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この章では、Cisco Unified Communications System Release 7.0(1) 用の特定の展開モデルで設定するすべてのコンタクト センター コンポーネントのアップグレード シーケンスについて詳しく説明します。
各コンポーネントのアップグレード手順は、それぞれのコンポーネントのアップグレード マニュアルで説明されているため、このマニュアルでは説明は省略します。該当するアップグレード マニュアルと各 URL については、この章の終わりの 「関連資料」 を参照してください。
• 「展開モデル」
• 「関連資料」
(注) コンタクト センター コンポーネントの名前の多くは、Cisco Unified Communications System の各リリースごとに変更されています。このマニュアルでは、以前のリリースの製品を指す場合でも、最新の製品名のみを使用しています。
アップグレード手順は、コンタクト センターのテスト環境での各展開モデルに合わせて個別にカスタマイズする必要があります。これは、各サイトでは、異なるコンポーネントを使用する場合があるためです。
各サイトのこれらのコンタクト センター展開モデルの詳細については、次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/iam/unified/ipcc701/Review_Tested_Deployment_Models.htm
このセクションでは、Cisco Unified Communications コンタクト センター テスト環境でテストされる以下の各展開モデルを示します。
これらの展開モデルと、自社の展開先を比較してみると、自社環境に適用されるアップグレード プロセスが最もよく理解できます。次のセクションでは、さまざまな展開モデルにおける各コンタクト センター コンポーネントの一般的なアップグレード シーケンスについて説明します。
一般的なアップグレード シーケンスを確認したら、ネットワーク内のベース リリース セットに応じて、「コンポーネントのアップグレード」に記載されているいずれかのアップグレード方法で、コンポーネントをアップグレードします。コンタクト センターのコンポーネントの追加のアップグレード手順については、「コンタクト センター テスト ベッドのアップグレード」を参照してください。
単一サイト モデルでは、次の順序でコンポーネントをアップグレードします。
6. Agent Desktop クライアント ソフトウェア
(注) Unified CVP の実装の場合、音声ゲートウェイとデータ ゲートウェイのアップグレードは、Unified CVP と同じメンテナンス期間中に実施することを推奨します。
マルチサイト集中モデルでは、まず中央サイトをアップグレードしてから、リモート サイトをアップグレードします。
中央サイトで、次の順序でコンポーネントをアップグレードします。
6. Agent Desktop クライアント ソフトウェア
(注) Unified CVP の実装の場合、音声ゲートウェイとデータ ゲートウェイのアップグレードは、Unified CVP と同じメンテナンス期間中に実施することを推奨します。
マルチサイト分散モデルでは、各クラスタ サイトと「マルチサイト集中モデル」に示す小規模のリモート サイトでコンポーネントをアップグレードします。
(注) 各クラスタ サイトのアップグレードは、システム全体のアップグレード プロセスで個別の段階として扱う必要があります。
WAN を介したクラスタ化モデル(CoW)モデルでは、CoW が実装された中央サイトのコンポーネントを最初にアップグレードし、次に、「マルチサイト集中モデル」に示すリモート サイトをアップグレードします。
(注) クラスタ化コンポーネントは、同じアップグレード期間およびステージで、中央サイトごとにアップグレードしてください。
特定の展開モデルでの一般的なアップグレード シーケンスを確認したら、次の方法に基づいてアップグレードを実行します。
• 単一ステージ アップグレード ― 小規模な単一サイト、およびマルチサイトのインストールに適しています。
• マルチステージ システム アップグレード ― 中規模/大規模の単一サイト、およびマルチサイトのインストールに適しています。
• マルチサイトの移行 ― マルチサイト移行アップグレード方法を使用して、大規模マルチサイトのコンタクト センター インストールを Cisco Unified Communications リリース セットにアップグレードするには、このセクションに記載されている単一ステージまたはマルチステージのシステム アップグレード手順のいずれかを使用できます。
これらのアップグレード方法の詳細については、「システム アップグレードの計画」を参照してください。また、アップグレードに関わるコンポーネントのソフトウェア リリース バージョンについては、「システム アップグレードの準備」を参照してください。これらの各サイトのシート数の詳細については、「システム アップグレードの計画」 の 表4-2 を参照してください。
コンタクト センター コンポーネントのアップグレードに利用できるアップグレード パスは、「システム アップグレードの計画」で定義されています。ターゲット リリースで新規にインストールするコンポーネントについては、「システム アップグレードの計画」の「ターゲット リリース セット内の新しいコンポーネントおよび機能」を参照してください。
コンポーネント固有のリリース ノートとインストールおよびアップグレード マニュアルの URL 一覧については、「関連資料」の 表6-3 を参照してください。各コンポーネントをアップグレードする際は、関連するリリースの製品固有のアップグレード マニュアルを参照してください。
(注) 記載されているコンポーネントによっては、特定のインストール ベースには適用されないものがあります。したがって、アプリケーション、コンポーネント、または機能の中で、お客様の環境で不要なコンポーネントは、アップグレードの対象から除外することができます。
コンタクト センターのテスト サイトは、以下の 3 つのテスト ベッドとして設定されています。
