この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章のコマンドは、Cisco MDS 9000 ファミリのマルチレイヤ ディレクタおよびファブリック スイッチに対応しています。ここでは、コマンド モードに関係なく、すべてのコマンドがアルファベット順に記載されています。各コマンドの適切なモードを確認するには、「コマンド モード」を参照してください。詳細については、『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』を参照してください。
進行中の Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)Cisco Fabric Services(CFS)配信セッションを廃棄するには、コンフィギュレーション モードで tacacs+ abort コマンドを使用します。
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このコマンドを使用するには、 tacacs+ enable コマンドを使用して TACACS+ をイネーブルにする必要があります。
次に、進行中の TACACS+ CFS 配信セッションを廃棄する例を示します。
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ファブリック内で進行中の Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)Cisco Fabric Services(CFS)配信セッション関連の未決定コンフィギュレーションを適用するには、コンフィギュレーション モードで tacacs+ commit コマンドを使用します。
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このコマンドを使用するには、 tacacs+ enable コマンドを使用して TACACS+ をイネーブルにする必要があります。
次に、TACACS+ コンフィギュレーションをファブリックのスイッチに適用する例を示します。
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Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)の Cisco Fabric Services(CFS)配信をイネーブルにするには、 tacacs+ distribute コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
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このコマンドを使用するには、 tacacs+ enable コマンドを使用して TACACS+ をイネーブルにする必要があります。
次に、TACACS+ ファブリック配信をイネーブルにする例を示します。
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スイッチで Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)をイネーブルにするには、コンフィギュレーション モードで tacacs+ enable コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
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これ以外の TACACS+ コマンドは、TACACS+ 機能がイネーブルでないと使用できません。
ハッシュ アルゴリズムとして SHA-1 を使用すると、Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)または TACACS+ が使用できなくなります。
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応答性について到達不能(非応答)TACACS+ サーバを監視する定期的な時間間隔を設定するには、 tacacs-server deadtime コマンドを使用します。非応答 TACACS+ サーバのモニタリングをディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
no tacacs -server deadtime time
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時間間隔の設定をゼロにすると、タイマーがディセーブルになります。個別の TACACS+ サーバのデッド時間間隔がゼロ(0)よりも大きい場合は、サーバ グループに設定された値よりもその値が優先されます。
デット時間間隔が 0 分の場合、TACACS+ サーバがサーバ グループの一部でグループのデット時間間隔が 0 分を超えていない限り、TACACS+ サーバ モニタリングは実行されません。
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ログイン時に認証要求を送信するように TACACS+ サーバを指定するには、 tacacs-server directed-request コマンドを使用します。認証要求の送信を設定されたグループに戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
tacacs -server directed-request
no tacacs -server directed-request
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ユーザは、ログイン中に username@servername を指定することができます。ユーザ名が認証用にサーバ名に送信されます。
次に、TACACS+ サーバを指定して、ログイン時に認証要求を送信する例を示します。
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スイッチで Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバ オプションを設定するには、コンフィギュレーション モードで tacacs-server host コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
tacacs-server host { server-name | ipv4-address | ipv6-address }
[ key [ 0 | 7 ] shared-secret ] [ port port-number ]
[ test { idle-time time | password password | username name }][ timeout seconds ]
no tacacs-server host { server-name | ipv4-address | ipv6-address }
[ key [ 0 | 7 ] shared-secret ] [ port port-number ]
