server-group radius group
RADIUS サーバ グループを設定し、RADIUS サーバ グループ コンフィギュレーション モードを開始するには、Cisco Unified SIP Proxy コンフィギュレーション モードで server-group radius group コマンドを使用します。RADIUS サーバ グループを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
server-group radius group radius_server local-ipaddress
no server-group radius group radius_server local-ipaddress
構文の説明
radius_server |
1 つの RADIUS サーバ グループ名を指定します。 |
local-ipaddress |
プロキシ サーバが RADIUS メッセージを RADIUS サーバに送信するときに使用する、ローカル発信元 IP アドレスを指定します。ローカル IP アドレスは、グループを設定した後は変更できません。 |
コマンド モード
Cisco Unified SIP Proxy コンフィギュレーション(cusp-config)
コマンド履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
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1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、RADIUS サーバ グループを作成します。サーバは、設定された RADIUS サーバを通じてロード バランス アカウンティング メッセージを送信できます。Acct-Session-ID が同じすべてのアカウンティング メッセージは、同じ RADIUS サーバに送られます。
(注) Cisco Unified SIP Proxy 1.0 では、1 つの RADIUS サーバ グループだけを設定できます。
例
次の例では、RADIUS サーバ グループを作成する方法を示します。
se-10-0-0-0(cusp-config)> server-group radius group radius_server 192.168.20.42
se-10-0-0-0(cusp-config-radius)>
次の例では、RADIUS サーバ グループを削除して、そのグループ内のすべての server-group 要素を削除します。
se-10-0-0-0(cusp-config)> no server-group radius group radius_server 192.168.20.42
関連コマンド
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element ip-address (RADIUS サーバ グループ) |
RADIUS サーバ グループの IP 要素を作成し、その特性を決定します。 |
retransmit-timeout (RADIUS サーバ グループ) |
RADIUS サーバ グループの再送信タイムアウト値を設定します。 |
show status server-group radius |
すべての RADIUS サーバ グループまたは単一の RADIUS サーバ グループのステータスを表示します。 |
element ip-address(RADIUS サーバ グループ)
RADIUS サーバ グループの IP 要素を作成し、その特性を決定するには、RADIUS サーバ グループ コンフィギュレーション モードで element ip-address コマンドを使用します。IP 要素を RADIUS サーバ グループから削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
element ip-address ip-address port shared-secret [ q-value q-value ]
no element ip-address ip-address port
構文の説明
ip-address |
サーバ グループ要素のインターフェイス ホスト名または IP アドレスを指定します。 |
port |
サーバ グループ要素で使用されるポートを指定します。有効な値は 1024 ~ 65535 です。デフォルト ポートは、アカウンティングの場合は 1813、認証や権限付与の場合は 1812 です。 |
shared secret |
プロキシと RADIUS サーバ グループ要素の間の共有秘密キーを指定します。 |
q-value q-value |
(オプション)サーバ グループ内の他の要素に対する、サーバ グループ要素のプライオリティを指定する実数を指定します。有効な値は 0.0 ~ 1.0 です。デフォルトは 1.0 です。 |
コマンド デフォルト
RADIUS サーバ グループの要素は設定されません。
コマンド モード
RADIUS サーバ グループ コンフィギュレーション(cusp-config-radius)
コマンド履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
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1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、RADIUS サーバ グループの IP 要素を作成する方法を示します。
se-10-0-0-0(cusp-config)> server-group radius group acct-group
se-10-0-0-0(cusp-config-radius)> element ip-address 10.1.2.3 1813 cusp-secret
次の例では、RADIUS サーバ グループから IP 要素を削除する方法を示します。
se-10-0-0-0(cusp-config)> server-group radius group acct-group
se-10-0-0-0(cusp-config-radius)> no element ip-address 10.1.2.3 1813
関連コマンド
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retransmit-count (RADIUS サーバ グループ) |
RADIUS サーバ グループの再送信回数値を設定します。 |
retransmit-timeout (RADIUS サーバ グループ) |
RADIUS サーバ グループの再送信タイムアウト値を設定します。 |
server-group radius group |
RADIUS サーバ グループを設定し、サーバ グループ RADIUS コンフィギュレーション モードを開始します。 |
retransmit-count(RADIUS サーバ グループ)
RADIUS サーバ グループの再送信回数値を設定するには、Cisco Unified SIP Proxy RADIUS サーバ グループ コンフィギュレーション モードで retransmit-count コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
retransmit-count count
no retransmit-count
構文の説明
count |
