コモン グラウンド ICM アップグレード マイグレーションのイベント
コモン グラウンド アップグレード マイグレーション方法の概要
ICM 4.6.2 システムから ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) システムへのコモン グラウンド アップグレード マイグレーションの概要
この項には、コモン グラウンド アップグレード マイグレーション方式による ICM 4.6.2 システムから ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) システムへのアップグレードに必要な手順の概要が記載されています。
(注) この項では、サイド A を最初にアップグレードすることを想定しています。
セントラル コントローラ、AW/HDS、および WebView
ステップ 1 AW/HDS で Script Editor を開いて、[すべて検証]を実行します。
ステップ 2 サイド B で ICM 4.6.2 とコール処理が引き続き実行されている状態で、サイド A を停止し、次のアップグレードを実行します。
a. ICM 4.6.2 から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) へのアップグレード(適切なコンポーネントを選択して実行します)
b. MS SQL 7.0 SP3 から MS SQL 7.0 SP4 へのアップグレード
c. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
ステップ 3 サイド B を停止します。
ステップ 4 デフォルト ルーティングが正常に動作していることを確認します。
ステップ 5 サイド A を起動します。コール処理が安定して行われていること(デフォルト ルーティングが実行されていないこと)を確認します。
ステップ 6 サイド B で次のアップグレードを実行します。
a. ICM 4.6.2 から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) へのアップグレード(ICM コンポーネントごとに実行します)
b. MS SQL 7.0 SP3 から MS SQL 2000 SP4 へのアップグレード
c. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
ステップ 7 サイド A のロガーとサイド B のロガーを同期させます。
ステップ 8 サイド B を起動します。
ステップ 9 ICM 4.6.2 のペリフェラル ゲートウェイとコール処理を安定させます。
ペリフェラル ゲートウェイ
(注) この項では、PG が二重化されていることを想定しています。
ステップ 1 サイド A の PG を停止して、次のアップグレードを実行します。
a. ICM 4.6.2 から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) へのアップグレード(PG コンポーネント)
b. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
c. CTI OS サーバ 4.7 から CTI OS サーバ 6.0 へのアップグレード
d. CILTest 4.7 SP3 から CILTest 6.0 へのアップグレード
e. CallManager Simulator 5.0 から CallManager Simulator 6.0 へのアップグレード
ステップ 2 PG を起動して、コール処理が安定していることを確認します。
CallManager、CAD Server および CAD Client、CTI OS Agent、CTI Agent
ステップ 1 CallManager を停止して、次のアップグレードを実行します。
(注) この間は、コールが停止されます。
a. CCM 3.3.3 から CCM 4.0 へのアップグレード
b. Publisher 3.3.3 から Publisher 4.0 へのアップグレード
c. IP IVR 3.1 から IP IVR 3.5 へのアップグレード
d. MS SQL 2000 SP3 から MS SQL 2000 SP3a へのアップグレード
e. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
ステップ 2 CAD Server と CAD Client を停止して、次のアップグレードを実行します。
a. CAD Server 4.4.1 から CAD Server 6.0 へのアップグレード
b. MS SQL 7.0 SP3 から MS SQL 2000 SP3a へのアップグレード
c. CAD Client 4.4.1 から CAD Client 6.0 へのアップグレード
d. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
ステップ 3 CTI OS Agent と CTI Desktop を停止して、次のアップグレードを実行します。
a. CTI OS Agent 4.6.2 から CTI OS Agent 6.0 へのアップグレード
b. CTI Desktop 4.6.2 から CTI Desktop 6.0 へのアップグレード
c. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
ステップ 4 CallManager、CAD Server および CAD Client、CTI OS Agent および CTI Desktop を起動します。
ステップ 5 コールを開始し、アップグレード後のテストを実行します。
ICM 5.0 システムから ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) システムへのコモン グラウンド アップグレード マイグレーションの概要
この項には、コモン グラウンド アップグレード マイグレーション方式による ICM 5.0 システムから ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) システムへのアップグレードに必要な手順の概要が記載されています。
(注) このガイドでは、サイド A を最初にアップグレードすることを想定しています。
セントラル コントローラ、AW/HDS、および WebView
ステップ 1 サイド B で ICM 5.0 とコール処理が引き続き実行されている状態で、サイド A を停止し、次のアップグレードを実行します。
a. ICM 5.0 から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) へのアップグレード(適切なコンポーネントを選択して実行します)
b. MS SQL 7.0 SP4 から MS SQL 2000 SP3a へのアップグレード
c. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
ステップ 2 サイド B を停止します。
ステップ 3 デフォルト ルーティングが正常に動作していることを確認します。
ステップ 4 サイド A を起動します。コール処理が安定して行われていること(デフォルト ルーティングが実行されていないこと)を確認します。
ステップ 5 サイド B で次のアップグレードを実行します。
a. ICM 5.0 から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) へのアップグレード(ICM コンポーネントごとに実行します)
