Cisco Unified Mobility と Cisco Unified Mobility Advantage の概要
管理者は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して、エンド ユーザ向けの Cisco Unified Mobility の基本設定を行います。詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
Cisco Unified Mobility Advantage サーバとともに使用した場合に Cisco Unified Mobile Communicator がユーザの電話機に提供する機能を使用するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで特別な設定が必要となることに注意してください。
この項では、次のトピックについて説明します。
• 「定義」
• 「Cisco Unified Mobility Advantage 対応の Cisco Unified Mobility 機能のリスト」
• 「Cisco Unified Mobile Communicator」
• 「Dial-via-Office リバース コールバック」
• 「Dial-via-Office 転送」
• 「セッション再開」
• 「Cisco Unified Mobility 機能の使用例」
追加情報
「関連項目」を参照してください。
定義
表 15-2 に、Cisco Unified Mobility Advantage および Cisco Unified Mobile Communicator を使用するCisco Unified Mobility に関連する用語の定義を示します。
表 15-2 定義
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Cisco Unified Mobility Advantage |
Cisco Unified Mobility Advantage は、従業員の携帯電話を社内リソースに接続するために、エンタープライズ ファイアウォールの背後に配置されるサーバ ソフトウェアです。Cisco Unified Mobility Advantage は、従業員のモバイル デバイスで動作する Cisco Unified Mobile Communicator クライアントと連携して動作します。 |
Cisco Unified Mobile Communicator |
Cisco Unified Mobile Communicator は、サポートされている携帯電話で動作するクライアント ソフトウェアです。Cisco Unified Mobile Communicator は、Cisco Unified Mobility Advantage サーバと連携して動作し、エンタープライズ サービスへのアクセスを提供します。 |
Cisco Mobile 7.x |
Cisco Unified Mobility Advantage プロキシ サーバ経由で Cisco Unified Communications Manager に接続する Cisco Unified Mobile Communicator クライアント。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Unified Mobility Advantage 対応の Cisco Unified Mobility 機能のリスト
この項では、Cisco Unified Mobility Advantage に必要な設定が行われている場合に、携帯電話ユーザに提供される Cisco Unified Mobility 機能のリストを示します。ここでは、Cisco Unified Communications Manager の管理ページ内での設定について説明します。
Cisco Unified Mobility Advantage 設定の詳細については、次の資料を参照してください。
• Cisco Unified Mobility Advantage Release 7.1 のインストールおよび設定( http://www.cisco.com/en/US/products/ps7270/prod_installation_guides_list.html )
• Cisco Unified Mobility Advantage Release 7.1 の設定ガイド( http://www.cisco.com/en/US/products/ps7270/products_installation_and_configuration_guides_list.html )
次のエンティティと機能を使用するには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページでの Cisco Unified Mobility の設定に加え、Cisco Unified Mobility Advantage の設定も必要になります。
• Cisco Unified Mobile Communicator:Cisco Unified Mobile Communicator は、Cisco Unified Mobile Communicator クライアントを実行する電話デバイスであり、Mobility Multiplexing Protocol(MMP)を使用して、D チャネル経由で Cisco Unified Mobility Advantage サーバと通信します。Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、Cisco Unified Mobile Communicator の設定を行います。詳細については、「Cisco Unified Mobile Communicator」を参照してください。
• Dial-via-Office リバース コールバック:Dial-via-Office リバース コールバック機能は、モバイル ボイス アクセス機能に似ていますが、Cisco Unified Communications Manager が両方のコールを発信するという点が異なります。電話機は、Cisco Unified Mobile Communicator クライアントから、D チャネルを使用して Dial-via-Office リバース コールバック機能を開始します。その後、Cisco Unified Communications Manager はまずモビリティ ID にコールします。モビリティ ID が応答すると、Cisco Unified Communications Manager は接続先番号にコールします。詳細については、「Dial-via-Office リバース コールバック」を参照してください。
