ipv4-prefix
マッピングアドレスおよびポート(MAP)ドメイン内の基本マッピングルールの IPv4 プレフィックスを設定するには、MAP ドメインの基本マッピング ルール コンフィギュレーション モードで ipv4-prefix コマンドを使用します。プレフィックスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv4-prefixipv4_network_addressnetmask
no ipv4-prefix ipv4_network_address netmask
構文の説明
ipv4_network_address netmask |
カスタマー エッジ(CE)デバイスの IPv4 アドレス プールを定義する IPv4 プレフィックス。ネットワーク アドレスとサブネット マスク(たとえば、192.168.3.0 255.255.255.0)を指定します。異なる MAP ドメインで同じ IPv4 プレフィックスを使用することはできません。 |
コマンド デフォルト
デフォルト設定はありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンドモード |
ファイアウォールモード |
セキュリティコンテキスト |
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ルーテッド |
トランスペアレント |
シングル |
マルチ |
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コンテキスト |
システム |
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MAP ドメインの基本マッピング ルール コンフィギュレーション モード |
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— |
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— |
コマンド履歴
リリース |
変更内容 |
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9.13(1) |
このコマンドが導入されました。 |
使用上のガイドライン
IPv4 プレフィックスは、カスタマー エッジ(CE)デバイスの IPv4 アドレス プールを定義します。CE デバイスは、最初に IPv4 アドレスを、IPv4 プレフィックスによって定義されたプール内のアドレス(およびポート番号)に変換します。次に、MAP は、デフォルトのマッピング ルールのプレフィックスを使用して、この新しいアドレスを IPv6 アドレスに変換します。
例
次の例では、1 という名前の MAP-T ドメインを作成して、ドメインの変換ルールを設定しています。
ciscoasa(config)# map-domain 1
ciscoasa(config-map-domain)# default-mapping-rule 2001:DB8:CAFE:CAFE::/64
ciscoasa(config-map-domain)# basic-mapping-rule
ciscoasa(config-map-domain-bmr)# ipv4-prefix 192.168.3.0 255.255.255.0
ciscoasa(config-map-domain-bmr)# ipv6-prefix 2001:cafe:cafe:1::/64
ciscoasa(config-map-domain-bmr)# start-port 1024
ciscoasa(config-map-domain-bmr)# share-ratio 16