Cisco Unity Connection 9.x のトラブルシューティングの概要
『 Cisco Unity Connection トラブルシューティング ガイド 』には、Connection での問題を解決する方法が記載されています。Connection システムに、このトラブルシューティング ガイドに記載されている現象がみられる場合は、推奨されるトラブルシューティング手順を実行してください。現象がこのトラブルシューティング ガイドに記載されていない場合、または推奨されるトラブルシューティングを行っても問題が解決しない場合は、次の手順を実行し、問題の原因が SELinux Security ポリシーでないことを確認します(Connection サーバでは、Cisco Security Agent(CSA)の代わりに SELinux が使用されます)。
ガイドに記載のトラブルシューティング手順では解決できない問題をトラブルシューティングする方法
ステップ 1 Connection サーバで SELinux のステータスを確認するには、コマンドライン インターフェイス(CLI) utils os secure status を実行します。
ステップ 2 SELinux が Enforcing モードの場合は、CLI コマンド utils os secure permissive を実行し、Connection サーバを Permissive モードに切り替えます。CLI コマンド utils os secure permissive の詳細については、適切な『 Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions 』を参照してください。このガイドは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html から入手可能です。
ステップ 3 Permissive モードの SELinux で現象を再現します。現象が再現可能な場合は、問題の原因は SELinux ではありません。
ステップ 4 現象が再現できない場合は、次の手順を実行し、Cisco TAC に接続する前にログを収集します。
a. SFTP サーバにテスト ディレクトリを作成し、そこに監査ログの診断ファイルを保存します。
b. CLI コマンド utils os secure enforce を実行し、Connection サーバを Enforcing モードに切り替えます。
c. 現象を再現します。
d. CLI コマンド utils create report security を実行し、監査ログの診断ファイルを作成します。このコマンドにより、診断ファイル security-diagnostics.tar.gz が作成されます。コマンド file get activelog syslog/security-diagnostics.tar.gz を実行し、手順 4(a)で作成した SFTP ディレクトリに診断ファイルをコピーします。CLI コマンドの詳細については、適切な『 Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions 』( http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html )を参照してください。
ステップ 5 Cisco TAC に連絡してください。
たとえば、Unity Connection 8.6 から新しいバージョンへのアップグレードの一環として、バージョン切り替えの障害をトラブルシューティングするには、次の手順を実行します。
Cisco Unity Connection 8.6 から新しいバージョンへのアップグレードの一環として、バージョン切り替えの障害をトラブルシューティングする方法
ステップ 1 Connection サーバで SELinux のステータスを確認するには、コマンドライン インターフェイス(CLI) utils os secure status を実行します。
ステップ 2 SELinux が Enforcing モードの場合は、CLI コマンド utils os secure permissive を実行し、Connection サーバを Permissive モードに切り替えます。CLI コマンド utils os secure permissive の詳細については、適切な『 Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions 』を参照してください。このガイドは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html から入手可能です。
ステップ 3 Permissive モードの SELinux でバージョン切り替えを再試行します。バージョン切り替えの障害が再現可能な場合は、問題の原因は SELinux ではありません。
ステップ 4 バージョン切り替えの障害が再現できない場合は、次の手順を実行し、Cisco TAC に接続する前にログを収集します。
a. SFTP サーバにテスト ディレクトリを作成し、そこに監査ログの診断ファイルを保存します。
b. CLI コマンド utils os secure enforce を実行し、Connection サーバを Enforcing モードに切り替えます。
c. 現象を再現します。
d. CLI コマンド utils create report security を実行し、監査ログの診断ファイルを作成します。このコマンドにより、診断ファイル security-diagnostics.tar.gz が作成されます。コマンド file get activelog syslog/security-diagnostics.tar.gz を実行し、手順 4(a)で作成した SFTP ディレクトリに診断ファイルをコピーします。CLI コマンドの詳細については、適切な『 Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions 』( http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html )を参照してください。
ステップ 5 Cisco TAC に連絡してください。
Connection 8.6.(x)からアップグレード中にフェイルセーフ メッセージをトラブルシューティングする方法
クラスタ内で Connection 8.6.(x)からアップグレード中にフェイルセーフ メッセージを受け取った場合は、CLI コマンド utils os secure permissive コマンドを実行し、バージョン切り替え手順が完了するまでシステムを Permissive モードに切り替えます。システムを Permissive モードに切り替えるために使用される CLI モードについては、適切な『 Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions 』を参照してください。このドキュメントは、 http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html から入手可能です。