• Dial-via-Office 転送:Dial-via-Office 転送機能は、モバイル ボイス アクセス機能に似ていますが、要求が IVR ではなく D チャネルから着信する点が異なります。電話機は、Cisco Unified Mobile Communicator(CUMC)クライアントから、D チャネルを使用して Dial-via-Office 転送機能を開始します。その後、D チャネル経由で Cisco Unified Communications Manager から Enterprise Feature Access(EFA; エンタープライズ機能アクセス)番号が返されます。Mobility Identity(MI; モビリティ ID)からエンタープライズ機能アクセス番号がコールされ、Cisco Unified Communications Manager から接続先番号がコールされます。詳細については、「Dial-via-Office 転送」を参照してください。
• セッション再開:この機能により、DVO-F コールが予期せず終了した場合に、最後にダイヤルした相手にワンタッチで再接続できます。DVO-F コールを発信してネットワーク障害が発生した場合に便利です。この機能を実装する前に、モバイル ユーザが(電話機の通話履歴から最後のダイヤル番号をコールするか、または電話機に折返しのオプションがある場合に折返しを押して) [リダイヤル(Redial)] を押した場合、リダイヤル番号は Dial-via-Office 転送機能アクセス番号([サービスパラメータ(Service Parameter)] で設定)またはエンタープライズ機能アクセス番号([コールルーティング(Call Routing)] > [モビリティ(Mobility)] > [エンタープライズ機能アクセス番号設定(Enterprise Feature Access Number Configuration)] で設定)となります。Cisco Unified Communications Manager はこのコールをエンタープライズ機能アクセス コールとして扱っていたため、ユーザは最後にリダイヤルした相手に接続できませんでした。この機能の実装により、ユーザが [リダイヤル(Redial)] を押すと、Cisco Unified Communications Manager はモバイル ユーザを実際の発信先の電話番号に再接続します。詳細については、「セッション再開」を参照してください。
次に示す機能は、元々は Cisco Unified MobilityManager の一部でしたが、現在は Cisco Unified Communications Manager の機能となっています。
• モバイル コネクト:詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
• デスクトップ コール ピックアップ:詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
• モバイル ボイス アクセス:詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
• アクセス リスト:詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager は、次の Cisco Unified Mobility 機能もサポートしています。
• DTMF でのコール中のエンタープライズ機能のサポート:詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
• 2 段階ダイヤリング:詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
• デュアル モード フォンのサポート:詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
• デュアル モード フォンでのコールの手動ハンドオフ:詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
• Time-of-Day アクセス:詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
• DTMF を介したダイレクト コール パーク:詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
• SIP URI ダイヤル:詳細については、 「Cisco Unified Mobility」 の章を参照してください。
デスクトップ同時呼び出し、企業のボイスメールボックスの統合、システム リモート アクセス、発信者 ID、リモートのオン/オフ制御、コール トレース、モバイル コネクト コールのセキュリティとプライバシー、スマートフォンのサポートなど、Cisco Unified Mobility 機能のその他の利点については、「Cisco Unified Mobility 機能のその他の利点」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Unified Mobile Communicator
Cisco Unified Mobile Communicator は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで設定可能なデバイス タイプです。Cisco Unified Mobile Communicator は、Mobility Multiplexing Protocol(MMP)を使用して、携帯電話データ接続を介して Cisco Unified Mobility Advantage サーバと通信します。その後、Cisco Unified Mobility Advantage サーバは、SIP を介してデバイスを Cisco Unified Communications Manager に登録します。Cisco Unified Mobile Communicator は、ユーザがデスクトップ電話機を使用している場合は 1 つの Device License Unit(DLU; デバイス ライセンス ユニット)を使用し、ユーザがデスクトップ電話機を使用していない場合は 3 つの DLU を使用します。
設定の詳細については、次のトピックを参照してください。
• 「Cisco Unified Mobile Communicator の設定」
• 「Cisco Unified Mobile Communicator の設定の詳細」
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Unified Mobile Communicator の設定
表 15-3 では、Cisco Unified Mobility の Cisco Unified Mobile Communicator を設定する手順を要約しています。手順の詳細については、この表に示されている情報を参照してください。
表 15-3 Cisco Unified Mobile Communicator の設定チェックリスト