• テスト ベッド 1 ― Cisco Unified Communications Manager のコール フロー ― Unified Communications Manager Post-Routed のコール フローを使用する Unified IP IVR テスト ベッド。「システム アップグレードの計画」に示す単一ステージ、またはマルチステップのアップグレード アプローチに基づく通常のアップグレード手順を使用します。
• テスト ベッド 2 ― 親子モデルのコール フロー ― このテスト ベッドでは親子モデルが導入されているため、呼は親システムから子システムに、また子システムから子システムに向けてルーティングされます。
データセンターの親システムをすべて アップグレードしてから 、データセンターとリモート サイトの子システムをアップグレードします。子システムは、新しいソフトウェア バージョンを実行する親システムと互換性がある必要があります。
展開オプションの詳細、および Unified Communications Manager Post-Routed および親子モデルの各コール フローへの制限については、次の URL の Cisco Unified Contact Center Gateway 機能を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/uc_system/UC7.0.1/cc_system_arch/ch2model.html
• テスト ベッド 3 ― Cisco Unified CVP Post-Routed のコール フロー ― Unified CVP Post-Routed のコール フローを使用する Cisco Unified CVP テスト ベッド。「システム アップグレードの計画」に示す単一ステージ、またはマルチステップのアップグレード アプローチに基づく通常のアップグレード手順を使用します。
(注) 異なるリリース セット バージョンを実行しているクラスタ間の相互運用性を検証するため、テスト ベッド 3 の Unified Communications Manager クラスタの一部はアップグレードされていません。
単一ステージのアップグレード プロセスは、小規模の単一サイトおよびマルチサイトのインストールに適しており、単一のメンテナンス期間で実行できます。そのため、機能を維持したまま、短時間ですべてのコンポーネントをアップグレードすることができます。
リリース セットに含まれるコンポーネントのソフトウェア リリース バージョンについては、「システム アップグレードの準備」を参照してください。環境や、ネットワークに展開されているベース リリース セットに基づいて、 表6-1 に記載する順序でコンポーネントをアップグレードします。
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Cisco IOS Gateway(MGCP、H.323、SIP) 1 |
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Peripheral Gateway、Unified System Contact Center Gateway(Unified SCCG)、Unified Contact Center Gateway Enterprise(Unified CCGE) |
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1.Unified CVP の実装の場合、音声ゲートウェイとデータ ゲートウェイのアップグレードは、Unified CVP と同じメンテナンス期間中に実施することを推奨します。 |
マルチステージ システム アップグレードは、中規模および大規模の単一サイトと中規模マルチサイトのインストールに適したアプローチです。このアップグレード プロセスの場合、コンポーネントは、複数のステージまたはメンテナンス期間のアップグレード用にグループ化されます。各メンテナンス期間には、各コンポーネントをアップグレードするときの推奨順序があります。
ステージに対応したコンポーネントのグループ化は、アップグレードするネットワークの規模によって異なる場合があります。小規模ネットワークの場合は、複数のメンテナンス期間が単一のメンテナンス期間に短縮されることがあります。大規模サイトの場合は、追加のステージが必要になることがあります。
各メンテナンス期間の終了後は、基本的および重要なコール タイプの動作が影響を受けていないことを確認してから、表に示す次のアップグレード ステージを開始することを推奨します。アップグレードの終了基準、および各ステージでコンポーネントの相互運用性を検証する手順については、「マルチステージ システム アップグレードの検証」を参照してください。また、アップグレードしたコンポーネントと、まだアップグレードしていないコンポーネントを追跡するためのリストを保持することも推奨します。
リリース セットに含まれるコンポーネントのソフトウェア リリース バージョンについては、「システム アップグレードの準備」を参照してください。環境や、ネットワークに展開されているベース リリース セットに基づいて、 表6-2 の各ステージでのシーケンスに従ってコンポーネントをアップグレードします。
2.Cisco 3700 シリーズのコンポーネントは End-Of-Sale(EOS; 販売終了)になっているため、Cisco 3800 シリーズ コンポーネントと置き換えます。 |
各ステージでアップグレードするコンポーネントは、以前のステージでアップグレード済みのコンポーネント、以降のステージでアップグレードするコンポーネントとの相互運用性を維持し、ネットワーク全体が動作できる必要があります。
したがって、相互運用性を検証するだけでなく、マルチステージ システム アップグレードの間に基本的なコールサービスに悪影響が及ばないことを確認することが重要です。このセクションでは、個々のシステム アップグレード ステージを終了する際に実施する検証手順の詳細について説明します。
表6-3 に、個々のアップグレード ステージを終了したあとで実行する必要のある終了基準を示します。
コア ルータ、およびスイッチをアップグレードしたあとで、次の事項を検証します。
