国の追加
(注) Cisco PGW と Unified CM クラスタは、この段階までにすべて定義しておくようにします。国の追加後は、さらに Cisco PGW や Unified CM クラスタを追加できないからです。
ここでは、国の追加と設定に必要な手順について説明します。内容は次のとおりです。
•
「国の追加」
•
「着信 Cisco PGW トランク グループの編集」
国の追加
国を追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Provider Administration] > [Countries] を選択します。
ステップ 2
[Add] をクリックします。
ステップ 3
[United Kingdom] など、追加する国を選択します。
ステップ 4
[Add] をクリックします。
この手順では USM、Cisco PGW、Unified CM が更新されます。Cisco PGW 上およびすべての Unified CM クラスタ上で、コンポーネントがすべて作成され、設定されたことを確認します。
(注) PGW 上およびすべての Unified CM クラスタ上で、コンポーネントがすべて作成され、設定されたことを確認します。
着信 Cisco PGW トランク グループの編集
Hosted UCS 7.1(a) 静的設定の一部として、Cisco PGW と PSTN との間のインターフェイスに、国ごとの PSTN へのルート リストが次のように作成されました:rtlist2pstn<Country_code>。一例として、rtlist2pstn44 は英国用です。
このルート リストは 1 つ以上のルートに関連付けられ、次にトランク グループの番号に関連付けられます。これらのトランク グループでは、特定国向けの正しい P#PADDEDDCC# ダイヤル プランを使用して、custgrpid プロパティを更新できるようになりました。
prov-ed:trnkgrpprop:name="<rttrnkgrp_name>",custgrpid="P#PADDEDDCC#", for example:
prov-ed:trnkgrpprop:name="2001",custgrpid="P044",
Cisco PGW の冗長ペア向けの mml セッションの例を次に示します。
prov-sta::srcver="active",dstver="P044dp"
prov-ed:trnkgrpprop:name="2001",custgrpid="P044"
E.164 番号、IP アドレス、電話のインベントリの作成
ここでは、プロバイダー レベルで E.164 番号、IP アドレス、および電話のインベントリを作成するために必要な手順について説明します。このインベントリは、後にリセラー、カスタマー、カスタマー ディビジョン、そして最終的にカスタマーのロケーションに割り当てられます。
ここでは、次の内容について説明します。
•
「E.164 インベントリの作成」
•
「 IP アドレスのインベントリの作成」
•
「電話のインベントリの作成」
E.164 インベントリの作成
E.164 番号のインベントリを作成するには、まずエリア コードを定義し、さらに特定のエリア コードの番号の範囲を追加する必要があります。これらを一緒にしたものが、後にカスタマー ロケーションに割り当てられる E.164 番号の範囲を決定します。
エリア コードの追加
エリア コードを追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Resources] > [E.164 Inventory] を選択します。
ステップ 2
エリア コードを追加する国を選択し、[Next] をクリックします。
ステップ 3
[Area Code Mgt] をクリックします。
ステップ 4
[Add] をクリックします。
ステップ 5
[Enter Area Code] メニューから、ナショナル エリア コード <areacode> を入力します(例:1402)。
ステップ 6
[Add] をクリックします。
すべてのエリア コードについて、この手順を繰り返します。
番号範囲の追加
番号範囲を追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Resources] > [E164 Inventory] を選択します。
ステップ 2
番号範囲を追加する国を選択し、[Next] をクリックします。
ステップ 3
[National Area Code]:<areacode>を入力(例:1402)して [Next] をクリックします。
ステップ 4
[Add Number Range] をクリックします。
ステップ 5
[Details] メニューから、次のように入力します。
•
[Start of number range]:<startofnumberrange>(例:111000)
•
[End of number range]:<endofnumberrange>(例:111019)
ステップ 6
[Add] をクリックします。
必要なすべての番号範囲、およびすべてのエリア コードについて、この手順を繰り返します。
IP アドレスのインベントリの作成
IP アドレスのインベントリを作成するには、DHCP サーバ、IP エッジ デバイス、DNS サーバなどと関連付けられた IP サブネットを定義する必要があります。IP サブネットは、後でカスタマー ロケーションに割り当てられます。
IP サブネットを追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Resources] > [IP Address Inventory] を選択します。
ステップ 2
[Add] をクリックします。
