柔軟なユーザ インターフェイス
ユーザが電話で Cisco Unity Connection と対話する方法には、次の 2 つがあります。
• 電話機のキーパッドのキー:ユーザは、任意のプッシュホンでキーを押し、プロンプトに応答したり、メニュー オプションを選択したりします。
• ボイス コマンド:ユーザは、電話の受話器、ヘッドセット、またはスピーカホンに話しかけます。Connection は、ユーザのボイス コマンドに応答します。ユーザはボイス コマンドを発声する以外に、電話機のキーパッドのキーを押して一連の主要コマンドを入力することもできます。
Connection カンバセーションは、管理者およびユーザがカスタマイズして、企業および個人の生産性を最大限に伸ばすことができます。ユーザはシステムを設定して、最も快適かつ便利な方法でコールやメッセージを管理できます。このため、パワー ユーザもボイスメールを頻繁に使用しないユーザも、同じように効率の良いメッセージングが可能です。また、Connection はサードパーティ製のボイスメール カンバセーションに慣れたユーザ向けに、カスタマイズ可能な複数のカンバセーション キーパッド マッピングや、カスタム キーパッド マッピング ツールを使用して新しいカンバセーションを作成できるオプションを用意しています。
モバイル ワーカーの生産性を最大限に伸ばすには、音声起動のボイス コマンド インターフェイスの有効化をお勧めします。このインターフェイスにより、簡単で自然な音声コマンドを使用して、ボイス メッセージのブラウズや管理が可能になるほか、他の Connection ユーザまたは個人の連絡先を呼び出すこともできます。
また、電話インターフェイスでは、Microsoft Exchange の予定表、連絡先、電子メールにアクセスしたり、Cisco Unified MeetingPlace および Cisco Unified MeetingPlace Express 会議にアクセスしたりできます。
自動受付機能
Cisco Unity Connection には、組織のニーズに合わせてカスタマイズ可能な、すべての機能を搭載した自動応答機能があります。Connection は、通話を管理するためのさまざまな要素を数多く提供します。これらの要素を組み合せると、システムでどのように通話を処理し、発信者による入力を収集する自動応答機能かをカスタマイズできます。デフォルトの設定を使用すると、発信者への企業のグリーティングの再生、発信者によるユーザの内線番号の入力、ユーザの電話帳へのアクセス、およびオペレータへのアクセスが可能になります。または、その他の要素を追加またはカスタマイズして、発信者に一連の質問をしてそれに対する応答を録音できる複雑なオーディオテキスト ツリーを作成したり、製品情報の階層メニューを提供したり、営業時間中はサポート キューに、営業時間外はメールボックスに通話を転送したり、すべての発信者に対してシステムにアクセスする前に免責事項や雪の日の案内を即座に再生したりできます。
Cisco Unity Connection での通話管理と、コール ハンドラ、ディレクトリ ハンドラ、インタビュー ハンドラ、コール ルーティング テーブル、スケジュールと祝日、規制テーブルなどの Connection カンバセーションを構成するさまざまな要素の詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』を参照してください。このガイドには、通話管理計画の作成、外部発信者およびユーザが Connection カンバセーションと対話する方法、管理者およびユーザが Connection カンバセーションをカスタマイズする方法についても記載されています。このガイドは、 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/7x/administration/guide/7xcucsagx.html から入手可能です。
ダイヤル プランの柔軟性:パーティションとサーチ スペース
ダイヤル プランの柔軟性はパーティションとサーチ スペースによってサポートされ、Cisco Unity Connection ディレクトリを分割してダイヤリングおよびアドレシングの両方で利用できるようになります。たとえば、パーティションとサーチ スペースを設定して、オーバーラップしている内線番号、短縮ダイヤル、マルチテナント構成を可能にします。
パーティションとサーチ スペースの使用方法については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x』の「 Managing Partitions and Search Spaces 」の章を参照してください。
予定表、会議、および連絡先情報へのアクセス
Cisco Unity Connection の予定表連動が設定されている場合、ユーザは Cisco Unified MeetingPlace、Cisco Unified MeetingPlace Express、および Microsoft Exchange から予定表および会議情報にアクセスできます。また、Exchange 連絡先をインポートして、パーソナル着信転送ルール Web ツールで作成したルールに従って使用したり、ボイス コマンドでの通話の発信に使用したりできます。
詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Creating Calendar Integrations 」の章を参照してください。
外部メッセージ ストア内の電子メールへのアクセス
Cisco Unity Connection が外部メッセージ ストア(Connection 以外のメッセージ ストア)に接続するよう設定されている場合、ユーザは、電話で Connection にログインして Text to Speech(TTS; テキスト/スピーチ)機能を使用し、電子メールの再生を聞くことができます。詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Configuring Access to Emails in an External Message Store 」の章を参照してください。