b. MS SQL 7.0 SP4 から MS SQL 2000 SP3a へのアップグレード
c. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
ステップ 6 サイド A のロガーとサイド B のロガーを同期させます。
ステップ 7 サイド B を起動します。
ステップ 8 ICM 5.0 のペリフェラル ゲートウェイとコール処理を安定させます。
ペリフェラル ゲートウェイ
(注) この項では、PG が二重化されていることを想定しています。
ステップ 1 サイド A の PG を停止して、次のアップグレードを実行します。
a. ICM 5.0 から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) へのアップグレード(PG コンポーネント)
b. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
c. CTI OS サーバ 4.7 から CTI OS サーバ 6.0 へのアップグレード
d. CILTest 4.7 SP3 から CILTest 6.0 へのアップグレード
e. CallManager Simulator 5.0 から CallManager Simulator 6.0 へのアップグレード
ステップ 2 PG を起動して、コール処理が安定していることを確認します。
CallManager、CAD Server および CAD Client、CTI OS Agent、CTI Agent
ステップ 1 CallManager を停止して、次のアップグレードを実行します。
(注) この間は、コールが停止されます。
a. CCM 3.3.3 から CCM 4.0 へのアップグレード
b. Publisher 3.3.3 から Publisher 4.0 へのアップグレード
c. IP IVR 3.1 から IP IVR 3.5 へのアップグレード
d. MS SQL 2000 SP2 から MS SQL 2000 SP3a へのアップグレード
e. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
ステップ 2 CAD Server と CAD Client を停止して、次のアップグレードを実行します。
a. CAD Server 4.4.1 から CAD Server 6.0 へのアップグレード
b. MS SQL 7.0 SP4 から MS SQL 2000 SP3a へのアップグレード
c. CAD Client 4.4.1 から CAD Client 6.0 へのアップグレード
d. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード(両方で実行します)
ステップ 3 CTI OS Agent と CTI Desktop を停止して、次のアップグレードを実行します。
a. CTI OS Agent 4.6.2 から CTI OS Agent 6.0 へのアップグレード
b. CTI Desktop 4.6.2 から CTI Desktop 6.0 へのアップグレード
c. MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード(両方で実行します)
ステップ 4 CallManager、CAD Server および CAD Client、CTI OS Agent および CTI Desktop を起動します。
ステップ 5 コールを開始し、アップグレード後のテストを実行します。
CIS コンポーネント
ステップ 1 次の CIS コンポーネントを停止します。
• Cisco Media Blender(CMB)
• Cisco E-mail Manager(CEM)
• Cisco Collaboration Server(CCB)
• Dynamic Content Adapter(DCA)
ステップ 2 次の CIS コンポーネントで、オペレーティング システムおよび MS SQL Server のサービス パックをアップグレードします。
• CMB 5.0
– MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
• CEM 5.0
– MS SQL 2000 SP2/Oracle 8.1.7 から MS SQL 2000 SP3a/Oracle 8.1.7 へのアップグレード
– MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
• CCS 5.0
– MS SQL 2000 SP2/Oracle 8.1.7 から MS SQL 2000 SP3a/Oracle 8.1.7 へのアップグレード
– MS Windows 2000 SP3/Solaris 8 から MS Windows 2000 SP4/Solaris 8 以降 へのアップグレード
• DCA 5.0
– MS Windows 2000 SP3 から MS Windows 2000 SP4 へのアップグレード
ステップ 3 CIS コンポーネントを起動して、ICM との通信が引き続き行われていることを確認します。
ステップ 4 Support Tools ノードを停止して、次のアップグレードを実行します。
(注) このプロセスを実行しても、コールが中断されたり、ICM システムの他の機能に影響することはありません。
• Support Tools 1.0 から Support Tools 1.1 へのアップグレード
ステップ 5 Support Tools ノードを起動します。
ICM 4.6.2 または ICM 5.0(0) から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) へのコモン グラウンド アップグレード マイグレーションの作業
次に、ICM 4.6.2 または ICM 5.0(0) から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) へのアップグレード時に必要な作業の概要を説明します。
(注) このガイドでは、サイド A を最初にアップグレードすることを想定しています。
ステップ 1 アップグレード前の作業を実行します。
ステップ 2 セントラル コントローラ サイド A とアップグレードするキー AW を停止します。
(注) サイド A(アップグレードの対象とするサイド)のセントラル コントローラが停止されると、サイド B は(セントラル コントローラの観点から見て)シンプレックスの状態になります。
(注) ICM のアップグレード処理中は、ドメイン コントローラの管理が非常に重要になります。ICM コンポーネントが存在するノードにドメイン コントローラがインストールされている場合は、他のすべての ICM ノードをアップグレードする前、またはアップグレードした後に、このドメイン コントローラの ICM コンポーネントをアップグレードする必要があります。
• ICM のアップグレードは、サイド A のセントラル コントローラ(サイド A のロガーおよびサイド A のルータ)の ICM サービスと キー AW を停止した状態から開始します。
• 適切なシンプレックス処理を行うには、サイド B のルータが、設定されているペリフェラル ゲートウェイ(PG)の 50 % 以上と正常に接続できる必要があります。
ステップ 3 キー Admin Workstation をアップグレードします。