ステップ 3
[Details] メニューから、次のように入力します。
•
[IP Subnet]:<ipsubnet>(例:10.181.2.0)
•
[Subnet Mask]:<subnetmask>(例:/26)
•
[DHCP server controlling this subnet]:<dhcpserver>(例:BVSM-ENT2)
•
[IP edge device to which this subnet is connected]:<ipedge>(例:e2clu1cus1loc1IPEdge)
•
[Origin IP of DHCP messages encapsulated by router]:<defaultip>(例:10.181.2.1)
•
[DHCP helper IP address]:<bvsmvirtualIP>(例:10.100.92.21)
•
[Backup DHCP helper IP address]:<bvsmvirtualIP>(例:10.100.92.21)
•
[Domain Name]:<domainname>(例:ipcbuemea.cisco.com)
•
[Primary DNS server IP]:<primaryDNS>(例:10.100.201.10)
•
[Fallback DNS server IP]:<fallbackDNS>(例:10.100.202.10)
•
[IP address for default route of phone]:<defaultrouteIP>(例:10.181.2.1)
ステップ 4
[Add] をクリックします。
すべての IP サブネットについて、この手順を繰り返します。
電話のインベントリの作成
IP 電話のインベントリは、最初にプロバイダー レベルで作成されます。IP 電話は、後でリセラー、カスタマー、カスタマー ディビジョン、カスタマー ロケーションに割り当てられます。
IP 電話を追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Resources] > [Phone Inventory] を選択します。
ステップ 2
[Add] をクリックします。
ステップ 3
[Details] メニューから、次のように入力します。
•
電話の MAC アドレス <macaddress> を入力します(例:0018192945EA)。
•
ドロップダウン メニューから、[Phone Type] を選択します(例:Cisco 7961 SIP)。
•
ボタン テンプレート名:電話機タイプ用のデフォルト テンプレートを使用します。
(注) デフォルトでは、電話機タイプは基本初期設定のときに定義したデフォルトの電話機ボタン テンプレートに関連付けられています。
ステップ 4
[Add Phone] をクリックします。
すべての電話について、この手順を繰り返します。
リセラーの追加
プロバイダー レベルで定義するリソース(ライン タイプ、電話機タイプ、サービス タイプ)は、この段階でリセラーに割り当て可能です。
リセラーを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[General Administration] > [Resellers] を選択します。
ステップ 2
[Add] をクリックします。
リセラーの追加先プロバイダーが正しいか確認します。図 4-1 に示すように、プロバイダー名が画面に表示されます。
図 4-1 リセラーの追加:プロバイダー レベル(UKProvider)
ステップ 3
[Details] メニューから、次の内容を追加します。
•
[Name]:<ResellerName>(例:UKReseller1)
•
[Country]:<Country>(例:UK)
•
[Post/Zip Code]:<Post/Zip Code>
•
[Contact Name]:<ContactName>
•
[Contact Telephone Number]:<ContactTelephoneNumber>
ステップ 4
[Line Types] メニューから、各回線タイプに必要な回線の数を追加します(例:2000)。
ステップ 5
[Phone Types] メニューから、各電話機タイプに必要な電話の数を追加します(例:2000)。
ステップ 6
[Service Types] メニューから、各サービスに必要なサブスクライバの数を追加します(例:2000)。
ステップ 7
[GUI Branding] メニューから、ユーザ インターフェイスのブランディングの種別を定義します。
デフォルトのブランディングを定義するには、[Default GUI] を選択し、[Default GUI branding] をクリックします。
ステップ 8
[Add] をクリックします。
必要なリセラーすべてについて、この手順を繰り返します。
カスタマーの管理
このセクションでは、カスタマー、カスタマー リソース(メディア サービスなど)、機能グループの定義に必要な手順について説明します。リセラー レベルで定義するリソース(ライン タイプ、電話機タイプ、サービス タイプ)は、この段階でカスタマーに割り当て可能です。
ダイヤル プランが作成されたときにこのオプションが有効にされた場合、カスタマー ロケーション間のコールに使用するダイヤル プレフィクスを管理者が定義します。
機能グループは、ユーザまたは電話に割り当てられるサービス クラスを定義します。機能グループはカスタマー レベルで作成され、そのカスタマー内のすべてのロケーションで共通です。
ここでは、次の内容について説明します。
•
「カスタマーの追加」
•
「メディア サービスの追加」
•
「機能グループの追加」
•
USM ユーザ ローミング プリファレンスの設定
