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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco ATA を設定して、設定ファイルをバイナリ ファイルに変換し、ファイルを Cisco CallManager TFTP サーバに保管した後は、Cisco ATA を Cisco CallManager に登録する必要があります。
Cisco CallManager 管理者は、Cisco CallManager 環境に基づいて、3 つの登録方法から最適なものを決定する必要があります。
• 「手動による Cisco ATA の追加」:Cisco CallManager に追加する Cisco ATA が少数である場合、この方法を使用できます。
• 「Cisco Bulk Administration Tool(BAT)の使用」:多数の Cisco ATA を Cisco CallManager に追加する必要がある場合、最も一般的な方法です。
• 「自動登録の使用」:この方法は、デフォルトで無効になっています。この方法が有効になっている場合、特定の Cisco CallManager に接続されたデバイスはすべて自動登録されます。特定の Cisco CallManager に接続された Cisco ATA のみを自動登録することはできません。
Cisco CallManager 3.2 以降の場合、Cisco ATA を、(デバイスが Cisco ATA 186 または Cisco ATA 188 のいずれであるかに関係なく)Cisco ATA 186 デバイス タイプとして登録します。Release 3.2 より前のバージョンの Cisco CallManager を使用している場合、Cisco ATA を Cisco 7960 デバイス タイプとして登録する必要があります。
(注) Cisco ATA という用語は、このマニュアルを通じて Cisco ATA 186 と Cisco ATA 188 の両方を示します。Cisco ATA 186 と Cisco ATA 188 に違いがある場合は、特に明記します。
Cisco CallManager の管理ページを使用して Cisco ATA を手動で追加するには、次の手順を実行します。
ヒント Cisco CallManager を使用してヘルプを表示するには、メイン メニュー バーから Help > For this page を選択してコンテキスト ヘルプにアクセスします。
ステップ 1 Cisco CallManager の管理ページにログインします。
メニュー バーから System > Cisco CallManager を選択します。Cisco CallManager Configuration 画面が表示されます。
ステップ 2 Cisco CallManager Configuration 画面で、次の手順を実行します。
a. Cisco CallManager のリストから、設定する Cisco CallManager の IP アドレスまたは名前をクリックします。
b. 表示されるフィールドに、同一の Starting Directory Number 値および Ending Directory Number 値を入力します。
c. Auto-registration Disabled on this Cisco CallManager という設定がオンになっていることを確認します。
ステップ 3 Cisco CallManager の管理ページのメニュー バーで Device > Phone を選択して、Find and List Phones 画面を表示します。
ステップ 4 Add a New Phone リンクをクリックして、Add a New Phone 画面を表示します。
ステップ 5 Phone Type ドロップダウン リストから、次のように選択します。
a. Cisco CallManager バージョン 3.0 または 3.1 を使用している場合、Cisco 7960 を選択します。
b. Cisco CallManager バージョン 3.2 を使用している場合、Cisco ATA 186 を選択します。
ステップ 6 Next をクリックします。Phone Configuration 画面が表示されます。
ステップ 7 Phone Configuration 画面で、次のフィールドに情報を入力する必要があります。
• MAC Address:Cisco ATA の MAC アドレスを入力します。
• Device Pool:ドロップダウン リストからDefault 値または設定されているデバイス プールを選択します。
• Phone Button Template:ドロップダウン リストから、Cisco CallManager バージョン 3.0 または 3.1 を使用している場合は Standard 7960 を選択し、Cisco CallManager バージョン 3.2 を使用している場合は Standard ATA 186 を選択します。
ステップ 8 Insert ボタン(Cisco CallManager バージョン 3.2 では Update ボタンと呼ばれます)をクリックします。
Cisco CallManager の管理ページから、デバイスがデータベースに追加されたことが通知されます。さらに、この時点で Phone 1 ポートの電話番号を割り当てるかどうかを確認するメッセージが表示されます。
ステップ 9 Directory Number フィールドで、電話番号を Cisco ATA に割り当てます。