• キー Admin Workstation は、セントラル コントローラの最初のサイドとともにアップグレードする必要があります。これにより、セントラル コントローラの 2 番目のサイドをアップグレードする前に、テストを実施できるようになります。
• キー AW とは、アップグレードするセントラル コントローラの近くに配置されたシステム管理用の AW です。
• Admin Workstation を正しく動作させるには、セントラル コントローラと同じバージョンにする必要があります。ソフトウェアのアップグレードが完了したセントラル コントローラのサイドをオンラインにする前に、古いバージョンのソフトウェアがインストールされている AW をシャットダウンして、それらの AW がアップグレード済みのセントラル コントローラへの接続を試行し続けないようにする必要があります。再接続は最終的に拒否されますが、一時的にセントラル コントローラとネットワークに不必要な負荷がかかります。
(注) アップグレード処理中は設定を変更できません。設定の変更は、アップグレードが完了してから行ってください。
ステップ 4 ICM セントラル コントローラ サイド A をアップグレードします。
• サイド A のコールルータおよびロガーは、新しいソフトウェア レベルにアップグレードされます。ただし、アップグレードとマシンの再ブートが完了しても、ロガーとコールルータのサービスは開始されません。このアップグレード手順に、アップグレードを開始する前にすべての ICM サービスを手動に設定する手順が含まれているからです。
ステップ 5 アップグレードされていないセントラル コントローラ サイド B と残りの AW を停止します。
• セントラル コントローラ サイド B を停止します。ICM セントラル コントローラは、サイド A とサイド B のソフトウェア レベルが同一でない限り、デュプレックス モードでは動作しません。そのため、サイド B のセントラル コントローラをアップグレード済みの新しいソフトウェア レベルで起動する前に、サイド B のセントラル コントローラを停止する必要があります。
(注) サイド B のセントラル コントローラが停止されると、サービスの開始時に(セントラル コントローラの観点から見て)サイド A はシンプレックスの状態になります。
ステップ 6 短期間のデフォルト ルーティング
• サイド B ですべてのセントラル コントローラ サービスを停止したら、サイド A のセントラル コントローラ サービスを開始します。
サイド B のセントラル コントローラが停止され、サイド A のセントラル コントローラ サービスをオンラインになるまでの間は、サービス プロバイダーのデフォルト ネットワーク ルーティング計画が使用されます。
ステップ 7 アップグレードが完了したセントラル コントローラのサイド A を起動します。
• サイド A のコールルータは、そのインスタンスに対して設定されている PG の 50 % と正常に接続できる必要があります。
• サイド B のセントラル コントローラのアップグレードを開始する前に、シンプレックスの状態でサイド A のテストを行う必要があります。このテストが正常に完了した場合にだけ、サイド B セントラル コントローラのアップグレードの「実施」を決定してください。
• この時点でアップグレードを中止する場合は、アップグレード済みのマシンの ICM ソフトウェアを停止し、アップグレードされていないマシンの ICM を起動します。アップグレードされていないマシンが再びオンラインになったら、バックアップ イメージを使用してアップグレード済みのマシンを元の状態に戻せます。
(注) 正常に機能していないコンポーネントがある場合は、トラブルシューティング用のログを保存してから、古いイメージを復元してください。
問題が見つからない場合、または見つかった問題が業務上重要でないと判断される場合は、アップグレードを再開します。
ステップ 8 ICM セントラル コントローラ サイド B をアップグレードします。
• サイド A のシンプレックス テストが正常に完了した場合にだけ、サイド B セントラル コントローラのアップグレードの「実施」を決定してください。
• セントラル コントローラのアップグレードと同期が正常に完了したら、デュプレックス モードでテストを行う必要があります。
ステップ 9 残りの Admin Workstation をアップグレードします。
• ICM システムのテストが正常に完了したら、残りの Admin Workstation をアップグレードして起動できます。
ステップ 10 ペリフェラル ゲートウェイをアップグレードします。
• ペリフェラル ゲートウェイは、セントラル コントローラのリリースより 2 段階低いリリースでも使用できます。ペリフェラル ゲートウェイは、必ずしもセントラル コントローラと同じメンテナンス期間内にアップグレードする必要はありません。ただし、セントラル コントローラと同じ週のうちにアップグレードすることを強くお勧めします。
ステップ 11 MS SQL Server をアップグレードします。
• SQL のアップグレードは、すべてのオペレーティング システムおよび ICM のアップグレード手順が完了し、履歴データのマイグレーションが完了して、システムが安定してから実施することをお勧めします。
–作業の完了は、ロガーの recovery ログおよび HDS の replication ログで確認できます。
–ルータへの設定転送の完了はルータの Router ログとロガーの Logger ログで確認でき、AW 更新の完了は Update AW ログとロガーの Logger ログで確認でき、HDS データのレプリケーションの完了は HDS の Replication ログとロガーの Recovery ログで確認できます。
• MS SQL 7.0 SP3/4 から MS SQL 2000 SP3a にアップグレードします( Upgrading MS SQL Server 7.0 to MS SQL Server 2000, page 15-8 を参照してください)。
(注) ICM 4.6.2 から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) へアップグレードする場合:ICM の setup.exe を実行すると、ICM Setup のダイアログが表示される前に、レジストリ キーの自動変換(GeoTel から Cisco Systems, Inc. への変換、および icr から icm への変換)が実行されるので注意してください。
コモン グラウンド アップグレード マイグレーション作業
(注) このガイドでは、サイド A を最初にアップグレードすることを想定しています。
コモン グラウンド アップグレード マイグレーション作業 - 詳細な手順
各 ICM インスタンスのステータスの確認
ステップ 1 コマンド プロンプトで次のように入力して、各コールルータで rttest を実行します。
rttest /< cust instance name> /node CallRouter< x> /< system hostname>
(注) 詳細については、rttest ユーティリティの Tech Note(http://www.cisco.com/en/US/partner/products/sw/custcosw/ps1001/products_tech_note09186a00800ac69b.shtml)を参照してください。
ステップ 2 ICM のネットワーク インフラストラクチャ全体に異常がなく、すべての PG がそれぞれのコールルータの両サイドを認識でき、それらのサイドからも PG を認識できることを確認します。