カスタマーの追加
カスタマーを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[General Administration] > [Customers] を選択します。
ステップ 2
[Add] をクリックします。
カスタマーの追加先リセラーが正しいか確認します。図 4-2 に示すように、リセラー名が画面に表示されます。
図 4-2 カスタマーの追加:リセラー レベル(UKReseller1)
ステップ 3
[Details] メニューから、次の内容を追加します。
•
[Name]:<CustomerName>(例:UKCustomer1)
•
[Country]:<Country>(例:UK)
•
[Post/Zip Code]:<Post/Zip Code>
•
[Contact Name]:<ContactName>
•
[Contact Telephone Number]:<ContactTelephoneNumber>
ステップ 4
[Corporate Directory Details] メニューから、IP アドレス <BVSMvirtualIP> を追加します(例:10.100.92.21)。
ステップ 5
[Enter Number of Lines Required] メニューから、各回線タイプに必要な回線の数を追加します(例:500)。
ステップ 6
[Enter Number of Phones Required] メニューから、各電話機タイプに必要な電話の数を追加します(例:500)。
ステップ 7
[Enter Subscriber Numbers for each Service] メニューから、各サービスに必要なサブスクライバの数を追加します(例:500)。
ステップ 8
[Dial Plan Details] メニューから、次の手順を実行します。
•
デフォルト ハードウェア グループ <cushwgrp> を追加します(例:e2pgwcucmhwgrpclu1)。
•
サイト間プレフィクス <intersiteprefix> を追加します:(例:8)。
•
[Automatically Generate Site codes] をクリックします。
ステップ 9
[Please Select Required Themes] メニューから、次の手順を実行します。
•
ユーザ インターフェイスのデフォルト ブランディング(Default GUI branding)を追加します。
•
[Default GUI branding] をクリックします。
ステップ 10
[Add] をクリックします。
この手順により、USM と Cisco PGW の両方が更新されます。
変数 #CUSTDIALPLAN#、#EGRESSCUSTDIALPLAN#、#EGRESSCUSTDIALPLAN2#、#COMMONLEGACYPBX#、#INGRESSLEGACYPBX#、#EGRESSLEGACYPBX#、#VOICEMAILDIALPLAN# の値を確認するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[General Administration] > [Customers] を選択します。
ステップ 2
カスタマーを選択します。
ステップ 3
[AdvancedMgt] をクリックします。
ステップ 4
[View PGW Config] をクリックします。
ステップ 5
該当する Cisco PGW を選択します(例:PGW-ENT2)。
(注) ダイヤル プランが作成され、設定されていることを、Cisco PGW 上で確認します。
必要なカスタマーすべてについて、この手順を繰り返します。
メディア サービスの追加
USM は、メディア リソース グループ リストを直接ロケーションに割り当てません。USM は、メディア サービスという、ロケーションに割り当て可能なリソースを使用します。メディア リソース グループ リストをロケーションで使用するには、そのメディア リソース グループ リストを含むメディア サービスが追加される必要があります。
メディア サービスには、会議サーバ、MOH サーバ、および/またはメディア リソース グループ リストの 3 つのコンポーネントを含めることが可能です。
(注) メディア サービスの会議サーバ フィールドおよび MOH サーバ フィールドは、非 Unified CM リソースに使用します。メディア サービスを追加するときは、メディア リソース グループ リストだけを選択します。
メディア サービスを追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Resources] > [Media Services] を選択します。
ステップ 2
[Add] をクリックします。
メディア サービスの追加先カスタマーが正しいか確認します。図 4-3 に示すように、カスタマー名が画面に表示されます。
図 4-3 メディア サービスの追加:カスタマー レベル(UKCustomer1)
ステップ 3
[Details] メニューから、次のように入力します。
•
[Name]:<uniquename>(例:e2msClu1Cus1)
•
[Description]:<mediaservicedesc>(例:City 2 Media Service (MRGL) Cluster 1 Customer 1)
ステップ 4
[Select Media Groups] メニューから、名前 <mrglname> を追加します(例:e3mrglClu1)。
ステップ 5
[Add] をクリックします。
必要な Unified CM クラスタすべて、および必要なカスタマーすべてについて、この手順を繰り返します。
機能グループの追加