RADIUS サーバに対する RADIUS 要求の許可される再試行回数を指定します。再試行回数が最大に達した後に、成功しなかった応答が RADIUS サーバから取得された場合、RADIUS サーバはアウトオブサービスであるとしてマークされます。デフォルト値は 3 です。 |
コマンド モード
Cisco Unified SIP Proxy RADIUS サーバ グループ コンフィギュレーション(cusp-config-radius)
コマンド履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
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1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、再送信回数を 5 に設定する方法を示します。
se-10-0-0-0(cusp-config)> server-group radius group acct-group 192.168.20.42
se-10-0-0-0(cusp-config-radius)> retransmit-count 5
次の例では、デフォルトの retransmit-count 値に戻す方法を示します。
se-10-0-0-0(cusp-config)> server-group radius group acct-group 192.168.20.42
se-10-0-0-0(cusp-config-radius)> no retransmit-count
関連コマンド
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element ip-address (RADIUS サーバ グループ) |
RADIUS サーバ グループの IP 要素を作成し、その特性を決定します。 |
retransmit-timeout (RADIUS サーバ グループ) |
RADIUS サーバ グループの再送信タイムアウト値を設定します。 |
server-group radius group |
RADIUS サーバ グループを設定し、サーバ グループ RADIUS コンフィギュレーション モードを開始します。 |
retransmit-timeout(RADIUS サーバ グループ)
RADIUS サーバ グループの再送信タイムアウト値を設定するには、Cisco Unified SIP Proxy RADIUS サーバ グループ コンフィギュレーション モードで retransmit-time コマンドを使用します。デフォルトの再送信タイムアウト値に戻すには、このコマンドの no 形式または default 形式を使用します。
retransmit-timeout timeout
no retransmit-timeout
構文の説明
timeout |
RADIUS サーバからの応答を待機できる最大時間数(ミリ秒)を指定します。応答が受信されない場合、サーバを使用不可であると見なすまでに、サーバでは retransmit-count 値の回数まで要求を再試行します。デフォルト値は 500 です。 |
コマンド モード
Cisco Unified SIP Proxy RADIUS サーバ グループ コンフィギュレーション(cusp-config-radius)
コマンド履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
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1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例では、retransmit-timeout 値を 1000 に設定する方法を示します。
se-10-0-0-0(cusp-config)> server-group radius group acct-group 192.168.20.42
se-10-0-0-0(cusp-config-radius)> retransmit-timeout 1000
次の例では、デフォルトの retransmit-timeout 値に戻す方法を示します。
se-10-0-0-0(cusp-config)> server-group radius group acct-group 192.168.20.42
se-10-0-0-0(cusp-config-radius)> no retransmit-timeout
関連コマンド
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element ip-address (RADIUS サーバ グループ) |
RADIUS サーバ グループの IP 要素を作成し、その特性を決定します。 |
retransmit-count (RADIUS サーバ グループ) |
RADIUS サーバ グループの再送信回数値を設定します。 |
server-group radius group |
RADIUS サーバ グループを設定し、サーバ グループ RADIUS コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show status server-group radius
すべての RADIUS サーバ グループまたは単一の RADIUS サーバ グループのステータスを表示するには、Cisco Unified SIP Proxy EXEC モードで show status server-group radius コマンドを使用します。
show status server-group radius [ server-group-name ]
構文の説明
server-group-name |
(オプション)単一の RADIUS サーバ グループのステータスを表示します。 |
コマンド モード
Cisco Unified SIP Proxy EXEC (cusp)
コマンド履歴
Cisco Unified SIP Proxy バージョン
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1.0 |
このコマンドが追加されました。 |
例
次の例は、 show status server-group radius コマンドの出力例です。
se-10.0.0.0(cusp)> show status server-group radius rgl
Servergroup: radius_server
Address Secret Q-Value Status
192.168.20.6:1813 cusp-secret 1.0 up
192.168.20.7:1813 cusp-secret 1.0 up
表 6 に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
表 6 show status server-group radius のフィールドの説明
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Servergroup |
RADIUS サーバ グループの名前を表示します。 |
Q-Value |
サーバ グループ内の他の要素に対する、サーバ グループ要素のプライオリティを指定する実数です。 |
Status |
RADIUS サーバ グループの動作ステータスを表示します。 |
関連コマンド
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show status server-group sip |
すべての SIP サーバ グループのステータス、または単一の SIP サーバ グループを表示します。 |