L コマンド
この章では、L で始まる Cisco Nexus Virtual Services Appliance コマンドについて説明します。
line console
コンソール コンフィギュレーション モードを開始するには、 line console コマンドを使用します。コンソール コンフィギュレーション モードを終了するには、このコマンドの no 形式を使用します。
line console
no line console
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
ネットワーク管理者
コマンド履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、コンソール コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
n1010#
configure terminal
n1010(
config)#
line console
line vty
ライン コンフィギュレーション モードを開始するには、 line vty コマンドを使用します。ライン コンフィギュレーション モードを終了するには、このコマンドの no 形式を使用します。
line vty
no line vty
構文の説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
ネットワーク管理者
コマンド履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、ライン コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
n1010#
configure terminal
関連コマンド
|
|
exit |
コンフィギュレーション モードを終了します。 |
line console |
コンソール コンフィギュレーション モードを開始します。 |
logging console
コンソール セッションでロギング メッセージをイネーブルにするには、 logging console コマンドを使用します。コンソール セッションのロギング メッセージをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging console [ severity-level ]
no logging console
構文の説明
severity-level |
ロギングするメッセージの重大度レベルです。重大度レベルをたとえば 4 に設定すると、指定したレベル以上の重大度のメッセージ (0 ~ 4)がロギングされます。 重大度は次のとおりです。 |
|
|
|
0 |
緊急 |
システムが使用不可 |
1 |
アラート |
即時処理が必要 |
2 |
クリティカル |
クリティカルな状態:デフォルト レベル |
3 |
エラー |
エラー状態 |
4 |
警告 |
警告状態 |
5 |
注意 |
正常だが注意を要する状態 |
6 |
情報 |
単なる情報メッセージ |
7 |
デバッグ |
デバッグ中にだけ表示される状態 |
(注) レベル 0 が最高重大度レベルです。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
ネットワーク管理者
コマンド履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、コンソール セッションで重大度 4(警告)以上を使用してロギング メッセージをイネーブルにする例を示します。
n1010# configure terminal
n1010(config)# logging console 4
関連コマンド
|
|
logging event |
インターフェイス イベントをロギングします。 |
logging level |
定義済みファシリティからのメッセージと、指定した重大度以上のメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging logfile |
システム メッセージの保存に使用するログ ファイルを設定します。 |
logging module |
ログ ファイルへのモジュール メッセージのロギングを開始します。 |
logging server |
システム メッセージをロギングするためのリモート サーバを指定して設定します。 |
logging timestamp |
システム メッセージのタイムスタンプの単位を設定します。 |
show logging logfile |
ログ ファイルの内容を表示します。 |
logging event
インターフェイス イベントを記録するには、 logging event コマンドを使用します。イベントのロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging event {link-status | trunk-status} {enable | default}
no logging event {link-status | trunk-status} {enable | default}
構文の説明
link-status |
すべてのアップ/ダウンおよびステータス変更のメッセージをロギングします。 |
trunk-status |
すべてのトランク ステータス メッセージをロギングします。 |
default |
デフォルトのロギング コンフィギュレーションが使用されます。 |
enable |
インターフェイス ロギングがイネーブルになり、ポート レベルのロギング コンフィギュレーションは無視されます。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
ネットワーク管理者
コマンド履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、インターフェイス イベントをログに記録する例を示します。
n1010# configure terminal
n1010(config)# logging event link-status default
関連コマンド
|
|
logging console |
コンソール セッションへのメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging level |
定義済みファシリティからのメッセージと、指定した重大度以上のメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging logfile |
システム メッセージの保存に使用するログ ファイルを設定します。 |
logging module |
ログ ファイルへのモジュール メッセージのロギングを開始します。 |
logging server |
システム メッセージをロギングするためのリモート サーバを指定して設定します。 |
logging timestamp |
システム メッセージのタイムスタンプの単位を設定します。 |
show logging logfile |
ログ ファイルの内容を表示します。 |
logging level
定義済みファシリティからのメッセージと、指定した重大度以上のメッセージのロギングをイネーブルにするには、 logging level コマンドを使用します。メッセージのロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging level facility severity-level
no logging level facility severity-level
構文の説明
facility |
ファシリティの名前を指定します。 |
severity-level |
ロギングするメッセージの重大度レベルです。重大度レベルをたとえば 4 に設定すると、指定したレベル以上の重大度のメッセージ (0 ~ 4)がロギングされます。 重大度は次のとおりです。 |
|
|
|
0 |
緊急 |
システムが使用不可 |
1 |
アラート |
即時処理が必要 |
2 |
クリティカル |
クリティカルな状態:デフォルト レベル |
3 |
エラー |
エラー状態 |
4 |
警告 |
警告状態 |
5 |
注意 |
正常だが注意を要する状態 |
6 |
情報 |
単なる情報メッセージ |
7 |
デバッグ |
デバッグ中にだけ表示される状態 |
(注) レベル 0 が最高重大度レベルです。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
ネットワーク管理者
コマンド履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
同じ重大度をすべてのファシリティに適用するには、次のコマンドを使用します。
• logging level all level_number
メッセージのロギングが可能なファシリティを一覧表示するには、次のコマンドを使用します。
• logging level ?