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ステップ 1 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、Cisco Unified Mobile Communicator デバイスを設定します。 の「Cisco Unified Mobility と Cisco Unified Mobility Advantage の設定チェックリスト」のユーザ アカウントの設定のステップに従ってユーザに対してモビリティが有効化されていることを確認します。 [デバイス(Device)] > [電話(Phone)] メニュー オプションを使用します。[電話のタイプ(Phone Type)] で、[Cisco Unified Mobile Communicator] を選択します。 (注) [エンドユーザの設定(End User Configuration)] ページで、[モビリティの有効化(Enable Mobility)] チェックボックスがオンになっていることを確認してください。 (注) [モビリティの有効化(Enable Mobility)] チェックボックスをオンにすると、ライセンスに対するトリガーが発生し、モバイル コネクト用にデバイス ライセンス ユニット(DLU)が消費されます。 |
「Cisco Unified Mobility の設定チェックリスト」 『 Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 』の 「Cisco Unified IP Phone の設定」 「Cisco Unified Mobile Communicator の設定の詳細」 |
ステップ 2 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、Cisco Unified Mobility Advantage サーバのセキュリティ プロファイルを設定します。 [システム(System)] > [セキュリティプロファイル(Security Profile)] > [CUMAサーバのセキュリティプロファイル(CUMA Server Security Profile)] メニュー オプションを使用します。 |
詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド 』を参照してください。 |
ステップ 3 |
Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、エンタープライズ機能アクセス電話番号(DN)を設定します。 [コールルーティング(Call Routing)] > [モビリティ(Mobility)] > [エンタープライズ機能アクセス設定(Enterprise Feature Access Configuration)] メニュー オプションを使用します。 (注) この設定を行わないと、Dial-via-Office 機能が働きません。 |
「モビリティ エンタープライズ機能設定」 |
ステップ 4 |
Cisco Unified Mobility Advantage クライアントに対して、Cisco Unified Communications Manager への登録を許可します。 |
詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド 』を参照してください。 |
ステップ 5 |
Cisco Unified CM のユーザ オプションのウィンドウで、Cisco Unified Mobile Communicator の次のようなエンド ユーザ設定を行います。 • [デバイス(Device)]:エンド ユーザは、固有の Cisco Unified Mobile Communicator を指定します。 • [リモート接続先(Remote Destinations)]:エンド ユーザは、固有の Cisco Unified Mobile Communicator をリモート接続先プロファイルとして選択します。 |
特定の Cisco Unified IP Phone モデルに関するユーザ ガイドを参照してください。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Cisco Unified Mobile Communicator の設定の詳細
Cisco Unified Mobile Communicator を設定する際に [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの各フィールドを設定する場合、次の設定要件に留意してください。
• 新規の Cisco Unified Mobile Communicator を設定する場合、[電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リスト ボックスで、Cisco Unified Mobile Communicator の電話機タイプを選択します。
• [デバイス名(Device Name)]:この名前は必ず一意にしてください。MAC アドレスは必要ありません。
• [モビリティユーザID(Mobility User ID)]:このフィールドの設定は必須です。選択可能なユーザ ID は、[エンドユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウ([ユーザ管理(User Management)] > [エンドユーザ(End User)])の [モビリティ情報(Mobility Information)] ペインで [モビリティの有効化(Enable Mobility)] チェックボックスがオンになっているエンド ユーザのユーザ ID だけです。
• [モビリティ ID(Mobility Identity)]:このフィールドでは、Cisco Unified Mobile Communicator 対応スマートフォン携帯電話番号を接続先番号として指定する必要があります。[Mobility Identity] の設定特性は、[リモート接続先(Remote Destination)] の設定特性と同一です。このフィールドにアクセスするには、[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで [新規モビリティIDの追加(Add New Mobility Identity)] リンクをクリックします。これにより、[リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウが開き、ここで携帯 ID を追加できます。