デスクトップ メッセージ アクセス
Cisco Unity Connection は、次のような幅広いデスクトップ クライアントを使用したボイス メッセージをサポートしています。
• IMAP クライアント:Connection からのボイス メッセージへのアクセスがサポートされている電子メール クライアントなど、サードパーティ製の IMAP クライアント。ユーザはこれらのクライアントから、メッセージの読み取り、返信、転送を実行できます。詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Configuring IMAP Settings 」の章を参照してください。
• Cisco Unity Connection ViewMail for Microsoft Outlook プラグイン:Cisco Unity Connection ボイス メッセージへの基本的な IMAP アクセスに加えて、Cisco Unity Connection ViewMail for Microsoft Outlook 形式を使用して、電話機またはワークステーションのスピーカとマイクロフォンを使用して、メッセージを再生および録音できます。ユーザは ViewMail を使用して、メッセージの作成、読み取り、返信、および転送を実行できます。ViewMail for Outlook クライアントの詳細については、 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/7x/user/guide/email/7xcucugemailx.html にある『 User Guide for Accessing Cisco Unity Connection Voice Messages in an E-Mail Application 』、および『 User Workstation Setup Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x』の「Configuring an Email Account to Access Cisco Unity Connection Voice Messages」の章の「 Setting Up Cisco Unity Connection ViewMail for Microsoft Outlook 」項を参照してください。
• Cisco Unity Inbox:Cisco Unity Inbox は、Cisco Personal Communications Assistant(PCA)Web サイトから入手可能な Web ツールです。ユーザは Cisco Unity Inbox を使用して、メッセージの作成、読み取り、返信、および転送を実行できます。詳細については、『 User Guide for the Cisco Unity Connection Inbox Web Tool 』を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/7x/user/guide/inbox/7xcucuginboxx.html から入手可能です。
• Cisco Unified Personal Communicator:Cisco Unified Personal Communicator は、ユーザがボイス メッセージを再生できるデスクトップ クライアントです。ユーザはCisco Unified Personal Communicator からのメッセージの読み取りおよび削除を実行できます。詳細については、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6844/tsd_products_support_series_home.html の CUPC 製品のページを参照してください。
• Cisco Unified Messaging with IBM Lotus Sametime :Cisco Unified Messaging with IBM Lotus Sametime は Connection ボイスメールを IBM Lotus Sametime インスタント メッセージング アプリケーションと連動し、Lotus Sametime 内でのボイス メッセージの再生を可能にします。発信者名、発信者番号、日時などを含むボイス メッセージの一覧がクライアント ウィンドウ上に表示されます。ユーザはクリックするだけでボイス メッセージを再生できます。また、Lotus Sametime アプリケーションから直接メッセージを並べ替えたり削除したりできます。詳細については、『Release Notes for Cisco Unified Messaging with IBM Lotus Sametime』を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_release_notes_list.html から入手可能です。
• Cisco Phone View:Cisco Unity Connection Phone View を使用すると、ユーザは Cisco IP Phone の LCD 画面上にボイス メッセージを表示して、それらのボイス メッセージを再生できます。この機能では、プッシュホンまたはボイス コマンドを使用します。使用しているカンバセーションのバージョンによって、メッセージの検索に使用する条件が異なります。Phone View の設定の詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Setting Up Phone View 」の章を参照してください。
• RSS フィード:電話、Cisco Unity Inbox、または IMAP クライアントでメッセージを確認する代わりに、Really Simple Syndication(RSS)リーダーを使用してボイス メッセージを取得できます。メッセージを既読としてマークすると RSS リーダーに表示されなくなりますが、保存されたコピーをユーザの Connection メールボックスで利用できます。RSS フィードを供給するための Cisco Unity Connection の設定については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「Messaging」の章にある「 Configuring Access to RSS Feeds of Voice Messages 」の項を参照してください。
