システム パラメータの設定
デフォルト値を使用しない場合は、レポートの生成前に、いくつかのシステム パラメータをカスタマイズしておく必要があります。ここでは、システム パラメータについて説明します。カスタマイズをお勧めしますが、すべてのシステム パラメータにデフォルト値が用意されているので、必須ではありません。
どのユーザでも CAR 管理者になることができます。ただし、CAR 管理者として指定された各ユーザを、Grant/Revoke CAR Admin Rights ウィンドウで指定する必要があります。CAR 管理者として指定されたユーザには、CAR システムに対する完全な制御権が与えられます。管理者は、システムとレポートに関連したすべてのパラメータを変更できます。
CAR には、少なくとも一人の管理者が必要です。
関連項目
• 「管理者権限の付与」
• 「管理者権限の取り消し」
管理者権限の付与
ここでは、1 人または複数のユーザに CAR 管理者権限を付与する方法を説明します。
(注) ユーザに管理特権を付与するには、まず、初期のユーザ名とパスワードとして admin を使用して CAR にログインする必要があります。このユーザ名とパスワードを使用して CAR にログインし、ユーザに初めて CAR 管理者権限を付与します。このユーザ ID とパスワードは、システムに CAR 管理者が設定されていない場合に限り有効です。1 人または複数のユーザに管理者権限が付与されると、この初期ログオン(admin、admin)は使用不可になります。その時点で、CAR 管理者(admin、admin を使用して最初に CAR 管理者権限を付与されたユーザ)だけが、他のユーザに管理者権限を付与できるようになります。
手順
ステップ 1 CAR ウィンドウから、 System > System Parameters > Admin Rights の順に選択します。
Grant/Revoke CAR Admin Rights ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 User ID フィールドに、CAR 管理者として追加する個人のユーザ ID を入力します。
有効なユーザ ID が分からない場合は、Search User(s) リンクをクリックします。ユーザの検索方法については、「ユーザの検索」を参照してください。
ステップ 3 Add ボタンをクリックします。
Cisco CallManager は、User ID フィールドで指定されたユーザを、CAR 管理者のリストにコピーします。
ステップ 4 Update ボタンをクリックして、リストされたユーザを CAR 管理者として指定します。ただちに変更が有効になります。
関連項目
• 「管理者権限の取り消し」
管理者権限の取り消し
ここでは、1 人または複数のユーザの CAR 管理者権限を取り消す方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > System Parameters > Admin Rights の順に選択します。
Grant/Revoke CAR Admin Rights ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 CAR Administrators リスト ボックスで、CAR 管理者から削除する個人のユーザ ID を選択します。
ステップ 3 選択されたユーザを削除するには、 Remove ボタンをクリックします。CAR
Administrators リスト ボックスに指定されたすべてのユーザを削除するには、 Remove All ボタンをクリックします。
このとき、CAR Administrators リスト ボックスに表示されているユーザには、引き続き CAR 管理者権限が与えられます。
ステップ 4 Update ボタンをクリックして、そのユーザを削除します。
削除した CAR 管理者には、管理者アクセス権がなくなります。ただちに変更が有効になります。
関連項目
• 「管理者権限の付与」
メール サーバ パラメータの設定
電子メール アラートとレポートを電子メールで送信するには、メール サーバ設定情報を指定する必要があります。CAR は、この設定情報を使用して、電子メール サーバに正常に接続できます。
ここでは、電子メール サーバ情報の指定方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > System Parameters > Mail Parameters の順に選択します。
Mail Parameters ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Mail ID フィールドに、電子メールの送信時に From フィールドで使用される電子メール ID を入力します。
ステップ 3 Password フィールドに、電子メール システムを実行するサーバへのアクセスに使用されるパスワードを入力します。
(注) CAR は、ユーザ ID とパスワードを認証しません。メール サーバ上での認証を使用不可にするか、有効なユーザ ID とパスワードを入力する必要があります。
ステップ 4 確認のために、Confirm Password フィールドに、ステップ 3 で入力したものと同じパスワードを入力します。
ステップ 5 Mail Domain フィールドに、電子メール システムを実行するサーバのドメイン名を入力します。
ステップ 6 Main Server Name フィールドに、電子メール システムを実行するサーバの名前または IP アドレスを入力します。
ステップ 7 Update ボタンをクリックして、変更を加えます。
関連項目
• 「CAR データベース アラートの設定」
• 「CDR データベース アラートの設定」
• 「自動レポート生成/アラートの設定」
ダイヤル プランの設定
CAR のデフォルト ダイヤル プランでは、North American numbering plan(NANP)が指定されます。レポート内のコール分類が正しくなるように、ダイヤル プランが正常に設定されていることを確認してください。
(注) Cisco CallManager Administration で指定されているデフォルトの NANP を変更した場合、または NANP の適用地域以外の場合は、ご使用の Cisco CallManager ダイヤル プランに応じてダイヤル プランを設定してください。ダイヤル プランを設定するには、少なくとも 1 つの条件を指定する必要があります。ダイヤル プランについては、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』および『Cisco CallManager システム ガイド』を参照してください。
ダイヤル プランを設定するには、発信コール分類のパラメータを指定します。コールの分類には、international、local、long distance、on net、および others があります。たとえば、地域の市内電話が 6 桁である場合、ダイヤル プランに次のように行を指定します。
Condition |
No of Digits |
Pattern |
Call Type |
= |
6 |
! |
Local |
ここでは、CAR ダイヤル プラン設定を更新する方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > System Parameters > Dial Plan Configuration の順に選択します。