ステップ 10 Partition ドロップダウン リストでは、Cisco ATA のパーティションを選択するか、またはデフォルト値の None のままにしておくことができます。
ステップ 11 Insert ボタン(Cisco CallManager バージョン 3.2 では Update ボタンと呼ばれます)をクリックします。
ポップアップ ウィンドウに、現在のデバイスのページに戻るかどうかを確認するメッセージが表示されます。OK をクリックします。
ステップ 12 第 2 の FXS ポートを Cisco CallManager に追加する場合、ステップ 3 に戻り、そこから実行します。
Cisco ATA MAC アドレスから左端の 2 桁を削除し、右端に 01 を追加して、Phone 2 ポートの MAC アドレスを作成する必要があります。
Cisco ATA の MAC アドレスが 00070EA26032 の場合、作成される Phone 2 ポートの MAC アドレスは 070EA2603201 になります。
(注) デフォルトで、両方の Cisco ATA FXS ポートは、Cisco CallManager の登録に対して有効になっています。Phone 2 FXS ポートを Cisco CallManager に追加しない場合は、Cisco ATA EPID1orSID1 パラメータ値を 0 に変更して Phone 2 ポートを無効にする必要があります(Phone 1 ポートを無効にするには、EPID0orSID0 パラメータ値を 0 にする必要があります)。
Cisco Bulk Administration Tool(BAT)は、Cisco CallManager 用のプラグイン アプリケーションです。BAT を使用すると、多数の Cisco IP Phone および Cisco ATA に対して、登録などのバッチ操作を実行できます。
BAT を使用して Cisco ATA を Cisco CallManager に追加する方法については、『Bulk Administration Tool Guide for Cisco CallManager』を参照してください。
BAT ツールを使用する場合、次のことを知っておく必要があります。
• Phone Type ドロップダウン リストを使用するとき、デバイス タイプを次のように選択します。
–Cisco CallManager バージョン 3.0 または 3.1 を使用している場合、Cisco 7960 を選択します。
–Cisco CallManager バージョン 3.2 を使用している場合、Cisco ATA 186 を選択します。
• Phone Configuration 画面を使用するとき、次のフィールドに情報を入力する必要があります。
–MAC Address:Cisco ATA の MAC アドレスを入力します。MAC アドレスは、Cisco ATA の底部にラベル表示されています(atapname.exe ツールを使用して Cisco ATA の MAC アドレスを特定することもできます)。このツールの使用方法については、「atapname.exe ツールを使用した MAC アドレスの入手」を参照してください。
–Device Pool:ドロップダウン リストから Default 値または設定されているデバイス プールを選択します。
–Phone Button Template:ドロップダウン リストから、Cisco CallManager バージョン 3.0 または 3.1 を使用している場合は Standard 7960 を選択し、Cisco CallManager バージョン 3.2 を使用している場合は Standard ATA 186 を選択します。
• 第 2 の Cisco ATA FXS ポートを Cisco CallManager に追加する場合、Cisco ATA MAC アドレスから左端の 2 桁を削除し、右端に 01 を追加して、Phone 2 ポートの MAC アドレスを作成する必要があります。
Cisco ATA の MAC アドレスが 00070EA26032 の場合、作成される Phone 2 ポートの MAC アドレスは 070EA2603201 になります。
(注) デフォルトで、両方の Cisco ATA FXS ポートは、Cisco CallManager の登録に対して有効になっています。Phone 2 FXS ポートを Cisco CallManager に追加しない場合は、Cisco ATA EPID1orSID1 パラメータ値を 0 に変更して Phone 2 ポートを無効にする必要があります(Phone 1 ポートを無効にするには、EPID0orSID0 パラメータ値を 0 にする必要があります)。
新しい Cisco ATA が IP テレフォニー ネットワークに接続するとき、Cisco CallManager が新しい電話番号を自動的に割り当てるようにする場合、自動登録を使用します。Cisco ATA が自動登録された後は、Cisco ATA を新しい場所に移動して、その電話番号に影響を与えることなく別のデバイス プールに割り当てることができます。
自動登録を実行するには、次の URL で該当するバージョンの『Cisco CallManager Administration Guide』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/products_administration_guide_books_list.html