[ test { idle-time time | password password | username name }][ timeout seconds ]
TACACS+ サーバの Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)名を指定します。最大文字サイズは 256 です。 |
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TACACS+ クライアントとサーバ間の通信を認証する、平文で指定された事前共有鍵(0 で表示)を設定します。これがデフォルトです。 |
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アイドル時間は設定されません。サーバ モニタリングはオフです。
Timeout は 1 秒です。
Username は test です。
Password は test です。
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このコマンドは、TACACS+ 機能が tacacs+ enable コマンドによってイネーブルになっている場合のみ使用可能です。
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グローバル Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)共有秘密鍵を設定するには、 tacacs-server key コマンドを使用します。設定した共有秘密鍵を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
tacacs-server key [ 0 | 7 ] shared-secret
no tacacs-server key [ 0 | 7 ] shared-secret
TACACS+ クライアントとサーバ間の通信を認証する、平文で指定された事前共有鍵(0 で表示)を設定します。これがデフォルトです。 |
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TACACS+ 事前共有鍵を設定して TACACS+ サーバに対してスイッチを認証する必要があります。鍵の長さは 65 文字に制限されており、出力可能な ASCII 文字の使用が可能です(空白文字は使用できません)。グローバル鍵を設定して、スイッチにあるすべての TACACS+ サーバ コンフィギュレーションで使用するようにできます。 tacacs-server host コマンドで key オプションを明示的に使用することでこのグローバル鍵の割り当てを上書きできます。
このコマンドは、TACACS+ 機能が tacacs+ enable コマンドによってイネーブルになっている場合のみ使用可能です。
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Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)サーバへの再送信間隔を指定するには、 tacacs-server timeout コマンドを使用します。再送信時間をデフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
notacacs-server timeout seconds
Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)サーバへの再送信間隔(秒単位)を設定します。デフォルトは 1 秒で、有効範囲は 1 ~ 60 秒です。 |
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このコマンドは、TACACS+ 機能が tacacs+ enable コマンドによってイネーブルになっている場合のみ使用可能です。
次に、TACACS+ サーバのタイムアウト値を設定する例を示します。
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指定したファイルの最終行(テール エンド)を表示するには、EXEC モードで tail コマンドを使用します。
tail filename [ number-of-lines ]
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このコマンドを使用するには、独立した 2 つの CLI(コマンドライン インターフェイス)端末が必要です。1 つの端末では、実行スクリプトまたはそれ以外の必要なコマンドを実行します。もう一方の端末では、mylog ファイルの tail コマンドを発行します。2 番めの端末セッションでは、最初の端末で発行されたコマンドの応答で保存された mylog ファイルの最終行が(増加するにつれて)表示されます。
次に、指定したファイルの最終行(テール エンド)を表示する例を示します。
もう一方の端末では、mylog ファイルの tail コマンドを発行します。
2 番めの CLI 端末では、最初の端末で発行されたコマンドの応答で保存された mylog ファイルの最終行が(増加するにつれて)表示されます。
クリプト テープ バックアップ グループを設定するには、tape-bkgrp コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
Cisco SME クラスタ コンフィギュレーション モード サブモード
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テープ ボリューム グループは、機能ごとに分類されているテープのグループです。たとえば、HR1 は、人事のすべてのバックアップ テープ用に指定されたテープ ボリューム グループです。
テープ グループを追加することで、Cisco SME が暗号化データのために使用する VSAN(仮想 SAN)、ホスト、ストレージ デバイス、およびパスを指定できます。たとえば、人事データ用のテープ グループを追加して、人事ホストから専用人事バックアップ テープへの転送を行うための Cisco SME のマッピングを設定します。
次に、バックアップ テープ グループを追加する例を示します。
次に、バックアップ テープ グループを削除する例を示します。
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テープの圧縮を設定するには、tape-compression コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
Cisco SME クラスタ コンフィギュレーション サブモード
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クリプト テープ デバイスを設定するには、tape-device コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
Cisco SME テープ ボリューム コンフィギュレーション サブモード