Dial Plan Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Toll Free Numbers フィールドに、ダイヤル プラン内にある、無料で発信できる番号を入力します。
ステップ 3 次のフィールドを使用して、表内の値を更新します。
• Condition:ルールの条件を選択する。ここで、> は No of Digits フィールドで指定された値より大きいことを表し、< はその値より小さいことを表し、そして = はその値と等しいことを表します。
• No Of Digits:このルールが適用される電話番号の桁数を選択する。桁数がルールに影響を与えない場合は、NA を指定してください。
• Pattern:コールの分類に使用されるパターンを入力する。次のとおりです。
–G:コールはルールで指定されたとおりに分類される(G は、「ゲートウェイの設定」で指定されたゲートウェイの市外局番を表すワイルドカードです)。
–T:CAR で設定されたフリーダイヤル番号を検索する。
–!:複数の桁を表す(2 桁以上の任意の数字。たとえば、1234 や 5551234)。
–X:1 桁の数字を表す(たとえば、0、1、または 9)。
• Call Type:条件が満たされた場合にコール タイプを選択する。
ステップ 4 続けて他の行を追加するには、行を追加する位置の下にある行のチェックボックスをオンにし、 Add Rows リンクをクリックします。選択した行の上に行が追加されます。行を削除するには、削除する行のチェックボックスをオンにし、 Delete Rows リンクをクリックします。
(注) CAR は、CDR に格納されているダイヤル番号に基づいてコールを分類します。ダイヤルされた番号が、CDR に記載されている番号と異なる(番号変換のために)場合は、CDR での番号の表示方法に基づいて CAR のダイヤル プランを設定する必要があります。
ステップ 5 Update ボタンをクリックして、変更を加えます。
関連項目
• 「CAR ダイヤル プランのデフォルト値の復元」
CAR ダイヤル プランのデフォルト値の復元
CAR でデフォルトのダイヤル プランを変更した場合、North American numbering plan(NANP)に基づくデフォルト値を復元できます。
表16-1 は、デフォルトの NANP 値を示しています。
表16-1 CAR ダイヤル プランのデフォルト値
|
|
|
|
= |
5 |
! |
OnNet |
= |
7 |
! |
Local |
= |
10 |
T! |
Others |
= |
10 |
G! |
Local |
= |
10 |
! |
Long Distance |
= |
11 |
T! |
Others |
= |
11 |
XG! |
Local |
= |
11 |
! |
Long Distance |
> |
3 |
011! |
International |
次に、表のデフォルト値について説明します( 表16-1 を参照)。
1 行目:ダイヤルした桁数が 5 であり、パターンが !(2 桁以上。この場合、5 桁)である場合、コールは on net に分類されます。
2 行目:ダイヤルした桁数が 7 であり、パターンが !(2 桁以上。この場合、7 桁)である場合、コールは Local に分類されます。
3 行目:ダイヤルした桁数が 10 であり、パターンが T!(2 桁以上。この場合、フリーダイヤル番号コードで始まる 10 桁の番号)である場合、コールは Others に分類されます。
4 行目:ダイヤルした桁数が 10 であり、パターンが G!(2 桁以上。この場合、ゲートウェイ コードで始まる 10 桁の番号)である場合、コールは Local に分類されます。
5 行目:ダイヤルした桁数が 10 であり、パターンが !(2 桁以上。この場合、10 桁の番号)である場合、コールは Long Distance に分類されます。
6 行目:ダイヤルした桁数が 11 であり、パターンが T!(2 桁以上。この場合、フリーダイヤル番号コードで始まる 11 桁の番号)である場合、コールは Others に分類されます。
7 行目:ダイヤルした桁数が 11 であり、パターンが XG!(2 桁以上。この場合、1 桁目の任意の数字の後にゲートウェイ コードが続いた数値で始まる 11 桁の番号)である場合、コールは Local に分類されます。
8 行目:ダイヤルした桁数が 11 であり、パターンが !(2 桁以上。この場合、11 桁の番号)である場合、コールは Long Distance に分類されます。
9 行目:ダイヤルした桁数が 3 より大きく、011 で始まる場合、コールは International に分類されます。
どの条件にも一致しない場合、コールは Others に分類されます。
ここでは、CAR で NANP ダイヤル プラン値を復元する方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > System Parameters > Dial Plan Configuration の順に選択します。
Dial Plan Configuration ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Restore Defaults ボタンをクリックします。
復元は深夜 0 時に有効になります。変更をただちに有効にするには、Cisco CAR Scheduler サービスを再起動します。
関連項目
• 「ダイヤル プランの設定」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
ゲートウェイの設定
CAR ゲートウェイ レポートを使用する前に、CAR でゲートウェイを設定します。
ヒント 既存の Cisco CallManager システム ゲートウェイの場合、CAR でゲートウェイを設定してください。また、Cisco CallManager Administration にゲートウェイを追加する場合も、新しいゲートウェイを CAR で設定してください。ゲートウェイが Cisco CallManager システムから削除されると、それらのゲートウェイ(および指定したすべての設定値)は CAR から自動的に削除されます。
CAR は、市外局番情報を使用して、コールが local か long distance かを判別します。CAR が Utilization レポートを生成できるようにするには、ゲートウェイごとに Number of Ports 情報を指定する必要があります。
(注) 「G」は、ダイヤル プラン設定で使用されるゲートウェイの市外局番を表すワイルドカードです。
ここでは、CAR でゲートウェイを設定する方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > System Parameters > Gateway Configuration の順に選択します。
Gateway Configuration ウィンドウが表示されます。
(注) Cisco CallManager Administration でゲートウェイをまだ設定していない場合は、システムのゲートウェイが設定されていないことを示すメッセージが表示されます。
ステップ 2 Area Code フィールドに、設定しようとする市外局番を各ゲートウェイに対して入力します。
