Cisco Unity Connection 設計ガイド

偏向のない言語

この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

マニュアルのコンテンツ

このマニュアル内で検索

ご利用いただける言語

Download Options

Book Title

Cisco Unity Connection 設計ガイド

Chapter Title

Cisco Fax Server との連動

PDF - Complete Book (3.48 MB) PDF - This Chapter (225.0 KB)
View with Adobe Reader on a variety of devices

検索結果

Updated:: 2017年6月4日

章のタイトル： Cisco Fax Server との連動

Cisco Fax Server の概要
Cisco Fax Server の管理
ユーザのファックスメッセージの管理方法
音声とファックスでの 1 つの Direct-Inward-Dial（DID）番号のサポート

Cisco Fax Server との連動

Cisco Unity Connection は、Cisco Fax Server バージョン 9.0 以降をサポートしています。

Cisco Unity Connection Release 7.x は、Cisco Fax Server をサポートする Connection の最初のリリースです。他のサードパーティ製のファックスサーバとの連動はサポートされていません。

次の各項を参照してください。

• 「Cisco Fax Server の概要」

• 「Cisco Fax Server の管理」

• 「ユーザのファックスメッセージの管理方法」

• 「音声とファックスでの 1 つの Direct-Inward-Dial（DID）番号のサポート」

Cisco Fax Server の概要

Cisco Unity Connection は、Simple Mail Transport Protocol（SMTP; シンプルメール転送プロトコル）を使用して Cisco Fax Server と直接対話します。着信ファックスは Cisco Fax Server によって受信され、SMTP を使用して Connection サーバに転送されます。同様に、ファックスをレンダリングまたは着信する場合、ファックスは SMTP を使用して Cisco Fax Server に転送されます。Connection と Cisco Fax Server の連動の詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Creating a Cisco Fax Server Integration 」の章を参照してください。

Cisco Fax Server に送信されるファックスまたは電子メールのメッセージに添付ファイルが含まれる場合、Connection は設定時に選択されたファイル名の拡張子の一覧に一致する添付ファイルだけを送信します。Cisco Fax Server は .dcx、.tif、および .txt ファイルをサポートしています。Cisco Fax Server がサポートしている他のファイル拡張子も追加できます。サポートされているファイル拡張子の一覧については、該当する『Cisco Fax Server Administration Guide』を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6178/prod_maintenance_guides_list.html から入手できます。

ファックス機に送信できない添付ファイルのファイル名は、メッセージの下部に表示されることに注意してください。

Cisco Fax Server の管理

ファックスサービスの管理は、Cisco Unity Connection Administration ではなく Cisco Fax Server で行います。Cisco Fax Server の管理を使用して、次の機能を処理します。

• ユーザメールボックスへの受信ファックスメッセージの転送

• 受信ファックスメッセージの管理およびロギング

• 発信ファックスメッセージの管理およびロギング

• レポートの実行、カバーページの作成、最低コストルーティングの評価などの追加機能

Cisco Unity Connection Administration は、Cisco Fax Server または Cisco Fax Server が提供するサービスの管理には使用できません。

ユーザのファックスメッセージの管理方法

Cisco Fax Server と Cisco Unity Connection を連動させる場合、ユーザは表 10-1 に記載されたクライアントを使用してファックスメッセージを管理できます。たとえば、電話または Cisco Unity Inbox からのファックスメッセージを管理できるようにするには、ユーザを Cisco Fax Server に追加する必要があることに注意してください。

表 10-1 ファックスメッセージの管理に使用可能なクライアント
クライアントアプリケーション	詳細
Cisco Unity Connection 電話メニュー	ユーザが電話で Cisco Unity Connection にログインすると、他のメッセージとともに、記録された新規ファックスメッセージを聞くことができます。ファックスメッセージの場合、Connection はメッセージプロパティ（送信者、日付、時刻など）と音声の注釈だけを再生します。ファックスの内容は再生されません。ユーザは、ファックスメッセージにプライベートのマークが付いていない場合にそのメッセージを他のユーザに転送することや、ファックスメッセージが他のユーザからのものである場合にボイスメッセージでファックスに返信することができます。ユーザはファックス番号を追加または変更できます。システムにファックスサーバがあり、発信ファックス番号が設定されている場合、ユーザは自分のファックスメッセージをファックス機に送信できます。ファックスメッセージに添付ファイルがある場合、Connection は設定時に指定されたファイル拡張子が付いている添付ファイルだけをレンダリングします。その他のファイル拡張子が付いている添付ファイルは削除され、Connection はそのファイル名をファックスメッセージの末尾に記載します。
Cisco Unity Assistant	ユーザは、電話機またはポケットベルで新規ファックスメッセージの到達通知を受信できます。ユーザは電話で通知デバイスを有効にできますが、Cisco Unity Assistant を使用して次のことを行う必要があります。 • ファックスメッセージの到着通知の設定 • ユーザが選択した通知デバイスの通知スケジュールの設定
Cisco Unity Inbox	ユーザは Cisco Unity Inbox を使用してファックスメッセージのダウンロードや表示、ファックスの作成および送信を行うことはできません。ただし、ユーザは、ボイスメッセージを転送する場合と同じ方法で、メッセージにプライベートのマークが付いていない場合に Cisco Unity Inbox を使用してファックスメッセージを他のユーザに転送することや、ファックスメッセージが他のユーザからである場合にボイスメッセージでファックスに返信することができます（ただし、ファックスの添付ファイルはそのメッセージに含まれません）。
サードパーティ製の IMAP クライアント	サードパーティ製の IMAP クライアントを使用して、ファックスメッセージをダウンロードできます。サードパーティ製の IMAP クライアントのワークステーションでファックスメッセージを表示するには、ワークステーションに Cisco Fax Server クライアントビューアアプリケーションがインストールされているか、クライアントワークステーションがファックスメッセージの表示をサポートしている必要があります。ユーザは、ボイスメッセージを転送する場合と同じ方法で、他のユーザにファックスメッセージを転送することや、ファックスメッセージが他のユーザからである場合にボイスメッセージで返信することができます。ファックスメッセージでは、ユーザは電子メールメッセージを処理する場合と同じ方法で、メッセージツールバーのボタンを使用してメッセージを管理できます。

（注）ユーザがファックス機にファックスメッセージを送信できないようにするには、Cisco Unity Connection Administration の [ユーザ] > [ユーザの基本設定の編集] ページで、そのユーザの [発信ファックスサーバ] フィールドにファックスサーバを設定しないようにします。ファックス機にファックスメッセージを送信できないようにした場合でも、ユーザはファックスメッセージを受信することや、他のユーザに転送することができます。

音声とファックスでの 1 つの Direct-Inward-Dial（DID）番号のサポート

Cisco Unity Connection は、音声コールとファックスコールの両方の受信に 1 つの DID 番号を使用することをサポートしています。この設定では、着信は CNG（ファックス）トーンを検出できる Cisco ゲートウェイに送信されます。CNG トーンが検出された場合、ゲートウェイはそのファックスコールを Cisco Fax Server に転送します。CNG トーンが検出されなかった場合、ゲートウェイはその音声コールを電話システムに転送します。詳細については、『 System Administration Guide for Cisco Unity Connection Release 7.x 』の「 Creating a Cisco Fax Server Integration 」の章を参照してください。