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この章では、Broadband Access Center for Cable(BACC)の Device Provisioning Engine(DPE)のログ システムを管理および監視するために使用できるコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドについて詳細に説明しています。
ここでは、DPE ログの管理方法に影響するシステム コマンドについて説明します。次のようなコマンドがあります。
• 「no debug dpe event-manager」
(注) どのデバッグ コマンドを使用する場合も、DPE のデバッグをイネーブルにしておく必要があります。この機能をイネーブルにするには、debug on コマンドを実行します。
このコマンドは、システムに存在する古いログ ファイルを削除するときに使用します。次のファイルが対象となります。
時の経過とともに、古いログ ファイルは DPE 内に蓄積します。このようなログをバンドルするには、support bundle state コマンドを使用します。ログをクリアする前に、バンドルを作成することをお勧めします。これによって、必要なファイルが消失してしまうのを防ぐことができます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
clear logs コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドを使用すると、ログをグリアしていることを示すプロンプトが表示されます。クリアされたログ ファイルの数も示されます。
このコマンドは、DPE キャッシュのデバッグ ロギングをイネーブルにするときに使用します。次のような DPE キャッシュに関するメッセージが記録されます。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe cache コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE キャッシュのデバッグ ロギングをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe cache コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE 接続のデバッグをイネーブルにするときに使用します。通信サブシステムのステータスやエラー メッセージが記録されます。DPE と RDU との間の通信に関する問題を検出するために役立ちます。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe connection コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE 接続のデバッグをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe connection コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE サーバのデバッグをイネーブルにするときに使用します。DPE サーバの総合的なステータスや問題に関するログ メッセージが記録されます。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe dpe-server コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE サーバのデバッグをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe dpe-server コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE イベント マネージャのデバッグをイネーブルにするときに使用します。イベント マネージャのステータスに関するログ メッセージや状態が記録されます。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe event-manager コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE イベント マネージャのデバッグをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe event-manager コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE 例外のデバッグをイネーブルまたはディセーブルにするときに使用します。システムのオペレーション中に発生した例外の完全なスタック トレースが記録されます。システムの破損や異常動作のように異例の事態が発生した場合、Cisco TAC サポートにお問い合せいただく前にこのコマンドを実行すると、貴重な情報を提示することができます。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe exceptions コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE 例外のデバッグをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe exceptions コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE フレームワークのデバッグをイネーブルにするときに使用します。DPE サーバの基礎をなすフレームワークに関するログ情報が記録されます。この基礎をなすインフラストラクチャによって、BACC の各種サーバは支えられています。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe framework コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE フレームワークのデバッグをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe framework コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE メッセージングのデバッグをイネーブルにするときに使用します。DPE のメッセージング サブシステムに関する詳細情報が記録されます。このサブシステムは、主に DPE と RDU との間の通信に使用されます。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe messaging コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、DPE メッセージングのデバッグをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe messaging コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、TFTP 転送のデバッグをイネーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug dpe tftp コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、TFTP メッセージのデバッグをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug dpe tftp コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、デバッグ ロギングをイネーブルにするときに使用します。予想されるシステムの問題をトラブルシューティングするときに役立ちます。このコマンド以外に、 debug dpe cache などのコマンドを使用して、特定のデバッグ カテゴリを個々にイネーブルにする必要があります。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
debug on コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、すべてのデバッグ ロギングをディセーブルにするときに使用します。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
no debug コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドには、特別な構文は必要ありません。次の例に示すように入力します。
このコマンドは、保存される DPE ログ メッセージの最小レベルを設定するときに使用します。ログ レベルの詳細については、『Cisco Broadband Access Center for Cable Administrator's Guide』を参照してください。
このコマンドをライセンスのない DPE で実行した場合は、次のようなメッセージが表示されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
DPE の CLI コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