ステップ 3 すべてのゲートウェイに対して市外局番を更新するには、Area Code フィールドに市外局番を入力し、 Set Area Code ボタンをクリックします。
ステップ 4 Max No of Ports フィールドに、設定しようとするポート数を各ゲートウェイに対して入力します。Max No of Ports の範囲は 1 ~ 1000 です。
(注) CAR は、ゲートウェイが Cisco CallManager Administration で追加されたときにそのゲートウェイに指定された値を使用します。したがって、ゲートウェイが Cisco CallManager Administration で追加されたときに指定された詳細情報によっては、一部のゲートウェイで、すでに市外局番が設定されていたり、最大ポート数がゼロになっています。CAR は、最大ポート数の値として 0 を受け入れません。値 0 が指定されているすべてのゲートウェイに対して、最大ポート数を変更するように求められる場合があります。
ステップ 5 Update ボタンをクリックして、変更を加えます。
設定されているゲートウェイの一部または全部について、CAR でレポートを実行できます。
関連項目
• 「ゲートウェイ別の QoS の設定」
• 「ゲートウェイ詳細レポートの設定」
• 「ゲートウェイ要約レポートの設定」
• 「ゲートウェイ使用率レポートの設定」
システム プリファレンスの設定
CAR には、デフォルトのシステム プリファレンスが用意されていますが、システム パラメータに値を指定すると、システムをカスタマイズすることができます。また、同時に複数のシステム パラメータを変更することもできます。
ここでは、システム パラメータに値を指定する方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > System Parameters > System Preferences の順に選択します。
System Preferences ウィンドウが表示されます。Parameter Name リストに、使用可能なシステム パラメータのリストが表示されます。
ステップ 2 表16-2 の説明に従って、Parameter Value フィールドに、使用するパラメータの値を入力します。
表16-2 システム プリファレンスのパラメータ
|
|
ERRORLOGFILESIZE |
1 ~ 9999 の範囲で、エラー ログ ファイルの最大サイズ(KB 単位)を入力します。デフォルトは 100 KB です。ファイルの大きさが指定された最大サイズを超えると、電子メールのアラートが管理者に送信されます。エラー ログインが続行する場合、ファイルのサイズは増え続け、管理者には、ファイルが指定サイズを超えたことを知らせるアラートが毎日電子メールで届きます。 |
SESSIONTIMEOUT |
ユーザが CAR からログアウトする前にアクティビティがない状態で経過する時間(秒数)を、60 ~ 86400(1 分~ 24 時間)の範囲で入力します。デフォルトは 1800 秒(30 分)です。 |
COMPANY_NAME |
レポート内のヘッダー情報として使用される会社名を入力します。 |
ステップ 3 Update ボタンをクリックします。
システム スケジューラの設定
CAR System Scheduler は、次の機能を備えています。
• 毎日の CDR スケジュールをロードする
• 毎日の CDR スケジュールを使用不可にする
• 日次レポートをスケジュールする
• 週次レポートをスケジュールする
• 月次レポートをスケジュールする
(注) CDR データをロードすると、Cisco CallManager サーバのパフォーマンスが低下する場合があります。デフォルトのロード時間を使用するか、または Cisco CallManager のパフォーマンスに一番影響が少ない時間にロードをスケジュールするようにお勧めします。
CDR ロード スケジュールの設定
デフォルトでは、CDR データは深夜 0 時から午前 5 時まで毎日ロードされます。ここでは、ロード スケジュールをカスタマイズする方法、ロード スケジュールをカスタマイズした場合にデフォルトのロード スケジュールを復元する方法、および CDR ロードを使用不可にする方法を説明します。
CDR ロードが通常行われるのと同じオフピーク時間に、システムをインストールまたはアップグレードする場合は、CDR ロードを使用不可にしてください。CDR をロードすると、Cisco CallManager リソースでリソースの排出が起きるので、他のオペレーションが完了するまで CDR ロードを中断できます。もちろん、CDR ロードが使用不可であるときは、CDR データは更新されません。必ず、できるだけ早く CDR ロードを再び使用可能にしてください。CAR ツールは、Cisco CallManager での CDR の生成には影響を与えません。
手順
ステップ 1 System > Scheduler > CDR Load の順に選択します。
CDR Load ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Load CDR & CMR 領域で、 表16-3 の説明に従って、フィールドを入力します。
表16-3 Load CDR & CMR の値
|
|
Time |
CAR が Cisco CallManager CDR データベースから CDR データのロードを開始する時間と分を選択します。 |
Loading Interval |
レコードがロードされる間隔を選択します。この間隔の範囲は、15 分ごとから 24 時間ごとです。 |
Duration |
CDR データをロードできる分数を入力します。CDR データベースのサイズによっては、CDR のロード時に CAR のパフォーマンスが低下する場合があります。ロードの時間を制限できますが、制限すると、設定された時間で CDR データの一部だけがロードされる可能性があります。指定するロード時間と間隔とを調整してください。たとえば、15 分ごとに CDR データをロードする場合、ロードの持続時間が 15 分を超えることはできません。 |
ステップ 3 Uninhibited Loading of CDR 領域で、 表16-4 の説明に従って、フィールドを入力します。
表16-4 Uninhibited Loading of CDR の値
|
|
From |
CDR データの連続ロードが開始する時間と分を選択します。 |
To |
CDR データの連続ロードが終了する時間と分を選択します。 |
無制約ロードにより、CDR データが連続してロードされる時間を設定できます。指定された期間に CDR データを自動的にロードするのではなく、load CDR and CMR 領域での設定値によりその期間にロードが開始する場合だけ、指定された期間に CDR データを制約なしにロードします。したがって、無制約ロード間隔でロードが開始する場合、無制約ロード間隔の終わりに、load CDR and CMR 領域で設定された duration フィールドの値を加えた時間までロードが続行します。
無制約ロードは、スケジュールされたロードに対して設定された値よりも優先されます。CDR データの無制約ロードを実行しない場合は、From 値と To 値を 00:00 に設定してください。
ステップ 4 Update ボタンをクリックします。
CAR は、指定された時刻、間隔、および持続時間に基づいて CDR データをロードします。変更内容は深夜 0 時に有効になります。いったん CAR Scheduler サービスを停止した後、再起動すると、変更がただちに有効になるように強制できます。