• [コーリングサーチスペースの再ルーティング(Rerouting Calling Search Space)]:基本コールが動作するようにするには、このフィールドを設定する必要があります。この設定は、Cisco Unified Mobile Communicator に適用されます。この設定を使用して、コールがモビリティ ID(つまり、Cisco Unified Mobile Communicator クライアント電話機)にルーティングされます。この設定は、Dial-via-Office コールバック コール レッグをモビリティ ID にルーティングしたり、モバイル コネクト/SNR コールでコール レッグをモビリティ ID にルーティングしたりする際に使用されます。
• [コーリングサーチスペース(Calling Search Space)]:基本コールが動作するようにするには、このフィールドを設定する必要があります。この設定を使用して、モビリティ ID からコールがルーティングされます。この設定は、Dial-via-Office コールでコール レッグをダイヤル先(発信先)電話機にルーティングする際に使用されます。
• [DNDオプション(DND Option)]:Cisco Unified Mobile Communicator は、DND の [コール拒否(Call Reject)] オプションだけをサポートします。
電話番号は、Cisco Unified Mobile Communicator に割り当てられている必要があります。
Cisco Unified Mobile Communicator に適用される、次のようなその他の設定要件についても留意してください。
• Cisco Unified Communications Manager および Cisco Unified Mobility Advantage サーバには統合された [エンドユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウがないため、Cisco Unified Mobile Communicator クライアント ユーザは、Cisco Unified Communications Manager の管理ページおよび Cisco Unified Mobility Advantage サーバの両方で、同一のリモート接続先番号を設定する必要があります。
• Cisco Unified Mobile Communicator クライアント ユーザが固有の SIM カードを変更する場合、このユーザは Cisco Unified Mobility Advantage サーバの携帯電話番号を更新する必要があります。その場合、古い携帯電話番号を削除し、新しい携帯電話番号を追加します。Cisco Unified Communications Manager の管理ページの対応する項目も同様に設定する必要があります。
• Cisco Unified Communications Manager ノードが、Cisco Unified Mobility Advantage サーバ管理コンソールで静的に生成されることを確認してください。
• Cisco Unified Mobility Advantage サーバは、AXL だけを使用して Cisco Unified Communications Manager データベースを更新します。ただし Cisco Unified Communications Manager データベースの変更通知は受信しません。
主な検討事項
Cisco Unified Mobile Communicator デバイスに関する、次の主な検討事項に留意してください。
• Cisco Unified Mobile Communicator デバイスには、モビリティ ID に加えて、1 つまたは複数のリモート接続先を追加できます(リモート接続先プロファイルと同様)。
• 自動の移行サポートは存在しません。デバイスを Cisco Unified Mobile Communicator デバイスとして手動で再設定する必要があります。
• 2.5G では D チャネルはボイス コールの接続後に利用不可になるため、サポートされるのは最初のコールだけです。
• Cisco Unified Mobility Advantage サーバがアクティブにできる Cisco Unified Mobile Communicator デバイスは、各ユーザにつき 1 台だけです (ユーザは Cisco Unified Mobility Advantage に複数の携帯電話を設定できますが、Cisco Unified Mobility Advantage サーバに対してアクティブに接続できる携帯電話は一度に 1 台だけです)。
• Cisco Unified Mobile Communicator デバイスの設定において、再ルーティング用 CSS および CSS は重要な検討事項です。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Dial-via-Office リバース コールバック
Dial-via-Office Reverse(DVO-R; Dial-via-Office リバース)コールバック機能は、モバイル ボイス アクセス機能に似ていますが、Cisco Unified Communications Manager が両方のコールを発信するという点が異なります。電話機は、Cisco Unified Mobile Communicator クライアントから、D チャネルを使用して、Cisco Unified Communications Manager に SIP INVITE メッセージを送信して、Dial-via-Office リバース コールバック機能を開始します。その後、Cisco Unified Communications Manager はまずモビリティ ID(Cisco Unified Mobile Communicator クライアント)にコールします。モビリティ ID が応答すると、Cisco Unified Communications Manager はダイヤル先(発信先)番号にコールします。
すべての Dial-via-Office シナリオにおいて、Cisco Unified Communications Manager から Cisco Unified Mobile Communicator クライアントの携帯電話/モビリティ ID へのコールバック レッグ、または別の番号へのコールバック レッグにより、常にエンタープライズ機能アクセス DID の発信者 ID が指定されます。Cisco Unified Communications Manager からダイヤル先(発信先)番号へのコール レッグで送信される発信者 ID では、必ずユーザのエンタープライズ デスク番号が指定されます(ユーザのデスクトップ電話機と、Cisco Unified Communications Manager 内に設定されている Cisco Unified Mobile Communicator クライアントのデバイス タイプとの間のシェアドラインに基づく)。
Dial-via-Office リバース コールバックの例
次の例では、Dial-via-Office リバース コールバックのインスタンスで発生する一連のイベントを示しています。