1. バッファ ログ、またはコンソールにエラー メッセージがないことを確認します。
2. フラッシュ メモリにダンプ ファイルが作成されていないことを確認します。
3. 「show running-config」コマンドを使用して、アップグレード プロセスの間に以前の設定が削除されていないことを確認します。
4. 「show ip interface brief」コマンドを使用して、設定したインタフェースがアップ/アップの状態になっていることを確認します。
5. スイッチに接続された Unified IP Phone が起動し、Unified Communications Manager プライマリ ノードに正しく登録されていることを確認します。
Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチ Firewall Services Module、および Cisco Adaptive Security Appliance をアップグレードしたあとで、次の事項を検証します。
1. Unified Communications Manager サーバを Firewall Services Module/Adaptive Security Appliance で分離する展開の場合は、いずれかの Unified Communications Manager に登録されている Unified IP Phone から、別の Unified Communications Manager に登録されている Unified IP Phone に対して発呼してください。
2. Firewall Services Module/Adaptive Security Appliance で分離された Unified Communications Manager サーバの間でデータベースが正常に複製されることを確認します。
IOS ゲートウェイのアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. Cisco IOS exec レベルで次の CLI コマンドを実行します。
–アップグレード した IOS ターゲット イメージが実行されていることを確認する
–ブート システムが正しいイメージを起動するように設定されていることを確認する
–以前の設定(H.323/SIP dial-peer、MGCP)が失われていないことを確認する
–ISDN 接続ステータスが MULTIFRAME_ESTABLISHED になっていることを確認する
–設定したインタフェースがアップ/アップの状態になっていることを確認する
–ブランチ サイトからデータセンターへの IP ルーティングを確認する
–ソフトウェアのリロード後、システムの起動プロセスを確認する
2. 次のデバイスが正しく設定および登録がされていることを確認します。
ゲートキーパー、MGCP、H.323 ゲートウェイ、トランク、CTI ルート ポイント
3. MGCP エンドポイント(FXS、FXO、PRI、T1 CAS および BRI)がすべて Unified Communications Manager に正しく登録されていることを確認します。
–IP (SCCP および SIP) <-> PSTN(MGCP ゲートウェイ経由)
–IP (SCCP および SIP) <-> PSTN(SIP ゲートウェイ経由)
–IP (SCCP および SIP) <-> PSTN(H.323 ゲートウェイ経由)
5. ユーザ が PSTN から MGCP、SIP、H.323 などのゲートウェイを介して Unified Communications Manager クラスタ内の Unified IP Phone に発呼し、いったん保留状態にしたあと、Music-On-Hold(MOH; 保留音)が聞こえ、通話を再開できることを確認します。
Cisco IOS ゲートキーパーおよび Cisco Unified Border Element ゲートウェイのアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. 次のコマンドを入力して、IOS イメージの現行バージョンを確認します。たとえば、Cisco IOS ソフトウェアの場合は、3800 ソフトウェア(C3845-IPVOICE_IVS-M)。
2. 設定が失われていないかを確認するには、次のコマンドを使用します。
3. ゲートキーパーとゲートウェイに登録するように設定された H.323 エンドポイントがすべて正しく登録されていることを確認します。
4. Unified Communications Manager がゲートキーパーとゲートウェイに登録されていることを確認します。
5. ゲートキーパーとゲートウェイを使用する 2 つのエンドポイント間の通話を確認します。通話が正しく行われ、ゲートキーパー内で、この呼に応じて帯域幅が適切に低減されることを確認します。
Cisco Aironet 1240AG アクセス ポイントのアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. Unified IP Phone 7920 および 7921 が Cisco Unified Communications Manager に登録されていることを確認します。アップグレード後も登録済みになっている必要があります。
2. IP Unified Phone 7920 および Unified IP Phone 7921 から別の Unified IP Phone に発呼し、音声が双方向で聞こえることを確認します。
3. 呼がアクティブな状態で、Unified IP Phone 7920/21 の通話がアクセス ポイント間をローミングするときに、音声が双方向で聞こえることを確認します。
Cisco IOS ベース トランスコーダおよびコンファレンス ブリッジのアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. アップグレード前の完全な設定がそのまま維持されていることを確認します。
2. DSP がすべて登録され、正常に動作していることを確認します。
3. バッファ ログ、またはコンソールでエラー メッセージがないことを確認します。