関連項目
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
• 「CDR データのロードの無効化」
• 「CDR データのロードの有効化」
• 「デフォルトの CDR ロード スケジュールの復元」
デフォルトの CDR ロード スケジュールの復元
デフォルトでは、CDR データは深夜 0 時から午前 5 時まで毎日ロードされます。ここでは、ロード スケジュールがカスタマイズされた場合に、デフォルトのロード スケジュールを復元する方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > Scheduler > CDR Load の順に選択します。
Daily CDR Load ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Restore Defaults ボタンをクリックします。
CDR データは、深夜 0 時から午前 5 時まで毎日ロードされます。
変更内容は深夜 0 時に有効になります。いったん CAR Scheduler サービスを停止した後、再起動すると、変更がただちに有効になるように強制できます。
関連項目
• 「CDR ロード スケジュールの設定」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
CDR データのロードの無効化
デフォルトでは、CDR データは毎日深夜 0 時にロードされますが、CDR ロードを使用不可にすることができます。
ヒント CDR ロードが通常行われるのと同じオフピーク時間に、システムをインストールまたはアップグレードする場合は、CDR ロードを使用不可にしてください。CDR をロードすると、Cisco CallManager リソースでリソースの排出が起きるので、他のオペレーションが完了するまで CDR ロードを中断できます。もちろん、CDR ロードが使用不可であるときは、CDR データは更新されません。必ず、できるだけ早く CDR ロードを再び使用可能にしてください。CAR ツールは、Cisco CallManager での CDR の生成には影響を与えません。
ここでは、CDR データのロードを使用不可にする方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > Scheduler > CDR Load の順にクリックします。
Daily CDR Load ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Disable Loader チェックボックスをオンにします。
ステップ 3 Update ボタンをクリックします。
CDR ロードを使用可能にするまで、CDR データは CAR にロードされません。
変更内容は深夜 0 時に有効になります。いったん CAR Scheduler サービスを停止した後、再起動すると、変更がただちに有効になるように強制できます。
関連項目
• 「CDR ロード スケジュールの設定」
• 「デフォルトの CDR ロード スケジュールの復元」
• 「CDR データのロードの有効化」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
CDR データのロードの有効化
CDR が使用可能の場合、CDR データは毎日深夜 0 時にロードされます(デフォルト)。ここでは、CDR データのロードが以前に使用不可になっていた場合に、CDR データのロードを使用可能にする方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > Scheduler > CDR Load の順に選択します。
Daily CDR Load ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Disable Loader チェックボックスをオフにします。
ステップ 3 Update ボタンをクリックします。
変更内容は深夜 0 時に有効になります。いったん CAR Scheduler サービスを停止した後、再起動すると、変更がただちに有効になるように強制できます。
関連項目
• 「CDR ロード スケジュールの設定」
• 「デフォルトの CDR ロード スケジュールの復元」
• 「CDR データのロードの無効化」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
日次レポートのスケジュール
Daily Report Scheduler は、CAR 日次レポートの時間と存続期間をスケジュールします。
(注) レポートの生成により、Cisco CallManager のパフォーマンスが低下する場合があります。パフォーマンスに与える影響が最も少ない時間帯に、レポートをスケジュールしてください。
始める前に
Automatic Generation/Alert Option を使用して、生成されるレポートを指定してください。詳細については、「自動レポート生成/アラートの設定」を参照してください。
ここでは、自動日次レポートの時間と存続時間をスケジュールする方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > Scheduler > Daily の順に選択します。
Daily Scheduler ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Time フィールドで、日次レポートが生成される時間と分を選択します。24 時間時計は、時間を表します。ここで、0 は深夜 0 時に相当し、1 ~ 11 は午前 1 時~ 11 時を表し、12 ~ 23 は正午 0 時~午後 11 時を表します。
ステップ 3 Life フィールドで、レポートの存続期間を 0 ~ 12 日の範囲から選択します。レポートの存続時間を 00 に設定すると、レポートは生成されません。
ステップ 4 Update ボタンをクリックします。
Automatic Generation/Alert Option でレポート生成間隔が Daily として設定され、使用可能であるレポートは、指定された時刻に毎日自動的に生成され、指定された日数の経過後に削除されます。
変更内容は深夜 0 時に有効になります。いったん CAR Scheduler サービスを停止した後、再起動すると、変更がただちに有効になるように強制できます。
関連項目
• 「週次レポートのスケジュール」
• 「月次レポートのスケジュール」
• 「自動レポート生成/アラートの設定」
• 「レポートの無効化」
• 「デフォルト レポート スケジュールの復元」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
週次レポートのスケジュール
Weekly Report Scheduler は、CAR 週次レポートの時間と存続期間をスケジュールします。
(注) レポートの生成により、Cisco CallManager のパフォーマンスが低下する場合があります。パフォーマンスに与える影響が最も少ない時間帯に、レポートをスケジュールしてください。
始める前に
Automatic Generation/Alert Option を使用して、生成するレポートを指定してください。詳細については、「自動レポート生成/アラートの設定」を参照してください。