例
次に、AAA ファシリティからのメッセージのうち重大度レベルが 0 ~ 2 のもののロギングをイネーブルにする例を示します。
n1010# configure terminal
n1010(config)# logging level aaa 2
次に、ライセンス ファシリティからの重大度が 0 ~ 4 のメッセージのロギングをイネーブルにし、ライセンス ロギング コンフィギュレーションを表示する例を示します。
n1010# configure terminal
n1010(config)# logging level license 4
n1010(config)# show logging level license
Facility Default Severity Current Session Severity
-------- ---------------- ------------------------
0(emergencies) 1(alerts) 2(critical)
3(errors) 4(warnings) 5(notifications)
6(information) 7(debugging)
関連コマンド
|
|
logging console |
コンソール セッションへのメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging event |
インターフェイス イベントをロギングします。 |
logging logfile |
システム メッセージの保存に使用するログ ファイルを設定します。 |
logging module |
ログ ファイルへのモジュール メッセージのロギングを開始します。 |
logging server |
システム メッセージをロギングするためのリモート サーバを指定して設定します。 |
logging timestamp |
システム メッセージのタイムスタンプの単位を設定します。 |
show logging logfile |
ログ ファイルの内容を表示します。 |
logging logfile
システム メッセージの保存に使用するログ ファイルを設定するには、 logging logfile コマンドを使用します。設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging logfile logfile-name severity-level [size bytes ]
no logging logfile [ logfile-name severity-level [size bytes ]]]
構文の説明
logfile-name |
システム メッセージを保存するログ ファイルの名前を指定します。 |
severity-level |
ロギングするメッセージの重大度レベルです。重大度レベルをたとえば 4 に設定すると、指定したレベル以上の重大度のメッセージ (0 ~ 4)がロギングされます。 重大度は次のとおりです。 |
|
|
|
0 |
緊急 |
システムが使用不可 |
1 |
アラート |
即時処理が必要 |
2 |
クリティカル |
クリティカルな状態:デフォルト レベル |
3 |
エラー |
エラー状態 |
4 |
警告 |
警告状態 |
5 |
注意 |
正常だが注意を要する状態 |
6 |
情報 |
単なる情報メッセージ |
7 |
デバッグ |
デバッグ中にだけ表示される状態 |
size bytes |
(任意)ログ ファイルのサイズをバイト単位で、4096 ~ 10485760 の範囲で指定します。デフォルトのファイル サイズは 10485760 バイトです。 |
(注) レベル 0 が最高重大度レベルです。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
ネットワーク管理者
コマンド履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、LogFile という名前のログ ファイルを設定してシステム メッセージを保存し、その重大度レベルを 4 に設定する例を示します。
n1010# configure terminal
n1010(config)# logging logfile LogFile 4
関連コマンド
|
|
logging console |
コンソール セッションへのメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging event |
インターフェイス イベントをロギングします。 |
logging level |
定義済みファシリティからのメッセージと、指定した重大度以上のメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging module |
ログ ファイルへのモジュール メッセージのロギングを開始します。 |
logging server |
システム メッセージをロギングするためのリモート サーバを指定して設定します。 |
logging timestamp |
システム メッセージのタイムスタンプの単位を設定します。 |
show logging logfile |
ログ ファイルの内容を表示します。 |
logging module
ログ ファイルへのモジュール メッセージのロギングを開始するには、 logging module コマンドを使用します。モジュール ログ メッセージを停止するには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging module [ severity-level ]
no logging module [ severity-level ]
構文の説明
severity-level |
ロギングするメッセージの重大度レベルです。重大度レベルが指定されていない場合は、デフォルトが使用されます。重大度レベルをたとえば 4 に設定すると、指定したレベル以上の重大度のメッセージ(0 ~ 4)がロギングされます。 重大度は次のとおりです。 |
|
|
|
0 |
