Connection 9.x から非アクティブなパーティションのバージョンへの復帰について
• 「Connection 9.0 から Connection 8.6 への復帰」
• 「Connection 9.0 から Connection 8.5 以前のバージョンへの復帰」
アップグレード後でも、非アクティブなパーティションのソフトウェア バージョンに切り替えることにより、アップグレード前に実行していたソフトウェア バージョンに戻すことができます。
注意 非アクティブなパーティションのバージョンに戻すと、その後は最新バージョンに切り替えることができなくなります。最新バージョンにするには、このガイドの指示に従って、アップグレードを再インストールする必要があります。
Connection 9.0 から Connection 8.6 への復帰
非アクティブなパーティションのバージョンに戻すことにより、データおよびメッセージに次のような影響があります。
• 新しいバージョンにアップグレードしてから追加されたユーザは、非アクティブなパーティションのバージョンに戻すと、存在しなくなります。新しいユーザを再度追加する必要があります。
• メッセージはすべて保持されます。ただし、アップグレード後に追加されたユーザは存在しなくなるため、それらのユーザのメッセージは身元不明になります。身元不明メッセージは、配信不能メッセージ フォルダに移動されます。
• アップグレード後に、メールボックスをあるメールボックス ストアから別のメールボックス ストアに移動していた場合、アップグレード前のメールボックス ストアに戻されます。
• アップグレード後にメールボックス ストアを作成している場合でも、その新しいメールボックス ストアが削除されます。
• 配信予定フォルダは、ユーザがメッセージに将来配信する予定であることをマーク付けした際に、初めて作成されます。配信予定をサポートするバージョンに戻したがそのユーザの配信予定(future delivery)フォルダが未作成の場合、新しいバージョンの配信予定(future delivery folder)フォルダのメッセージは配信できないメッセージ(undeliverable messages)フォルダに移動されます。
Connection 9.0 から Connection 8.5 以前のバージョンへの復帰
非アクティブなパーティションのバージョンに戻すことにより、データおよびメッセージに次のような影響があります。
• Connection 8.6 に戻した後では、音声メッセージは失われます。
• Connection 8.6 に戻した後では、管理者設定は失われます。
(注) MCS 7825-H3 サーバまたはそれと同等である HP DL320G5 で Connection をアップグレードする場合は、Connection 9.0 にアップグレードした後で、復帰機能を使用して前のバージョンに戻すことはできません。前のバージョンに戻すには、そのバージョンをインストールし、DRS バックアップからデータを復元する必要があります。
Connection 9.x サーバの非アクティブなパーティションのバージョンへの復帰
この項の手順は、クラスタ内にないサーバで、Connection サイトのメンバー サーバではなく、Connection サイト間、または Connection サイトと Cisco Unity サイト間のゲートウェイ サーバではないサーバのみに使用できます。
注意 非アクティブなパーティションのバージョンに戻す作業は、必要な場合を除き、通常の業務時間内には行わないでください。バージョンを戻すと Connection サーバが再起動し、再起動が完了するまでの約 15 分間、Connection は動作しません。
Connection 9.x サーバを非アクティブなパーティションのバージョンに戻すには
ステップ 1 Cisco Unified Operating System Administration にログインします。
ステップ 2 [設定(Settings)] メニューから、[バージョン(Version)] を選択します。
[バージョン設定(Version Settings)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [バージョンの切り替え(Switch Versions)] ボタンを選択します。
システムの再起動について確認すると、システムが再起動されます。処理が完了するまでに、最大で 15 分かかります。
ステップ 4 バージョンの切り替えが正常に完了したことを確認します。
a. Cisco Unified Operating System Administration にログインします。
b. [設定(Settings)] メニューから、[バージョン(Version)] を選択します。[バージョン設定(Version Settings)] ウィンドウが表示されます。
c. アクティブなパーティションで、適切な製品バージョンが実行されていることを確認します。
d. アクティブにしたサービスがすべて動作していることを確認します。
e. Cisco Unity Connection Administration にログインします。
f. 設定データが存在することを確認します。
Connection 9.x クラスタ内のサーバの非アクティブなパーティションのバージョンへの復帰
Connection クラスタ内のサーバを非アクティブなパーティションのバージョンに戻すには、以下の 3 つの手順を実行します。
この項の手順は、Connection サイトのメンバー サーバではなく、Connection サイト間、または Connection サイトと Cisco Unity サイト間のゲートウェイ サーバではないサーバのみに使用できます。
注意 クラスタを正常に機能させるには、両方のサーバを復帰させ、データベース レプリケーションをリセットする必要があります。
注意 非アクティブなパーティションのバージョンに戻す作業は、必要な場合を除き、通常の業務時間内には行わないでください。バージョンを戻すと Connection サーバが再起動し、再起動が完了するまでの約 15 分間、Connection は動作しません。また、パブリッシャ サーバの復帰中にサブスクライバ サーバに録音されていた音声メッセージは失われます。
Connection クラスタ内のパブリッシャ サーバを非アクティブなパーティションのバージョンに戻すには
ステップ 1 Cisco Unified Operating System Administration にログインします。
ステップ 2 [設定(Settings)] メニューから、[バージョン(Version)] を選択します。
[バージョン設定(Version Settings)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [バージョンの切り替え(Switch Versions)] ボタンを選択します。
システムの再起動について確認すると、システムが再起動されます。処理が完了するまでに、最大で 15 分かかります。
ステップ 4 バージョンの切り替えが正常に完了したことを確認します。
a. Cisco Unified Operating System Administration にログインします。
b. [設定(Settings)] メニューから、[バージョン(Version)] を選択します。[バージョン設定(Version Settings)] ウィンドウが表示されます。
c. アクティブなパーティションで、適切な製品バージョンが実行されていることを確認します。
d. アクティブにしたサービスがすべて動作していることを確認します。
e. Cisco Unity Connection Administration にログインします。
f. 設定データが存在することを確認します。
Connection 9.x クラスタ内のサブスクライバ サーバを非アクティブなパーティションのバージョンに戻すには
ステップ 1 Cisco Unified Operating System Administration にログインします。
ステップ 2 [設定(Settings)] メニューから、[バージョン(Version)] を選択します。[バージョン設定(Version Settings)] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [バージョンの切り替え(Switch Versions)] ボタンを選択します。
システムの再起動について確認すると、システムが再起動されます。処理が完了するまでに、最大で 15 分かかります。
ステップ 4 バージョンの切り替えが正常に完了したことを確認します。
a. サブスクライバ サーバで Cisco Unified Operating System Administration にログインします。
b. [設定(Settings)] メニューから、[バージョン(Version)] を選択します。[バージョン設定(Version Settings)] ウィンドウが表示されます。
c. アクティブなパーティションで、適切なバージョンが実行されていることを確認します。
d. アクティブにしたサービスがすべて動作していることを確認します。