ここでは、自動週次レポートの曜日、時間、および存続期間をスケジュールする方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > Scheduler > Weekly の順に選択します。
Weekly Scheduler ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Day of Week フィールドで、レポートを生成する曜日を選択します。
ステップ 3 Time フィールドで、週次レポートが生成される時間と分を選択します。24 時間時計は、時間を表します。ここで、0 は深夜 0 時に相当し、1 ~ 11 は午前 1 時~ 11 時を表し、12 ~ 23 は正午 0 時~午後 11 時を表します。
ステップ 4 Life フィールドで、レポートの存続期間を 00 ~ 12 週の範囲から選択します。00 を選択すると、レポートは生成されません。
ステップ 5 Update ボタンをクリックします。
Automatic Generation/Alert Option でレポート生成間隔が Weekly として設定され、使用可能であるレポートは、指定された時刻に毎週自動的に生成され、指定された週数の経過後に削除されます。
変更内容は深夜 0 時に有効になります。いったん CAR Scheduler サービスを停止した後、再起動すると、変更がただちに有効になるように強制できます。
関連項目
• 「日次レポートのスケジュール」
• 「月次レポートのスケジュール」
• 「レポートの無効化」
• 「自動レポート生成/アラートの設定」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
月次レポートのスケジュール
Monthly Report Scheduler は、CAR 月次レポートの時間と存続期間をスケジュールします。
(注) レポートの生成により、Cisco CallManager のパフォーマンスが低下する場合があります。パフォーマンスに与える影響が最も少ない時間帯に、レポートをスケジュールしてください。
始める前に
Automatic Generation/Alert Option を使用して、生成するレポートを指定してください。詳細については、「自動レポート生成/アラートの設定」を参照してください。
ここでは、自動月次レポートの日付、時間、および存続期間をスケジュールする方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > Scheduler > Monthly の順に選択します。
Monthly Scheduler ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Monthly Bill Generation 領域の Day of Month フィールドで、レポートが生成される日付を選択します。特定の月にない日付(たとえば、29、30、または 31)にこの値を設定すると、レポートは、その月の最終日に生成されます。
ステップ 3 Monthly Bill Generation 領域の Time フィールドで、レポートが生成される時間と分を選択します。24 時間時計は、時間を表します。ここで、0 は深夜 0 時に相当し、1 ~ 11 は午前 1 時~ 11 時を表し、12 ~ 23 は正午 0 時~午後 11 時を表します。
ステップ 4 Monthly Bill Generation 領域の Life フィールドで、レポートの存続期間を 00 ~ 12 ヶ月の範囲の中から選択します。00 を選択すると、レポートは生成されません。
ステップ 5 Other Monthly Reports 領域の Day of Month フィールドで、レポートが生成される日付を選択します。特定の月にない日付(たとえば、29、30、または 31)にこの値を設定すると、レポートは、その月の最終日に生成されます。
ステップ 6 Other Monthly Reports 領域の Time フィールドで、レポートが生成される時間と分を選択します。24 時間時計は、時間を表します。ここで、0 は深夜 0 時に相当し、1 ~ 11 は午前 1 時~ 11 時を表し、12 ~ 23 は正午 0 時~午後 11 時を表します。
ステップ 7 Other Monthly Reports 領域の Life フィールドで、レポートの存続期間を 00 ~ 12 ヶ月の範囲の中から選択します。00 を選択すると、レポートは生成されません。
ステップ 8 Update ボタンをクリックします。
Automatic Generation/Alert Option でレポート生成間隔が Monthly として設定され、使用可能であるレポートは、指定された時間に毎月自動的に生成され、指定された月数の経過後に削除されます。
変更内容は深夜 0 時に有効になります。いったん CAR Scheduler サービスを停止した後、再起動すると、変更がただちに有効になるように強制できます。
関連項目
• 「日次レポートのスケジュール」
• 「週次レポートのスケジュール」
• 「レポートの無効化」
• 「自動レポート生成/アラートの設定」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
デフォルト レポート スケジュールの復元
ここでは、日次、週次、および月次レポートの自動生成用のデフォルト スケジュールを復元する方法を説明します。
始める前に
Automatic Generation/Alert Option を使用して、生成するレポートを指定してください。詳細については、「自動レポート生成/アラートの設定」を参照してください。
手順
ステップ 1 日次レポートのデフォルト スケジュールを復元するには、 System > Scheduler > Daily の順に選択します。
Daily Scheduler ウィンドウが表示されます。デフォルトの日次レポートは、午前 1 時に実行され、2 日後に削除されます。
ステップ 2 Restore Defaults ボタンをクリックします。
ステップ 3 週次レポートのデフォルト スケジュールを復元するには、 System > Scheduler > Weekly の順に選択します。
Weekly Scheduler ウィンドウが表示されます。デフォルトの週次レポートは、毎週日曜日の午前 4 時に実行され、4 週後に削除されます。
ステップ 4 Restore Defaults ボタンをクリックします。
ステップ 5 月次レポートのデフォルト スケジュールを復元するには、 System > Scheduler > Monthly の順に選択します。
Monthly Scheduler ウィンドウが表示されます。デフォルトの月次課金情報レポートは、毎月 1 日の午前 3 時に実行され、2 ヶ月後に削除されます。それ以外のデフォルトの月次レポートは、毎月 1 日の午前 2 時に実行され、2 ヶ月後に削除されます。
ステップ 6 Restore Defaults ボタンをクリックします。
変更内容は深夜 0 時に有効になります。いったん CAR Scheduler サービスを停止した後、再起動すると、変更がただちに有効になるように強制できます。
関連項目
• 「日次レポートのスケジュール」
• 「週次レポートのスケジュール」
• 「月次レポートのスケジュール」
• 「レポートの無効化」
• 「自動レポート生成/アラートの設定」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
