Cisco IPMA の概要
次の項では、Cisco IPMA の機能について説明します。
• 「Cisco IPMA アーキテクチャの概要」
• 「Cisco IPMA のデータベースおよびディレクトリ アクセス アーキテクチャ」
• 「マネージャのインターフェイス」
• 「アシスタントのインターフェイス」
• 「ソフトキー」
• 「マネージャおよびアシスタント管理用のインターフェイス」
Cisco IPMA サービス
Cisco IPMA サービス(サーブレット)は、Cisco Tomcat がロードします。Cisco Tomcat は、Cisco CallManager のインストール時にインストールされる NT サービスです。
Cisco IPMA サービスは、クラスタ内のすべての Cisco CallManager サーバにインストールされます。IPMA サービスは、サービス パラメータ内に定義されているサーバに対して、クラスタ全体に適用されるサービス パラメータである Cisco IPMA Server (Primary) IP Address が設定されているかどうかを起動時に確認します。設定されている場合、IPMA サービスはアクティブな Cisco IPMA サービスになろうとします。現時点では、Cisco CallManager クラスタがサポートできるアクティブな Cisco IPMA サービスは 1 つだけです。
Cisco IPMA サービスは、次のタスクを実行します。
• マネージャが設定ページに使用する Web ページをホストする。
• サードパーティ コール制御用の Cisco CTIManager を通じて、Cisco CallManager クラスタと通信する。Cisco IPMA が必要とする CTI 接続は、クラスタ内の全ユーザに対して 1 つだけです。
• データベースおよびディレクトリのデータにアクセスする。
• Assistant Console アプリケーションをサポートする。
Cisco CallManager は、Cisco IPMA サービスの冗長化をサポートしています。冗長化を実現するには、同じクラスタ内に 2 番目の Cisco IPMA サービスを設定する必要があります。
IPMA は、アクティブ/スタンバイ サーバ モデルを利用して冗長化を実装します。常にアクティブのままで、すべてのデスクトップ アプリケーションと電話機にサービスを提供する IPMA サーバは 1 台だけです。ほかのサーバはスタンバイ モードになり、アクティブなサーバの障害を検出します。障害を検出した場合は、バックアップ サーバが機能を引き継ぎ、アクティブなサーバになります。障害発生時にアクティブになっていた接続は、すべて新しいサーバ上に復元されるため、ユーザに対するサービスは中断することなく続行されます。
アクティブなサーバに障害が発生した場合、Assistant Console アプリケーションは、バックアップ サーバに自動的にフェールオーバーします。アプリケーションが障害を検出する間隔は、ハートビート間隔サービス パラメータ(「Cisco IPMA のサービス パラメータの設定」を参照)によって決まります。ハートビート間隔を小さくすると、フェールオーバーまでの時間が短くなります。図 3-2 を参照してください。
図 3-2 Cisco IPMA の冗長化
Cisco IPMA サービスには、サービスに対する不正アクセスを防止するための組み込みセキュリティが含まれています。デスクトップで収集されたユーザ ID とパスワードは、ネットワークを通じて送信される前に暗号化されます。アシスタントを装う不正ユーザは、Assistant Console によってブロックされます。
デスクトップ インターフェイス
Cisco IPMA は、次のマネージャ用およびアシスタント用デスクトップ インターフェイスをサポートしています。
• Assistant Console(コール制御、ログオン、アシスタントの初期設定、マネージャ宛コール アクティビティの監視、キーボード ショートカットに使用される)
• Manager Configuration(即時転送先の設定に使用される)
管理者は、Cisco CallManager Administration の[ユーザの設定]ウィンドウを使用して、マネージャ用およびアシスタント用の Cisco IPMA パラメータを設定します。「マネージャおよびアシスタント管理用のインターフェイス」 を参照してください。
Cisco CallManager により、Cisco IPMA のマネージャ用機能の[iDivert(ソクテンソウ)]と[TrnsfVM(VM テンソウ)]が Cisco IP Phone を通じて利用できるようになります。Manager Configuration にはデスクトップ ブラウザを使用してアクセスします。アシスタントは、Cisco IP Phone とデスクトップ アプリケーションを使用します。「マネージャのインターフェイス」および「アシスタントのインターフェイス」を参照してください。
Cisco IPMA のデスクトップ機能を使用する方法の詳細については、『 Cisco IP Manager Assistant ユーザ ガイド 』を参照してください。
Cisco IP Phone のインターフェイス
アシスタントとマネージャはソフトキーを使用して、Cisco IPMA の機能にアクセスします。Cisco IPMA Phone の機能を使用する方法の詳細については、『 Cisco IP Manager Assistant ユーザ ガイド 』を参照してください。
「マネージャのインターフェイス」および「アシスタントのインターフェイス」を参照してください。
Cisco IPMA のデータベースおよびディレクトリ アクセス アーキテクチャ
動的なデータ(ログインの状態や選択されているアシスタントなど)は、すべてデータベースに保存されます。動的なデータをデータベースに保存しておくことで、アクティブなサーバが非アクティブになった場合に、スタンバイ モードになっているバックアップ サービスが状態情報にアクセスし、障害発生前の状態で電話機にサービスを提供できるようになります。静的なデータ(マネージャおよびアシスタントの設定情報、転送先、言語など)は、ディレクトリに保存されます。
マネージャまたはアシスタントがログインすると、IPMA サービスは、そのマネージャまたはアシスタントに関する全データをディレクトリとデータベースから取得し、メモリに保存します。
マネージャのインターフェイス
マネージャの電話機からは、Manager Configuration を除くマネージャ用機能を利用できます。Cisco IPMA は、Cisco IPMA サービスの開始時にマネージャを自動的に IPMA サービスにログインさせます。
マネージャは、Cisco IP Phone のソフトキーを使用して、Cisco IPMA 機能の[Do Not Disturb(サイレント)]、[ソクテンソウ]、および[VM テンソウ]にアクセスします。
サイレント機能の状態は、Cisco IP Phone の Status Window に表示されます。
詳細については、『 Cisco IP Manager Assistant ユーザ ガイド 』を参照してください。
アシスタントのインターフェイス