緊急 |
システムが使用不可 |
1 |
アラート |
即時処理が必要 |
2 |
クリティカル |
クリティカルな状態:デフォルト レベル |
3 |
エラー |
エラー状態 |
4 |
警告 |
警告状態 |
5 |
注意 |
正常だが注意を要する状態(デフォルト) |
6 |
情報 |
単なる情報メッセージ |
7 |
デバッグ |
デバッグ中にだけ表示される状態 |
(注) レベル 0 が最高重大度レベルです。
デフォルト
ディセーブル
モジュール メッセージのロギングを開始する場合に、重大度を指定しないと、デフォルトの「注意」(5)が使用されます。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
ネットワーク管理者
コマンド履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、デフォルトの重大度レベル(重大度 4)でモジュール メッセージのログ ファイルへのロギングを開始する例を示します。
n1010# configure terminal
n1010(config)# logging module
次に、モジュール メッセージのログファイルへのロギングを停止する例を示します。
n1010# configure terminal
n1010(
config)#
no logging module
関連コマンド
|
|
logging console |
コンソール セッションへのメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging event |
インターフェイス イベントをロギングします。 |
logging level |
定義済みファシリティからのメッセージと、指定した重大度以上のメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging logfile |
システム メッセージの保存に使用するログ ファイルを設定します。 |
logging server |
システム メッセージをロギングするためのリモート サーバを指定して設定します。 |
logging timestamp |
システム メッセージのタイムスタンプの単位を設定します。 |
show logging logfile |
ログ ファイルの内容を表示します。 |
logging server
システム メッセージをロギングするためのリモート サーバを指定して設定するには、 logging server コマンドを使用します。設定を削除または変更するには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging server hostname [ indicator [ use-vrf name [ facility { auth | authpriv | cron | daemon | ftp | kernel | local0 | local1 | local2 | local3 | local4 | local5 | local6 | local7 | lpr | mail | news | syslog | user | uucp }]]]
no logging server hostname [ indicator [ use-vrf name [ facility { auth | authpriv | cron | daemon | ftp | kernel | local0 | local1 | local2 | local3 | local4 | local5 | local6 | local7 | lpr | mail | news | syslog | user | uucp }]]]
構文の説明
hostname |
リモート Syslog サーバのホスト名/IPv4/IPv6 アドレスです。 |
indicator |
(任意)0:緊急、1:アラート、2:クリティカル、3:エラー、4:警告、5:注意、6:情報、7:デバッグ |
use-vrf name |
(任意)VRF 名を指定します。デフォルトは management です。 |
facility |
(任意)このサーバへの転送時に使用するファシリティを指定します。 |
auth |
auth ファシリティを指定します。 |
authpriv |
authpriv ファシリティを指定します。 |
cron |
Cron/at ファシリティを指定します。 |
daemon |
デーモン ファシリティを指定します。 |
ftp |
ファイル転送システム ファシリティを指定します。 |
kernel |
カーネル ファシリティを指定します。 |
local0 |
local0 ファシリティを指定します。 |
local1 |
local1 ファシリティを指定します。 |
local2 |
local2 ファシリティを指定します。 |
local3 |
local3 ファシリティを指定します。 |
local4 |
local4 ファシリティを指定します。 |
local5 |
local5 ファシリティを指定します。 |
local6 |
local6 ファシリティを指定します。 |
local7 |
local7 ファシリティを指定します。 |
lpr |
lpr ファシリティを指定します。 |
mail |
メール ファシリティを指定します。 |
news |
USENET ニュース ファシリティを指定します。 |
syslog |
Syslog ファシリティを指定します。 |
user |
ユーザ ファシリティを指定します。 |
uucp |
UNIX-to-UNIX コピー システム ファシリティを指定します。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
ネットワーク管理者
コマンド履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、デフォルトの発信ファシリティを使用して、指定した IPv4 アドレスのリモート Syslog サーバを設定する例を示します。