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tape-device コマンドは、(config-sme-cl-tape-bkgrp-tapedevice)サブモードで利用可能です。
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テープ鍵リサイクル ポリシー設定するには、tape-keyrecycle コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
Cisco SME クラスタ コンフィギュレーション サブモード
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Cisco SME では、テープ鍵をリサイクルできます。テープ鍵のリサイクルをイネーブルにすると、テープ鍵の以前のインスタンスすべてが削除されます。テープ鍵のリサイクルをイネーブルにしないと、テープ鍵の以前のインスタンスすべておよび現在のインスタンスが保持され、現在のインスタンスは 1 ずつ増分されます。
次に、テープ鍵のリサイクルをディセーブルにする例を示します。
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Storage Area Network(SAN; ストレージ エリア ネットワーク)チューナー拡張 N ポートの SCSI 読み取りコマンドを設定するには、 tape - read command-id コマンドを使用します。
tape -read command-id cmd-id target pwwn transfer-size bytes [continuous [filemark-frequency frequency ] | num-transactions number [filemark-frequency frequency ]]
ターゲット ポート World Wide Name(WWN)を指定します。名前のフォーマットは、 hh : hh : hh : hh : hh : hh : hh : hh です。 |
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SAN 拡張 N ポート コンフィギュレーション サブモード
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進行中の継続的な SCSI テープ読み取りコマンドを停止するには、 stop command-id コマンドを使用します。
(注) テープ動作をエミュレーションする仮想 N ポートに対しては、未処理の入出力は一度に 1 つだけです。
次に、単一 SCSI テープ読み取りコマンドを設定する例を示します。
次に、継続的な SCSI テープ読み取りコマンドを設定する例を示します。
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クリプト テープ ボリューム グループを設定するには、tape-volgrp コマンドを使用します。このコマンドをディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
Cisco SME クリプト バックアップ テープ グループ コンフィギュレーション サブモード
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tape volume group コマンドは、Cisco SME クリプト テープ ボリューム グループ(config-sme-cl-tape-bkgrp-volgrp)サブモードで利用可能です。
次に、クリプト テープ ボリューム グループを設定する例を示します。
次に、クリプト テープ ボリューム グループを削除する例を示します。
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Storage Area Network(SAN; ストレージ エリア ネットワーク)チューナー拡張 N ポートの SCSI 書き込みコマンドを設定するには、 tape - write command-id コマンドを使用します。
tape -write command-id cmd-id target pwwn transfer-size bytes [continuous [filemark-frequency frequency ] | num-transactions number [filemark-frequency frequency ]]
ターゲット ポート World Wide Name(WWN)を指定します。名前のフォーマットは、 hh : hh : hh : hh : hh : hh : hh : hh です。 |
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SAN 拡張 N ポート コンフィギュレーション サブモード
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進行中の継続的な SCSI テープ書き込みコマンドを停止するには、 stop command-id コマンドを使用します。
(注) テープ動作をエミュレーションする仮想 N ポートに対しては、未処理の入出力は一度に 1 つだけです。
次に、単一 SCSI テープ書き込みコマンドを設定する例を示します。
次に、継続的な SCSI テープ書き込みコマンドを設定する例を示します。
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iSCSI server load balancing(iSLB)イニシエータ ターゲットを設定するには、iSLB イニシエータ コンフィギュレーション サブモードで target コマンドを使用します。ターゲット コンフィギュレーションを削除するには、コマンドの no 形式を使用します。
target {device-alias device-alias | pwwn pWWN }
[vsan vsan-id ]
[no-zone]
[trespass]
[revert-primary-port]
[fc-lun LUN iscsi-lun LUN ]
[sec-device-alias device-alias | sec-pwwn pWWN ]
[sec-vsan sec-vsan-id ]
[sec-lun LUN ]
[iqn-name target-name ]
no target {device-alias device-alias | pwwn pWWN }
[vsan vsan-id ]
[no-zone]
[trespass]
[revert-primary-port]
[fc-lun LUN iscsi-lun LUN ]
[sec-device-alias device-alias | sec-pwwn pWWN ]
[sec-vsan sec-vsan-id ]
[sec-lun LUN ]
[iqn-name target-name ]
