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この章では、Broadband Access Center for Cable(BACC)の Device Provisioning Engine(DPE)のトラブルシューティング サポートを提供するために使用できるコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドについて詳細に説明しています。
ここでは、DPE 操作のサポートとトラブルシューティングに役立つ CLI コマンドについて説明します。次のような CLI コマンドがあります。
• 「support daemon ftp enabled」
このコマンドは、DPE に存在するアーカイブ済みのバンドルをクリアするときに使用します。このようなバンドルは support bundles コマンドで作成されるもので、通常は、Cisco TAC で使用されるアーカイブ済みのログとステート情報が含まれます。アーカイブ済みのステートは消失するため、このコマンドを実行する前に、すべてのバンドルが取得されたことを確認する必要があります。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
clear bundles コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
コマンドを入力すると、バンドルをクリアしていることを示すプロンプトが表示されます。それが完了すると、クリアされたメモリの量がバイト単位で表示されます。
clear bundles コマンドの使用例を次に示します。
host(ホスト)コマンドでは、DNS を使用しているホストの IP アドレスのルックアップが行われます。このコマンドを使用して、RDU の IP アドレスが正常に解決されているかどうかを確認することができます。システムのドメイン名が指定された場合は、ホスト名の解決時に、そのドメインの検索も自動的に行われます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
host(ホスト)コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
host(IP)コマンドでは、指定された IP アドレスのホスト名のルックアップが行われます。このコマンドを使用して、IP アドレスが DNS に正しく逆マッピングされているかどうかを確認することができます。IP アドレスが見つかるまで、構成されたネーム サーバごとに IP アドレスの逆ルックアップが行われます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
host(IP)コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
ping(ホスト)コマンドは、ホストとドメインの名前を使用して、指定されたホストの PING を実行するときに使用します。プロセスを停止するには、Enter キーを押します。ping コマンドは、ネットワークの接続性の問題を診断するのに役立ちます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
ping(ホスト)コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
ping(IP)コマンドは、ホストの IP アドレスを使用して、指定されたホストの PING を実行するときに使用します。プロセスを停止するには、Enter キーを押します。ping コマンドは、ネットワークの接続性の問題を診断するのに役立ちます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
ping(IP)コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドは、発信ディレクトリで現在利用できるすべてのバンドルを表示するときに使用します。このようなバンドルは support bundle コマンドで作成されるもので、DPE の FTP サーバからアクセスできます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
show bundles コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
コマンドを入力すると、アーカイブされているバンドルが表示されます。ただし、バンドルが存在しない場合は、利用可能なバンドルがないことを示すプロンプトが表示されます。
これは、現在アーカイブされているバンドルが存在するときの結果です。
このコマンドは、現在の DPE キャッシュをバンドルするときに使用します。これは、Cisco TAC に送信するためのキャッシュをアーカイブするときに役立ちます。作成したバンドルは、FTP サーバの発信ディレクトリから利用できます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
support bundle cache コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
コマンドを入力すると、TAC によって使用されるキャッシュ バンドルが作成されます。このコマンドにより、バンドル ファイルの圧縮サイズなどを含むバンドルの詳細が表示されます。
support bundle cache コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、現在の DPE ステートをバンドルするときに使用します。これは、Cisco TAC に送信するための DPE の設定とログ ファイルをアーカイブするときに役立ちます。作成したバンドルは、FTP サーバの発信ディレクトリから利用できます。
(注) Cisco TAC に情報を送信するときは、このコマンドで取得した DPE バンドル、および RDU で取得したステート バンドルを送信する必要があります。このステート バンドルは、
<BACC_HOME>/rdu/bin ディレクトリから bundleState.sh コマンドを実行することで生成されます。
このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
support bundle state コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
コマンドを入力すると、DPE の現在のステートがまとめてバンドルされます。そのバンドル ファイルは圧縮され、TAC で使用されるものとして識別されます。
support bundle state コマンドの使用例を次に示します。
(注) <BACC_HOME>/rdu/bin/bundlestate のスクリプトは、RDU で利用できます。このスクリプトは、Cisco TAC に情報を送信するときに、RDU システム ステート(ログなど)をバンドルするために使用されます。
このコマンドは、ハードウェア DPE の FTP サービスをイネーブルまたはディセーブルにするときに使用します。FTP サービスは、アップグレード バンドルのアップロード時およびサポート バンドルのダウンロード時に必要となります。このようなタスクを実行するために、FTP サービスのイネーブルとディセーブルを短時間ずつで切り替えることができます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
support daemon ftp enabled コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
• <true> :ハードウェア DPE の FTP サービスをイネーブルにします。
• <false> :ハードウェア DPE の FTP サービスをディセーブルにします。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「reload」を参照してください。
support daemon ftp enabled コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、ハードウェア DPE の Telnet プロトコルをイネーブルまたはディセーブルにするときに使用します。Telnet は比較的にセキュリティの信頼性の低いプロトコルなので、Telnet をディセーブルにすることによってシステムを若干セキュアにすることができます。Telnet をディセーブルにしても、システムにはコンソール モードからアクセスできます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
support daemon telnet enabled コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
• <true> :DPE の Telnet インターフェイスをイネーブルにします。
• <false> :DPE の Telnet インターフェイスをディセーブルにします。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「reload」を参照してください。
support daemon telnet enabled コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、DPE と宛先ホストとの間のホップを含め、指定されたホストへのルートを表示するときに使用します。通信を検証して、ゲートウェイとルートが正しく設定されているかどうかを確認するときに役立ちます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
traceroute(ホスト)コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
traceroute(ホスト)コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、DPE と宛先ホストとの間のホップを含め、指定されたホストへのルートを表示するときに使用します。通信を検証して、ゲートウェイとルートが正しく設定されているかどうかを確認するときに役立ちます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
traceroute(IP)コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
traceroute(IP)コマンドの使用例を次に示します。