• ユーザは、電話機で Dial-via-Office 機能を呼び出し、発信先の電話番号 2000 にコールします。
• 電話機は、SDP パラメータ「c=PSTN E164 4085551234」で指定されたコールバック番号で、INVITE 2000 を送信します。
• Cisco Unified Communications Manager は、SDP パラメータのエンタープライズ機能アクセス番号 DID(4085556666)で、183 Session In Progress を返信します。
• Cisco Unified Communications Manager は、モビリティ ID 4085551234 にコールバックします。
• モビリティ ID がコールに応答すると、Cisco Unified Communications Manager は発信先の電話番号 2000 にコールをリダイレクトします。
使用例
Cisco Unified Communications Manager がこの機能によってサポートする使用例については、「Dial-via-Office リバース コールバックの使用例」を参照してください。
Dial-via-Office リバース コールバック機能に関する制限
この機能に適用される制限のリストについては、「Dial-via-Office の制限事項(DVO-R および DVO-F)」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Dial-via-Office 転送
Cisco Unified Mobile Communicator アプリケーションの 1 つである Cisco Mobile をモバイル デバイスにインストールしているユーザは、Dial-via-Office 転送機能を使用できます。Cisco Unified Mobile Communicator は、Cisco Unified Mobile Communicator と Cisco Unified Mobility Advantage との間、および Cisco Unified Mobility Advantage と Cisco Unified Communications Manager との間で D チャネル経由で SIP シグナリングを使用してモバイル デバイスから Dial-via-Office 転送機能を呼び出し、最終的な発信先へのコールを開始します。コールは企業の内線番号でアンカーされるため、この機能は Cisco Unified Mobile Communicator モバイル ユーザに対する経費削減効果のあるソリューションとなっています。
(注) Dial-via-Office 転送機能を呼び出すことができるのは、Cisco Mobile クライアントがインストールされた Cisco Unified Mobile Communicator デバイスだけです。
Cisco Unified Communications Manager によって、D チャネル経由で Dial-via-Office Forward(DVO-F; Dial-via-Office 転送)サービス アクセス番号が返されます(DVO-F サービス アクセス番号が設定されている場合)。または、D チャネル経由で Enterprise Feature Access(EFA; エンタープライズ機能アクセス)Directory Number(DN; 電話番号)が返されます。携帯電話で実行されている Cisco Unified Mobile Communicator クライアントは、Cisco Unified Communications Manager から受信する番号をコールします。DVO-F コールを行うモバイル デバイスの電話番号と、設定されている Mobility Identity(MI; モビリティ ID)とが照合されて、権限があるユーザのコールだけが行われます。一致が見つかると、発信先にコール要求が送信されます。Matching Caller ID with Remote Destination サービス パラメータの設定に応じて、完全一致または部分一致の両方がサポートされます。
この項では、Dial-via-Office 転送機能に関する次の内容について説明します。
• 「Cisco Unified Communications Manager の管理ページでの Dial-via-Office 転送の設定」
• 「Dial-via-Office Forward Service Access Number」
• 「EFA DN および DVO-F サービス アクセス番号のグローバル化サポート」
• 「Dial-via-Office 転送の使用例」
• 「Dial-via-Office 転送コールの特性」
• 「Dial-via-Office 転送の例」
• 「Dial-via-Office 転送設定のヒント」
• 「セッション再開機能に関する制限」
Cisco Unified Communications Manager の管理ページでの Dial-via-Office 転送の設定
Dial-via-Office 転送機能を有効にするには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで次の設定を行う必要があります。
• [コールルーティング(Call Routing)] > [モビリティの設定(Mobility Configuration)]
[エンタープライズ機能アクセス番号(Enterprise Feature Access Number)] 設定項目の値が着信側番号と一致し、正しいパーティションに属している必要があります。
• [システム(System)] > [サービスパラメータ(Service Parameters)]
Dial-via-Office Service Access Number に、代替番号を指定できます。
Dial-via-Office Forward Service Access Number
Dial-via-Office Forward Service Access Number サービス パラメータを設定すると、お客様は Cisco Unified Mobile Communicator ユーザが DVO-F をダイヤルするための専用番号を設定できますが、Cisco Unified Communications Manager は異なる番号でコールを受信します(1-800 サポートの使用など)。DVO-F サービス アクセス番号には、フリーダイヤルの 1-800 番号を指定できます。サービス プロバイダーは、この番号を企業へのローカル番号、または Cisco Mobile クライアントが DVO-F コールを呼び出すための他の任意の代替番号にマッピングできます。
Dial-via-Office Forward Service Access Number サービス パラメータには次の特徴があります。
• 最大 24 文字のダイヤル可能な文字です。
• パーティションは指定しません。
