オプションのネットワーク リソース要件
この項で説明するリソースを使用する場合は、該当するサーバが常に使用可能で、Cisco Unity Connection に対して物理的に(ワイド エリア ネットワークではなくローカル エリア ネットワークを介して)近接している必要があります。そうでない場合は、Connection の機能が損なわれます。次の各項を参照してください。
• DHCP
• DNS
• Microsoft Exchange
• LDAP ディレクトリ
DHCP
Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP; ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)の使用は Cisco Unity Connection のオプションで、Connection サーバのネットワーク設定を自動的に行う場合に使用できます。DHCP を使用しない場合は、ホスト名、IP アドレス、IP マスク、ゲートウェイ アドレスなどのネットワーク設定をインストール中に手動で入力するか、またはインストール後にコマンド ライン インターフェイスを使用して設定する必要があります。
DNS
DNS 名前解決の使用は Cisco Unity Connection のオプションですが、利用可能な場合は Connection で使用することをお勧めします。DNS 名前解決が無効の場合は、すべてのネットワーク デバイスに対して(ホスト名ではなく)IP アドレスを使用する必要があります。
Microsoft Exchange
予定表アプリケーションとして Exchange 2007 または Exchange 2003 を使用している場合は、ユーザが電話を使用して会議固有のいくつかのタスクを実行できるように Cisco Unity Connection を設定できます。たとえば、会議の参加者のリストを聞いたり、会議の主催者にメッセージを送信したり、会議の参加者にメッセージを送信したりできます。会議の主催者は会議をキャンセルすることもできます。さらに、ユーザが Microsoft Outlook を使用している場合は、会議の予定のリストを聞いたり、会議への招待を受け入れたり拒否したりすることもできます。
Connection では、ユーザが Cisco Unity Assistant Web ツールを使用して Exchange 連絡先をインポートすることもできます。この連絡先情報は、その後、ユーザが Cisco Unity パーソナル着信転送ルール Web ツールで作成するルールに使用したり、ユーザがボイス コマンドで通話を発信するときに使用したりできます。
Connection は Text to Speech(TTS; テキスト/スピーチ)を使用して、電話で Exchange 電子メールを再生できます。
予定表情報へのアクセス、個人連絡先のインポート、および電子メールへのアクセスのためのサポートされるバージョンの Microsoft Exchange については、『 System Requirements for Cisco Unity Connection Release 7.x 』を参照してください。また、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Creating Calendar Integrations 」の章、および「 Configuring Access to Emails in an External Message Store 」の章も参照してください。
LDAP ディレクトリ
Cisco Unity Connection はオプションで LDAP ディレクトリ(たとえば、Microsoft Active Directory)を LDAP ディレクトリの同期化および認証に使用できます。サポートされる LDAP ディレクトリの詳細については、『 System Requirements for Cisco Unity Connection Release 7.x 』を参照してください。Connection と LDAP ディレクトリを連動する場合の設計の考慮事項については、 「LDAP ディレクトリと Cisco Unity Connection の連動」 の章を参照してください。