アシスタントは、Assistant Console アプリケーションと Cisco IP Phone を使用して Cisco IPMA の機能にアクセスします。デスクトップ アプリケーションである Assistant Console は、応答、即時転送、転送、保留などのコール制御機能を提供します。アシスタントは、Assistant Console を使用して、ログオンとログオフ、アシスタントの初期設定、およびマネージャの初期設定に使用する Manager Configuration ウィンドウの表示を行います。
Assistant Console はアシスタントの回線およびマネージャの共有回線を表示します。アシスタントは共有回線にアクセスして、マネージャ宛のコールを管理します。
インターコムと鳴り分けには、Cisco IP Phone でアクセスできます。アシスタントが Assistant Console からログインすると、共有回線の[ソクテンソウ]ソフトキーと[VM テンソウ]ソフトキーがアクティブになります。詳細については、『 Cisco IP Manager Assistant ユーザ ガイド 』を参照してください。
ソフトキー
Cisco IPMA 機能は、Cisco IP Phone で、[ソクテンソウ]、[VM テンソウ]、および[サイレント]などのソフトキーをサポートしています。ソフトキーは、コールの状態に基づいて表示されます。たとえば、[VM テンソウ]は、アクティブなコールが存在しない場合には表示されません。
Cisco IPMA は、次のソフトキー テンプレートをサポートしています。
• Standard IPMA Manager:プロキシ モードのマネージャをサポートします。
• Standard IPMA Shared Mode Manager:共通モードのマネージャをサポートします。
• Standard IPMA Assistant:プロキシ モードまたは共通モードでアシスタントをサポートします。
さらに、Standard User テンプレートを使用すると、保留やダイヤルなどのコール処理ソフトキーを利用できるようになります。管理者は、マネージャやアシスタントが使用するデバイスに対して、適切なソフトキー テンプレートを設定してください。
(注) デフォルト プロセスでは、デバイスに対してコール処理ソフトキー テンプレートが割り当てられます。
管理者は、Cisco CallManager に含まれている標準のソフトキー テンプレートを使用するほかに、カスタム ソフトキー テンプレートを作成することもできます。ソフトキー テンプレートを Cisco IPMA デバイスに関連付ける場合や、カスタム ソフトキー テンプレートを作成する場合は、Cisco CallManager Administration の Softkey Template 設定を使用します。『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ソフトキー テンプレートの設定」を参照してください。
マネージャおよびアシスタント管理用のインターフェイス
管理者は、Cisco CallManager Administration の User メニューにあるオプションを使用して、マネージャおよびアシスタントを設定します。また、マネージャ用およびアシスタント用のデバイスを選択し、オプションでマネージャ用およびアシスタント用の着信インターコム回線を選択します。管理者は、アシスタントに対して設定されたマネージャ用の共有回線を設定します。
「マネージャおよびアシスタントの設定」を参照してください。
インタラクションおよび制限事項
次の項では、Cisco IPMA におけるインタラクションおよび制限事項について説明します。
• 「インタラクション」
• 「制限事項」
Bulk Administration Tool
Bulk Administration Tool(BAT)を使用すると、管理者は多数のユーザ(マネージャとアシスタント)を一度に追加できます。ユーザを 1 人ずつ追加する必要はありません。詳細については、『 Cisco CallManager Bulk Administration ガイド 』を参照してください。
関連項目
• 「マネージャおよびアシスタント以外の電話機」
• 「マネージャおよびアシスタントの電話機の設定」
エクステンション モビリティ
Cisco CallManager エクステンション モビリティの機能を使用するマネージャは、同時に Cisco IPMA も使用できます。マネージャは、エクステンション モビリティを使用して Cisco IP Phone にログインし、Cisco IPMA サービスを選択します。IPMA サービスが起動すると、マネージャはアシスタントおよび IPMA 機能(サイレントなど)にアクセスできます。
IPMA とともに Cisco CallManager エクステンション モビリティにアクセスするには、管理者が Cisco CallManager Administration の[ユーザの設定]ウィンドウの Cisco IPMA の設定で、Mobile Manager チェックボックスをオンにします。「共有回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」を参照してください。デバイス プロファイルの設定の詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「新規ユーザ デバイス プロファイルの追加」を参照してください。Cisco CallManager エクステンション モビリティの詳細については、「Cisco CallManager エクステンション モビリティ」を参照してください。
レポート ツール
Cisco IPMA は、静的な情報を CDR Analysis and Reporting(CAR)ツールで提供し、設定に対する変更の要約を変更ログで提供します。ここでは、次のレポート ツールについて説明します。
CDR Analysis and Reporting
Cisco IPMA は、マネージャとアシスタントのコール完了統計、およびマネージャとアシスタントのインベントリ レポートをサポートしています。コール完了統計は、CDR Analysis and Reporting(CAR)ツールでサポートされます。インベントリ レポートは、Cisco CallManager Serviceability でサポートされます。詳細については、『 Cisco CallManager Serviceability システム ガイド 』および『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。
IPMAChangeLog*.txt
管理者は、Manager Configuration または Assistant Configuration に対する変更の要約を確認できます。マネージャは、URL を参照して Manager Configuration にアクセスすることで、デフォルト値を設定できます。
アシスタントは Assistant Console からマネージャのデフォルト値を変更できます。
(注) URL および Manager Configuration については、『Cisco IP Manager Assistant ユーザ ガイド』を参照してください。