• <number> :保存されるログ レベルを数字で表します。DPE のログ レベルは次のとおりです。
–0(緊急):緊急なメッセージをすべて保存するようにロギング サービスを設定します。
–1(アラート):即時のアクションが必要なアクティビティ、およびそれ以上のレベルのアクティビティをすべて保存するようにロギング サービスを設定します。
–2(クリティカル):異常な状態、およびそれ以上のレベルの状態をすべて保存するようにロギング サービスを設定します。
–3(エラー):エラー メッセージ、およびそれ以上のレベルのメッセージをすべて保存するようにロギング サービスを設定します。
–4(警告):警告メッセージ、およびそれ以上のレベルのメッセージをすべて保存するようにロギング サービスを設定します。
–5(通知):通知メッセージ、およびそれ以上のレベルのメッセージをすべて保存するようにロギング サービスを設定します。
情報メッセージを保存する場合の log level コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、DPE の最新のログ エントリをすべて表示するときに使用します。ログには、システム エラーや重大な問題のロギングを含め、一般的な DPE プロセスの情報が記録されます。システムが困難な状態に陥っているときは、このログをチェックします。ログに含まれる情報が不十分な場合は、デバッグ ロギング機能をイネーブルにして、問題に関連したカテゴリをさまざまに変更してみます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
show log コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドは、DPE の最新のログ エントリのうち、指定された数だけを表示するときに使用します。システムが困難な状態に陥っているときは、このログをチェックします。ログに含まれる情報が不十分な場合は、デバッグ ロギング機能をイネーブルにして、問題に関連したカテゴリをさまざまに変更してみます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
show log last コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
show log last コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、実行中の DPE ログを表示するときに使用します。このコマンドを実行すると、DPE ログに記録されたすべてのメッセージの表示が開始されます。コマンドの実行は、Enter キーを押すまで継続されます。システムが困難な状態に陥っているときは、このログをチェックします。ログに含まれる情報が不十分な場合は、デバッグ ロギング機能をイネーブルにして、問題に関連したカテゴリをさまざまに変更してみます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE と Solaris DPE の両方で使用できます。
show log run コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドは、DPE の最新の syslog エントリをすべて表示するときに使用します。syslog ファイルには、DPE に関連した各種プロセスからのアラートを含め、一般的な DPE システムの情報が記録されます。システムが困難な状態に陥っているときは、このログをチェックします。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
show syslog コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドは、DPE の最新の syslog エントリのうち、指定された数だけを表示するときに使用します。syslog ファイルには、DPE に関連した各種プロセスからのアラートを含め、一般的な DPE システムの情報が記録されます。システムが困難な状態に陥っているときは、このログをチェックします。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
このコマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
show syslog last コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、実行中の syslog を表示するときに使用します。このコマンドを実行すると、syslog ログに記録されたすべてのメッセージの表示が開始されます。コマンドの実行は、Enter キーを押すまで継続されます。syslog には、DPE に関連した各種プロセスからのアラートを含め、一般的な DPE システムの情報が記録されます。システムが困難な状態に陥っているときは、このログをチェックします。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
show syslog run コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
show syslog run コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、syslog モードが両方またはリモートのみに設定されている場合に syslog メッセージを送信するように、ログ サーバを構成するときに使用します。モードがローカルのみに設定されている場合、この設定を変更しても効果はありません。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
syslog log-server コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
<x.x.x.x> は、ログ サーバの IP アドレスを表します。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に reload コマンドを実行して変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「reload」を参照してください。
syslog log-server コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、syslog サーバに割り当てられた設定をクリアするときに使用します。syslog モードが両方またはリモートのみに設定されている場合に syslog ログ サーバをクリアすると、新しいログ サーバが構成されるまで、ログ モードは自動的にローカルに設定されます。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
no syslog log-server コマンドを入力するときは、次の構文を使用する必要があります。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に reload コマンドを実行して変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「reload」を参照してください。
no syslog log-server コマンドの使用例を次に示します。
このコマンドは、リモート サーバにメッセージを送信し、メッセージはローカルのログに保存するように、syslog サブシステムを構成するときに使用します。リモート システムは syslog メッセージを受け取るように構成されている必要があります。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
syslog mode both コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に reload コマンドを実行して変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「reload」を参照してください。
このコマンドは、ログ メッセージをローカルだけに記録するように、syslog サブシステムを構成するときに使用します。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
syslog mode local コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に reload コマンドを実行して変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「reload」を参照してください。
このコマンドは、リモート サーバにメッセージを送信し、メッセージはローカルのログに保存しないように、syslog サブシステムを構成するときに使用します。リモート システムは syslog メッセージを受け取るように構成されている必要があります。
(注) このコマンドは、ハードウェア DPE に限り使用できます。
syslog mode remote コマンドを入力するときは、次のように入力するだけです。
このコマンドを使用したときは、このコマンドの後に reload コマンドを実行して変更内容を有効にする必要があります。詳細については、「reload」を参照してください。