機能グループは、ユーザまたは電話に割り当てられるサービス クラスを定義します。機能グループはカスタマー レベルで作成され、そのカスタマー内のすべてのロケーションで共通です。
機能グループを追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[General Administration] > [Feature Groups] を選択します。
ステップ 2
[Add] をクリックします。
機能グループの追加先カスタマーが正しいか確認します。図 4-4 に示すように、カスタマー名が画面に表示されます。
図 4-4 機能グループの追加:カスタマー レベル(UKCustomer1)
ステップ 3
[Details] メニューから、次のように入力します。
•
[Name]:<uniquename>(例:COS1International24Hour)
•
[Description]:<featuregroupdesc>(例:COS1International24Hour)
•
[Outbound Calls Limitations]:<outbound>(例:COS1International24Hour)
•
[Call Forward Limitations]:<callforwardlim>(例:COS1CF)
•
[VoiceMail Profile]:<voicemailprofile>(例:Basic VoiceMail profile)
•
[Inbound Call options]:<inbound>(例:Allow one DDI line)
•
[Number of Ext or Lines]:<ExtorLinesNumber>(例:One Number DDI or Extension)
•
機能グループが適用される Unified CM リリースに関連するフィールドすべてをオンにします。
ステップ 4
[Submit] をクリックします。
必要な機能すべて、またカスタマーすべてについて、この手順を繰り返します。
USM ユーザ ローミング プリファレンスの設定
プロバイダー レベルで USM ユーザ ローミング プリファレンスが有効に設定されている場合、カスタマー レベルで次の 2 つのプリファレンスを設定できます。
•
[AllowCrossClusterLogin]:エクステンション モビリティを使用するユーザが、クロス クラスタ転送機能を使ってホーム Unified CM クラスタから離れた電話にログインできるようにします。
•
[ForceOldRoamingLogoff]:エクステンション モビリティを使用するユーザが別の電話にログインしたときに、前の電話から強制的にログアウトさせる設定です。
これらの設定を行うには、次の手順を実行します。
ステップ 1
[General Administration] > [Customers] に移動します。機能を有効化するカスタマーを選択します。
ステップ 2
[Preferences] をクリックします。
ステップ 3
[AllowCrossClusterLogin] をクリックします。
ステップ 4
使用可能なチェックボックスをオンにして、設定を有効にします。
ステップ 5
[Modify] をクリックします。
ステップ 6
[Return to Preferences Management] をクリックします。
ステップ 7
[ForceOldRoamingLogoff] をクリックします。
ステップ 8
使用可能なボックスをオンにして、設定を有効にします。
ステップ 9
[Modify] をクリックします。
必要なカスタマーすべてについて、この手順を繰り返します。
ヒント ユーザが使用する機能グループで [User Mobility] および [Allow User login to Phone] が選択されていることを確認します。
ディビジョンの追加
ここでは、カスタマー ディビジョンを作成するために必要な手順について説明します。カスタマー レベルで定義するリソース(ライン タイプ、電話機タイプ、サービス タイプ)は、この段階でカスタマー ディビジョンに割り当て可能です。
カスタマー ディビジョンを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[General Administration] > [Divisions] を選択します。
ステップ 2
[Add] をクリックします。
ディビジョンの追加先カスタマーが正しいか確認します。図 4-5 に示すように、カスタマー名が画面に表示されます。
図 4-5 ディビジョンの追加:カスタマー レベル(UKCustomer1)
ステップ 3
[Details] メニューから、次の内容を追加します。
•
[Name]:<DivisionName>(例:UKDivision1)
•
[Address]:<Address>
•
[City]:<City>
•
[Country]:<Country>(例:UK)
•
[Post/Zip Code]:<Post/ZipCode>
•
[Contact Name]:<ContactName>
•
[Contact Telephone Number]:<ContactTelephoneNumber>
ステップ 4
[Line Types] メニューから、各回線タイプに必要な回線の数を追加します(例:500)。
ステップ 5
[Phone Types] メニューから、各電話機タイプに必要な電話の数を追加します(例:500)。
ステップ 6
[Service Types] メニューから、各サービスに必要なサブスクライバの数を追加します(例:500)。
ステップ 7
[Please Select Required Themes] メニューから、ユーザ インターフェイスのデフォルト ブランディングを入力します:Default GUI branding。