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デバイス エイリアス または pWWN を使用して iSLB イニシエータ ターゲットを設定することができます。以下のオプション パラメータを 1 つ以上指定することのできるオプションがあります。
(注) ターゲットがオンラインの場合 VSAN ID はオプションです。ターゲットがオンラインではない場合 VSAN ID は必要です。
イニシエータ ターゲットの IQN を設定する場合、その名前はイニシエータ ターゲットを識別するのに使用されます。設定しない場合、イニシエータ ターゲット用に固有の IQN が生成されます。
次の例では、IP アドレスを使用して iSLB イニシエータを設定した後に、iSLB イニシエータ コンフィギュレーション サブモードを開始します。
次に、自動ゾーン分割がイネーブル(デフォルト)である pWWN を使用してターゲットへの iSLB イニシエータ アクセスを表示する例を示します。
次に、自動ゾーン分割がディセーブルである pWWN を使用してターゲットへの iSLB イニシエータ アクセスを表示する例を示します。
次に、デバイス エイリアスとオプションの LUN マッピングを使用してターゲットへの iSLB イニシエータ アクセスを表示する例を示します。
次に、デバイス エイリアスとオプションの IQN を使用してターゲットへの iSLB イニシエータ アクセスを表示する例を示します。
次に、デバイス エイリアスと VSAN ID を使用してターゲットへの iSLB イニシエータ アクセスを表示する例を示します。
(注) ターゲットがオンラインの場合 VSAN ID はオプションです。ターゲットがオンラインではない場合 VSAN ID は必要です。
次に、設定済 iSLB イニシエータ ターゲットをディセーブルにする例を示します。
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iSLB 名と IP アドレスを iSLB イニシエータに割り当てて、iSLB イニシエータ コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
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Congestion Window Monitoring(CWM; 輻輳ウィンドウ モニタリング)TCP パラメータを設定するには、 tcp cwm コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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次に、FCIP プロファイルを設定して輻輳モニタリングをイネーブルにする例を示します。
次に、バーストサイズ値 20 KB を割り当てる例を示します。
次に、CWM 機能をイネーブル ステートのままで、バーストサイズをデフォルトの 10 KB に変更する例を示します。
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Fibre Channel over IP(FCIP)リンクが機能している場合に TCP 接続を確認する間隔を設定するには、 tcp keepalive-timeout コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
no tcp keepalive-timeout seconds
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次に、TCP 接続のキープアライブ タイムアウト間隔を指定する例を示します。
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TCP ウィンドウ サイズを Kbps 単位で管理するには、 tcp maximum-bandwidth-kbps コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
tcp max-bandwidth-kbps bandwidth min-available-bandwidth-kbps threshold {round-trip-time-ms milliseconds | round-trip-time-us microseconds }
no tcp max-bandwidth-kbps bandwidth min-available-bandwidth-kbps threshold {round-trip-time-ms milliseconds | round-trip-time-us microseconds }
Fibre Channel over IP(FCIP)ピア エンド ポイントに到達する IP ネットワーク間の予想往復時間をミリ秒単位で設定します。有効範囲は 0 ~ 300 です。 |
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FCIP ピア エンド ポイントに到達する IP ネットワーク間の予想往復時間をマイクロ秒単位で設定します。有効範囲は 0 ~ 300000 です。 |
FCIP のデフォルトは、 max-bandwidth = 1G、 min-available-bandwidth = 500 Kbps、および round-trip-time =1 ms です。
iSCSI のデフォルトは、 max-bandwidth = 1G、 min-available-bandwidth = 70 Kbps、および round-trip-time =1 ms です。
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maximum-bandwidth オプションおよび round-trip-time オプションによってウィンドウ サイズが決まります。
minimum-available-bandwidth オプションおよび round-trip-time オプションによって、TCP が問題なくサイズを増加できるしきい値が決まります。しきい値に到達すると、ソフトウェアは標準的な TCP ルールに従って最大使用可能帯域幅まで増加させます。
次に、最大帯域幅を 900 Kbps、最小スロースタート しきい値を 300 Kbps、往復時間を 10 ミリ秒に設定する例を示します。
次に、最大帯域幅を 2000 Kbps、最小スロースタート しきい値を 2000 Kbps、往復時間を 200 マイクロ秒に設定する例を示します。
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TCP ウィンドウ サイズを Mbps 単位で管理するには、 tcp maximum-bandwidth-mbps コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
tcp max-bandwidth-mbps bandwidth min-available-bandwidth-mbps threshold {round-trip-time-ms milliseconds | round-trip-time-us microseconds }