モバイル クライアント
Cisco Unity Connection は、Cisco Unified Mobility Advantage と Cisco Unified Mobile Communicator を使用した Windows 携帯電話、RIM BlackBerry デバイス、および Symbian OS 電話からのボイス メッセージへのアクセスをサポートしています。
Connection Release 7.x、Cisco Unified Mobile Advantage Release 7.0 と、Cisco Unified Mobile Communication Release 3.x および 7.0 でサポートされているモバイル クライアントの一覧については、『Compatibility Matrix for Cisco Unified Mobility Advantage and Cisco Unified Mobile Communicator』を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps7271/products_device_support_tables_list.html で入手可能です。
ファックス メッセージ
Cisco Unity Connection は、Cisco Fax Server 9.0 以降と連動してファックス メッセージをサポートします。ユーザはファックス機にファックスを送信して印刷したり(ユーザは電話でファックス番号を指定できる)、サポートされる IMAP クライアントからファックスをダウンロードしたり、ファックス メッセージを他の Connection ユーザに転送したりできます。詳細については、 「Cisco Fax Server との連動」 の章を参照してください。
柔軟な管理とサービスアビリティ
次の各項を参照してください。
• 「管理ツール」
• 「エンド ユーザの Web ツール」
管理ツール
Cisco Unity Connection では、システムの管理、監視、およびトラブルシューティング用の一連のツールを使用できます。これらのツールの一部は Cisco Unified Communications Manager でも使用され、一貫性のある使用感を提供するとともに、進行中の管理やシステムの操作を合理化します。
• Cisco Unified Serviceability :Cisco Unified Communications Manager と共通するサービスアビリティの監視およびトラブルシューティング ツール。このツールでは、レポートの生成、アラームの有効化、トレース情報の設定、プラットフォームの一般的なサービスのアクティブ化/非アクティブ化、および Simple Network Management Protocol(SNMP)操作の設定が可能です。
• Cisco Unity Connection Serviceability :Connection だけで使用されるサービスアビリティの監視およびトラブルシューティング ツール。このツールでは、レポートの生成、アラームの有効化、トレース情報の設定、Connection クラスタの管理、および Connection に固有のサービスのアクティブ化/非アクティブ化が可能です。
• Real-Time Monitoring Tool :クライアント側アプリケーションとして動作するツール。このツールでは、システム パフォーマンスの監視、システム エラー メッセージの表示、およびトレース ログ ファイルの収集が可能です。
• Cisco Unified OS Administration :オペレーティング システムの設定(IP アドレス や NTP サーバなど)の変更、ハードウェアおよびソフトウェアの設定情報(メモリ容量や Cisco Unified Communications オペレーティング システムのバージョンなど)の表示、SSL 証明書の管理、Connection およびオペレーティング システムのアップグレード(これらは一緒にアップグレードされる)、Connection サーバへのリモート アクセスの有効化に使用できるツール。
• Cisco Unity Connection Administration :ユーザ設定の指定や通話管理計画の実現など、ほとんどの管理タスクに使用するツール。Connection Administration では、Bulk Administration Tool、一括編集ユーティリティ、カスタム キーパッド マッピング、タスク管理、ユーザ アカウントのインポートおよび移行用のツールなど、その他のさまざまなツールにアクセスできます。
• 障害復旧システム :データやボイス メッセージをバックアップし、必要に応じて復元できるツール。詳細については、 「障害復旧」 の章を参照してください。
すべての管理ツールの詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Administrative Tools 」の章を参照してください。
Connection では、個別のタスク(パスワードのリセットやアカウントのロック解除など)の実行からすべての Connection 管理機能の実行まで、幅広い操作の実行権限を管理者に付与できるように、管理者の役割ごとに管理タスクを分割することもできます。詳細については、『 User Moves, Adds, and Changes Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「Preparing to Add User Accounts」の章にある「 Roles 」の項を参照してください。
エンド ユーザの Web ツール
エンド ユーザがブラウザベースの Cisco Personal Communications Assistant(PCA)へのアクセス権を付与されると、次の Web ツールへのアクセス権も付与されます。