ステップ 8
[Default GUI branding] をクリックします。
ステップ 9
[Add] をクリックします。
必要なディビジョンすべてについて、この手順を繰り返します。
ロケーションの追加
ここでは、カスタマー ロケーションを定義するために必要な手順について説明します。カスタマー ディビジョン レベルで定義するリソース(ライン タイプ、電話機タイプ、サービス タイプ)は、この段階でカスタマー ロケーションに割り当て可能です。適切なハードウェア グループを選択することで、どのホステッド UCS ネットワーク コンポーネントをロケーションに関連付けるかを定義します。次の内容も選択されます。
•
ロケーション サイト コード
•
電話の内線の長さ(このオプションがダイヤル プランを作成したときに有効にされていた場合)
•
PSTN への通話発信に使用するダイヤル プレフィクス(このオプションがダイヤル プランを作成したときに有効にされていた場合)
•
デフォルト エリア コード
•
ロケーションの IP サブネット
注意 ロケーションに拡張緊急サポート(緊急時通話のルーティングに Cisco Emergency Responder(Cisco ER)を使用)が必要な場合、そのロケーションがプロビジョニングされる Unified CM クラスタに、対応する Cisco ER グループが接続されていることを確認します。
ロケーションを作成するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[General Administration] > [Locations] を選択します。
ステップ 2
[Add] をクリックします。
ロケーションの追加先カスタマー ディビジョンが正しいか確認します。図 4-6 に示すように、リセラー名が画面に表示されます。
図 4-6 ロケーションの追加 - ディビジョン レベルの USM 管理者 - UKDivision1
ステップ 3
[Details] メニューから、次の内容を追加します。
•
[Location Name]:<LocationName>(例:1402clu1cus1loc1)
•
[Address]:<Address>
•
[City]:<City>
•
[Country]:<Country>(例:UK)
•
[TimeZone]:<Area/Location>(例:Europe/London)
•
[Post/Zip Code]:<Post/Zip Code>
•
[Contact Name]:<ContactName>
•
[Hardware Group]:<lochwgrp>(例:e2pgwcucmhwgrpclu1)
•
PBX テンプレート:Default。
(注) Hosted UCS 7.1(a) の場合、異なるロケーションの設定に異なる Unified CM モデルを使用できるように、Default を使用する必要があります。
•
拡張緊急サポート:<EnhEmergSupport>。緊急通話のルーティングに Cisco ER を使用する場合、このオプションを選択します。
(注) 拡張緊急サポートを選択する場合、緊急通話を検出して Cisco ER にルーティングするためのトランスレーション パターンとして、2 種類のパターン(911 と 9.911)を使ってロケーションがプロビジョンされます。
•
個別番号到達サポート:ロケーションで SNR 機能のサポートが必要な場合、このオプションを選択します。
ステップ 4
[Dial Plan Details] メニューから、次の内容を追加します。
•
[Site Code]:<LocSiteCode>(例:111)
•
[Dial this to get an outside line]:<PSTNacce> ssprefix>(例:9)
•
[Select extension number length]:<ExtLength>(例:3)
•
[Default Area Code]:<DefAreaCode>(例:1402)
•
[Local Dialing]:7 桁ローカル ダイヤル、10 桁ローカル ダイヤル、ローカル ダイヤルなしから選択できます(例:7-digit)。
(注) ローカル ダイヤルは、米国のロケーションを追加するときにだけ使用できます。
ステップ 5
[Subnets] メニューから、ロケーションに割り当てられる IP サブネット <LocSubnet> を入力します(例:10.181.2.0/26)。
ステップ 6
[Please Select Required Themes] メニューから、次の手順を実行します。
•
ユーザ インターフェイスのデフォルト ブランディング(Default GUI branding)を追加します。
•
[Default GUI branding] をクリックします。
ステップ 7
[Next >>] をクリックします。
ステップ 8
[Line Number] メニューから、各回線タイプに必要な回線の数を入力します(例:20)。
ステップ 9
[Services] メニューから、各サービスに必要なサブスクライバの数を入力します(例:20)。
ステップ 10
[Next >>] をクリックします。
ステップ 11
[Phone Types] メニューから、各電話機タイプに必要な電話の数を入力します(例:20)。
ステップ 12
[Add] をクリックします。
この手順では USM、Cisco PGW、Unified CM が更新されます。
ロケーションに特有の Unified CM 設定を確認するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Administration] > [Telephony] を選択します。