ステップ 3 ICM システムの問題が見つかった場合は、アップグレードを開始する前に対処します。
ロガー データベースの同期
ロガー B を起動する前に、ICMDBA を使用してサイド B のロガー データベースをサイド A のロガー データベースと同期させます。
ステップ 1 [スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択します。
ステップ 2 [ファイル名を指定して実行]ダイアログで、 icmdba と入力して[OK]をクリックします。
ステップ 3 icmdba の GUI で、ICM インスタンスを選択します。
ステップ 4 ロガー データベースまでドリルダウンして選択します。
ステップ 5 ツールバーで、[Data]>[Synchronize]を選択します。
ステップ 6 [Source]を選択します。
a. アップグレードがすでに完了して現在実行されているサーバとデータベースを選択します。
ステップ 7 [Target]を選択します。
a. 起動するサーバとデータベースを選択します。
ステップ 8 [Synchronize]をクリックします。
ステップ 9 [Synchronize]ダイアログで、[Start]をクリックします。
ステップ 10 同期プロセスが正常に完了したことを示すメッセージが表示されます。
ステップ 11 icmdba を閉じます。
ロガー/HDS データベースの使用率の確認
ステップ 1 [スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択します。
ステップ 2 [ファイル名を指定して実行]ダイアログで、 icmdba と入力して[OK]をクリックします。
ステップ 3 ロガー/HDS データベースまでドリルダウンします。
ステップ 4 < cust>_side<X> または < cust>_HDS(該当する方) を右クリックして、[プロパティ]を選択します。
ステップ 5 [Data % Used]の値が、ロガーの場合は 65 %、HDS の場合は 50 % を超えていないことを確認します。
ステップ 6 [Log % Used]のサイズが 400MB 以上に設定されていることを確認します(最大は 500MB)。
ステップ 7 tempdb のサイズが 100 MB に設定されていることを確認します。
ステップ 8 SQL のロック数を 200,000 に増やします。この変更を有効にするには SQL Server のサービスを再起動する必要があります。
システム バックアップの実行
万一、アップグレード マイグレーション中に重大な障害が発生した場合は、ノードを元のバージョンの ICM ソフトウェアに戻す準備が整うまで、ICM ノードをアップグレードしないでください。市販のイメージ作成ソフトウェアを使用して、各 ICM ノードのバックアップ イメージを作成することをお勧めします。
設定変更の禁止
設定更新を禁止するには、コールルータの各サイドのレジストリ変数を更新禁止(更新が防止されエラー メッセージが返される)に設定します。
コールルータで、次のようにレジストリを変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\
Cisco\ICM\<instance name>\RouterA\Router\
CurrentVersion\Configuration\Global\
設定更新が無効になっているかどうかをテストします。
GeoTel(ICM 4.6.2)または Cisco Systems, Inc.(ICM 5.0(0))レジストリのバックアップ
[Upgrade All]を実行すると、レジストリが自動的に保存されます。この作業を手動で実行する場合は、次の操作を行います。
ステップ 1 コマンド プロンプトを開いて regedit と入力するか、[スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択して regedit と入力します。
ステップ 2 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\<GeoTel または Cisco Systems, Inc.>\icm を選択します。
ステップ 3 ツールバーで、[レジストリ]>[レジストリ ファイルの書き出し]をクリックします。
ステップ 4 ディレクトリを参照して、レジストリ ファイルのエクスポート先を指定します。
ステップ 5 覚えやすいファイル名を入力します。
ステップ 6 [保存]をクリックします。
カスタム テンプレートとレポートのバックアップ
カスタム テンプレートとレポートのバックアップはオプションですが、コモン グラウンド アップグレード マイグレーションを実施する場合は、この作業を行うことをお勧めします。
ICM 4.6.2 の場合のみ:
• カスタム テンプレートをバックアップするには、 icm\instancename\aw\custom をコピーします。.
• 保存済みのレポートをバックアップするには、 icm\instancename\dis\web\userdata をコピーします。
(注) ICM 5.0(0) には WebView データベースがあり、ICM データベースのバックアップを実行するたびに、このデータベースをバックアップする必要があります。
アップグレード前のテストの実行
テスト計画は、アップグレード プロセスのさまざまな段階で利用します。実際のダイヤル番号、ラベル、ターゲット、および期待される結果に基づいて、実際のテスト ケースを作成してください。テスト ケースを作成する必要がある重要な領域は次のとおりです。
アプリケーション テスト
定義済みのペリフェラル ターゲットにコールをルーティングできるかどうかをテストすることが最も重要になります。最初に、ICM システムのサイド A を ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) にアップグレードして、サービスを再開します。ICM のコール ルーティングを監視して、適切なルーティングが行われているかどうかを確認します。コール ルーティングの監視には、サイド B のセントラル コントローラより先にアップグレードされたキー AW を使用します。
スクリプトの検証
ステップ 1 Script Editor を開きます。
ステップ 2 [スクリプト]>[すべて検証]を選択します(または、ツールバーで[すべて検証]をクリックします)。
ステップ 3 すべてのスクリプトが正常に機能するかどうかを確認します。アップグレードを開始する前に、問題があるスクリプトを書き留めておきます。この情報を保存して、アップグレード後のスクリプトの検証結果と比較します。
システム整合性テスト
残りのテストは、ICM をデュプレックス モードで実行したときに、すべてのシステム コンポーネントが正しく機能するかどうかを確認するために実行します。冗長性テストは特に注意深く行ってください。
プロセス テスト
ICM システムのプロセスを検証します。たとえば、次のプロセスを確認します。
RTR:ロガーからすべての設定データが転送されているかどうか
LGR:初期化が完了しているかどうか
AW:updateAW による更新が完了し、作業待ちの状態になっているかどうか
ステップ 1 各ソフトウェア プロセスが正常に動作していることを確認します。
ステップ 2 各 NIC がキャリア(IXC)ネットワークに正しく接続されているかどうかを確認します。
ステップ 3 各プロセスを停止して再開します。
冗長性テスト
ステップ 1 アクティブ PG を停止したときに、バックアップ PG がアクティブ状態になるかどうかを確認します。