Dial-via-Office Service Access Number サービス パラメータは、既存の Enterprise Feature Access(EFA; エンタープライズ機能アクセス)DN と次のように通信を行います。
• DVO-F 機能を呼び出すには、EFA DN が設定されている必要があります。DVO-F サービス アクセス番号が設定されているかどうかに関係なく、EFA DN が Cisco Unified Mobile Communicator デバイスからの着信コールを終端します。
• 183 Session In Progress メッセージの応答では、次のルールが当てはまります。
– Dial-via-Office Forward Service Access Number サービス パラメータ番号が設定されている場合、Cisco Unified Communications Manager から Cisco Unified Mobility Advantage への SDP では、この代替番号が送信されます。
– EFA DN だけが設定されている場合、Cisco Unified Communications Manager から Cisco Unified Mobility Advantage に EFA DN が送信されます。
• 着信 PSTN コールでは、次の照合が行われます。
– 着信側番号が EFA DN または DVO-F サービス アクセス番号と照合されます。部分一致または完全一致が行われます。部分一致または完全一致では、発信側番号が、Cisco Unified Mobility Advantage から Cisco Unified Communications Manager に転送された元の SIP INVITE メッセージの発信側番号と照合されます。
– 実際には、この説明は正確ではありません。システムは、CUMC からの着信 DVO-F コール レッグが(着信側番号の)EFA DN または DVO-F サービス アクセス番号へのものであることを前提としています。ただし、その番号でコールが受信されると、着信側番号は重要ではなくなります。部分一致または完全一致の照合では、発信側番号との照合が行われますが、これは EFA または DVO-F サービス アクセス番号との照合ではなく、CUMA によって Unified CM に転送された元の SIP INVITE に指定された発信側番号です。
– 一致が見つかった場合、音声コールが元の SIP INVITE と関連付けられ、コール待機タイマーが停止されます。次に、ユーザが元々ダイヤルし、Cisco Unified Communications Manager が Cisco Unified Mobility Advantage から受信した SIP INVITE に含まれている着信側番号または発信先番号にコールが送達されます。
– 一致が見つからなかった場合は、コール待機タイマーが時間切れになると、コールが切断されて、503 Service Unavailable メッセージが送信されます。
EFA DN および DVO-F サービス アクセス番号のグローバル化サポート
[エンタープライズ機能アクセス番号(Enterprise Feature Access Number)] および Dial-via-Office Forward Service Access Number の両方において、次のダイヤル可能な文字がサポートされています。
• 0 ~ 9
• +(バックスラッシュ(¥)を直前に付加する必要があります)。バックスラッシュはダイヤル可能な文字ではないため、24 文字の最大長制限には含まれません。
• * および #
• A ~ D
上記の特殊文字は、任意の場所に指定できます。
Dial-via-Office 転送の使用例
Cisco Unified Communications Manager がこの機能によってサポートする使用例については、「Dial-via-Office 転送の使用例」を参照してください。
Dial-via-Office 転送コールの特性
次に、上記の例を使用して、Dial-via-Office 転送コールの特性について説明します。
• INVITE SDP パラメータ「a=setup:active」に基づいて、Cisco Unified Communications Manager では、Cisco Mobile クライアントが DVO-F コールを開始すると判断されます。
• Cisco Unified Communications Manager から Cisco Unified Mobility Advantage に 183 Session In Progress メッセージが送信されると、30 秒に設定されているコール待機タイマーが開始します。
• コール待機タイマーが時間切れになる前に Cisco Unified Communications Manager で Cisco Unified Mobile Communicator からの PSTN コールを受信しない場合、Cisco Unified Communications Manager は「503 Service Unavailable」メッセージを送信して、DVO-F INVITE に関連付けられているリソースをクリアします。
• PSTN コールが着信すると、次の照合が行われます。
– Cisco Unified Communications Manager では、発信側番号と、設定されている Mobility Identity(MI; モビリティ ID)との照合が試みられ、コールをアンカーするかどうかが判断されます。Cisco Unified Communications Manager では、Matching Caller ID with Remote Destination サービス パラメータに設定されたオプションに基づいて照合が行われます(部分一致または完全一致)。
– また、Cisco Unified Communications Manager では、着信側番号と、EFA DN または DVO-F サービス アクセス番号との照合が行われて、コールが DVO-F コールであるかどうかが判断されます。
• コールが確立された後、ユーザは保留、復帰、会議、転送、デスク ピックアップなどの他の Cisco Unified Mobility 機能を呼び出すことができます。
Dial-via-Office 転送の例
次の例では、Dial-via-Office 転送(DVO-F)のインスタンスで発生する一連のイベントを示しています。
1. ユーザが Cisco Unified Mobile Communicator アプリケーションを起動して、発信先番号として 2000 と入力します。
2. Cisco Unified Mobile Communicator から、発信先番号として 2000 が設定された SIP INVITE メッセージが送信されます。
