log
モジュラ ポリシー フレームワークを使用する場合は、一致またはクラス コンフィギュレーション モードで log コマンドを使用して、match コマンドまたはクラスマップと一致するパケットをログに記録します。このログアクションは、アプリケーション トラフィックのインスペクション ポリシー マップ(policy-map type inspect コマンド)で利用できます。このアクションをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
log
nolog
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド デフォルト
デフォルトの動作や値はありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンドモード |
ファイアウォールモード |
セキュリティコンテキスト |
|||
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ルーテッド |
トランスペアレント |
シングル |
マルチ |
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コンテキスト |
システム |
||||
一致コンフィギュレーションおよびクラス コンフィギュレーション |
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|
— |
コマンド履歴
リリース |
変更内容 |
---|---|
7.2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
インスペクション ポリシー マップは、1 つ以上の match コマンドと class コマンドで構成されます。インスペクション ポリシー マップで使用できる実際のコマンドは、アプリケーションによって異なります。match コマンドまたは class コマンドを入力してアプリケーション トラフィックを指定した後(class コマンドは、match コマンドを含む既存の class-map type inspect コマンドを参照します)、log コマンドを入力して、match コマンドまたは class コマンドに一致するすべてのパケットをログに記録できます。
レイヤ 3/4 ポリシー マップ(policy-map コマンド)で inspect コマンドを使用してアプリケーション インスペクションをイネーブルにする場合、このアクションを含むインスペクション ポリシー マップをイネーブルにできます。たとえば、inspect http http_policy_map コマンドを入力します。http_policy_map は、インスペクション ポリシー マップの名前です。
例
次に、パケットが http-traffic クラス マップに一致する場合にログを送信する例を示します。
ciscoasa(config-cmap)# policy-map type inspect http http-map1
ciscoasa(config-pmap)# class http-traffic
ciscoasa(config-pmap-c)# log