ステップ 2 コールルータのアクティブ サイドを停止したときに、他方のコールルータ サイドへの切り替えが機能を損なわずに実行されるかどうかを確認します。
ステップ 3 ロガーと NIC に対して同じテストを実行します。
アラーム テスト
ステップ 1 (Alarm Tracker の監視を担当している)ネットワーク運用センターのトラッキング システムで、アラームが受信されているかどうかを確認します。
履歴レポートのテスト
ステップ 1 アップグレードされたロガーに対してクエリーを発行して、過去のコール詳細の存在と整合性を確認します。
WebView レポートのテスト(オプション)
ステップ 1 頻繁に使用する WebView のビューを開きます。
ステップ 2 表示されたデータを確認します。
Internet Script Editor のテスト(オプション)
ステップ 1 Internet Script Editor を使用して、最も頻繁に監視する ICM スクリプトを開きます。
ステップ 2 表示されたデータを確認します。
ICM サイド A の停止
ステップ 1 ローカルのサービス コントロールを使用して、サイド A のセントラル コントローラと AW/HDS を 停止 します。すべての ICM サービスを[Manual]に設定します。
ステップ 2 古い本稼動システムのまだ実行されているサイドにある AW で、Script Editor を使用してコールのルーティングをモニタします。コールがデフォルト ルーティング されていない ことを確認します。コールがデフォルト ルーティング されていない 場合は、サイド A のアップグレードを開始できます。
サイド A の キー Admin Workstation のアップグレード
エンタープライズ内に AW/HDS が 1 つしかない場合は、それに対応するセントラル コントローラのサイドからアップグレードを開始してください。
ステップ 1 [Service]ダイアログで、ディストリビュータのサービスが停止していることを確認してから、それらのサービスを[Manual]に設定します。
ステップ 2 WebView サーバの場合は、 WebView 3rd Party Software CD から setup.exe を実行します。
(注) ICM 4.6.2 から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) にアップグレードする場合:
1. Third Party Tools をアップグレードします。
2. ICM の Setup.exe を実行して ICM をアップグレードします。
(注) ICM 5.0(0) から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) にアップグレードする場合:
1. Third Party Tools のバージョンは同一なので、アップグレードは不要です。
2. ICM の Setup.exe を実行して ICM をアップグレードします。
(注) [Read Only File Detected]ダイアログが表示された場合は、[Do not display this message again]をクリックして、[Yes]をクリックします。
ステップ 3 ICM のインストール CD から ICM の setup.exe を実行します。
(注) ICM 4.6.2 から ICM/IP Call Center Enterprise Edition Release 6.0(0) にアップグレードする場合は、[Question]ウィンドウに次のメッセージが表示されます。
Setup is about to convert GeoTel registry to Cisco registry and rename icr directory to icm directory.After the conversion, please perform upgrade to all on the icm system.Do you want to continue?
[Yes]を選択します。
ステップ 4 [Upgrade All]を選択します。[Upgrade all ICM instances]ダイアログが表示されます。
ステップ 5 [OK]をクリックして、このシステムのすべてのインスタンス コンポーネントをアップグレードします。
ステップ 6 WebView がすでにインストールされている場合は、WebView Server の場所をたずねるダイアログが表示されます。DB Server のマシン名を入力して[OK]をクリックします。
(注) [Read Only File Detected]ダイアログが表示された場合は、[Do not display this message again]をクリックして、[Yes]をクリックします。
ステップ 7 指示に従って再ブートします。
(注) ICM のプロセスは、セントラル コントローラ サイド A のアップグレードが完了するまで開始しないでください。
ICM サイド A のセントラル コントローラのアップグレード
ステップ 1 Cisco ICM のメディアから、ICM のセットアップを実行して、最初にサイド A のルータをアップグレードし、その次にサイド A のロガーをアップグレードします。それぞれのコンポーネントに対して[Upgrade All]を選択します。
ステップ 2 [Question]画面に次のメッセージが表示されます。
Setup is about to convert GeoTel registry to Cisco registry and rename icr directory to icm directory.After the conversion, please perform upgrade to all on the icm system.Do you want to continue?
[Yes]を選択します。
ステップ 3 [Upgrade All]を選択します。[Upgrade all ICM instances]ダイアログが表示されます。
ステップ 4 [OK]をクリックして、このシステムのすべてのインスタンス コンポーネントをアップグレードします。
注意 アップグレード中に、\icm\bin ディレクトリのファイルを削除できないというメッセージが表示された場合は、先へ進まないでください。
\icm\bin ディレクトリに残っているファイルが、削除できなかったファイルです。多くの場合、この問題は rttest.exe がバックグラウンドで実行されているために発生します。この問題を解決するには、次の操作を行います。
a. タスク バーを右クリックして[タスク マネージャ]を選択し、タスク マネージャを起動します。
b. [プロセス]タブを選択して、rttest.exe を右クリックし、[プロセスの終了]を選択します。このプロセスのインスタンスが複数実行されていないかどうかをタスク マネージャで確認します。
c. 作業が完了したら、セットアップの指示に従って各マシンを再ブートします。ただし、ロガーはルータが完全にアップグレードされるまで再ブートしないでください。
(注) [Restart Windows]ダイアログに、次のメッセージが表示される場合があります。
Some files could not be updated because they are currently in use by other programs on the system.Files in use will be updated the next time you restart the system.