レポートの無効化
ここでは、日次、週次、および月次レポートの自動生成を使用不可にする方法を説明します。
手順
ステップ 1 日次レポートの生成を不可にするには、 System > Scheduler > Daily の順に選択します。
Daily Scheduler ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Life フィールドで、日数に 00 を選択します。
ステップ 3 Update ボタンをクリックします。
ステップ 4 週次レポートの生成を不可にするには、 System > Scheduler > Weekly の順に選択します。
Weekly Scheduler ウィンドウが表示されます。
ステップ 5 Life フィールドで、週数に 00 を選択します。
ステップ 6 Update ボタンをクリックします。
ステップ 7 月次レポートの生成を不可にするには、 System > Scheduler > Monthly の順に選択します。
Monthly Scheduler ウィンドウが表示されます。
ステップ 8 Life フィールドで、月数に 00 を選択します。
ステップ 9 Update ボタンをクリックします。
Automatic Generation/Alert Option を使用して自動生成用のレポートが選択されていても、何も生成されません。
変更内容は深夜 0 時に有効になります。いったん CAR Scheduler サービスを停止した後、再起動すると、変更がただちに有効になるように強制できます。
関連項目
• 「日次レポートのスケジュール」
• 「週次レポートのスケジュール」
• 「月次レポートのスケジュール」
• 「デフォルト レポート スケジュールの復元」
• 「自動レポート生成/アラートの設定」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
システム データベースの設定
CAR データベースのサイズまたは CDR データベースのサイズが最大レコード数に対して一定の割合以上になるとユーザに通知するよう、CAR を設定できます。ユーザは、メッセージと最大レコード数、アラートのパーセントを指定できます。ただし、CAR から、CDR データベースの最大レコード数を指定することはできません。
システム データベース情報の設定については、次の項を参照してください。
• 「CAR データベース アラートの設定」
• 「CDR データベース アラートの設定」
• 「自動データベース削除の設定」
• 「自動データベース削除の無効化」
• 「手動データベース削除の使用」
• 「データベース削除のデフォルトの復元」
CAR データベース アラートの設定
ここでは、CAR データベース サイズのアラートを設定する方法を説明します。
始める前に
この手順を実行する前に、「自動レポート生成/アラートの設定」を参照しておいてください。メールによるアラートは、デフォルトで使用可能になっています。
手順
ステップ 1 System > Database > CAR Database Alert の順に選択します。
CAR Database Alert ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Max number of rows in Billing テーブルに値を入力します。この値を超えるレコードは、CAR によって削除されます。
ステップ 3 Notify Users when number of rows reaches フィールドに、データが入力されると通知される行数のパーセントを入力します。デフォルトは 80% です。
ステップ 4 CAR 管理者として指定されたすべてのユーザに電子メールのアラートが送信されるようにするには、Mail to Administrator チェックボックスをオンにします。
データが入る行数のパーセントに達すると、CAR は、To フィールドで指定されたユーザに電子メールを送信します。
ステップ 5 管理者以外のユーザに電子メールのアラートを送信する場合は、ステップ 6 ~ステップ 11 を実行します。
To フィールドには、デフォルトで CAR Administrator が指定されています。CAR がデフォルトに設定されると、電子メールのアラートは、CAR 管理者として指定されたすべてのユーザに送信されます。
ステップ 6 CAR 管理者以外のユーザに電子メールを送信するには、To フィールドにそれらのユーザの電子メール ID を入力するか、 To ボタンをクリックしてユーザを検索します。
To ボタンをクリックすると、User Search ウィンドウが表示されます。
ステップ 7 First Name ボックスおよび Last Name ボックスに、電子メールのアラートを送信するユーザの姓または名前を入力します。
ステップ 8 Search ボタンをクリックします。
同じページに User Search Results が表示され、入力した検索基準と一致するすべてのユーザが一覧表示されます。
ステップ 9 電子メールのアラートを送信するユーザの行で、 Select ボタンをクリックします。
選択したユーザがフィールドに追加されます。
ステップ 10 同じ検索結果画面を使用して別のユーザを検索し、電子メールのアラートを送信するユーザのリストに追加します。
ステップ 11 すべてのユーザを追加し終えたら、User Search ウィンドウの Close ボタンをクリックします。
Search Users ウィンドウにリストされているユーザが、To フィールドにコピーされます。
ステップ 12 電子メールのアラートのコピーをユーザに送信するには、CC フィールドにそれらのユーザの電子メール ID を入力するか、 CC ボタンをクリックしてユーザを検索します。
ステップ 13 ステップ 7 ~ステップ 11 を繰り返して、CC フィールドにユーザを追加します。
ステップ 14 Mail Subject フィールドで、デフォルトの Alert for CAR Database を受け入れるか、独自の件名メッセージを入力します。
ステップ 15 Mail Message フィールドで、デフォルトのテキストを受け入れるか、独自のメッセージを入力します。デフォルトのメッセージは「Number of rows in Billing table in the CAR database has crossed the threshold limit.」です。
ステップ 16 Update ボタンをクリックします。
データベースが指定されたサイズに達すると、Mail フィールドで指定された件名メッセージとテキストを使用する電子メールのアラートが、To フィールドおよび Cc フィールドでリストされたユーザに送信されます。
関連項目
• 「通知限度の設定」
• 「メール サーバ パラメータの設定」
• 「CDR データベース アラートの設定」
• 「自動レポート生成/アラートの設定」
CDR データベース アラートの設定
ここでは、CDR データベース サイズのアラートを設定する方法を説明します。
始める前に
この手順を実行する前に、「自動レポート生成/アラートの設定」を参照しておいてください。メールによるアラートは、デフォルトで使用可能になっています。
手順
ステップ 1 System > Database > CDR Database Alert の順に選択します。
CDR Database Alert ウィンドウが表示されます。
