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この章では、Broadband Access Center for Cable(BACC)の Device Provisioning Engine(DPE)の PacketCable 音声技術を管理および監視するために使用できるコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドについて詳細に説明しています。
ここでは、DPE の PacketCable(音声技術)機能に作用するコマンドについて説明します。次のようなコマンドがあります。
• 「debug dpe registration-detail」
• 「no debug dpe registration-detail」
• 「packetcable registration encryption」
• 「no packetcable registration encryption」
• 「packetcable registration kdc-service-key」
• 「packetcable registration policy-privacy」
• 「packetcable snmp key-material」
• 「no packetcable snmp key-material」
• 「show packetcable snmp log last <1..9999>」
• 「show packetcable snmp log run」
(注) どのデバッグ コマンドを使用する場合も、DPE のデバッグをイネーブルにしておく必要があります。この機能をイネーブルにするには、debug on コマンドを実行します。
このコマンドは、DPE で実行されている PacketCable SNMP サービスの詳細なデバッグをイネーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe netsnmp コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
debug dpe netsnmp コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、DPE で実行されている PacketCable SNMP サービスの詳細なデバッグをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe snmp コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
no debug dpe netsnmp コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、DPE で実行されている PacketCable のセキュアな登録サービスのデバッグをイネーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe registration コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
debug dpe registration コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、デバッグ メッセージの PacketCable 登録詳細カテゴリをイネーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe registration-detail コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
debug dpe registration-detail コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、DPE で実行されている PacketCable のセキュアな登録サービスのデバッグをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe registration コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
no debug dpe registration コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、デバッグ メッセージの PacketCable 登録詳細カテゴリをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe registration-detail コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
no debug dpe registration-detail コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、DPE で実行されている PacketCable SNMP サービスの詳細なデバッグをイネーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe snmp コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
debug dpe snmp コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、DPE で実行されている PacketCable SNMP サービスの詳細なデバッグをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe snmp コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
no debug dpe snmp コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、PacketCable サービスをディセーブルにするときに使用します。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no packetcable コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
コマンドを入力すると、PacketCable 音声技術のサポートが DPE 上でディセーブルになります。このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して DPE を再起動することで変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
no packetcable コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、PacketCable サービスをイネーブルにするときに使用します。PacketCable をイネーブルにするには、次の作業を行う必要があります。
• FQDN のインターフェイスを少なくとも 1 つ設定し、プロビジョニングをイネーブルにします。
• KDC サービス キーを設定します。詳細については、「packetcable registration kdc-service-key」を参照してください。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
packetcable enable コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
コマンドを入力すると、PacketCable 音声技術が DPE 上でイネーブルになります。このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して DPE を再起動することで変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
packetcable enable コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、MTA 設定ファイルの暗号化をイネーブルにするときに使用します。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
packetcable registration encryption コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
packetcable registration encryption コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、MTA 設定ファイルの暗号化をディセーブルにするときに使用します。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no packetcable registration encryption コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
no packetcable registration encryption コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、KDC と DPE との間の通信に必要なセキュリティ キーを生成および設定するときに使用します。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。ハードウェア DPE では、コンソール モードでのみ使用できます。
packetcable registration kdc-service-key コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
この <password> は、任意に作成するパスワードで、長さは 6 ~ 20 文字です。
(注) このコマンドで入力するパスワードは、KDC の設定時に Keygen ツールで入力したパスワードと一致している必要があります。KeyGen ツールの使用方法については、『Cisco Broadband Access Center for Cable Administrators Guide』を参照してください。
コマンドを入力すると、セキュリティ キーが生成されます。このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して DPE を再起動することで変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
packetcable registration kdc-service-key コマンドの使用例を次に示します。
この CLI コマンドは、MTA 通信における SNMP プライバシーの施行に関するカスタマー ポリシーを設定するときに使用します。0 の値を入力すると、MTA では SNMP-v3 のプライバシー オプションが選択されます。0 以外の値を入力すると、プロビジョニング サーバによって SNMPv3 のプライバシー オプションが特定のプロトコルに設定されます(現在は DES に制限されています)。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
packetcable registration policy-privacy コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
• <value>:カスタマー ポリシーを表す 0、または 0 以外の値を入力します。次のような値があります。
–0:MTA でプライバシー オプションが選択されることを示します(プライバシーがオプションである場合)。
–1:デフォルトの値です。ポリシーが施行されることを示し、すべての MTA でプライバシーが使用されます。プライバシーが使用されない場合、MTA は起動しません。
–33:すべてのデバイスでプライバシーがイネーブルになっていることを示します。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して DPE を再起動することで変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
packetcable registration policy-privacy コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、RDU とのセキュアな通信に必要なセキュリティ キーを DPE で生成および設定するときに、コンソール モードで使用します。RDU とのセキュアな通信チャネルは、PacketCable SNMPv3 のクローニング サポートにのみ使用されます。
(注) コマンドライン ツール generateSharedSecret.sh を使用して、RDU 上に同じキーを設定する必要があります。このツールは <BACC_HOME>/rdu/bin ディレクトリにあります。このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。ハードウェア DPE では、コンソール モードでのみ使用できます。
packetcable snmp key-material コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
この <password> は、任意に作成するパスワードで、長さは 6 ~ 20 文字です。
(注) この CLI コマンドを実行した後、変更内容を有効にするために DPE をリロードする必要があります。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して DPE を再起動することで変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
packetcable snmp key-material コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、SNMPv3 サービス キーをクリアして、SNMPv3 のクローニング サポートをオフにするときに使用します。セキュリティ上の理由から、このコマンドは Telnet セッションの使用時には利用できません。また、コンソール モードからのみ設定可能です。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no packetcable snmp key-material コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
コマンドを入力すると、SNMP キー関連情報が使用不可になります。このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に dpe reload コマンドを実行して DPE を再起動することで変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「dpe reload」を参照してください。
no packetcable snmp key-material コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、PacketCable SNMP サービスで、SNMP の SET オペレーションに対する応答の待機時間(秒単位)を動的に設定するときに使用します。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
packetcable snmp timeout コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
<time> は、PacketCable SNMP サービスの待機時間を秒単位で示します。デフォルトの値は 10 秒です。
packetcable snmp timeout コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、PacketCable SNMP プロビジョニング サービスの最新のログ エントリを表示するときに使用します。このログには、一般的な PacketCable SNMP プロビジョニング サービス、および MTA プロビジョニングのエラーや重大な問題のロギングに関する情報が含まれます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
show packetcable snmp log コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、PacketCable SNMP ログ ファイルの中から、指定された数の行を表示するときに使用します。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
このコマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
show packetcable snmp log last コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、最新の PacketCable SNMP サービスのログ ファイルを表示するときに使用します。コマンドが中断されるまでの新しいログ メッセージもすべて表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
show packetcable snmp log run コマンドの使用例を次に示します。