4. フラッシュ メモリにダンプ ファイルが作成されていないことを確認します。
5. 設定が失われていないことを確認するには、「show running-config」コマンドを入力します。
6. インターフェイスがアップ状態になっていることを確認するには、show ip interface brief コマンドを入力します。
7. システムの起動プロセスを検証するには、リロード後に show logging コマンドを入力します。
8. ゲートウェイ(MGCP、SIP、H.323)経由で Unified IP Phone を呼び出し、ゲートウェイのカンファレンス ブリッジを使用して別の Unified IP Phone により電話会議を開始します。
ネットワーク管理コンポーネントアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. CiscoWorks を使用してソフトウェア バージョン、およびビルド IDを確認し、アップグレードが正常に実行されたことを確認します。
2. Unified Operations Manager コンソールへのアクセスが維持されていることを確認します。
3. Unified Operations Manager で管理する全デバイスへのアクセスが維持されていることを確認します。
Unified ICME Support Tools Server のアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. アップグレード前の完全な設定が Unified ICME Support Tools Server で維持されていることを確認します。
2. Unified ICME Support Tools Server へのアクセスが維持されていることを確認します。
3. Unified ICME Support Tools Server で管理する全デバイスへのアクセスが維持されていることを確認します。
Unified ICME Support Tools Server のアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. Unified IP IVR による転送、会議、呼処理、キューイングなど基本的な通話とコール機能が正常であることを確認します。
2. 以前に登録されていたエンドポイント デバイスがすべて正しく再登録されていることを確認します。
3. ログ バッファに例外、エラー、予期しないイベントが生じていないこと、または検出されないことを確認します。
4. 「Side A」のCentral Controller コンポーネントをアップグレードしたあと、次の基本動作を検証します。
–すべてのコンポーネントが「ping」でパブリック IP アドレスとプライベート IP アドレスの該当する方を確認できる
–すべてのデータベースでスキーマのアップグレードが成功し、データ整合性が損なわれたり、データが喪失したりしていない
–レジストリが正しく変更され、セットアップ ログの情報と一致している
–すべてのコンポーネント サービスが、エラーなしで正常に開始される
–SQL へのアクセス機能をはじめ、VNC や PCAnywhere などサードパーティ ソフトウェア コンポーネントの実行機能が Cisco Security Agent によって抑止されていない
–「Ccagent」サービスが稼働し、Side A にある任意の周辺装置のゲートウェイに接続されている
–リカバリ プロセスが不要で、プロセス以外のアクティビティが起動されない
–設定情報がロガーにより、ルータに送られている。Historical Database Server がオンラインになると、リプリケーション プロセスが開始する
–Unified ICME Support Tools Server でログを取得し、レジストリ情報を取り込み、ログ収集のスケジュールを設定できる
Real Time AW/HDS/Webview ソフトウェアのアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. ログ バッファに例外、エラー、予期しないイベントが生じていないこと、または検出されないことを確認します。
2. 「Side A」のCentral Controller コンポーネントをアップグレードしたあとで、次の基本動作を検証します。
–すべてのコンポーネントが「ping」でパブリック IP アドレスとプライベート IP アドレスのいずれかを確認できる
–すべてのデータベースでスキーマのアップグレードが成功し、データ整合性が損なわれたり、データが喪失したりしていない
–レジストリが正しく変更され、セットアップ ログの情報と一致している
–すべてのコンポーネント サービスが、エラーなしで正常に開始される
–SQL へのアクセス機能をはじめ、VNC や PCAnywhere などサードパーティ ソフトウェア コンポーネントの実行機能が Cisco Security Agent によって抑止されていない
–「Rtsvr」がプライマリ Administrative Workstation に接続されている
–設定情報がロガーにより、ルータに送られている。Historical Database Server がオンラインになると、リプリケーション プロセスが開始する
–Real Time Administrative Workstation が動作可能な状態である
–許可されたユーザが Real Time Administrative Workstation の Configuration Manager を使用できる
–許可されたユーザが WebView にログインし、パブリック レポートやプライベート レポートにアクセスでき、既存のレポートにもアクセスが可能である
–ユーザの全の設定が、いずれのアプリケーションを開いたときでも引き続き有効である
–アップグレード後も、「Validate All」スクリプトにより以前と同じ結果が出力される
–既存の全スクリプトでオープン、編集、削除、新規作成の操作が可能である
–Unified ICME Support Tools Server でログを取得し、レジストリ情報を取り込み、ログ収集のスケジュールを設定できる
