リンク ロケーションのプロビジョニング
Hosted UCS 7.1A の新しいリンク ロケーション機能により、単一のサイト コードを、リンク ロケーションと呼ばれるロケーション グループ内で共有できるようになりました。これにより、内線のみのダイヤルと単一サイト コードの使用で、リンク ロケーション内にある任意の電話機と通話することができます。また、ハント グループにリンク ロケーション内の任意のロケーションからの回線を含めることもできます。
リンク ロケーション グループ内では、1 つのロケーションがグループのサイトコードを提供する親リンク ロケーションになります。親リンク ロケーションとサイトコードを共有するその他すべてのロケーションは、子リンク ロケーションと呼ばれます。リンク ロケーションは、別のディビジョン内にあってもかまいませんが、単一のカスタマーである必要があります。
親から子へ継承される詳細リストは次のとおりです。
• Site Code
• Extension Length
• Hardware Group
• PBX Template
• Global Site Partition
子ロケーションにある他のすべての設定やリソースは、親から独立しています(例:公開番号、緊急番号、ボイスメール、ゲートウェイ等)。ホステッド UCS の場合、ダイヤル プランのバルクは、CCM および PGW モデルについて親子で独立しています。
リンク ロケーション(共有 SLC)を定義および設定するには、次の手順を実行します。
• 「親リンク ロケーションの設定」
• 「子リンク ロケーションの追加」
• 「E.164 インベントリの管理」
• 「リンク ロケーションのハント グループと番号グループ」
親リンク ロケーションの設定
親リンク ロケーションは、カスタマーの下にある既存の標準ロケーションをリンク ロケーションに変換するか、新規親リンク ロケーションを追加することにより、USM を介して設定できます。親リンク ロケーションを設定するには、次のいずれかを選択します。
• 標準ロケーションの親リンク ロケーションへの変換
• 新規親リンク ロケーションの追加
(注) ロケーション設定に基づいて、次のいずれかを選択します。
標準ロケーションの親リンク ロケーションへの変換
ステップ 1 [General Administration] > [Locations] を選択します。
ステップ 2 親リンク ロケーションに変換する標準ロケーションをクリックします。
ステップ 3 [Linked Location Parent] チェックボックスをオンにします。
ステップ 4 [Modify] をクリックします。
親リンク ロケーションを追加します。
[Customer] の下に新規親リンク ロケーションを追加するには、次の手順に従います。
ステップ 1 [General Administration] > [Locations] を選択します。
ステップ 2 [Add] をクリックして、新規ロケーションを追加します。
ステップ 3 [Location details] で、次のように入力します。
• [Location Name]:<LocName>(例:Cus1Div1LLParent)
• [Address1]:<Address>
• [City]:<CityName>(例:Reading)
• [Country]:<Country>。たとえば [United Kingdom] を選択します。
• [Post/Zip Code]:<PostCode>(例:RGB 6G2)
• [Contact Name]:<ContactPerson>(例:Yuvaraj)
• [Location Type] として [Linked Location Parent] を選択します。
ステップ 4 [Next] をクリックします。
ステップ 5 [Hardware Group] で、ハードウェア グループ(たとえば [pgw2-e2c2-hwgrp])を選択します。
ステップ 6 [Site Code and area code] で、適切な値を入力します。
ステップ 7 [Subnets] で、そのロケーションへの IP サブネットを選択します。
ステップ 8 [Next] をクリックします。
ステップ 9 [Phone Types and Number] で、適切な値を入力します。
ステップ 10 [Add] をクリックします。
子リンク ロケーションの追加
子リンク ロケーションを追加するには、親と同じ [Customer] に追加します。
ステップ 1 [General Administration] > [Locations] を選択します。
ステップ 2 [Add] をクリックします。
ステップ 3 [Location details] で、次のように入力します。
• [Location Name]:<LocName>(例:Cus1Div2LLChild1)
• [Address1]:<Address>
• [City]:<CityName>(例:Reading)
• [Country]:<Country>。たとえば [United Kingdom] を選択します。
• [Post/Zip Code]:<PostCode>(例:RGB 6G2)
• [Contact Name]:<ContactPerson>(例:Yuvaraj)
• [Location Type] として [Linked Location Child] を選択します。
• ドロップ ダウン メニューから [Linked Location Parent] を選択します(例:[UKDivision1: Cus1Div1LLParent (Site Code : 111)])。
ステップ 4 [Next] をクリックします。
ステップ 5 [Dial Plan] で、[Dial this to get outside line](たとえば [9])を選択します。
ステップ 6 [Default Area Code](たとえば [1402])を選択します。
ステップ 7 [Subnets] で、そのロケーションへの IP サブネットを選択します。
ステップ 8 [Next] をクリックします。
ステップ 9 [Phone Types and Number] で、適切な値を入力します。
ステップ 10 [Add] をクリックします。
E.164 インベントリの管理
リンク ロケーションの E.164 インベントリの管理は、標準ロケーションと同様です。E.164 番号を作成し、E.164 番号をリンク ロケーションの内線と関連付けるには、 「E.164 インベントリの作成」 を参照してください。
リンク ロケーションのハント グループと番号グループ
(注) このセクションに含まれている手順はオプションで、リンク ロケーションでハント グループまたは番号グループを設定する場合だけ必要です。
さまざまなリンク ロケーションに関連付けられている回線は、リンク ロケーション内の番号グループにおける追加に使用できます。回線を別のリンク ロケーションにある番号グループに追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Location Administration] > [Number Groups] を選択します。
ステップ 2 追加すべき番号グループのリンク ロケーションを選択します。
ステップ 3 [Add] を選択します。
ステップ 4 別のリンク ロケーションからの回線にはロケーション名が付いていて、番号グループ内の回線番号として追加することができます。
ステップ 5 適切な回線番号を選択してその他の詳細を入力します。
ステップ 6 [Add] をクリックします。