設定値が変更されると、その情報は IPMAChangeLog.txt というログ ファイルに送信されます。このログ ファイルは、IPMA サービスを実行するサーバ上の次の場所にあります。
c:\Program Files\Cisco\Trace\IPMA\IPMAChangeLog.txt
管理者は、このログ ファイルの名前を変更できます。
このログ ファイルには、次のフィールドが含まれています。
• LineNumber:ログ ファイル内に変更情報がある回線。
• TimeStamp:設定値が変更された時刻。
• for Manager/Assistant:変更が、マネージャまたはアシスタントのどちらに対するものであるかを示す。
• for Userid:変更対象となったマネージャまたはアシスタントのユーザ ID。
• by Manager/Assistant:変更が、マネージャまたはアシスタントのどちらによって実施されたかを示す。
• by Userid:変更を実施したマネージャまたはアシスタントのユーザ ID。
• Parameter Name:変更された項目(転送先電話番号など)。
• Old Value:変更前の設定値。
• New Value:変更後の設定値。
ログ ファイル内の情報はコンマで区切られているため、管理者は、Microsoft Excel などのスプレッドシート アプリケーションを使用してログ ファイルを開くことができます。ログ ファイルの内容を Microsoft Excel アプリケーションで保存するには、次の手順に従います。
手順
ステップ 1 Microsoft Excel アプリケーションを起動します。
ステップ 2 File > Open を選択して、IPMA.txt ファイルを開きます。
ステップ 3 Original data type を選択し、ファイルの種類を Delimited にして、 Next をクリックします。
ステップ 4 Delimiters として Comma を選択し、 Next をクリックします。
ステップ 5 上の操作が完了したら、 Finish をクリックします。
Multilevel Precedence and Preemption(MLPP)
次に、共有回線サポートのある Cisco IPMA と MLPP とのインタラクションについて説明します。
• コールの優先順位は、IPMA によるコールの処理時に保存されます。たとえば、アシスタントがコールを転送する際、システムはコールの優先順位を保存します。
• IPMA はコールの優先順位を認識しないので、Assistant Console でコールの優先順位について追加のインジケータを送信することはありません。
制限事項
Cisco IPMA には、次の制限事項があります。
• 1 人のアシスタントは最大 33 人のマネージャを同時にサポートできます(各マネージャが IPMA 制御の回線を持っている場合)。
• 1 人のマネージャには最大 10 人のアシスタントを割り当てることができます。
• Cisco IPMA は、ハント グループ/キューをサポートしていません。
• Cisco IPMA は、レコードおよびモニタリングをサポートしていません。
• Cisco IPMA は、オンフック転送(Transfer ソフトキーを押して受話器を置くことによって転送を完了するコール転送機能)をサポートしていません。
• Cisco IPMA は、ワンタッチ コール ピックアップ機能をサポートしていません。
• Cisco IP Phone モデル 7940 がサポートする回線ボタンまたは短縮ダイヤル ボタンは 2 つだけです。
• Microsoft Internet Explorer バージョン 6 を実行する Windows XP コンピュータに Assistant Console アプリケーションをインストールするには、事前に Windows XP Service Pack 1 とともに Microsoft Java Virtual Machine(JVM)をインストールしておく必要があります。詳細については、 付録 A「機能とサービスの トラブルシューティング」 を参照してください。
共有回線サポートのある Cisco IPMA の設定
Cisco IPMA を正しくインストールするには、設定チェックリストに示す手順を確認して、ユーザとデバイスの設定要件を確認し、マネージャとアシスタントを設定します。
(注) 共有回線サポートのある Cisco IPMA は、プロキシ回線サポートのある Cisco IPMA と同じ Cisco CallManager クラスタ内に共存します。プロキシ回線サポートの設定については、「プロキシ回線サポートのある Cisco IP Manager Assistant」を参照してください。
次の項では、設定情報について説明します。
• 「共有回線サポートのある Cisco IPMA の設定チェックリスト」
• 「Cisco IPMA のサービス パラメータの設定」
• 「Cisco IPMA サービスの開始」
• 「マネージャおよびアシスタントの電話機の設定」
• 「マネージャおよびアシスタントの設定」
共有回線サポートのある Cisco IPMA の設定チェックリスト
表3-1 に、Cisco CallManager で共有回線サポートのある Cisco IP Manager Assistant を設定する論理的な手順を示します。
始める前に
チェックリスト内の情報は、電話機とユーザがすでに設定され、デバイスがユーザに関連付けられていることを想定しています。また、マネージャとアシスタントの間での共有回線表示のため、マネージャのプライマリ回線とアシスタントのセカンダリ回線で同じ電話番号を設定する必要があります。『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザの追加」、「ユーザとデバイスとの関連付け」、「電話機の追加」、および「電話番号の設定」を参照してください。
表3-1 共有回線サポートのある Cisco IP Manager Assistant の設定チェックリスト
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ステップ 1 |
Cisco CallManager Serviceability ツールの Service Activation を使用して、Cisco IP Manager Assistant サービスを有効にします。 |
Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド |
ステップ 2 |
共有回線サポート用に IPMA サービス パラメータを設定します。 |
「Cisco IPMA のサービス パラメータの設定」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「サービス パラメータの設定」 |
ステップ 3 |
Tomcat Manager ウィンドウを使用して、Cisco IPMA サービスを停止し、もう一度起動します。 |
「Cisco IPMA サービスの開始」 |
ステップ 4 |
Cisco IP Phone モデル 7960 または 7970 電話機ボタン テンプレートを追加します。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話ボタン テンプレートの追加」 |