Max number of rows in CDR Table フィールドに、Cisco CallManager データベースからデータが自動的に読み込まれます。
ステップ 2 Notify users when number of rows reaches フィールドに、データが入力されると通知される行数のパーセントを入力します。デフォルトは 80 パーセントです。
ステップ 3 CAR 管理者として指定されたすべてのユーザに電子メールのアラートが送信されるようにするには、Mail to Administrator チェックボックスをオンにします。
データが入る行数のパーセントに達すると、To フィールドで指定されたユーザに電子メールが送信されます。
ステップ 4 管理者以外のユーザに電子メールのアラートを送信する場合は、ステップ 6 ~ステップ 10 を実行します。
To フィールドには、デフォルトで CAR Administrator が指定されています。CAR がデフォルトに設定されると、電子メールのアラートは、CAR 管理者として指定されたすべてのユーザに送信されます。
ステップ 5 CAR 管理者以外のユーザに電子メールを送信するには、To フィールドにそれらのユーザの電子メール ID を入力するか、 To ボタンをクリックしてユーザを検索します。
To ボタンをクリックすると、User Search ウィンドウが表示されます。
ステップ 6 First Name ボックスおよび Last Name ボックスに、電子メールのアラートが送信される先のユーザの姓または名前を入力します。
ステップ 7 Search ボタンをクリックします。
同じページに User Search Results が表示され、入力した検索基準と一致するすべてのユーザが一覧表示されます。
ステップ 8 電子メールのアラートが送信される先のユーザの行で、 Select ボタンをクリックします。
選択したユーザがフィールドに追加されます。
ステップ 9 同じ検索結果画面を使用して別のユーザを検索し、電子メールのアラートを送信するユーザのリストに追加します。
ステップ 10 すべてのユーザを追加し終えたら、User Search ウィンドウの Close ボタンをクリックします。
Search Users ウィンドウにリストされているユーザが、To フィールドにコピーされます。
ステップ 11 電子メールのアラートのコピーをユーザに送信するには、CC フィールドにそれらのユーザの電子メール ID を入力するか、 CC ボタンをクリックしてユーザを検索します。
ステップ 12 ステップ 7 ~ステップ 10 を繰り返して、CC フィールドにユーザを追加します。
ステップ 13 Mail Subject フィールドで、デフォルトの Alert for CDR Database を受け入れるか、独自の件名メッセージを入力します。
ステップ 14 Mail Message フィールドで、デフォルトのテキストを受け入れるか、独自のメッセージを入力します。デフォルトのメッセージは「Number of rows in
CallDetailRecord table in the CDR database has crossed the threshold limit.」です。
ステップ 15 Update ボタンをクリックします。
データベースが指定されたサイズに達すると、Mail フィールドで指定された件名メッセージとテキストを使用する電子メールのアラートが、To フィールドおよび Cc フィールドでリストされたユーザに送信されます。
関連項目
• 「メール サーバ パラメータの設定」
• 「CAR データベース アラートの設定」
• 「自動レポート生成/アラートの設定」
• 「通知限度の設定」
自動データベース削除の設定
ここでは、CDR データベースおよび CAR データベースの自動削除をスケジュールする方法を説明します。デフォルトでは、自動データベース削除は使用不可になっています。
手順
ステップ 1 System > Database > Configure Automatic Purge の順に選択します。
Configure Automatic Database Purge ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Automatic Database Purge 領域の Delete CDR Records older than フィールドに、データベースから削除する CDR レコードの経過日数を入力します。CAR は、指定された日数を超えたレコードだけを削除します。
ステップ 3 Automatic Database Purge 領域の Delete CAR Records older than フィールドに、データベースから削除する CAR レコードの経過日数を入力します。CAR は、指定された日数を超えたレコードだけを削除します。
ステップ 4 Update ボタンをクリックします。
復元は深夜 0 時に有効になります。変更をただちに有効にするには、Cisco CAR Scheduler サービスを再起動します。
指定された値が保存されます。CAR Scheduler は、ここで設定されたレコードの経過日数を毎日チェックし、指定された日数を超えたレコードを削除します。削除は、日次レポートの生成時刻と同じ時刻に実行されます(「日次レポートのスケジュール」を参照)。
関連項目
• 「手動データベース削除の使用」
• 「自動データベース削除の無効化」
• 「データベース削除のデフォルトの復元」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
自動データベース削除の無効化
ここでは、CAR データベースおよび CDR データベースの自動削除を使用不可にする方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > Database > Configure Automatic Purge の順に選択します。
Configure Automatic Database Purge ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 自動 CDR データベース削除を使用不可にするには、Disable CDR Purge チェックボックスをオンにします。
ステップ 3 自動 CAR データベース削除を使用不可にするには、Disable CAR Purge チェックボックスをオンにします。
ステップ 4 Update ボタンをクリックします。
使用不可は深夜 0 時に有効になります。変更をただちに有効にするには、Cisco CAR Scheduler サービスを再起動します。
関連項目
• 「自動データベース削除の設定」
• 「手動データベース削除の使用」
• 「データベース削除のデフォルトの復元」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
手動データベース削除の使用
ここでは、CAR データベースまたは CDR データベースを手動で削除する方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > Database > Manual Purge の順に選択します。
Manual Database Purge ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Select Database フィールドで、手動で削除する CAR データベースまたは CDR データベースを選択します。