その場合は、[Yes, I want to restart my computer now]を選択して、[OK]をクリックします。
ステップ 5 リリース ノートの指示に従って、サービス リリースまたはエンジニアリング スペシャルを適用します。
ステップ 6 アップグレードと再起動が完了した直後に、サイド A のマシンでエラーが発生していないことを確認します。
a. ログを参照して、エラーがないかどうかを確認します。 icmsetup.log ファイルは、C:\temp ディレクトリにあります。C:\temp ディレクトリに移動して、コマンド ラインから次のチェックを実行します。
– findstr /i error icmsetup.log と入力して、エラーを検索します。
(注) 応答がない場合は、エラーが見つからなかったことを意味します。
– findstr /i fail icmsetup.log と入力して、障害を検索します。
(注) 応答がない場合は、障害が見つからなかったことを意味します。
– findstr /i warning icmsetup.log と入力して、エラーを検索します。
(注) 応答がない場合は、警告が見つからなかったことを意味します。
– 必要な場合は、notepad icmsetup.log と入力して、メモ帳でログを開くこともできます。
ICM サイド B と残りの AW の停止
ICM サイド B を停止する方法は次のとおりです。
ステップ 1 ローカルのサービス コントロールを使用して、サイド B のルータ、ロガー、および AW/HDS を(この順序どおりに)停止します。すべての ICM サービスを[Manual]に設定します。
(注) サービスは個別に停止してください。[Stop All]オプションは使用しないでください。
ネットワーク デフォルト ルーティングの検証
ネットワーク デフォルト ルーティングを検証する方法は次のとおりです。
ステップ 1 ローカルのサービス コントロールのダイアログを参照して、サイド A とサイド B のルータおよびロガーのサービスが停止しており、手動に設定されていることを確認します。
ステップ 2 ネットワーク デフォルト ルーティングが行われていることを確認します。
ICM サイド A と キー AW の起動
ステップ 1 ローカルのサービス コントロールを使用して、サイド A のロガーとルータを起動します。
ステップ 2 サイド A のロガーとルータの初期化が完了したら、AW/HDS を起動します。
(注) サービスは個別に開始してください。[Start All]オプションは使用しないでください。
(注) アップグレード後、デスクトップに[ICM Service Control]アイコンが 2 つ存在している場合があります。それぞれを右クリックして[プロパティ]を選択します。[Target]フィールドと[Start in]フィールドに icr という文字が含まれるアイコンを削除します。[Target]フィールドと[Start in]フィールドに icm という文字が含まれる[ICM Service Control]アイコンを使用してください。
ステップ 3 デスクトップのタスクバーで[Nothing to do]という行が表示されている実行中の UAW( UpdateAW.exe )プロセスを探します。この時点で、AW の設定とロガーの設定が一致し、すべての標準ツールが使用可能になります。
この AW が Real-Time Distributor(RTD; リアルタイム ディストリビュータ)の場合は、デスクトップのタスクバーで実行されている RTDist プロセスの最後の行に[Preferred DB restored]と表示されます。
ICM サイド A のルーティングが復旧されたかどうかの検証
ステップ 1 コールルータで次のようにレジストリ変数を設定して、すべてのインスタンスの設定更新を許可します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\
Cisco Systems, Inc.\ICM\<instance name>\RouterA\Router\
CurrentVersion\Configuration\Global\
ステップ 2 シンプレックス テストを実行して、次の項目を確認します。
a. コールのルーティング
b. AW の設定およびスクリプティング
c. Script Editor を使用して、[すべて検証]を実行します。
d. アップグレード前とアップグレード後に作成したユーザによる WebView および Internet Script Editor へのアクセス
これらのチェックが完了したら、「ICM サイド B のアップグレードの実施または中止の決定」を参照してください。
ICM サイド B のアップグレードの実施または中止の決定
ICM サイド A のルーティングが復旧されているかどうかを確認するテストが正常に完了した場合は、アップグレードの続行(実施)を決定して、次の項(サイド B のキー Admin Workstation のアップグレード)に進みます。
ICM サイド A のルーティングが復旧されているかどうかを確認するテストが正常に完了しなかった場合は、アップグレードを続行しないこと(中止)を決定して、次の作業を行います。
ステップ 1 ICM サイド A を停止します。
ステップ 2 ICM サイド B を起動します。
ステップ 3 保存済みのイメージを使用して ICM サイド A を以前のリリースに戻します。
ステップ 4 サイド A を再起動します。
ステップ 5 コールルータで次のようにレジストリ変数を設定して、すべてのインスタンスの設定更新を許可します。コールルータで、次のようにレジストリを変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\
GeoTel\ICR\<instance name>\RouterA\Router\
CurrentVersion\Configuration\Global\
サイド B の キー Admin Workstation のアップグレード
ステップ 1 コールルータで次のようにレジストリを変更して、設定の変更を禁止します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\
GeoTel\ICR\<instance name>\RouterA\Router\
CurrentVersion\Configuration\Global\
ステップ 2 ディストリビュータのサービスが停止していることを確認してから、それらのサービスを[Manual]に設定します。
ステップ 3 WebView サーバの場合は、 WebView 3rd Party Software CD から setup.exe を実行します。
(注) ICM 4.6.2 から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) へアップグレードする場合:ICM の setup.exe を実行すると、ICM Setup のダイアログが表示される前に、レジストリ キーの自動変換(Geotel から Cisco Systems, Inc. への変換、および icr から icm への変換)が実行されるので注意してください。
(注) [Read Only File Detected]ダイアログが表示された場合は、[Do not display this message again]をクリックして、[Yes]をクリックします。
ステップ 4 ICM のインストール CD から ICM の setup.exe を実行します。
ステップ 5 [Question]ウィンドウに次のメッセージが表示されます。
Setup is about to convert GeoTel registry to Cisco registry and rename icr directory to icm directory.After the conversion, please perform upgrade to all on the icm system.Do you want to continue?
[Yes]を選択します。
ステップ 6 [Upgrade All]を選択します。[Upgrade all ICM instances]ダイアログが表示されます。
ステップ 7 [OK]をクリックして、このシステムのすべてのインスタンス コンポーネントをアップグレードします。
ステップ 8 WebView がすでにインストールされている場合は、WebView Server の場所をたずねるダイアログが表示されます。DB Server のマシン名を入力して[OK]をクリックします。
(注) [Read Only File Detected]ダイアログが表示された場合は、[Do not display this message again]をクリックして、[Yes]をクリックします。
ステップ 9 指示に従って再ブートします。
(注) ICM のプロセスは、セントラル コントローラ サイド B のアップグレードが完了するまで開始しないでください。
ICM サイド B のセントラル コントローラのアップグレード
ステップ 1 Cisco ICM のメディアから、ICM のセットアップを実行して、最初にサイド B のルータをアップグレードし、その次にサイド B のロガーをアップグレードします。それぞれのコンポーネントに対して[Upgrade All]を選択します。
ステップ 2 [Question]画面に次のメッセージが表示されます。
Setup is about to convert GeoTel registry to Cisco registry and rename icr directory to icm directory.After the conversion, please perform upgrade to all on the icm system.Do you want to continue?