3. Cisco Unified Communications Manager から、D チャネルを経由して 183 Session In Progress が返送されます。SDP パラメータには、Dial-via-Office 転送サービス アクセス番号または EFA DN が指定されています。
4. Cisco Unified Mobile Communicator によって、SDP で指定された番号に自動ダイヤルされます。
5. Cisco Unified Communications Manager では、発信側番号とモビリティ ID、および着信側番号と EFA DN または DVO-F サービス アクセス番号を比較することによって、この音声コールが SIP D チャネル コールに関連付けられます。
6. その後、コールが通常どおり進行します。
Dial-via-Office 転送設定のヒント
次に、Dial-via-Office 転送機能を設定する場合の設定のヒントを示します。
• Cisco Unified Mobile Communicator デバイスには、有効な Mobility Identity(MI; モビリティ ID)をプロビジョニングする必要があります。
• Cisco Unified Mobile Communicator デバイスを Cisco Unified Communications Manager に登録する必要があります。
• Cisco Unified Communications Manager が受信する Cisco Unified Mobile Communicator 発信者 ID が、プロビジョニングされている MI に完全に一致しない場合は、次の設定を行います。
– Matching Caller ID with Remote Destination サービス パラメータを [Partial Match] に設定します。
– Number of Digits for Caller ID Partial Match サービス パラメータに、照合する桁数を指定します。
• 着信側番号が EFA DN または DVO-F Service Access Number サービス パラメータに一致するように、入力ゲートウェイが正しく設定されていることを確認します。
• 着信側番号が EFA DN に一致する場合は、Inbound Calling Search Space for Remote Destination サービス パラメータのプロパティが次のように設定されていることを確認します。
– [トランクまたはゲートウェイ着信コーリングサーチスペース(Trunk or Gateway Inbound Calling Search Space)] オプションが選択されている場合、EFA DN パーティションはトランクまたはゲートウェイのコーリング サーチ スペースに属している必要があります。
– [リモート接続先プロファイル(Remote Destination Profile)] オプションと [回線コーリングサーチスペース(Line Calling Search Space)] オプションが選択されている場合、EFA DN パーティションは Cisco Unified Mobile Communicator デバイスおよびそのエンタープライズ DN のコーリング サーチ スペースに属している必要があります。
Dial-via-Office リバース コールバック機能に関する制限
この機能に適用される制限のリストについては、「Dial-via-Office の制限事項(DVO-R および DVO-F)」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
セッション再開
セッション再開機能を使用すると、ユーザは会議 ID およびパスワードを再度入力することなく、(信号損失後に)会議に折り返しのコールを発信できます。
モバイル コールの障害は、セルラー ネットワークではよく発生します。DVO-F コールの場合、携帯電話に格納されているダイヤル番号は、DVO-F サービス アクセス番号となります。これは、内部で設定される DID 番号です。ユーザが(電話機の通話履歴から最後のダイヤル番号をコールするか、または電話機に折返しのオプションがある場合に折返しを押して)自身の携帯電話で [リダイヤル(Redial)] を押すと、格納された番号はすでにダイヤルされたものであるため、Cisco Unified Communications Manager は元の発信先に到達できません。
セッション再開機能の実装により、Cisco Unified Communications Manager は DVO-F コールが最初に発信されたときに、発信先 DN を格納します。ネットワーク障害後にユーザが [リダイヤル(Redial)] を押した場合、Cisco Unified Communications Manager は DVO-F サービス アクセス番号のコールを受信し、Unified CM は格納していた発信先の電話番号にそのコールを置き換えます。このようにして、リダイヤル要求が正常に処理されます。元のコールがリリースされたかどうかに応じて、新しいコールが元の発信先に送達されるか、または元のコールが再接続されます。
設定の詳細
次の設定の詳細が、セッション再開機能に適用されます。
• セッション再開機能は、Session Resumption Await Timer サービス パラメータの設定を使用します。この設定は、[Clusterwide Parameters(System - Mobility)] ペインの Cisco CallManager サービスの [サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウ([システム(System)] > [サービスパラメータ(Service Parameters)])で設定します。Session Resumption Await Timer サービス パラメータのデフォルト設定は 180 秒(3 分)ですが、0 ~ 300 秒(5 分)の任意の値に設定できます。Session Resumption Await Timer サービス パラメータを 0 秒に設定すると、タイマーおよびセッション再開機能が無効になります。
• ネットワーク障害のために DVO-F コールが中断した場合に Session Resumption Await Timer が期限切れになると、この DVO-F コールの元の発信先電話番号の記録が削除されます。タイマーの期限切れ後に発信されるリダイヤル コールは、Enterprise Feature Access(EFA; エンタープライズ機能アクセス)コールとして呼び出されます。セッション再開機能はトリガーされません。
• リダイヤル コールがビジー状態の発信先電話番号に送達された場合、ユーザはビジー トーンを受信します。
使用例
セッション再開機能に適用される使用例については、「セッション再開の使用例」を参照してください。
セッション再開機能に関する制限