ステップ 5 |
マネージャとアシスタントの Cisco IP Phone パラメータを設定します。 • マネージャの電話機を設定する。 • アシスタントの電話機を設定する。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco IP Phone の設定」 |
ステップ 6 |
マネージャの電話機について、次の設定を行います。 • 共有回線モード用のソフトキー テンプレートを割り当てる。 • プライマリ回線を追加する(同じ電話番号とパーティションをアシスタントのセカンダリ回線の電話番号に使用します)。 • プライマリ回線のボイスメール プロファイルを設定する。 • 着信インターコム回線を追加する(オプション)。 • インターコム発信先の短縮ダイヤルを追加する(オプション)。 • ユーザ ロケールを設定する。 • 電話機をリセットする。
ヒント マネージャの電話設定を自動設定するには、マネージャを設定するときに[ユーザの設定]ウィンドウで[自動設定]チェックボックスを選択します。詳細については、
「マネージャの電話機」を参照してください。
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「マネージャおよびアシスタントの電話機の設定」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話機の検索」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話機の更新」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話番号の追加」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話番号の更新」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「短縮ダイヤル ボタンの設定」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話機のリセット」 |
ステップ 7 |
アシスタントの電話機について、次の設定を行います。 • ソフトキー テンプレートを割り当てる。 • 14 ボタン拡張モジュールを追加する(オプション)。 • 電話機ボタン テンプレートを割り当てる。 • プライマリ回線を追加する。 • 設定済みの各マネージャ用の共有回線を追加する(同じ電話番号とパーティションをアシスタントのセカンダリ回線とマネージャのプライマリ回線に使用します)。 • 着信インターコム回線を追加する(オプション)。 • 設定済みの各マネージャの着信インターコム回線に対する短縮ダイヤルを追加する(オプション)。 • ユーザ ロケールを設定する。 • 電話機をリセットする。
ヒント アシスタントの電話設定を自動設定するには、アシスタントを設定するときに[ユーザの設定]ウィンドウで[自動設定]チェックボックスを選択します。詳細については、
「アシスタントの電話機」を参照してください。
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「マネージャおよびアシスタントの電話機の設定」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話機の検索」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話機の更新」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話番号の追加」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「短縮ダイヤル ボタンの設定」 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話機のリセット」 |
ステップ 8 |
Cisco IP Manager Assistant を設定します。 • 新しいマネージャを作成する。 • マネージャ用の共有回線を設定する。 • マネージャにアシスタントを割り当てる。 • アシスタント用の回線を設定する。 • インターコム回線(オプション)。 |
「共有回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」 「マネージャの Cisco IPMA 情報の削除」 「アシスタントの共有回線と着信インターコム回線の設定」 |
ステップ 9 |
アシスタント用のダイヤル規則を設定します。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ダイヤル規則の追加」 |
ステップ 10 |
アシスタントがコール発信に社内ディレクトリを利用する場合は、LDAPConfig.ini ファイルを設定します。 |
「社内ディレクトリを使用するための LDAPConfig.ini ファイルの設定」 |
ステップ 11 |
Assistant Console アプリケーションをインストールします。 |
「Assistant Console アプリケーションのインストール」 |
ステップ 12 |
マネージャとアシスタントのデスクトップ アプリケーションを設定します。 |
Cisco IP Manager Assistant ユーザ ガイド |
Cisco IPMA のサービス パラメータの設定
Cisco IPMA サービスのサービス パラメータには、汎用パラメータ、汎クラスタ パラメータ、およびマネージャとアシスタントの IPMA 自動設定を使用する場合に設定する必要のある汎クラスタ パラメータの 3 つのカテゴリがあります。汎クラスタ パラメータは、すべての Cisco IPMA サービス用に 1 回指定します。汎用パラメータは、インストールされている各 Cisco IPMA サービスに対して指定します。
Cisco IPMA サービス パラメータを設定するには、Cisco CallManager Administration を使用してサービス パラメータにアクセスします。 Service > Service Parameters を選択します。Cisco IPMA アプリケーションが配置されているサーバを選択し、Cisco IP Manager Assistant サービスを選択します。
Cisco IPMA には、次に示す設定必須のサービス パラメータがあります。
• 汎クラスタ
–Cisco IPMA Server (Primary) IP Address:デフォルト値なし。この IP アドレスは、管理者が手動で入力する必要があります。
–Cisco IPMA Server (Backup) IP Address:デフォルト値なし。この IP アドレスは、管理者が手動で入力する必要があります。
–Cisco IPMA RNA (ring no answer) Forwarding Flag:デフォルト値は False。このサービス パラメータは、共有回線サポートに適用されません。
–Cisco IPMA RNA Timeout:デフォルト値は 10 秒。このサービス パラメータは、共有回線サポートに適用されません。
