この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco ATA 186 と Cisco ATA 188 の設置方法について説明します。設置を始める前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。
• ネットワークと Cisco ATA の設定を計画済みである。
• 「準備するもの」
• 「設置の手順」
(注) Cisco ATA という用語は、このマニュアルを通じて Cisco ATA 186 と Cisco ATA 188 の両方を示します。Cisco ATA 186 と Cisco ATA 188 に違いがある場合は、特に明記します。
Cisco ATA は、IP テレフォニー ネットワークのエンドポイントとしての役割を果たします。次の装置が必要です。
• Cisco CallManager バージョン 3.0 以降。
• 本製品を濡らさないでください。また、本デバイスに液体をかけないでください。
• 人に危険を及ぼすおそれのある行為、または装置の安全を脅かす行為は行わないでください。
• Cisco ATA に同梱されている電源装置のみを使用してください。
警告 この製品を廃棄処分する場合は、日本国のすべての法律および規則に従ってください。
警告 システムを電源に接続する前に、必ず取り付け手順を読んでください。
警告 プラグとソケットは、常にアクセスできる状態にしておく必要があります。これは、プラグとソケットが主要な切断装置であるためです。
警告 雷の発生中は、システムでの作業、またはケーブルの接続や取り外しを行わないでください。
各国語に翻訳した警告については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ATA 186 and Cisco ATA 188 』マニュアルを参照してください。
Cisco ATA パッケージには、次のものが含まれています。
• Cisco ATA 186 または Cisco ATA 188 アナログ電話アダプタ
• Read Me First - ATA Boot Load Information
• Cisco ATA 186 and Cisco ATA 188 Analog Telephone Adaptor at a Glance
• Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ATA 186 and Cisco ATA 188
(注) Cisco ATA には、装置に同梱されている 5V DC 電源アダプタのみを使用してください。
• カテゴリ 3 10BASE-T またはカテゴリ 3 100BASE-T 以上のイーサネットケーブル。イーサネット接続ごとに 1 本のケーブルが必要です。
カテゴリ 3 イーサネット ケーブルは、品質低下をまねくことなく、最長 100 メートルまで 10BASE-T をサポートし、最長 10 メートルまで 100BASE-T をサポートします。
アップリンク接続の際に、Cisco ATA を別のイーサネット デバイス(ルータまたは PCなど)にハブを使用せずに接続する場合は、クロスオーバー イーサネット ケーブルを使用します。それ以外の場合は、ストレート イーサネット ケーブルをアップリンクおよびデータ ポートの両方の接続に使用します。
装置を適所に配置した後、図2-1(Cisco ATA 186 の場合)または図2-2(Cisco ATA 188 の場合)を参照し、次の手順に従って Cisco ATA を設置します。
ステップ 1 Cisco ATA を電源コンセントの近くに置きます。
ステップ 2 電話回線コードの一方の端部を Cisco ATA の背面パネルの Phone 1 入力に接続します。もう一方の端部をアナログ電話機に接続します。
以前アクティブ電話回線に接続されていた電話機を接続する場合、壁面ジャックから電話回線コードを抜いて、それを Phone 1 入力に差し込みます。
警告 火災の危険を減らすため、No. 26 AWG 以上の通信回線コードのみを使用してください。
(注) 電話機は、Cisco ATA が正しく動作するように、(パルスではなく)トーン設定に切り替える必要があります。
ステップ 3 (オプション)第 2 の電話機の電話回線コードを Phone 2 入力ポートに接続します。
(注) Cisco ATA に電話機を 1 台だけ接続する場合は、Phone 1 入力ポートを使用する必要があります。
ステップ 4 イーサネット ケーブルを Cisco ATA のアップリンク RJ-45 コネクタに接続します。Cisco ATA 186 の場合、これは 10BASE-T コネクタです。Cisco ATA 188 の場合、これは 10/100UPLINK コネクタです。
(注) Cisco ATA を別のイーサネット デバイス(ルータまたは PCなど)にハブを使用せずに接続するには、クロスオーバー イーサネット ケーブルを使用します。それ以外の場合は、ストレート イーサネット ケーブルを使用します。
ステップ 5 (Cisco ATA 188 のみ:オプション)PC からストレート イーサネット ケーブルを Cisco ATA の 10/100 PC RJ-45 コネクタに接続します。
ステップ 6 電源コードのソケット端部を 5V DC 電源アダプタに接続します。
ステップ 7 電源アダプタ ケーブルを Cisco ATA の電源コネクタに差し込みます。
警告 この製品は、設置する建物に短絡(過電流)保護機構が敷設されていることが前提になっています。各相の導体(すべての通電導体)に 120 VAC、15 A(日本および米国)、または 240 VAC、10 A(前記以外の国)以下のヒューズ、または回路ブレーカーが使用されていることを確認してください。
ステップ 8 5V DC 電源アダプタ コードのプラグ端部を電源コンセントに接続します。
Cisco ATA が正しく接続されて電源投入されると、緑のアクティビティ LED が点滅してネットワーク アクティビティを示します。この LED は、Cisco ATA 186 の背面パネルでは ACT とラベル表示され、Cisco ATA 188 の背面パネルでは LINK とラベル表示されています。
LED とファンクション ボタンの詳細については、「ハードウェアの概要」を参照してください。