ステップ 2
ロケーションを選択します。
ステップ 3
[Telephony] をクリックします。
ステップ 4
[Advanced Diagnostics] をクリックします。
ステップ 5
該当する Unified CM クラスタを選択します(例:e2c1)。
(注) Cisco PGW 上でダイヤル プランが作成され、設定されていることを確認し、Unified CM クラスタ上でパーティション、CSS、ルート パターン、トランスレーション パターンが追加されていることを確認します。
必要なロケーションすべてについて、この手順を繰り返します。
E.164 番号と電話のインベントリのロケーションへの移動
このセクションでは、プロバイダー レベルで作成された E.164 番号および電話のインベントリをカスタマー ロケーションへ移動させるのに必要な手順について説明します。
(注) プロバイダー レベルで作成された IP アドレス(IP サブネット)は、ロケーションが作成されるときに自動的にロケーションに関連付けられます。
E.164 番号および電話の移動先ロケーションが、正しいプロバイダー レベルにあることを確認します。プロバイダー レベルに進むには、[Provider Administration] > [Providers] を選択し、プロバイダーを選択します。
プロバイダー名が画面に表示されます。
ここでは、次の内容について説明します。
•
「E. 164 番号インベントリ」
•
「電話インベントリの移動」
E. 164 番号インベントリ
E.164 番号をあるロケーションに移動するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Resources] > [E.164 Inventory] を選択します。
ステップ 2
番号範囲を追加する国を選択します。
ステップ 3
[Next] をクリックします。
ステップ 4
[Choose a value for National Area Code]:<areacode>(例:1631)。
ステップ 5
[Next] をクリックします。
ステップ 6
[Move Number Range] をクリックします。
ステップ 7
[Details] メニューから、次のように入力します。
•
[Select Location]:<requiredlocation> を選択します(例: UKReseller1: UKCustomer1: UKDivision1: 1402clu1cus1loc1)。
•
[Start of number range]:<startofnumberrange>(例:14021111000)
•
[End of number range]:<endofnumberrange>(例:1102111019)
ステップ 8
[Move] をクリックします。
必要なロケーションすべてについて、この手順を繰り返します。
電話インベントリの移動
電話をロケーションに移動させるには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Resources] > [Phone Inventory] を選択します。
ステップ 2
電話の MAC アドレスをクリックして、ロケーションに移動させる電話を選択します(例:001D452CDA84)。
ステップ 3
[Next] をクリックします。
ステップ 4
移動先 <requiredlocation> を選択します( 例:UKReseller1: UKCustomer1: UKDivision1: 1402clu1cus1loc1)。
ステップ 5
[Next] をクリックします。
ステップ 6
サブネットの値 <locationsubnet> を選択します(例:10.181.2.0)。
ステップ 7
[Move Phone] をクリックします。
この手順により、USM と Unified CM の両方が更新されます。
(注) 電話と回線が Unified CM に追加され、電話は Unified CM に登録されますが、電話は非常に限定された設定になっています。USM では、電話は未登録であるように表示されます。
必要な電話すべて、および必要なロケーションすべてについて、この手順を繰り返します。
ロケーションの管理
このセクションでは、次の作業に必要な手順について説明します。
•
さまざまなロケーションに特有のパラメータの設定(PSTN 公開番号、緊急公開番号など)
•
E.164 番号範囲の内部番号への割り当て
•
電話の登録と管理(電話のリセット、電話プロパティの編集など)
•
エンドユーザの追加と管理
•
エクステンション モビリティの追加
管理対象のロケーションが正しいことを確認します。ロケーション名が画面に表示されます。
ここでは、次の内容について説明します。
•
「PSTN 公開番号の追加」
•
「緊急公開番号の追加」
•
「E.164 番号範囲の内部番号への割り当て」
•
「電話の登録」
•
「エンド ユーザの追加」
•
「ユーザ エクステンション モビリティの追加」
•
「電話機の管理」
•
「ユーザの管理」
PSTN 公開番号の追加
PSTN 公開番号が設定されている場合、IP 電話からの呼が PSTN 宛であるとき(基本または通話転送)、Calling Party Number(CgPN; 発呼側番号)およびリダイレクト番号は、その電話が E. 164 番号を持っていなければ PSTN 公開番号で置き換えられます。
PSTN 公開番号を追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[General Administration] > [Locations] を選択します。
ステップ 2
PSTN 公開番号を追加するロケーションを選択し、[Advanced Mgt] をクリックします。