この機能に適用される制限のリストについては、「セッション再開に関する制限」を参照してください。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Dial-via-Office リバース コールバックの使用例
Dial-via-Office リバース コールバック機能は、次の使用例をサポートしています。
• モバイル ユーザがリモート接続先に対して Dial-via-Office リバース コールバック機能を呼び出し、成功した。
• モバイル ユーザがリモート接続先以外に対して Dial-via-Office リバース コールバック機能を呼び出し、成功した。
• モバイル ユーザが Dial-via-Office リバース コールバック機能を呼び出し、失敗した。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
Dial-via-Office 転送の使用例
Dial-via-Office 転送機能は、次の使用例をサポートしています。
1. 企業で、EFA DN だけが設定されている。
DVO-F 機能は、Cisco Unified Mobile Communicator クライアントが正確な EFA DN を自動的にダイヤルし、Cisco Unified Communications Manager も同じ着信側番号を受信する場合にだけ成功します。
例
EFA DN = 1239876
DVO-F Service Access Number サービス パラメータ = EMPTY
Cisco Unified Communications Manager は、183 メッセージで 1239876 を送信し、1239876 への PSTN コールを受信します。
2. 企業で、DVO-F コール用に 1-800 フリーダイヤル番号を提供している。
企業で、フリーダイヤル番号を設定しています。この番号は、サービス プロバイダーがコールを受信する場合の実際の番号(発信先番号)にマッピングできます。
発信先番号にマッピングする場合、管理者は、Dial-via-Office Forward Service Access Number サービス パラメータを使用してフリーダイヤル番号(18008889999 など)を設定し、EFA DN として発信先番号(4081239876 など)を設定する必要があります。
例
EFA DN = 1239876(サービス プロバイダーに応じて、ローカライズされた形式)
DVO-F Service Access Number サービス パラメータ = 18008889999
Cisco Unified Communications Manager は、183 Session In Progress メッセージで 18008889999 を送信し、1239876 にマッピングされた PSTN コールを受信します。
3. 企業で、DVO-F コール用にグローバル化された番号を提供している。
企業でグローバル化されたアクセス番号を設定すると、企業の Cisco Unified Mobile Communicator ユーザは、現在の国における国際エスケープ コードを把握していなくても、DVO-F コールを呼び出すことができます。
サービス プロバイダーがローカライズされた番号だけを提供している場合、管理者は、グローバル化された番号(¥+14081239876 など)を DVO-F Service Access Number サービス パラメータとして設定し、Cisco Unified Communications Manager が受信するローカライズされた番号(1239876 など)を EFA DN として設定する必要があります。
例
EFA DN = 1239876(サービス プロバイダーに応じて、ローカライズされた形式)
DVO-F Service Access Number サービス パラメータ = ¥+14081239876(+ 文字のエスケープとしてバックスラッシュが必要)
Cisco Unified Communications Manager は、183 Session In Progress メッセージで +14081239876 を送信し、1239876 にマッピングされた PSTN コールを受信します。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
セッション再開の使用例
セッション再開機能は、次の使用例をサポートします。
セッション再開の使用例 1:発信先への新しいコール
新しいコールが発信先に発信される DVO-F リダイヤル コールの場合、次の手順が行われます。
1. ユーザが DVO-F コールを、たとえば、発信先電話番号 1000 に発信します。
2. ユーザと発信先の通話中に、モバイル ネットワークの障害が発生します。
3. Session Resumption Await Timer が開始されます。発信先に MOH が流れます。ユーザは共有デスク回線でコールを再開せず、まもなく Desk Pickup Timer(デフォルトは 30 秒)が期限切れになります。発信先が電話を切ります。
4. Session Resumption Await Timer が期限切れになる前に、ユーザは DVO-F サービス番号をコールします。
5. Cisco Unified Communications Manager は、発信先(1000)が最後の発信先であることを認識し、その最後の発信先(この例では 1000)に新しいコールを発信します。ユーザと発信先が再接続されます。
セッション再開の使用例 2:既存のコールへの再接続
既存のコールが発信先に再接続される DVO-F リダイヤル コールの場合、次の手順が行われます。
1. ユーザが DVO-F コールを、たとえば、発信先電話番号 1000 に発信します。
2. ユーザと発信先の通話中に、モバイル ネットワークの障害が発生します。
3. Session Resumption Await Timer が開始されます。発信先に MOH が流れます。ユーザは共有デスク回線でコールを再開しません。
4. Desk Pickup Timer(デフォルトは 30 秒)が期限切れになる前に、ユーザは DVO-F サービス番号をコールします。
5. Cisco Unified Communications Manager は、発信先(1000)が最後の発信先であることを認識し、MOH を停止し、ユーザを待っていた発信先にユーザを再接続します。
DN 1000 には新しいコールが送達されないことに注意してください。DN 1000 への元のコールが再接続されるときに、メディア切り替えのみが行われます。DN 1000 ユーザから見た場合、ネットワーク障害が発生すると、DN 1000 にはまず MOH が流れます。数秒後、Desk Pickup Timer が期限切れになる前にモバイル ユーザが [リダイヤル(Redial)] を押すと、元のコールは再接続され、ユーザと発信先がコールを続行します。
追加情報
「関連項目」を参照してください。