• Cisco Unity Assistant:ボイスメール オプション、パスワード、プライベート同報リスト、メッセージの送受信オプションなどの個人設定をすばやく簡単に変更できます。
• Cisco Unity パーソナル着信転送ルール:ユーザは発信者、時刻、予定表のステータスに基づいて、着信コールを転送およびスクリーニングする着信転送ルールを作成できます(パーソナル着信転送ルールは、Cisco Unity Connection が Cisco Unified Communications Manager 電話システムと連動している場合にだけサポートされます)。
• Cisco Unity Inbox:ユーザは、ボイス メッセージを送信したり、アクセスしたりできます。
これらのツールの詳細については、『 User Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の該当箇所および各ツールのヘルプを参照してください。Cisco Unity Connection ユーザ ガイドは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_user_guide_list.html から入手可能です。
ライセンス
Cisco Unity Connection では、ライセンス ファイルを使用してライセンス機能を有効化します。ライセンス機能を使用するには、お客様は該当するライセンス ファイルを購入する必要があります。新しい Connection システムの設定、およびライセンス機能の追加および変更には、有効な Connection ライセンス ファイルが必要です。お客様が購入する各ライセンス ファイルは Connection サーバの Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)の MAC アドレスを使用するため、ライセンス ファイルはその MAC アドレスを使用するサーバだけにインストールできます。Connection ライセンスの詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Managing Licenses 」の章を参照してください。
LDAP ディレクトリの同期化および認証
サポートされている LDAP ディレクトリを社内ディレクトリで使用している場合、Cisco Unity Connection では Connection データベース内のユーザ データの小さいサブセットと LDAP ディレクトリ内のユーザ データを同期することができます。また、ディレクトリの同期化を設定する場合、Connection Web アプリケーションへのユーザ アクセスを Active Directory 資格情報に対して認証するように Connection を設定できます。Connection ユーザ データを LDAP ディレクトリ内のデータと定期的に再同期化するように Connection を設定することもできます。
Connection LDAP ディレクトリのサポートでは、ディレクトリ スキーマの拡張は不要です。またディレクトリへのアクセス権は読み取り専用です。
Connection は、スタンドアロン ユーザと、AXL を介して Cisco Unified Communications Manager からインポートされたユーザもサポートしています。スタンドアロン ユーザおよび Cisco Unified CM からインポートされたユーザのどちらも、いつでも LDAP ユーザに変換できます。
Connection での LDAP の同期化および認証のサポートの詳細については、 「LDAP ディレクトリと Cisco Unity Connection の連動」 の章を参照してください。
セキュリティ
Cisco Unity Connection は、次のように幅広い製品分野でセキュリティをサポートしています。
• プラットフォーム :Connection は、Linux ベースの Cisco Unified Communications Operating System を基礎としています。オペレーティング システムはロック ダウンされ、ルート アクセスは許可されません。Cisco Unified Communications Operating System の詳細については、『 Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/7x/os_administration/guide/7xcucosagx.html から入手可能です。
• コール シグナリングとメディア ストリーム :Connection では、Cisco Unified Communications Manager との SCCP 連動および SIP トランク連動による、コール シグナリングおよびメディアの認証と暗号化を使用できます。詳細については、 「Cisco Unity Connection と電話システムとの連動」 の章を参照してください。
• 不正アクセス :不正アクセスを防止するために、Connection ではログオンの試行回数、アカウント ロックアウト ポリシー、パスワードの最小長、およびパスワードの有効期限などを制御できる認証ポリシー(電話と Web アクセスの両方に対応)を使用できます。詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Specifying Password, Logon, and Lockout Policies 」の章を参照してください。
• 不正な転送と発信 :Connection 規制テーブルは、転送および発信を許可する番号を制御して、ユーザによるシステムの不正使用をロック ダウンし、不正通話を阻止します。詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Managing Restriction Tables 」の章を参照してください。
• 安全なメッセージ :Connection は、安全なメッセージをサポートします。詳細については、次の「安全なメッセージ」の項を参照してください。