–Desktop Heartbeat Interval:デフォルト値は 30 秒。この間隔タイマーは、アシスタントまたはマネージャのデスクトップでフェールオーバーが発生するまでの時間を指定します。
–Desktop Request Timeout:デフォルト値は 30 秒。
–Cisco IPMA Server Port:デフォルト値はポート 2912。
• General
–CTI Manager (Primary) IP Address:デフォルト値なし。コール制御に使用するプライマリ CTIManager の IP アドレスを入力します。
–CTI Manager (Backup) IP Address:デフォルト値なし。この IP アドレスは、管理者が手動で入力する必要があります。
–Route Point Device Name for Proxy Mode:共有回線サポートには適用されません。
マネージャおよびアシスタントの IPMA 自動設定を使用する場合、Cisco IPMA には、次に示す設定必須の汎クラスタ パラメータが含まれます。
• ソフトキー テンプレート用の汎クラスタ パラメータ
–Assistant Softkey Template:デフォルトでは、Standard IPMA Assistant ソフトキー テンプレートが指定されています。このパラメータは IPMA アシスタントの自動設定の間、アシスタントのデバイスに割り当てられたソフトキー テンプレートを指定します。
–Manager Softkey Template for Proxy Mode:このサービス パラメータは、共有回線サポートに適用されません。
–Manager Softkey Template for Shared Mode:デフォルトでは、Standard Shared Mode Manager が指定されています。このパラメータは、IPMA マネージャの自動設定時にマネージャのデバイスに割り当てられた共通モードのソフトキー テンプレートを指定するように設定します。
• Clusterwide Parameters for IPMA Device Configuration Defaults for Proxy Mode:これらのパラメータは、共有回線サポートのある IPMA に適用されません。
• Clusterwide Parameters for Proxy Directory Number Range for Proxy Mode:これらのパラメータは、共有回線サポートのある IPMA に適用されません。
• Clusterwide Parameters for Proxy Directory Number Prefix for Proxy Mode:これらのパラメータは、共有回線サポートのある IPMA に適用されません。
Cisco IPMA サービスの開始
Cisco IPMA サービスは、Cisco Tomcat 上でアプリケーションとして動作します。Cisco IPMA サービスを開始または停止するには、管理者特権を使用して Tomcat Manager ウィンドウにログインします。Tomcat Manager Web ページへの URL は次のとおりです。
http://<IPMA サーバ>/manager/list
変数の意味は、次のとおりです。
IPMA サーバ には、IPMA サービスを実行しているサーバの IP アドレスを指定します。
マネージャおよびアシスタントの電話機の設定
各 IPMA マネージャおよびアシスタントにデバイスを設定し、関連付ける必要があります。開始する前に、電話機のタイプに応じて次のタスクを実行します。
Cisco IP Phone モデル 7960 および Cisco IP Phone モデル 7970
• Cisco IPMA を使用するマネージャ用およびアシスタント用の Cisco IP Phone モデル 7960 または Cisco IP Phone モデル 7970 を追加する。電話機を追加するには、次のいずれかの方法を実行します。
–手動( Device > Add a New Device )
–自動登録
–BAT
• Standard IPMA Assistant 電話機ボタン テンプレートを割り当てる。
Cisco IP Phone モデル 7940
IPMA にモデル 7940 を使用する際は、いくつかの制限事項が適用されます。
• 次の項目を設定して、マネージャごとに Cisco IP Phone モデル 7940 を追加する。
–プライマリ回線用とインターコム用の 2 つの回線
–アシスタント インターコムへの短縮ダイヤル
–共有回線サポートを持つマネージャ用のソフトキー テンプレート
• 次の項目を設定して、アシスタントごとに Cisco IP Phone モデル 7940 を追加する。
–プライマリ回線用とインターコム用の 2 つの回線
–マネージャ インターコムへの短縮ダイヤル
–アシスタント用のソフトキー テンプレート
(注) シスコは、IPMA へのモデル 7940 の使用をサポートしていますが、モデル 7960 またはモデル 7970 の方がより多くの機能を備えているので、こちらの使用をお勧めします。
タスクの実行後、次の項で説明されている手順に従って電話機を設定します。
• 「マネージャの電話機」
• 「アシスタントの電話機」
• 「マネージャおよびアシスタント以外の電話機」
マネージャの電話機
この項では、マネージャの電話機を設定するための IPMA の要件およびヒントについて説明します。
マネージャの電話機の設定
次の設定値で、マネージャの Cisco IP Phone を設定します。
• Standard IPMA Shared Mode Manager ソフトキー テンプレート([ソクテンソウ]ソフトキーと[VM テンソウ]ソフトキーが含まれている必要があります)
• プライマリ回線
• 共有回線サポート用の追加の回線(オプション)
• プライマリ回線のボイスメール プロファイル
• スピーカフォン オプションまたはヘッドセット オプションを使用した自動応答をサポートするための、着信インターコム回線(オプション)
• インターコム発信先の短縮ダイヤル(オプション)
• ユーザ ロケール
マネージャを設定するとき[ユーザの設定]ウィンドウの[自動設定]チェックボックスを選択しておくと、設定の一部を自動化できます。手順については、「共有回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」を参照してください。
[自動設定]は、マネージャ デバイスまたはデバイス プロファイルの次の項目を設定します。
• ソフトキー テンプレート
• インターコム回線用のスピーカフォンを使用した自動応答
IPMA は、Cisco IP Phone モデル 7940 をサポートしています。詳細については、「Cisco IP Phone モデル 7940」を参照してください。
アシスタントの電話機
この項では、アシスタントの電話機を設定するための IPMA の要件およびヒントについて説明します。手順については、「アシスタントの共有回線と着信インターコム回線の設定」を参照してください。
アシスタントの電話機の設定
次の設定値で、アシスタントの Cisco IP Phone を設定します。
• Standard IPMA Assistant ソフトキー テンプレート([ソクテンソウ]ソフトキーと[VM テンソウ]ソフトキーが含まれている必要があります)