周辺装置、VRU、MRPG ゲートウェイのアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. Unified IP IVR による転送、会議、呼処理、キューイングなど基本的な通話とコール機能が正常であることを確認します。
2. コール フロー、CTI デスクトップ、その他のアプリケーション、Unified Outbound Option など検証して、アップグレード後のゲートウェイで周辺装置が正しく動作することを確認します。
Unified CCGE および Unified SCCGのアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. Unified IP IVR による転送、会議、呼処理、キューイングなど基本的な通話とコール機能が正常であることを確認します。
2. コール フロー、CTI デスクトップ、その他のアプリケーション、Unified Outbound Option など検証して、アップグレード後のゲートウェイで周辺装置が正しく動作することを確認します。
CTI OS サーバおよび CAD サーバのアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. Unified IP IVR による転送、会議、呼処理、キューイングなど基本的な通話とコール機能が正常であることを確認します。
Unified Outbound Option のアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. Unified IP IVR による転送、会議、呼処理、キューイングなど基本的な通話とコール機能が正常であることを確認します。
CTI OS Agent および CAD Agent クライアント ソフトウェアのアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. Unified IP IVR による転送、会議、呼処理、キューイングなど基本的な通話とコール機能が正常であることを確認します。
2. 以前に登録されていたエンドポイント デバイスがすべて正しく再登録されていることを確認します。
Unified Communications Manager のアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. アップグレード プロセスの間にエラーが生じていないことを確認します。
2. アップグレード ログ ファイルにエラーがないか確認します。
3. 最初のノード、および後続のノード サーバをすべて起動します。
4. 最初のノードと後続のノード サーバの間で複製エラーが起きていないことを確認します。
5. SIP と SCCP IP Phone がCommunications Manager に登録されていることを確認します。
6. 次のデバイスが正しく設定および登録がされていることを確認します。
ゲートキーパー、MGCP、H.323 ゲートウェイ、トランク、CTI ルート ポイント
7. 各メディア リソース(カンファレンス ブリッジ、MTP、トランスコーダ)のステータスをチェックして、すべて正しく設定されていることを確認します。
8. エンドユーザがそれぞれ CTI マネージャに接続できることを確認します。
9. License Unit Report の報告のとおり、ライセンスが適切かどうかを確認します。
10. クラスタ内の全サーバ上でサービスが稼働中であるかどうかを確認します。
11. 次の Real Time Monitoring Tool 機能を使用して、Cisco Unified Communications Manager の最初のノード、および後続のノードについてプロセス検証を実行します。
a. Multiple Route Patterns および Route Lists が正しく設定され、動作していることを確認します。
b. Extension Mobility が正しく設定され、動作していることを確認します。
c. Cisco Unified IP Phone サービスが正しく設定され、動作していることを確認します。
12. MGCP エンドポイント(FXS、FXO、PRI、T1 CAS および BRI)がすべて Unified Communications Manager に正しく登録されていることを確認します。
–IP (SCCP および SIP) <-> PSTN(MGCP ゲートウェイ経由)
–IP (SCCP および SIP) <-> PSTN(SIP ゲートウェイ経由)
–IP (SCCP および SIP) <-> PSTN(H.323 ゲートウェイ経由)
14. ユーザ が PSTN から MGCP、SIP、H.323 などのゲートウェイ経由で Unified Communications Manager クラスタ内の Unified IP Phone に発呼し、いったん保留状態にしたあと、Music-On-Hold(MOH; 保留音)が聞こえ、通話を再開できることを確認します。
Unified Presence のアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. アップグレード プロセスの間にエラーが生じていないことを確認します。
2. アップグレード ログ ファイルにエラーがないことを確認します。
4. License Unit Report の報告のとおり、ライセンスが適切かどうかを確認します。Real Time Monitoring Tool を使用して、CPU の使用率が 5 分間、スパイクを起こさずに、一貫していることを確認します。
Cisco Security Agent (CSA) Management Console のアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. アップグレード前に作動していたコール フローの基本的な機能が維持され、正常に作動することを確認します。
2. アップグレード後にも以前の設定が維持されていることを確認します。