no tcp max-bandwidth-mbps bandwidth min-available-bandwidth-mbps threshold {round-trip-time-ms milliseconds | round-trip-time-us microseconds }
Fibre Channel over IP(FCIP)ピア エンド ポイントに到達する IP ネットワーク間の予想往復時間をミリ秒単位で設定します。有効範囲は 0 ~ 300 です。 |
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FCIP ピア エンド ポイントに到達する IP ネットワーク間の予想往復時間をマイクロ秒単位で設定します。有効範囲は 0 ~ 300000 です。 |
FCIP のデフォルトは、 max-bandwidth = 1G、 min-available-bandwidth = 500 Kbps、および round-trip-time =1 ms です。
iSCSI のデフォルトは、 max-bandwidth = 1G、 min-available-bandwidth = 70 Kbps、および round-trip-time =1 ms です。
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maximum-bandwidth オプションおよび round-trip-time オプションによってウィンドウ サイズが決まります。
minimum-available-bandwidth オプションおよび round-trip-time オプションによって、TCP が問題なくサイズを増加できるしきい値が決まります。しきい値に到達すると、ソフトウェアは標準的な TCP ルールに従って最大使用可能帯域幅まで増加させます。
次に、最大帯域幅を 900 Mbps、最小スロースタート しきい値を 300 Mbps、往復時間を 10 ミリ秒に設定する例を示します。
次に、最大帯域幅を 2000 Mbps、最小スロースタート しきい値を 2000 Mbps、往復時間を 200 マイクロ秒に設定する例を示します。
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送信者によって発生する最大遅延ジッタをマイクロ秒単位で算出するには、 tcp max-jitter コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
no tcp max-jitter microseconds
Fibre Channel over IP(FCIP)のデフォルト値は 100 マイクロ秒で、iSCSI インターフェイスのデフォルト値は 500 マイクロ秒です。
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TCP が接続を閉じるのを判断する前にパケットが再送信される最大回数を指定するには、 tcp max-retransmissions コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
tcp max-retransmissions number
no tcp max-retransmissions number
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再送信するまで TCP が待機する最小時間を制御するには、 tcp min-retransmit-time コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
tcp min-retransmit-time milliseconds
no tcp min-retransmit-time milliseconds
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次に、TCP 接続の最小 TCP 再送信時間を指定する例を示します。
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Path MTU(PMTU; パス MTU)検出を実行するには、 tcp pmtu-enable コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
tcp pmtu-enable [reset-timeout seconds ]
no tcp pmtu-enable [reset-timeout seconds ]
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次に、PMTU 検出をデフォルトの 3600 秒でイネーブルにする例を示します。
次に、PMTU リセット タイムアウトを 90 秒に指定する例を示します。
次に、PMTU をイネーブル ステートのままにして、タイムアウトをデフォルトの 3600 秒に変更する例を示します。
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iSCSI インターフェイスのすべての IP パケット(Type of Service[ToS; サービス タイプ] ― IP ヘッダーの TOS フィールド)をマークするように Differentiated Services Code Point(DSCP)値を指定するには、 tcp qos コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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次に、iSCSI インターフェイスで TCP Quality of Service(QoS; サービス品質)値を設定する例を示します。
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すべての IP パケット(Type of Service[ToS; サービス タイプ]― IP ヘッダーの TOS フィールド)をマークするように Differentiated Services Code Point(DSCP)値を指定するには、 tcp qos control コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
tcp qos control value data value
no tcp qos control value data value
制御 TCP 接続内のすべての Fibre Channel over IP(FCIP)フレームに制御 DSCP 値を適用します。 |
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次に、全パケットにその DSCP 値をマークするように制御 TCP 接続およびデータ接続を設定する例を示します。
