LDAP を設定してユーザを作成するためのタスク リスト
LDAP を設定し、LDAP ディレクトリからユーザ データをインポートすることでユーザを作成するには、次のタスクを実行します。
1. Cisco DirSync サービスをアクティブにします。「Cisco DirSync サービスのアクティブ化」を参照してください。
2. LDAP 同期化を有効にします。「LDAP 同期化の有効化」を参照してください。
3. (省略可能) LDAP ディレクトリに格納されている電話番号が、Connection で使用する内線番号と同じ形式でない場合は、LDAP データを Connection にインポートするときに電話番号を内線番号に変換するフィルタを指定します。「電話番号から内線番号への変換」を参照してください。
(注) 一括管理ツールを使用してユーザを作成する場合は、表計算アプリケーションで CSV ファイルを開き、LDAP 電話番号を Connection 用の内線番号に変換する式を作成することで、同等以上の結果を得られることがあります。
4. (省略可能) Connection Web アプリケーションにアクセスする Connection ユーザが LDAP ディレクトリでユーザ名とパスワードによる認証を受けるようにする場合は、LDAP 認証を設定します。「LDAP 認証の設定」を参照してください。
5. Connection がアクセスするデータを含む LDAP ディレクトリとユーザ検索ベースを定義する 1 つまたは複数の LDAP 設定を追加し、Cisco Unified Communications Manager ディレクトリを LDAP ディレクトリと同期化します。「LDAP 設定の追加とデータの同期化」を参照してください。
6. 次のいずれかの方法を使用して、Connection ユーザを作成します。
–少数のユーザ(数百以下)を作成する場合で、正規表現を作成して LDAP 電話番号を Connection 内線番号に変換できた場合は、ユーザ インポート ツールを使用できます。
–多数のユーザを作成する場合、または正規表現を作成して LDAP 電話番号を Connection 内線番号に変換できなかった場合は、一括管理ツールでユーザ データを CSV ファイルにエクスポートし、(必要に応じて)表計算アプリケーションでデータを再フォーマットして、一括管理ツールでデータをインポートします。
詳細については、『 Cisco Unity Connection ユーザの移動、追加、変更 ガイド 』の「LDAP ユーザ データからのユーザ アカウントの作成」の章を参照してください。
Cisco DirSync サービスのアクティブ化
Connection が LDAP ディレクトリにアクセスするためには、Cisco DirSync サービスをアクティブにする必要があります。次の手順を実行します。
Cisco DirSync サービスをアクティブにする
ステップ 1 システム管理者の役割を持つユーザとして Cisco Unified Serviceability にログインします。
ステップ 2 [Tools]メニューで、 [Service Activation] をクリックします。
ステップ 3 [Directory Services]で、 [Cisco DirSync Service] チェックボックスをオンにします。
ステップ 4 [Save] をクリックし、 [OK] をクリックして確認します。
LDAP 同期化の有効化
Connection が LDAP ディレクトリにアクセスするためには、LDAP 同期化を有効にする必要があります。次の手順を実行します。
LDAP 同期化を有効にする
ステップ 1 システム管理者の役割を持つユーザとして Cisco Unity Connection の管理にログインします。
ステップ 2 [システム設定(System Settings)] >[LDAP] を展開し、 [LDAPセットアップ(LDAP Setup)] をクリックします。
ステップ 3 [Enable Synchronizing from LDAP Server] チェックボックスをオンにします。
ステップ 4 [LDAP Server Type]リストで、アクセスする LDAP サーバのタイプを選択します。
ステップ 5 [LDAP Attribute for User ID]リストで、Connection の[エイリアス(Alias)]フィールドに表示するデータを持つ、LDAP ディレクトリ内のフィールドを選択します。選択するフィールドには、LDAP ディレクトリ内の各ユーザの値が含まれている必要があります。さらに、そのフィールドの各値が一意である必要があります。
注意 ここで選択するフィールドを後で変更する必要がある場合、[LDAP ディレクトリ]ページで LDAP 設定を作成済みであるときには、すべての LDAP 設定を削除し、ここで値を変更して、すべての LDAP 設定を再度作成する必要があります。
ステップ 6 [保存(Save)] をクリックします。
電話番号から内線番号への変換
LDAP ディレクトリ内の電話番号を Connection 内の内線番号にマッピングする必要があり、電話番号が内線番号と一致しない場合は、電話番号を内線番号に変換する正規表現を追加できます。
(注) LDAP ディレクトリ内の電話番号を Connection 内線番号に変更する場合、正規表現では十分でないことがあります。その場合は、表計算アプリケーションの式で適切な結果を得られるかどうかを調べることができます。必要な結果を得られた場合は、LDAP データを Connection から CSV ファイルにエクスポートし、表計算アプリケーションで CSV ファイルを操作して、変換したデータを Connection にインポートします。
LDAP 電話番号を Cisco Unity Connection 内線番号に変換するフィルタを追加する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [システム設定(System Settings)] >[LDAP] を展開し、 [LDAP詳細設定(Advanced LDAP Settings)] をクリックします。
ステップ 2 [ユーザ内線番号の正規表現(User extension regular expression)]フィールドで、LDAP ディレクトリからインポートされる電話番号を Connection 用の内線番号に変換する正規表現を入力します。次の例を参考にしてください。
• 電話番号を内線番号として使用するには、(句読点がある場合でも)句読点なしで次のように入力します。
[0-9]+
• 電話番号の最後の 4 桁を内線番号として使用するには、次のように入力します。
[0-9] [0-9] [0-9] [0-9] $
• 電話番号の最初の 4 桁を内線番号として使用するには、次のように入力します。
[0-9] [0-9] [0-9] [0-9] ^
正規表現の詳細については、Web で「正規表現」を検索してください。
ステップ 3 [保存(Save)] をクリックします。
LDAP 認証の設定
LDAP ユーザ名とパスワードを使用して、Cisco Unity Connection Web アプリケーションへのログインを認証する必要がある場合は、次の手順を実行して LDAP 認証を設定します。
LDAP 認証を設定する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [システム設定(System Settings)] >[LDAP] を展開し、 [LDAP認証(LDAP Authentication)] をクリックします。
ステップ 2 [Use LDAP Authentication for End Users]チェックボックスをオンにします。
ステップ 3 必要に応じて、他の値を入力します。詳細については、[ヘルプ(Help)]メニューの [ページ上(This Page)] をクリックしてください。
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
LDAP 設定の追加とデータの同期化
Cisco Unity Connection にユーザ データをインポートするときのインポート元となる LDAP ディレクトリ内のエンド ユーザ検索ベースごとに、次の手順を 1 回実行します。
LDAP 設定を追加する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [システム設定(System Settings)] >[LDAP] を展開し、 [LDAP ディレクトリ] をクリックします。
ステップ 2 [LDAP Configuration Name]フィールドに、この LDAP 設定の名前を入力します。異なる LDAP ユーザ検索ベースを持つ複数の LDAP 設定を追加する場合は、現在の検索ベースのユーザを識別するための名前を入力します。
Connection を複数の検索ベースと連動させることができますが、すべてのユーザ検索ベースが同じ Active Directory フォレスト内に存在する必要があります。
ステップ 3 必要に応じて、他の値を入力します。詳細については、[ヘルプ(Help)]メニューの [ページ上(This Page)] をクリックしてください。
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 5 別のユーザ検索ベースを持つ別の LDAP 設定を追加するには、 [新規追加(Add New)] をクリックし、ステップ 2 ~ステップ 4 を繰り返します。
最後の LDAP 設定を追加したら、ステップ 6 に進みます。
ステップ 6 [Perform Full Sync Now] をクリックします。