ステップ 3
[PSTN Published Number] をクリックします。
ステップ 4
[Details] メニューから、次のように入力します。
•
発行された PSTN 番号:<PSTNPubNumber>(例:1402111009)
ステップ 5
[Add] をクリックします。
この手順により、USM と Cisco PGW の両方が更新されます。
必要なロケーションすべてについて、この手順を繰り返します。
緊急公開番号の追加
緊急通話を正しくルーティングするために、緊急公開番号が必要です。緊急公開番号が設定されると、緊急通話の発信時に、CgPN が緊急公開番号で置き換えられます。
緊急公開番号を追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[General Administration] > [Locations] を選択します。
ステップ 2
緊急公開番号を追加するロケーションを選択します。
ステップ 3
[Advanced Mgt] をクリックします。
ステップ 4
[Emergency Number] をクリックします。
ステップ 5
[For Emergency Number]:<EmPubNum>。使用可能な E. 164 番号を選択します(例:1402111008)。
ステップ 6
[Add] をクリックします。
この手順により、USM と Cisco PGW の両方が更新されます。
必要なロケーションすべてについて、この手順を繰り返します。
E.164 番号範囲の内部番号への割り当て
ロケーションでローカルの PSTN ブレークアウトを介してルーティングされる PSTN 通話が必要な場合、ここでの手順に従ってプロビジョニングを進める代わりに、次のことを確認してください。
•
ロケーション プリファレンス AssociateFNNinRanges が有効になっている。
•
ロケーションが該当するローカル ゲートウェイ インターフェイスに接続されている。
•
E.164 番号の範囲が、範囲単位で内部番号の範囲に割り当てられている。
プロバイダー レベルでフラグ FwdRedirectingExternalNumonCallFwd を有効にするには、次の手順を実行します。
ステップ 1
プロバイダー レベルにナビゲートします(例:UKProvider1)。
ステップ 2
[Advanced Mgt] をクリックします。
ステップ 3
[Advanced Telephony Settings] をクリックします。
ステップ 4
[FwdRedirectingExternalNumonCallFwd] チェックボックスをオンにします。
ステップ 5
[Apply] をクリックします。
USM 管理者は、内線番号の範囲として E. 164 番号の範囲を割り当てることが可能です。これを IP 電話に割り当てることも可能なため、ユーザはそれら内線上の PSTN からの通話を受けられます。
E.164 番号範囲の内部番号への割り当て(範囲単位)
範囲単位オプションを使用して E.164 番号の範囲を内部番号に割り当てるには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Location Administration] > [External Numbers] を選択します。
ステップ 2
[Associate Range] をクリックします。
ステップ 3
[Details] メニューから、範囲に次のように入力します。
•
[PSTN Number range]:<PSTNRange>(例:1402111000-1402111009)
•
[Extension Number range]:<ExtRange>(例:000-019)
ステップ 4
[Submit] をクリックします。
(注) Hosted UCS 6.1(a) 以降では、USM は PGW TimesTen ドライバを起動し、PGW_TimesTen モデル ワークシートの AssociateFNN トランザクション(AssociateFNN スクリプト)内の TimesTen 入力インプットを使用してインポート ファイルを作成し、PGW へ転送します。これは HUCSprovx10 PGW スクリプトを起動し、関連付けを PGW TimesTen データベースに挿入します。
電話の登録
電話を登録するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Location Administration] > [Phone Registration] を選択します。
ステップ 2
電話の MAC アドレスをクリックして、登録する電話を選択します(例:001D452CDA84)。
ステップ 3
[Phone Features] メニューから、次のように入力します。
•
[Phone Location]:<PhoneLocation>(例:Phone Switch 04 -Port1)
•
[Softkey Template]:<SoftkeyTemplate>(例:Softkey_Advanced)
•
[Button Template Name]:<PhoneButtonTemplate>(例:Standard 7975 SCCP)
•
[First Expansion Module]:<None>
•
[First Expansion Module]:<None>
•
[Select Phone Feature Group]:<PhoneFeatureGroup>(例:COS1International24Hour)
•
[Next >>] をクリックします。
ステップ 4
[Number Details] メニューから、次のように入力します。
•