[Yes]を選択します。
ステップ 3 [Upgrade All]を選択します。[Upgrade all ICM instances]ダイアログが表示されます。
ステップ 4 [OK]をクリックして、このシステムのすべてのインスタンス コンポーネントをアップグレードします。
注意 アップグレード中に、\icm\bin ディレクトリのファイルを削除できないというメッセージが表示された場合は、先へ進まないでください。
\icm\bin ディレクトリに残っているファイルが、削除できなかったファイルです。多くの場合、この問題は rttest.exe がバックグラウンドで実行されているために発生します。この問題を解決するには、次の操作を行います。
a. タスク バーを右クリックして[タスク マネージャ]を選択し、タスク マネージャを起動します。
b. [プロセス]タブを選択して、rttest.exe を右クリックし、[プロセスの終了]を選択します。このプロセスのインスタンスが複数実行されていないかどうかをタスク マネージャで確認します。
c. 作業が完了したら、セットアップの指示に従って各マシンを再ブートします。ただし、ロガーはルータが完全にアップグレードされるまで再ブートしないでください。
(注) [Restart Windows]ダイアログに、次のメッセージが表示される場合があります。
Some files could not be updated because they are currently in use by other programs on the system.Files in use will be updated the next time you restart the system.
その場合は、[Yes, I want to restart my computer now]を選択して、[OK]をクリックします。
ステップ 5 リリース ノートの指示に従って、必要なサービス リリースまたはエンジニアリング スペシャルを適用します。
ステップ 6 Web View がインストールされている場合は、 web プロセスが開始されていることを確認してください。
ステップ 7 アップグレードと再起動が完了した直後に、サイド B のマシンでエラーが発生していないことを確認します。
a. ログを参照して、エラーがないかどうかを確認します。 icmsetup.log ファイルは、C:\temp ディレクトリにあります。C:\temp ディレクトリに移動して、コマンド ラインから次のチェックを実行します。
– findstr /i error icmsetup.log と入力して、エラーを検索します。
(注) 応答がない場合は、エラーが見つからなかったことを意味します。
– findstr /i fail icmsetup.log と入力して、障害を検索します。
(注) 応答がない場合は、障害が見つからなかったことを意味します。
– findstr /i warning icmsetup.log と入力して、エラーを検索します。
(注) 応答がない場合は、警告が見つからなかったことを意味します。
– 必要な場合は、notepad icmsetup.log と入力して、メモ帳でログを開くこともできます。
(注) Support Tools がインストールされている場合、ICM リリース 5.0(0) 以降では、任意のサービスから Support Tools を使用してログを参照できます。
ICM サイド B の起動
ステップ 1 ローカルのサービス コントロールを使用して、ICM サイド B のサービスを次の順序で起動します。
a. ルータ
b. ロガー
c. AW/HDS
(注) サービスは個別に開始してください。[Start All]オプションは使用しないでください。
残りの AW のアップグレード
ステップ 1 ディストリビュータまたはクライアントのサービスが停止していることを確認してから、それらのサービスを[Manual]に設定します。
ステップ 2 WebView クライアントの場合は、 WebView 3rd Party Software CD から setup.exe を実行して Enterprise Agent Server 4.1.1、JDK 1.3.1、Jaguar CTS 4.1.1、 および New Atlanta ServletExec ISAPI 4.1.1 をインストールします。
(注) この手順を実行する前に AW のアップグレードを開始しようとすると、アプリケーションが不足しているためインストールが必要であるという内容のメッセージが表示されます。
(注) [Read Only File Detected]ダイアログが表示された場合は、[Do not display this message again]をクリックして、[Yes]をクリックします。
ステップ 3 ICM のインストール CD から ICM の setup.exe を実行します。
ステップ 4 [Question]ウィンドウに次のメッセージが表示されます。
Setup is about to convert GeoTel registry to Cisco registry and rename icr directory to icm directory.After the conversion, please perform upgrade to all on the icm system.Do you want to continue?