• デフォルトの 14 ボタン拡張モジュール(オプション)
• Standard IPMA Assistant 電話機ボタン テンプレート
• プライマリ回線
• 設定済みの各マネージャ用の共有回線(同じ電話番号とパーティションをマネージャのプライマリ回線として使用します)
• スピーカフォン オプションまたはヘッドセット オプションを使用した自動応答をサポートするための、着信インターコム回線
• 設定済み各マネージャの着信インターコム回線に対する短縮ダイヤル
• ユーザ ロケール
IPMA は、Cisco IP Phone モデル 7940 をサポートしています。詳細については、「Cisco IP Phone モデル 7940」を参照してください。
マネージャおよびアシスタント以外の電話機
マネージャおよびアシスタントのデバイスの設定に加えて、Cisco CallManager クラスタ内のその他すべてのユーザも設定します。適切に設定することで、マネージャおよびアシスタントが、クラスタ内のその他すべてのユーザとの間でコールを発着信できるようになります。マネージャおよびアシスタント以外のユーザの電話機に対する共有回線サポートには、特別な設定要件はありません。
マネージャおよびアシスタントの設定
Cisco CallManager の[ユーザの設定]ウィンドウで、Cisco IPMA 機能を使用するマネージャおよびアシスタントの設定値を設定します。このウィンドウでは、次の機能を実行します。
• マネージャおよびアシスタントのデバイスを選択する。
• 必要に応じて、マネージャまたはアシスタントのデバイスを自動生成する。
• プライマリ回線、およびインターコム機能用の着信インターコム回線を設定する。たとえば、マネージャのインターコム回線の内線は 3102 です。この回線は、アシスタントからのインターコム コールを受信します。コンソールには、アシスタントの回線 1(1102)と回線 2 (1103)が表示されています。アシスタントは、これらの回線に応答します。
• マネージャのアシスタントを設定する。
(注) マネージャおよびアシスタントに対して共有回線が設定されている場合(Cisco CallManager Administration の Directory Number Configuration ウィンドウを使用して)、アシスタントの設定は適宜更新されます。
• [ユーザの設定]ウィンドウの表示で使用する言語を選択する。
次の項では、マネージャとアシスタントの設定について詳しく説明します。
• 「共有回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」
• 「マネージャの Cisco IPMA 情報の削除」
• 「アシスタントの Cisco IPMA 情報の削除」
• 「アシスタントの共有回線と着信インターコム回線の設定」
共有回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て
Cisco IPMA マネージャを設定し、マネージャにアシスタントを割り当てるには、次の手順に従います。新しいユーザの設定およびそのユーザへのデバイスの割り当てについては、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「新規ユーザの追加」を参照してください。マネージャのプライマリ回線とアシスタントのセカンダリ回線で同じ電話番号を設定する方法については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「電話番号の設定」を参照してください。
ヒント アシスタントの Cisco IPMA 情報を設定する前に、Cisco IPMA マネージャの情報を設定してください。
手順
ステップ 1 IPMA マネージャを設定し、既存のユーザにアシスタントを割り当てるには、 User > Global Directory を選択します。
ステップ 2 IPMA マネージャにするユーザを検索するには、 [検索] ボタンをクリックするか、フィールドにユーザ名を入力して [検索] ボタンをクリックします。
ステップ 3 選択されたマネージャのユーザ情報を表示するには、ユーザ名をクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 マネージャの IPMA 情報を設定するには、[アプリケーション プロファイル]リスト ボックスの Cisco IPMA をクリックします。
ステップ 5 このユーザの IPMA 設定を初めて実行する場合は、[ユーザの設定]ウィンドウにメッセージが表示され、マネージャの設定を続行するか、このユーザがマネージャでない場合はキャンセルするように求められます。 [続行] ボタンをクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウが再表示され、デバイス名、デバイス プロファイル、IPMA が制御する回線、インターコム回線などの Manager Configuration 情報が示されます。
ヒント 既存アシスタントの設定情報を表示するには、[割り当てられたアシスタント]リストにあるアシスタント名をクリックします。アシスタントの IPMA 設定情報が表示されます。マネージャ設定情報に戻るには、Assistant Configuration ウィンドウの[割り当てられたマネージャ]リストにあるマネージャ名をクリックします。
ステップ 6 [共有回線の使用]チェックボックスをクリックします。
ステップ 7 マネージャにアシスタントを割り当てるには、 [アシスタントの追加/削除] リンクをクリックします。
[アシスタントの追加/削除]ウィンドウが表示されます。
ステップ 8 アシスタントを検索するには、 [検索] ボタンをクリックするか、検索フィールドにアシスタントの名前を入力します。
割り当て可能なアシスタントのリストが、ウィンドウ内に表示されます。
ステップ 9 マネージャに割り当てるアシスタントの名前の隣にあるチェックボックスをオンにします。
1 人のマネージャに対して、アシスタントを最大で 10 人割り当てることができます。
ステップ 10 設定を保存してアシスタントの割り当てをさらに続行するには、 [更新] ボタンをクリックします。割り当てを終了して IPMA マネージャ設定ウィンドウに戻るには、 [更新して閉じる] ボタンをクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウにマネージャの設定が表示され、設定したアシスタントが[割り当てられたアシスタント]リストに表示されます。
ステップ 11 [デバイス名/プロファイル]選択ボックスで、マネージャに関連付けるデバイス名またはデバイス プロファイルを選択します(エクステンション モビリティでは、デバイス プロファイルを利用できます)。Cisco IPMA とともに Cisco CallManager エクステンション モビリティを使用する方法については、「エクステンション モビリティ」を参照してください。
(注) マネージャが在宅勤務をする場合は、Mobile Manager チェックボックスをクリックし、デバイス プロファイルを選択します。デバイス プロファイルを選択した場合、マネージャは IPMA にアクセスする前に、エクステンション モビリティを使用して電話機にログオンする必要があります。