• Cisco Unity Connection と クライアントの間の通信:Connection とクライアントの間の通信の保護については、「Cisco Unity Connection とクライアントの間の通信の保護」を参照してください。
安全なメッセージ
安全のマークが付いたメッセージは Cisco Unity Connection サーバだけに保存され、安全なメッセージの組織外への転送は許可されません。ユーザは、安全なメッセージのローカル コピーを作成できません。メッセージ エージング ポリシーにより、管理者は安全なメッセージがアーカイブまたは削除される前に保持される期間を制御できます。
安全なメッセージは、次のインターフェイスを使用する場合にだけ再生できます。
• 電話
• Cisco Unity Inbox
• Cisco Unity Connection ViewMail for Microsoft Outlook
• Cisco Unified Personal Communicator(CUPC)
安全なメッセージはこれらのインターフェイスで安全に送信され、Connection サーバから転送されることはありません。Connection サーバがデジタル ネットワークで接続されて相互に通信する場合、一方のシステムのユーザは他方のシステムのユーザに安全なメッセージを送信できます。この場合、安全なメッセージはサーバ間の転送中に SMIME で暗号化されます。
次のインターフェイスは、安全なメッセージの再生をサポートしていません。
• Cisco Unity Connection ViewMail for Microsoft Outlook 以外のサードパーティ製 IMAP 電子メール クライアント
• IBM Lotus Sametime プラグイン
• RSS リーダー
安全なメッセージの詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Securing User Messages: Controlling Access and Distribution 」の章を参照してください。
サポートされている Cisco Unity Connection サーバ
Cisco Unity Connection との使用が認定されているサーバの一覧、および各サーバのハードウェアの仕様の詳細、ポートの最大数、ユーザの最大数、メッセージの保管期間(分単位)については、『Cisco Unity Connection Supported Platforms List』を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_data_sheets_list.html から入手可能です。
Cisco Unity Connection クラスタ(アクティブ/アクティブ高可用性)を構成する場合は、次の 2 つの Connection サーバであることに注意してください。
• パブリッシャ サーバ。データベースとメッセージ ストアをパブリッシュします。
• サブスクライバ サーバ。パブリッシャ サーバのデータベースとメッセージ ストアをサブスクライブします。
(注) どちらのサーバも、コール トラフィックおよびクライアントと管理者のトラフィックを処理できます。
Connection サーバでは音声認識もサポートされています。音声認識のキャパシティ計画については、『Cisco Unity Connection Supported Platforms List』を参照してください。
Cisco Unity Connection クラスタ(アクティブ/アクティブ高可用性と冗長性)
Cisco Unity Connection は、サイト(LAN)内の 2 つのサーバによるアクティブ/アクティブ クラスタをサポートし、高可用性および冗長性を実現します。Connection クラスタ内のサーバはどちらも Connection を実行し、コール、HTTP 要求、および IMAP 要求を受け入れます。Connection クラスタの一方のサーバが非アクティブになった場合、もう一方のサーバが音声コール、HTTP 要求、IMAP 要求などのエンドユーザ機能を引き続き提供します。この場合、容量の小さい方のポートが音声コールの処理に使用されます。詳細については、 「Cisco Unity Connection クラスタ(アクティブ/アクティブ高可用性)」 の章を参照してください。
デジタル ネットワーク
1 つの Cisco Unity Connection サーバまたはクラスタ ペアで処理可能なユーザ数を超過する場合、システムのインターネットワークにデジタル ネットワークを使用できます。Connection 7.0 では、デジタル ネットワークを使用すると、合計 50,000 件のユーザやあらゆる種類の連絡先(関連付けられている VPIM ロケーションがある、またはそれがないシステム連絡先や個人連絡先)の組み合せが可能な最大 5 つの Connection サーバやクラスタに接続することができます。Connection 7.1 以降では、合計 50,000 件のユーザやあらゆる種類の連絡先の組み合せが可能な最大 10 台のサーバやクラスタを接続することができます。
デジタル ネットワークを複数の Connection サーバまたはクラスタとのネットワーク接続に使用すると、デジタル ネットワーク内の任意の Connection サーバの任意のユーザにメッセージを送信、返信、転送したり、電話をかけたりできます。デジタル ネットワークでは、ユーザがホームとする Connection サーバにかかわらず、すべてのユーザが組織外から同じ番号を呼び出してログオンできるように設定できます。この番号へのコールに応答するシステムは、ユーザがログオンできる適切なホーム Connection サーバに転送します。
デジタル ネットワーク設計の詳細については、 「ネットワーキング」 の章を参照してください。
サードパーティ製のボイスメールとの相互運用性