[Yes]を選択します。
ステップ 5 [Upgrade All]を選択します。[Upgrade all ICM instances]ダイアログが表示されます。
ステップ 6 [OK]をクリックして、このシステムのすべてのインスタンス コンポーネントをアップグレードします。
ステップ 7 WebView がすでにインストールされている場合は、WebView Server の場所をたずねるダイアログが表示されます。ホスト名を入力して[OK]をクリックします。
(注) [Read Only File Detected]ダイアログが表示された場合は、[Do not display this message again]をクリックして、[Yes]をクリックします。
ステップ 8 指示に従って再ブートします。
(注) ICM のプロセスは、セントラル コントローラ サイド B のアップグレードが完了するまで開始しないでください。
(注) アップグレードを続行する前に、データベースの移行が完了していることを確認します。
設定データベースの転送が完了したかどうかの確認
アップグレードを続行する前に、ルータへの設定データベースの転送と AW の更新が完了していることを確認します。ICM が使用されている間、HDS がバックグラウンドで動作している場合があります。
設定更新の許可
ステップ 1 コールルータで次のようにレジストリ変数を設定して、すべてのインスタンスの設定更新を許可します。コールルータで、次のようにレジストリを変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\
Cisco Systems, Inc.\ICM\<instance name>\RouterA\Router\
CurrentVersion\Configuration\Global\
ステップ 2 設定の更新が可能になったかどうかをテストします。
スクリプトの検証
ステップ 1 Script Editor を開きます。
ステップ 2 [スクリプト]>[すべて検証]を選択します(または、ツールバーで[すべて検証]をクリックします)。
ステップ 3 すべてのスクリプトが正常に機能するかどうかを確認します。アップグレード後に正常に動作していないスクリプトを書き留めて、アップグレード前に作成したリストと比較します。
ペリフェラル ゲートウェイ(PG)のアップグレード
(注) アップグレード計画にリダンダント PG が含まれる場合は、プライマリ PG をアップグレードする前に、リダンダント PG が稼動していて正しく動作していることを確認してください。
PG をアップグレードする方法は次のとおりです。
ステップ 1 ICM システム(ルータ、ロガー、および AW/HDS)が安定したら、アップグレードするプライマリ PG を 1 台ずつシャットダウンします。
ステップ 2 各プライマリ PG で、ICM の setup.exe を(メディアから)実行します。
ステップ 3 [Question]ウィンドウに次のメッセージが表示されます。
Setup is about to convert GeoTel registry to Cisco registry and rename icr directory to icm directory.After the conversion, please perform upgrade to all on the icm system.Do you want to continue?
ステップ 4 [Upgrade All]を選択します。[Upgrade all ICM instances]ダイアログが表示されます。
ステップ 5 [OK]をクリックして、このシステムのすべてのインスタンス コンポーネントをアップグレードします。
注意 アップグレード中に、\icm\bin ディレクトリのファイルを削除できないというメッセージが表示された場合は、先へ進まないでください。
\icm\bin ディレクトリに残っているファイルが、削除できなかったファイルです。多くの場合、この問題は rttest.exe がバックグラウンドで実行されているために発生します。この問題を解決するには、次の操作を行います。
a. タスク バーを右クリックして[タスク マネージャ]を選択し、タスク マネージャを起動します。
b. [プロセス]タブを選択して、rttest.exe を右クリックし、[プロセスの終了]を選択します。このプロセスのインスタンスが複数実行されていないかどうかをタスク マネージャで確認します。
c. 作業が完了したら、セットアップの指示に従って各マシンを再ブートします。ただし、ロガーはルータが完全にアップグレードされるまで再ブートしないでください。
(注) [Restart Windows]ダイアログに、次のメッセージが表示される場合があります。
Some files could not be updated because they are currently in use by other programs on the system.Files in use will be updated the next time you restart the system.
その場合は、[Yes, I want to restart my computer now]を選択して、[OK]をクリックします。
ステップ 6 リリース ノートの指示に従って、サービス リリースまたはエンジニアリング スペシャルを適用します。
ステップ 7 ICM Service Control を使用して PG のプロセスを開始します。
ステップ 8 アップグレードと再起動が完了した直後に、PG でエラーが発生していないことを確認します。
a. ログを参照して、エラーがないかどうかを確認します。 icmsetup.log ファイルは、C:\temp ディレクトリにあります。C:\temp ディレクトリに移動して、コマンド ラインから次のチェックを実行します。
– findstr /i error icmsetup.log と入力して、エラーを検索します。
(注) 応答がない場合は、エラーが見つからなかったことを意味します。
– findstr /i fail icmsetup.log と入力して、障害を検索します。
(注) 応答がない場合は、障害が見つからなかったことを意味します。
– findstr /i warning icmsetup.log と入力して、エラーを検索します。
(注) 応答がない場合は、警告が見つからなかったことを意味します。
– 必要な場合は、notepad icmsetup.log と入力して、メモ帳でログを開くこともできます。
b. その他の一般的なエラーが見つかった場合、アップグレードの担当者は、次の作業を行う必要があります。
– 状況を確認します(たとえば、ICM サービス ウィンドウが開かれたままになっている、ファイルが使用中である、など)。
– 問題を修正します。
– セットアップを再度実行します。
c. SQL 関連のエラーが見つかった場合、アップグレードの担当者は、次の作業を行う必要があります。
– ICM のセットアップ ログを参照して、エラーを確認します。
– 問題を修正します。
– 元のデータベースを復元します。
– セットアップを再度実行します。
MS SQL のアップグレード(オプション)
MS SQL のアップグレードの詳細と手順については、 Upgrading MS SQL Server 7.0 to MS SQL Server 2000, page 15-8 を参照してください。
すべての ICM サービスを[Automatic start]に設定
ステップ 1 各 ICM コンポーネントで、ローカルの[ICM Service Control]アイコンをダブルクリックします。
ステップ 2 各 ICM サービスを選択して、[Automatic start]に設定します。
関係者への通知
関係者にアップグレード マイグレーションが完了したことを通知します(「 Stakeholder Notification 」を参照)。
ローカライズ版の ICM 5.0 から ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) へのアップグレード
ICM リリース 5.0 のローカライズ バージョン(日本語、簡体中国語、または韓国語バージョン)を ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) のローカライズ バージョンにアップグレードする方法は次のとおりです。
ステップ 1 ICM/IP Contact Center Enterprise Edition Release 6.0(0) のメディアから setup.exe を起動します。
ステップ 2 [Setup]ダイアログの[Instance component]で、[AW]を選択します。
ステップ 3 [Edit]をクリックします。
ステップ 4 [Admin Workstation Properties]ダイアログで、該当する言語を選択します。
ステップ 5 以降のダイアログで[Next]をクリックして、AW コンポーネント インスタンスの編集を完了します。
ステップ 6 [Setup]ダイアログで、[Upgrade All]をクリックします。