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TCP 接続中における複数の損失パケットの制約を受けないように Selective Acknowledgment(SACK; 選択確認応答)をイネーブルにするには、 tcp sack-enable コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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次に、スイッチで SACK メカニズムをイネーブルにする例を示します。
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Fibre Channel over IP(FCIP)インターフェイスにおけるスイッチの出力パスをフロー制御する前に、TCP が許可する(通常送信ウィンドウ サイズを超えて)必要な追加バッファリングを定義するには、 tcp send-buffer-size コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするか、または出荷時の設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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次に、アドバタイズされたバッファ サイズを 5000 KB に設定する例を示します。
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Fibre Channel over IP(FCIP)インターフェイスの TCP 接続数を設定するには、 tcp-connection コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
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このコマンドはswitch(config-if)# サブモードからアクセスします。
FCIP リンクからの TCP 接続数を指定するには、 tcp-connection オプションを使用します。デフォルトでは、スイッチは各 FCIP リンクで TCP 接続を 2 回試行します。
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telnet をサポートするホストにログインするには、EXEC モードで telnet コマンドを使用します。
telnet { hostname | ip-address } [ port ]
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次に、指定した IP アドレスで telnet セッションを確立する例を示します。
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安全な Secure Shell(SSH; セキュア シェル)接続から telnet 接続に戻りたい場合に telnet サーバをイネーブルにするには、 telnet server enable コマンドを使用します。telnet サーバをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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次に、telnet サーバをディセーブルにする例を示します。
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端末属性を設定するには、EXEC モードで terminal コマンドを使用します。デフォルトの設定に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。
terminal {length lines | monitor | session-timeout | terminal-type type | tree-update |width integer}
terminal no {length | monitor | session-timeout | terminal-type | width}
セッションのタイムアウト値を分単位で指定します。有効範囲は、0 ~ 525600 です。0 を入力するとディセーブルになります。 |
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すべての端末パラメータ設定コマンドはローカルに設定されるもので、セッションが終了すると有効でなくなることに注意してください。このコマンドは、デバッグ メッセージを表示するために各セッションで EXEC プロンプトで実行する必要があります。
次に、現在の端末セッション中のデバッグ コマンド出力およびエラー メッセージを表示する例を示します。
次に、現在端末モニタリング セッションを終了する例を示します。
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コマンド スケジュールの時刻を設定するには、 time コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
time {daily daily-schedule | monthly monthly-schedule | start { start-time | now} |
weekly weekly-schedule }
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このコマンドを使用するには、 scheduler enable コマンドを使用してコマンド スケジューラをイネーブルにする必要があります。
次に、毎週金曜日の 22:00 時に実行するようにコマンド スケジュール ジョブを設定する例を示します。
次に、コマンド スケジュール ジョブを 2 分後に開始して、24 時間ごとに繰り返す例を示します。
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フレームで Fibre Channel over IP(FCIP)タイム スタンプをイネーブルにするには、 time-stamp コマンドを使用します。選択したインターフェイスでこのコマンドをディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
time-stamp [acceptable-diff number ]
no time-stamp [acceptable-diff number ]
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次に、FCIP インターフェイスのタイムスタンプをイネーブルにする例を示します。
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Arbitrated Loop Physical Address(ALPA)キャッシュのエントリを手動で設定するには、 tlport alpa-cache コマンドを使用します。
tlport alpa-cache interface interface pwwn pwwn alpa alpa
no tlport alpa-cache interface interface pwwn pwwn