Cisco Unified IP Phone のアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. Unified Communications Manager の指定に従って、電話機がターゲット ファームウェア イメージにアップグレードされていることを確認します。
2. Unified IP Phone の Corporate Directories にアクセスできることを確認します。
3. Fast Dial、Extension Mobility といった Unified IP Phone サービスが正しく動作することを確認します。
Cisco IP Communicator のアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. PC のリブート後、IP Communicator を起動して Unified Communications Manager に正しく登録されていることを確認します。
2. IP Communicator に発呼し、音声が双方向で聞こえることを確認します。
3. アウトバウンドおよびインバウンドの通話、また IP Communicator から PSTN への通話を試して、音声が双方向で聞こえることを確認します。
4. 保留、転送、カンファレンスなどの追加通話機能が正しく動作することを確認します。
5. Unified IP Phone の Corporate Directories にアクセスできることを確認します。
6. Fast Dial、Extension Mobility といった Unified IP Phone サービスが正しく動作することを確認します。
Unified CVP のアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. アップグレード プロセスの間にエラー メッセージが表示されていないことを確認します。
2. アップグレード ログにエラー メッセージがないこと確認します。
3. Unified CVP Operations、Administration, Monitoring、Provisioning(OAMP)Web インターフェイスが利用できることを確認します。
4. 診断ページ(http://<CVPHOST>:8000/cvp/diag)を使用して、Unified CVP システムのステータスを検証します。
5. Unified CVP Voice Browser が H.323 ゲートキーパーに登録されていることを確認します。
6. Unified CVP Server の H.323 ゲートキーパーが H.323 エンドポイントとして登録されていることを確認します。
Unified IP IVR のアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. アップグレード プロセスの間にエラーが生じていないことを確認します。
2. アップグレード ログ ファイルにエラーがないことを確認します。アップグレード後に、必須のサービスがすべて稼働状態になっていることを確認します。
3. JTAPI が適切なバージョンにアップグレードされ、Unified Communications Manager への接続と正しく同期されていることを確認します。
4. CTI ポートがすべて Unified Communications Manager に登録されていることを確認します。
5. CTI ルート ポイントがすべて Unified Communications Manager に登録されていることを確認します。
7. Telephony Synchronization が正常に実行されることを確認します。
8. CAD デスクトップを使用している場合は、デスクトップが Unified IP IVR にバンドルされたバージョンに自動アップグレードされることを確認します。
9. IP Phone Agent、CAD Agent、CRSADMIN にログインして、すべてのログインが成功することを確認します。
Unity Connection のアップグレード後に、次の事項を検証します。
1. コマンドライン インターフェイス(CLI)で show cuc コマンドを使用して、Cisco Unity Connection のソフトウェア バージョンを確認します。
2. Cisco Unified OS Administration のWeb ページよりアクティブ パーティションのソフトウェア バージョンを確認します。
3. 「サービサビリティ」のページ、または CLI のいずれかを使用してサービスのステータスを確認します。
4. Unified Communications Manager でボイスメール ポートのステータスを確認します。
5. Telephony Integration のもとで「Port」ページから「Test Port」コマンドを実行します。
6. アップグレードを実施する前に、発信者にボイスメールを残して、Message Waiting Indicator(MWI)を起動します。アップグレードが終了したら、MWI ステータスをリフレッシュして、MWI が引き続きオンになっていることを確認します。
7. 加入者を何人か作成して、管理された転送と MWI の機能が正しく動作することを確認します。
8. ポートに対して認証と暗号化が有効になっている場合は、Unity Connection への暗号化をサポートするエンドポイントから発呼を行い、RTP が暗号化されることを確認します。
9. ポートに対して認証と暗号化が有効になっている場合は、Unity Connection への認証化をサポートするエンドポイントから発呼を行い、シグナリングが安全であることを確認します。
次の各セクションでは、Cisco Unified Communications Systemのコンポーネントに関する互換性ガイドとインストール マニュアルを示します。
• 互換性ガイド
• コンポーネントのリリース ノートとインストールおよびアップグレード マニュアル
レガシー製品およびサードパーティ製品と Cisco Unified Communications コンタクト センター製品との相互運用性のサポートについては、次の URL の Cisco Interoperability Portal を参照してください。