ステップ 3 Select Table フィールドで、削除するデータベース内のテーブルを選択します。
ステップ 4 Table Information ボタンをクリックします。
Table Information ウィンドウが表示されます。ウィンドウに、手動削除が可能なテーブル、テーブル内の合計レコード数、およびテーブル内の最新のレコードと最も古いレコードが表示されます。
ステップ 5 Close ボタンをクリックして、Manual Database Purge ウィンドウに戻ります。
ステップ 6 Delete records フィールドで、次のオプション ボタンのいずれかをクリックして、削除するレコードを指定する日付を選択します。
• Older than
• Between
ステップ 7 Purge ボタンをクリックして、指定した日付より古いレコード、または指定した日付の間のレコードをすべて削除します。
指定されたレコードを完全に削除しようとしていることを知らせるプロンプトが表示されます。
ステップ 8 レコードを削除するには、 OK ボタンをクリックします。削除操作を中止する場合は、 Cancel ボタンをクリックします。
OK をクリックした場合は、選択したテーブルからレコードが削除されます。レコードの削除が成功すると、テーブルから削除されたレコード数を示すステータス メッセージが表示されます。
関連項目
• 「自動データベース削除の設定」
• 「自動データベース削除の無効化」
• 「データベース削除のデフォルトの復元」
データベース削除のデフォルトの復元
ここでは、自動データベース削除のデフォルト値を復元する方法を説明します。自動データベース削除のデフォルト値は Disabled です。
手順
ステップ 1 System > Database > Configure Automatic Purge の順に選択します。
Configure Automatic Database Purge ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 Restore Defaults ボタンをクリックします。
復元は深夜 0 時に有効になります。変更をただちに有効にするには、Cisco CAR Scheduler サービスを再起動します。
関連項目
• 「自動データベース削除の設定」
• 「自動データベース削除の無効化」
• 「手動データベース削除の使用」
• 「CAR Scheduler の開始または停止」
システム ログ画面
CAR が提供するログは、各種アクティビティの状況を追跡するのに使用できます。イベント ログは、CAR Scheduler によって起動されるイベント(たとえば、自動生成レポート、CDR のロード、データベース アラート通知、レポート削除、データベース削除)を追跡します。エラー ログは、各種タスクの実行中に CAR が検出したエラーを追跡します。また、CDR データのロード中に CAR が検出したエラーも追跡します。エラー ログは、CAR 機能の問題のデバッグと診断に役立ちます。
関連項目
• 「イベント ログの生成」
• 「エラー ログの生成」
イベント ログの生成
イベント ログは、CAR Scheduler によって制御されるアクティビティの状況に関するレポートを提供します。イベント ログ レポートは、タスクが開始したか、正常に完了したか、進行中であるかを示します。
ここでは、イベント ログ レポートの生成方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > Log Screens > Event Log の順に選択します。
Event Log ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 日次ジョブを選択するには Daily オプション ボタンを、週次ジョブを選択するには Weekly オプション ボタンを、月次ジョブを選択するには Monthly オプション ボタンをクリックします。
ステップ 3 List of Jobs 領域で、情報を表示する対象のタスクを選択します。
ステップ 4 選択したタスクを Selected Jobs 領域に追加するには、右矢印アイコンをクリックします。
ステップ 5 Selected Jobs 領域からタスクを削除するには、削除するタスクを選択して、左矢印アイコンをクリックします。
ステップ 6 タスクを追加する頻度を変更するには、ステップ 2 ~ステップ 4 を繰り返します。たとえば、日次レポートと、月または週ごとのタスクを含むレポートを指定できます。
ステップ 7 レポートに組み込むステータスを選択します。 表16-5 で説明されているステータスから、少なくとも 1 つを選択する必要があります。
(注) デフォルトでは、すべてのジョブが選択されています。
表16-5 イベント ログ レポートのステータス
|
|
Completed |
このチェックボックスがオンになっている場合、イベント ログ レポートには、完了したタスクが含まれます。 |
In Progress |
このチェックボックスがオンになっている場合、イベント ログ レポートには、現在進行中のタスクが含まれます。 |
Unsuccessful |
このチェックボックスがオンになっている場合、イベント ログ レポートには、失敗したタスクが含まれます。 |
ステップ 8 From 値と To 値を選択して、日付の範囲を選択します。
ステップ 9 OK ボタン をクリックして、イベント ログ レポートを生成します。
イベント ログには、選択したタスクについての情報が表示されます。ログを印刷するには、画面上で右クリックして Print を選択してください。
関連項目
• 「エラー ログの生成」
エラー ログの生成
エラー ログは、各種タスクの実行中に CAR が検出したエラーに関するレポートを提供します。この情報を使用すると、問題が発生したときにシステムのトラブルシューティングに役立ちます。
ここでは、エラー ログ レポートの生成方法を説明します。
手順
ステップ 1 System > Log Screens > Error Log の順に選択します。
Error Log ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 List of Modules 領域で、情報を表示するモジュールを選択します。
ステップ 3 選択したモジュールを Selected Modules 領域に追加するには、右矢印アイコンをクリックします。
ステップ 4 Selected Modules 領域からタスクを削除するには、削除するモジュールを選択して、左矢印アイコンをクリックします。
ステップ 5 List of Users 領域で、情報を表示する対象のユーザを選択します。
ステップ 6 選択したユーザを Selected Users 領域に追加するには、右矢印アイコンをクリックします。
ステップ 7 Selected Users 領域からユーザを削除するには、削除するユーザを選択して、左矢印アイコンをクリックします。
ステップ 8 From 値と To 値を選択して、日付の範囲を選択します。
ステップ 9 OK ボタン をクリックして、イベント ログ レポートを生成します。
エラー ログには、選択したモジュールおよびユーザについての情報が表示されます。ログを印刷するには、画面上で右クリックして Print を選択してください。
関連項目
• 「エラー ログ出力の概要」
• 「エラー ログの詳細の概要」
• 「イベント ログの生成」