ステップ 12 必要に応じて、[インターコム回線]選択ボックスで、マネージャのインターコム回線表示を選択します。
ステップ 13 [使用可能な回線]選択ボックスで、Cisco IPMA で制御する回線を選択して、右矢印をクリックします。[選択されている回線]選択ボックスに回線が表示されます。IPMA が制御する回線を 5 回線まで設定します。
[選択されている回線]選択ボックスと Cisco IPMA コントロールから回線を削除する場合は、左矢印をクリックします。
(注) IPMA 制御の回線(選択済み)は必ず共有回線の電話番号である必要があります。
ステップ 14 ソフトキー テンプレートと、IPMA サービス パラメータに基づいたマネージャの電話機用のインターコム回線用スピーカフォンを使用した自動応答を自動的に設定するには、 [自動設定] チェックボックスをオンにします。
ステップ 15 [更新] ボタンをクリックします。
更新した内容は、すぐに適用されます。
[自動設定]チェックボックスをオンにして、サービス パラメータが無効な場合、エラー メッセージが表示されます。
自動設定に成功すると、マネージャ デバイスがリセットされます。デバイス プロファイルを設定した場合、マネージャはログアウトしてからデバイスにログインして、設定を適用する必要があります。
(注) 名前、ユーザ ロケール、PIN など、IPMA 以外のユーザ設定が変更された場合、その変更は、ユーザ(マネージャまたはアシスタント)が Cisco IPMA からログアウトし、もう一度ログインするまで実施されません。
関連項目
• 「マネージャの Cisco IPMA 情報の削除」
• 「アシスタントの共有回線と着信インターコム回線の設定」
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザの追加」
マネージャの Cisco IPMA 情報の削除
マネージャの Cisco IPMA 情報を削除するには、次の手順に従います。マネージャの IPMA 以外の情報の削除については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザの追加」を参照してください。
手順
ステップ 1 IPMA 情報を削除するマネージャを検索するには、Cisco CallManager Administration で、 User > Global Directory を選択します。
ステップ 2 [ユーザの設定]ウィンドウで、 [検索] ボタンをクリックするか、マネージャの名前を入力して [検索] ボタンをクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウに、設定済みのユーザのリストが表示されます。
ステップ 3 Cisco IPMA 情報を削除するマネージャを選択します。
ステップ 4 [アプリケーション プロファイル]リストの Cisco IPMA をクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウが再表示され、IPMA マネージャの設定情報が表示されます。
ステップ 5 Delete ボタンをクリックします。
更新した内容は、すぐに適用されます。
関連項目
• 「共有回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」
• 「マネージャの Cisco IPMA 設定の更新」
マネージャの Cisco IPMA 設定の更新
マネージャの Cisco IPMA 情報を更新するには、次の手順に従います。マネージャの IPMA 以外の情報の更新については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザの追加」を参照してください。
手順
ステップ 1 IPMA 情報を更新するマネージャを検索するには、Cisco CallManager Administration で、 User > Global Directory を選択します。
ステップ 2 [ユーザの設定]ウィンドウで、 [検索] ボタンをクリックするか、マネージャの名前を入力して [検索] ボタンをクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウに、設定済みのユーザのリストが表示されます。
ステップ 3 [アプリケーション プロファイル]ボックスの Cisco IPMA をクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウが再表示され、IPMA マネージャの設定情報が表示されます。
ステップ 4 デバイス名、IPMA が制御する回線、インターコム回線表示など、変更する情報を更新します。
(注) [自動設定]チェックボックスをオンにすると、ソフトキー テンプレートと、IPMA サービス パラメータに基づいたマネージャの電話機用のインターコム回線用スピーカフォンを使用した自動応答が自動的に設定されます。
ステップ 5 [更新] ボタンをクリックします。
更新した内容は、すぐに適用されます。
(注) 名前、ユーザ ロケール、PIN など、IPMA 以外のユーザ設定が変更された場合、その変更は、ユーザ(マネージャまたはアシスタント)が Cisco IPMA からログアウトし、もう一度ログインするまで実施されません。
関連項目
• 「共有回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」
• 「マネージャの Cisco IPMA 情報の削除」
アシスタントの共有回線と着信インターコム回線の設定
次の項目を設定するには、[ユーザの設定]ウィンドウの Cisco IPMA Assistant Configuration を使用します。
• アシスタントの電話機のデバイス名。
• アシスタントがマネージャ宛のコールの応答に使用するインターコム回線(オプション)。
• アシスタントの電話機を関連付けるマネージャの共有回線(マネージャとアシスタントが同じ電話番号を共有している場合、これは自動的に実行されます)。
管理者は、1 つ以上の回線を共有回線表示で設定できます。Cisco CallManager システムは、ある電話番号が同じパーティション内の複数のデバイスに表示される場合、その電話番号を共有回線と見なします。
共有回線表示では、たとえば、1 つの電話番号がマネージャの電話機の回線 1 とアシスタントの電話機の回線 2 に表示されるように共有回線を設定することができます。
アシスタントについてマネージャの共有回線表示と着信インターコム表示を設定するには、次の手順を実行します。新しいユーザの設定とデバイスの関連付けについては、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザの追加」を参照してください。
ヒント アシスタントの Cisco IPMA 情報を設定する前に、Cisco IPMA マネージャの情報を設定し、マネージャにアシスタントを割り当てる必要があります。「共有回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」 を参照してください。
手順