n1010# configure terminal
n1010(config)# logging server 172.28.254.253
次に、重大度レベル 5 以上の指定したホスト名のリモート Syslog サーバを設定する例を示します。
n1010# configure terminal
n1010(config)# logging server syslogA 5
関連コマンド
|
|
logging console |
コンソール セッションへのメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging event |
インターフェイス イベントをロギングします。 |
logging level |
定義済みファシリティからのメッセージと、指定した重大度以上のメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging logfile |
システム メッセージの保存に使用するログ ファイルを設定します。 |
logging module |
ログ ファイルへのモジュール メッセージのロギングを開始します。 |
logging timestamp |
システム メッセージのタイムスタンプの単位を設定します。 |
show logging logfile |
ログ ファイルの内容を表示します。 |
logging timestamp
システム メッセージのタイムスタンプの単位を設定するには、 logging timestamp コマンドを使用します。デフォルトの単位に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging timestamp { microseconds | milliseconds | seconds }
no logging timestamp { microseconds | milliseconds | seconds }
構文の説明
microseconds |
タイムスタンプはマイクロ秒単位です。 |
milliseconds |
タイムスタンプはミリ秒単位です。 |
seconds |
タイムスタンプは秒単位です(デフォルト)。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション(config)
ネットワーク管理者
コマンド履歴
|
|
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、システム メッセージのタイムスタンプの単位をマイクロ秒に設定する例を示します。
n1010# configure terminal
n1010(config)# logging timestamp microseconds
関連コマンド
|
|
logging console |
コンソール セッションへのメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging event |
インターフェイス イベントをロギングします。 |
logging level |
定義済みファシリティからのメッセージと、指定した重大度以上のメッセージのロギングをイネーブルにします。 |
logging logfile |
システム メッセージの保存に使用するログ ファイルを設定します。 |
logging module |
ログ ファイルへのモジュール メッセージのロギングを開始します。 |
logging server |
システム メッセージをロギングするためのリモート サーバを指定して設定します。 |
show logging logfile |
ログ ファイルの内容を表示します。 |
login virtual-service-blade
Virtual Service Blade(VSB)にログインするには、 login virtual-service-blade コマンドを使用します。
login virtual-service-blade name [ primary | secondary ]
構文の説明
name |
既存の仮想サービス ブレードの名前を指定します。 |
primary |
(任意)プライマリ ロールを割り当てられている Cisco Nexus 1010。 |
secondary |
(任意)セカンダリ ロールを割り当てられている Cisco Nexus 1010。 |
コマンド モード
EXEC
ネットワーク管理者
コマンド履歴
|
|
4.2(1)SP1(2) |
オプションの primary および secondary キーワードが追加されました。 |
4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、仮想サービス ブレードへのシリアル コマンド アクセスを可能にします。
例
次に、プライマリ Cisco Nexus 1010 上にある VSB-1 という名前の VSB の Cisco Nexus 1000V CLI にログインする例を示します。
n1010# login virtual-service-blade VSB-1 primary
関連コマンド
|
|
description |
仮想サービスに説明を追加します。 |
enable |
仮想サービスのコンフィギュレーションを開始してイネーブルにします。 |
show virtual-service-blade |
仮想サービス ブレードに関する情報を表示します。 |
show virtual-service-blade name |
仮想サービスに関する情報を表示します。 |
show virtual-service-blade-type summary |
すべての仮想サービスの設定の要約をタイプ名ごとに表示します。 |
virtual-service-blade |
指定した仮想サービスを作成して、そのサービスのコンフィギュレーション モードに切り替えます。 |
virtual-service-blade-type |
この仮想サービスに追加するソフトウェア イメージ ファイルのタイプと名前を指定します。 |