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一般に、ALPA キャッシュ エントリは、ALPA がデバイスに割り当てられると自動的に読み込まれます。さらにエントリを手動で追加する場合にのみ、このコマンドを使用してください。
次に、指定した pWWN をこのキャッシュの新規エントリとして設定する例を示します。
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IP パケットがネットワーク ホストまでアクセスするのに使用するルートを出力するには、EXEC モードで traceroute コマンドを使用します。
traceroute [ ipv6 ] [ hostname [size packet-size ] | ip-address ] | hostname | ip-address ]
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このコマンドは、IP パケットが通過するインターネット ホストへのルートをトレースします。まず小さい Time to Live(TTL)の UDP プローブ パケットを起動し、その後ゲートウェイからの Internet Control Message Protocol(ICMP)「時間超過」応答を待ち受けます。
(注) TTL 値 1 でプローブを開始し、ICMP [port unreachable] に到達するまで 1 つずつ増加します。つまりホストにアクセスしたか、または最大フラグが検出されたかということです。TTL、ゲートウェイのアドレス、各プローブの往復時間を示す行が出力されます。プローブの応答が別のゲートウェイから来た場合、各応答システムのアドレスが出力されます。
次に、ネットワーク ホスト www.cisco.com へ向かうルート IP パケットを出力する例を示します。
Storage Area Network(SAN; ストレージ エリア ネットワーク)チューナー拡張 N ポートでの SCSI 書き込みコマンドのターゲット転送準備サイズを設定するには、 transfer-ready-size コマンドを使用します。
SAN 拡張 N ポート コンフィギュレーション サブモード
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SCSI write command-id コマンドの転送サイズが大きい場合、指定した転送サイズに基づいて、ターゲットが転送を複数回実行します。
次に、SAN 拡張チューナー N ポートで転送準備サイズを設定する例を示します。
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Call Home 機能でカスタマー ID を設定するには、Call Home コンフィギュレーション サブモードで transport email コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
transport email {from email-address | reply-to email-address | smtp-server ip-address [port port-number ]
no transport email {from email-address | reply-to email-address | smtp-server ip-address [port port-number ]
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次に、送信者および返信先電子メール アドレスの設定例を示します。
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トランキング プロトコルを設定するには、コンフィギュレーション モードで trunk protocol enable コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
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トランキング プロトコルがスイッチでディセーブルの場合、そのスイッチで新規トランク コンフィギュレーションを適用できるポートがありません。既存のトランク コンフィギュレーションは影響を受けません。TE ポートは継続してトランキング モードが機能しますが、(トランキング プロトコルがイネーブルの場合)すでにネゴシエートされている VSAN(仮想 SAN)のトラックのみをサポートします。また、このスイッチに直接接続している他のスイッチも同様に接続インターフェイスで影響を受けます。同じように、非トランキング ISL(スイッチ間リンク)間の異なるポート VSAN からのトラフィックを統合する必要もあります。この場合、トランキング プロトコルをディセーブルにする必要があります。
次に、トランク プロトコル機能をディセーブルにする例を示します。
次に、トランク プロトコル機能をイネーブルにする例を示します。
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Cisco SME タイマーを調節するには、tune-timer コマンドを使用します。このコマンドをディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
tune-timer {global_lb_timer global_lb_timer_value | rscn_suppression_timer rscn_suppresion_timer_value | tgt_lb_timer tgt_lb_timer_value}
no tune-timer {global_lb_timer global_lb_timer_value | rscn_suppression_timer rscn_suppresion_timer_value | tgt_lb_timer tgt_lb_timer_value}
Cisco SME Registered State Change Notification(RSCN)抑制タイマー値を指定します。 |
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Cisco SME クラスタ コンフィギュレーション サブモード
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tune-timer コマンドは、RSCN 抑制タイマー、グローバル ロード バランシング タイマー、およびターゲット ロード バランシング タイマーなどのさまざまな Cisco SME タイマーの調整に使用されます。これらのタイマーは、大規模なセットアップ時にのみ使用します。タイマー値は、クラスタ全体で同期します。
次に、グローバル ロード バランシング タイマー値を設定する例を示します。
次に、Cisco SME RSCN 抑制タイマー値を設定する例を示します。
次に、ターゲット ロード バランシング タイマー値を設定する例を示します。