管理者のユーザ インターフェイスの設定
管理者のユーザ インターフェイスを使用する前に、 adminui.properties ファイルの内容を確認してください。このファイルには、インターフェイスの動作を指定する各種のコントロールが含まれています。
テキスト エディタを使用してこのファイルを開き、必要な機能を実行するようにその内容を変更できます。変更を保存後、ユーザ インターフェイスを再起動すると、変更内容が有効になります。
管理者のユーザ インターフェイスを起動するには、次のように入力します。
# /etc/init.d/bprAgent start tomcat
管理者のユーザ インターフェイスを停止するには、次のように入力します。
# /etc/init.d/bprAgent stop tomcat
管理者のユーザ インターフェイスを再起動するには、次のように入力します。
# /etc/init.d/bprAgent restart tomcat
このユーザ インターフェイスは、 adminui.properties ファイルにあるオプションを使用して設定できます。これらのオプションは、BAC の設定によって制御するか、 BPR_HOME/rdu/conf ディレクトリにある adminui.properties ファイルで定義します。構成パラメータは次のとおりです。
• /adminui/port:RDU のリスニング ポートを指定します。デフォルトのポート番号は 49187 です。
• /adminui/fqdn:RDU を実行するホストの完全修飾ドメイン名を指定します。デフォルト値はホストの FQDN です。たとえば、bac_test.EXAMPLE.COM です。
• /adminui/maxReturned:検索結果の最大件数を指定します。デフォルト値は 1000 です。
• /adminui/pageSize:1 ページに表示される検索結果の件数を指定します。この数は 25、50、または 75 に設定できます。デフォルト値は 25 です。
• /adminui/refresh:リフレッシュ機能をイネーブルにするか、ディセーブルにするかを指定します。デフォルトでは、このオプションはディセーブルになっています。
• /adminui/extensions:BAC での拡張の使用をイネーブルにするか、ディセーブルにするかを指定します。拡張を使用すると、BAC の動作を強化したり、新しいデバイス テクノロジーのサポートを追加したりできます。デフォルトでは、拡張の使用はイネーブルになっています。
• /adminui/maxFileSize:BAC にアップロードされるファイルの最大サイズを指定します。デフォルトのファイル サイズは 4 MB です。
• /adminui/refreshRate:画面がリフレッシュされるまでの時間の長さ(秒数)を指定します。デフォルト値は 90 秒です。このオプションの値を設定する前に、/adminui/refresh オプションがイネーブルであることを確認してください。
• /adminui/file/extensions:ユーザ インターフェイスがサポートするファイルの拡張子を指定します。デフォルトでサポートされている拡張子は、 .bin 、 .cm 、および .jar です。
• /adminui/timeout:アイドル セッションがタイムアウトになるまでの時間の長さ(秒数)を指定します。デフォルトでは、この期間は 300 秒に設定されます。
• /adminui/noOfLines:このユーザ インターフェイスに表示される rdu.log または dpe.log の最後の行番号を指定します。デフォルトでは、表示される行数は 250 です。
例11-1 adminui.properties ファイルのサンプル
/adminui/fqdn=doc.example.com
/adminui/maxReturned=1000
/adminui/refresh=disabled
/adminui/extensions=enabled
/adminui/maxFileSize=40000000
管理者のユーザ インターフェイスへのアクセス
BAC ユーザ インターフェイスには、BAC アプリケーションの URL にアクセスできる任意のコンピュータからアクセスできます。
ログイン
BAC インターフェイスには、管理ユーザ、読み取り/書き込みユーザ、または読み取り専用ユーザとしてログインできます。「ユーザ管理」で説明するとおり、実行可能な機能は各ユーザ タイプで異なりますが、ユーザ インターフェイスには同じ方法でアクセスします。
BAC 管理者のユーザ インターフェイスにアクセスするには、次の手順に従います。
ステップ 1 Web ブラウザを起動します。
表11-1 は、この BAC リリースでサポートされるブラウザのリストを示しています。
表11-1 ブラウザのプラットフォーム サポート
|
|
Windows 2000(Service Pack 2) |
Internet Explorer 6.0 以降 Firefox 1.5 以降 |
Red Hat Linux (7.1) |
Firefox 1.5 以降 |
Solaris (2.9) |
Firefox 1.5 以降 |
ステップ 2 次の構文を使用して、管理者の場所を入力します。
http:// machine_name : port_number /
• machine_name:RDU を実行しているコンピュータを示します。
(注) HTTP over SSL(HTTPS とも呼ばれる)を使用して管理者のユーザ インターフェイスにアクセスするには、https://machine_name:port_number/ と入力します。
• port_number:サーバ側の管理アプリケーションを実行するコンピュータ ポートを示します。デフォルトでは、このポート番号は次のとおりです。
–HTTP over TCP の場合:8100
–HTTP over SSL の場合:8443
メイン ログイン ページ(図11-1)が表示されます。
図11-1 ログイン ページ
ステップ 3 デフォルトのユーザ名(admin)とデフォルトのパスワード(changeme)を入力します。
初めてログインする場合は、Change Password 画面(図11-2)が表示されます。
図11-2 Change Password 画面
新しいパスワードを入力して、確認します。8 文字以上のパスワードを入力してください。
ステップ 4 Login をクリックします。
Main Menu ページ(図11-3)が表示されます。
図11-3 Main Menu ページ
(注) ページの上部にあるリンクを使用して、ライセンス ファイルを追加できます。詳細については、「ライセンスの管理」を参照してください。
ログアウト
BAC からログアウトするには、次の手順に従います。
ステップ 1 ページの右上にある Logout タブをクリックします。
確認ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 2 OK をクリックします。
アプリケーションにより、Login ページに戻ります。図11-1を参照してください。
管理者のユーザ インターフェイスのアイコンについて
BAC 管理者のユーザ インターフェイスには、特定の機能を実行するときに使用できるアイコンがあります。 表11-2 は、これらのアイコンを示しています。
表11-2 管理者のユーザ インターフェイスのアイコン
|
|
|
View Details アイコン:特定のデバイスまたはファイルの詳細を表示できます。 |
|
Delete アイコン:特定のオブジェクトを削除します。 |
|
Export アイコン:特定のファイルの内容をクライアント コンピュータにエクスポートします。 |
これらのアイコンは、管理者のユーザ インターフェイスで実行する手順に関する項で使用されています。これらの項は、以下に記載されています。
• 第 12 章「管理者のユーザ インターフェイスの使用方法」
• 第 13 章「Broadband Access Center の設定」