情報で更新されますが、サーバの初回自動再起動後、更新は行われなくなります。アップグレードが完了したかどうかを確認するには、コンソールで Connection サーバを確認します。完了している場合は、コンソール画面にインストールが完了していることを示すメッセージと、コマンドライン インターフェイスのログイン プロンプトが表示されます。
ステップ 15 アップグレードの成功を確認するには、CLI コマンド、 show cuc version を実行します。アクティブなパーティションにアップグレードされたバージョンがあり、アクティブでないパーティションに古いバージョンがある場合は、アップグレードが成功しています。