java-trustpoint(廃止)
指定したトラストポイントの場所から PKCS12 証明書およびキー関連情報を使用するように WebVPN Java オブジェクト署名機能を設定するには、webvpn コンフィギュレーション モードで java-trustpoint コマンドを使用します。Java オブジェクト署名のトラストポイントを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
java-trustpointtrustpoint
no java-trustpoint
構文の説明
トラストポイント |
crypto ca import コマンドで設定したトラストポイントの場所を指定します。 |
コマンド デフォルト
デフォルトでは、Java オブジェクト署名のトラストポイントは none に設定されています。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンドモード |
ファイアウォールモード |
セキュリティコンテキスト |
|||
---|---|---|---|---|---|
ルーテッド |
トランスペアレント |
シングル |
マルチ |
||
コンテキスト |
システム |
||||
webvpn コンフィギュレーション |
|
— |
|
— |
— |
コマンド履歴
リリース |
変更内容 |
---|---|
7.1(2) |
このコマンドが追加されました。 |
9.17(1) |
Web VPN のサポートが終了したため、このコマンドは廃止されました。 |
使用上のガイドライン
トラストポイントは、認証局(CA)または ID キー ペアを表します。java-trustpoint コマンドの場合、指定したトラストポイントにはアプリケーション署名エンティティの X.509 証明書、その証明書に対応する RSA 秘密鍵、ルート CA までの認証局チェーンを含める必要があります。通常は、crypto ca import コマンドを使用して PKCS12 形式のバンドルをインポートします。PKCS12 バンドルは、信頼できる CA 認証局から入手するか、openssl といったオープン ソース ツールを使用して既存の X.509 証明書と RSA 秘密キーから手動で作成できます。
(注) |
アップロードされた証明書は、パッケージ(CSD パッケージなど)に組み込まれた Java オブジェクトの署名には使用できません。 |
例
次に、最初に新しいトラストポイントを設定してから、そのトラストポイントを WebVPN Java オブジェクト署名用に設定する例を示します。
ciscoasa(config)# crypto ca import mytrustpoint pkcs12 mypassphrase
Enter the base 64 encoded PKCS12.
End with the word “quit” on a line by itself.
[ PKCS12 data omitted ]
quit
INFO: Import PKCS12 operation completed successfully.
ciscoasa(config)#
次に、WebVPN Java オブジェクトに署名する新しいトラストポイントを設定する例を示します。
ciscoasa(config)# webvpn
ciscoasa(config)# java-trustpoint mytrustpoint
ciscoasa(config)#