Cisco Unity Connection は、Voice Profile for Internet Mail(VPIM; インターネットメール用の音声プロファイル)バージョン 2 をサポートします。VPIM バージョン 2 では、他のメッセージング システムとの間でボイス メッセージとテキスト メッセージの交換が可能です。VPIM ネットワークを使用して、Connection と最大 10 のボイス メッセージ システム(Cisco Unity、Cisco Unity Connection、Cisco Unity Express、またはVPIM バージョン 2 プロトコルをサポートする任意のサードパーティ製ボイス メッセージ システムなど)とネットワーク接続できます。
VPIM ネットワーク設計の詳細については、 「ネットワーキング」 の章を参照してください。
詳細情報
システム要件
『 System Requirements for Cisco Unity Connection Release 7.x 』に、Cisco Unity Connection システムのインストール要件が記載されています。
このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/connection/7x/requirements/7xcucsysreqs.html から入手可能です。
互換性
『 Compatibility Matrix: Cisco Unity Connection and the Software on User Workstations 』には、Cisco Unity Connection とユーザ ワークステーションにインストールされるソフトウェアのサポートされるバージョンの組み合せが記載されています。たとえば、Cisco Personal Communications Assistant と Cisco Unity Connection Web ツールを使用する際にサポートされる各ブラウザとバージョン、サポートされる IMAP クライアント、および ViewMail for Outlook でサポートされる Microsoft Outlook のバージョンに関する情報があります。
『 SCCP Compatibility Matrix: Cisco Unity Connection, Cisco Unified Communications Manager, and Cisco Unified Communications Manager Express 』には、Cisco Unity Connection、Cisco Unified Communications Manager、および Cisco Unified Communications Manager Express との SCCP 連動でサポートされているバージョンの組み合せが記載されています。
『 SIP Trunk Compatibility Matrix: Cisco Unity Connection, Cisco Unified Communications Manager, and Cisco Unified Communications Manager Express 』には、Cisco Unity Connection、Cisco Unified Communications Manager、および Cisco Unified Communications Manager Express との SIP トランク連動でサポートされているバージョンの組み合せが記載されています。
これらの 3 つのドキュメントはすべて、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_device_support_tables_list.html から入手可能です。
Cisco Unity Connection と電話システムでサポートされる配置モデル
サポートされる配置モデルについては、『 Cisco Unified Communications SRND Based on Cisco Unified Communications Manager 7.x 』の「Cisco Voice Messaging」の章を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucm/srnd/7x/vmessage.html から入手可能です。
ViewMail for Outlook の導入
ViewMail for Outlook(VMO)Windows Installer ファイル(MSI)の導入は、Windows Installer ファイル(MSI)形式をサポートする任意のソフトウェア配布パッケージによってサポートされます。詳細については、『 Release Notes for Cisco Unity Connection ViewMail for Microsoft Outlook 』を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_release_notes_list.html から入手可能です。
『Release Notes for Cisco Unity Connection』
『 Release Notes for Cisco Unity Connection 』には、新しい要件と変更された要件およびサポート、新しい機能と変更された機能、制約および制限、未解決および解決済みの警告、ドキュメントの更新に関する情報が含まれています。
リリース ノートは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_release_notes_list.html から入手可能です。
『Documentation Guide for Cisco Unity Connection』
『 Documentation Guide for Cisco Unity Connection 』には、Cisco Unity Connection の特定のリリース向けに作成されたすべてのドキュメントの説明とリンクが含まれています。
このガイドは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/products_documentation_roadmaps_list.html から入手可能です。