www.cisco.com/go/interoperability
Unified Communications Manager、Unified Contact Center Enterprise、Unified IP IVR、その他の Cisco Unified Communications コンタクト センター製品に関する互換性については、次のサイトを参照してください。
• Cisco Unified Communications Compatibility Tool:
http://tools.cisco.com/ITDIT/vtgsca
• Cisco Unified Communications Manager(CallManager)の互換性情報:
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/products_device_support_tables_list.html
• Cisco Unified Presence Release 7.0(1) のハードウェアおよびソフトウェアの互換性情報:
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6837/products_device_support_tables_list.html
• 『Cisco Unified Contact Center Enterprise (Unified CCE) Software Compatibility Guide』:
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cust_contact/contact_center/icm_enterprise/compatibilty_matrix/guide/ipcc75compat.pdf
• 『 Hardware and System Software Specification (Bill of Materials), Cisco Unified Intelligent Contact Management & Cisco Unified Contact Center Enterprise & Hosted Editions 』:
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cust_contact/contact_center/icm_enterprise/icm_enterprise_7_5/user/guide/icm75bom.pdf
• 『 Cisco Response Solutions (CRS) Software and Hardware Compatibility Guide 』:
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cust_contact/contact_center/crs/express_compatibility/matrix/crscomtx.pdf
• 『 Hardware and System Software Specification for Cisco Unified Customer Voice Portal (Unified CVP), Release 7.0(1), 7.0(2) 』:
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cust_contact/contact_center/customer_voice_portal/cvp7_0/reference/guide/cvp702bom.pdf
• シスコ コンピュータ/テレフォニー インテグレーションのオプション:CTI 互換性マトリクス:
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/custcosw/ps14/prod_technical_reference_list.html
• Cisco 7800 Series Media Convergence Server:
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/voiceapp/ps378/prod_brochure_list.html
• Cisco Unified Communications Manager Server サポート マトリクス:
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/voiceapp/ps378/prod_brochure0900aecd8062a4f9.html
• Cisco Unity Connection サポート対象プラットフォームのリスト:
http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/voicesw/ps6789/ps5745/ps6509/product_data_sheet0900aecd80372879.html
• Cisco Unified Communications Systemコンタクト センターのリリース要約マトリクス:
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/uc_system/unified/communications/system/versions/CCMtrix.html
• IP Communications System Test Release:
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/uc_system/GB_resources/ipcmtrix.htm
表6-4 にコンタクト センター コンポーネントの一覧、関連するコンポーネントのリリース ノートとインストールおよびアップグレード マニュアルの URL を示します。これらの URL は、各マニュアルのさまざまなリリース バージョンを示す Web ページにリンクしています。ベースおよびターゲットのリリース セットに含まれているコンポーネントのリリース バージョンに基づいて、適切なマニュアルを確認してください。