[Line Number]:<ExtOrE164>(例:DDI 1402111001)
•
[Label]:<PhoneLabel>(例:SCCP 001)
•
[Line Class of Service]:COS1International24Hour を選択。
(注) 必要かつ可能な場合、複数回線を追加することもできます。
ステップ 5
[Register] をクリックします。
この手順により、USM と Unified CM の両方が更新されます。
必要な電話すべて、および必要なロケーションすべてについて、この手順を繰り返します。
エンド ユーザの追加
エンド ユーザを追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Location Administration] > [Users] を選択します。
ステップ 2
[Add] をクリックします。
ステップ 3
[Details] メニューから、次のように入力します。
•
[Username]:<Username>(例:clu1cus1loc1user1)
(注) HUCS7.1a 以降では、エンド ユーザの名前が 15 文字を超えることはできません。これは、エンド ユーザ名の長さについての USM の制限です。
•
[Password]:<Password>(例:cisco123)
•
[Role]:<Role>(例:End User for clu1cus1loc1)
•
[First Name]:<FirstName>
•
[Last Name]:<LastName>
ステップ 4
[Next >>] をクリックします。
ステップ 5
[Details] メニューから、次のように入力します。
•
[Phone PIN]:<PhonePIN>。最大 5 桁です(例:12345)。
•
[Feature Group]:<UserFeatureGroup>(例:COS1International24Hour)
•
[Access Profile]:Default
ステップ 6
[Add] をクリックします。
この手順により、USM と Unified CM の両方が更新されます。
必要なユーザすべて、および必要なロケーションすべてについて、この手順を繰り返します。
ユーザ エクステンション モビリティの追加
ユーザがホーム Unified CM クラスタ上の電話にログインできるように、ユーザエクステンション モビリティを設定できます。
ユーザにエクステンション モビリティを追加するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Location Administration] > [Users] を選択します。
ステップ 2
エクステンション モビリティを追加するユーザの横にある [Add] をクリックします。
ステップ 3
[User Mobility Profile] メニューから、次のように入力します。
•
[Phone Type]:<UserPhoneType>(例:Cisco 7961 SCCP)
•
[Button Template Name]:<UserButtonTemplate>(例:Standard 7961 SCCP)
•
[Softkey Template]:<UserSoftkeyTemplate>(例:Softkey_Advanced)
ステップ 4
[Number Details] メニューから、次のように入力します。
•
ドロップ ダウン メニューから [Extension] <ExtOrE164> を選択します(例:DDI 1402111002)。
•
[Label]:<PhoneLabel>(例:user1)
•
[Line Class of Service]:<LineCOS>(例:COS1International24Hour)
ステップ 5
[Add] をクリックします。
(注) 必要かつ可能な場合、複数回線を追加することもできます。
この手順により、USM と Unified CM の両方が更新されます。
必要なユーザすべて、および必要なロケーションすべてについて、この手順を繰り返します。
電話機の管理
電話機を管理するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Location Administration] > [Phone Management] を選択します。
ステップ 2
ユーザ名(例:001D452CDA84)をクリックして管理するユーザを選択します。
このページを使用して、次の作業が実行できます。
•
電話機のリセット
•
ユーザのログイン
•
ユーザのログアウト
•
電話機ボタン テンプレートの編集
•
電話機ロケールの編集
•
回線の削除
•
電話機機能の編集(PC サポートやスピーカーの有効/無効など)
•
回線設定の編集(ホット ラインや通話転送の有効/無効など)
•
電話の登録解除
この手順により、USM と Unified CM の両方が更新されます。
ユーザの管理
ユーザを管理するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
[Location Administration] > [Users] を選択します。
ステップ 2
電話機の MAC アドレス(例:cus1loc1user1)をクリックして、管理する電話機を選択します。
このページを使用して、次の作業が実行できます。
•
ユーザ パスワードの変更
•
ユーザ PIN の変更
•
ユーザ エクステンション モビリティの編集や削除
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ユーザの電話への関連付け
•
ユーザの削除
この手順により、USM と Unified CM の両方が更新されます。