ステップ 1 アシスタントに対して IPMA を設定し、共有回線と着信インターコム回線を割り当てるには、 User > Global Directory を選択します。
ステップ 2 アシスタントにするユーザを検索するには、 [検索] ボタンをクリックするか、フィールドにユーザ名を入力して [検索] ボタンをクリックします。
ステップ 3 ユーザ情報を表示するには、ユーザ名をクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 アシスタントの IPMA 情報を設定するには、[アプリケーション プロファイル]リストの Cisco IPMA をクリックします。
ステップ 5 このユーザがマネージャにアシスタントとして割り当てられていない場合は、[ユーザの設定]ウィンドウにメッセージが表示され、マネージャの設定を続行するか、このユーザがマネージャでない場合はキャンセルするように求められます。 [キャンセル] ボタンをクリックします。
ステップ 6 [デバイス名]選択ボックスで、アシスタントに関連付けるデバイス名を選択します。
ステップ 7 [インターコム回線]選択ボックスで、アシスタントの着信インターコム回線表示を選択します。
ヒント 既存マネージャの設定情報を表示するには、[割り当てられたマネージャ]リストにあるマネージャ名をクリックします。マネージャの IPMA 設定情報が表示されます。アシスタント設定情報に戻るには、マネージャ設定ウィンドウの[割り当てられたアシスタント]リストにあるアシスタント名をクリックします。
[割り当てられたマネージャ]フィールドに、前に設定した IPMA マネージャの名前が表示されます。
(注) [自動設定]チェックボックスをオンにすると、システムは Cisco IPMA サービス パラメータの設定に基づいて自動的にソフトキー テンプレートとインターコム回線を設定します。また、システムはインターコム回線用のスピーカフォンを使用した自動応答を設定します。
ステップ 8 [共有回線の割り当て]フィールドに、アシスタントに関連付けられたマネージャの名前とマネージャの共有回線の電話番号が表示されます。
ステップ 9 [更新] ボタンをクリックします。
更新した内容は、すぐに適用されます。自動登録を選択している場合、アシスタント デバイスは自動的にリセットされます。
関連項目
• 「共有回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」
アシスタントの Cisco IPMA 情報の削除
アシスタントの Cisco IPMA 情報を削除するには、次の手順に従います。アシスタントの IPMA 以外の情報の削除については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザの追加」を参照してください。
手順
ステップ 1 IPMA 情報を更新するアシスタントを検索するには、Cisco CallManager Administration で、 User > Global Directory を選択します。
ステップ 2 [ユーザの設定]ウィンドウで、 [検索] ボタンをクリックするか、アシスタントのユーザ名を入力して [検索] ボタンをクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウに、設定済みのユーザのリストが表示されます。
ステップ 3 [アプリケーション プロファイル]リストの Cisco IPMA をクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウが再表示され、アシスタントの設定情報が表示されます。
ステップ 4 Delete ボタンをクリックします。
更新した内容は、すぐに適用されます。
(注) 名前、ユーザ ロケール、PIN など、IPMA 以外のユーザ設定が変更された場合、その変更は、ユーザ(マネージャまたはアシスタント)が Cisco IPMA からログアウトし、もう一度ログインするまで実施されません。
関連項目
• 「共有回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」
• 「アシスタントの共有回線と着信インターコム回線の設定」
• 「マネージャの Cisco IPMA 設定の更新」
アシスタントの Cisco IPMA 設定の更新
アシスタントの Cisco IPMA 情報を更新するには、次の手順に従います。アシスタントの IPMA 以外の情報の更新については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザの追加」を参照してください。
手順
ステップ 1 IPMA 情報を更新するアシスタントを検索するには、Cisco CallManager Administration で、 User > Global Directory を選択します。
ステップ 2 [ユーザの設定]ウィンドウで、 [検索] ボタンをクリックするか、アシスタントのユーザ名を入力して [検索] ボタンをクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウに、設定済みのユーザのリストが表示されます。
ステップ 3 [アプリケーション プロファイル]リストの Cisco IPMA をクリックします。
[ユーザの設定]ウィンドウが再表示され、アシスタントの設定情報が表示されます。
ステップ 4 デバイス名やインターコム回線など、変更対象の情報を更新します。
(注) 自動設定の実行中、システムは自動的に IPMA サービス パラメータの設定に基づいてソフトキー テンプレートおよびインターコム回線を設定し、インターコム回線用のスピーカフォンの自動応答を設定します。自動設定を使用しない場合は、[自動設定]チェックボックスをオフにします。
ステップ 5 [更新] ボタンをクリックします。
更新した内容は、すぐに適用されます。
(注) 名前、ユーザ ロケール、PIN など、IPMA 以外のユーザ設定が変更された場合、その変更は、ユーザ(マネージャまたはアシスタント)が Cisco IPMA からログアウトし、もう一度ログインするまで実施されません。
関連項目
• 「共有回線モード用のマネージャの設定とアシスタントの割り当て」
• 「アシスタントの共有回線と着信インターコム回線の設定」
• 「アシスタントの Cisco IPMA 情報の削除」
ダイヤル規則の設定
管理者は、ダイヤル規則設定を使用して、ダイヤル規則の優先順位を追加およびソートできます。Cisco IPMA のダイヤル規則は、アシスタントがダイヤルする電話番号から自動的に数字を除去したり、電話番号に数字を追加したりします。たとえば、7 桁の電話番号の先頭に、外線発信用の数字 9 を自動的に追加します。
次の各項では、アプリケーション ダイヤル規則の追加情報を示します。
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「ダイヤル規則設定の設計」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「ダイヤル規則設定のエラー チェック」
• 『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「ダイヤル規則の追加」