物理ロケーションの設定
物理ロケーションは、デバイス モビリティ機能をサポートしています。物理ロケーションを利用すると、特定の地理的な場所に関連したパラメータを、他のパラメータと区別することができます。たとえば、企業内の特定のオフィスまたはキャンパスを対象としたメディア リソース サーバがあるとします。デバイスが別のオフィスまたはキャンパスにローミングされ、Cisco Unified Communications Manager に登録された場合は、ローミング先のロケーションのメディア リソース サーバがそのデバイスを処理するようにします。メディア サービスの利用に応じた物理ロケーションを定義すると、デバイスがある物理ロケーションから別の物理ロケーションへ移動するのに従って、効率的でコスト効果の高いサービスの再割り当てを保証できます。ネットワーク構造とサービスの割り当てに応じて、市町村、企業キャンパス、または建物に基づいた物理ロケーションを定義できます。
物理ロケーションを設定するには、次のトピックを参照してください。
• 「物理ロケーションの検索」
• 「物理ロケーションの設定」
• 「物理ロケーションの削除」
• 「物理ロケーションの設定値」
デバイス モビリティ機能の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「Cisco Unified Communications Manager デバイス モビリティ」を参照してください。
物理ロケーションの検索
ネットワーク内にはいくつかの物理ロケーションが存在することがあるので、Cisco Unified Communications Managerページでは、固有の条件を指定して、特定の物理ロケーションを見つけることができます。物理ロケーションを検索する手順は、次のとおりです。
(注) Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、ブラウザ セッションでの作業中は、物理ロケーションの検索設定が保持されます。別のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合でも、検索に変更を加えたり、ブラウザを閉じたりしない限り、物理ロケーションの検索設定は保持されます。
手順
ステップ 1 [システム] >[物理ロケーション] の順に選択します。
[物理ロケーションの検索と一覧表示(Find and List Physical Locations)]ウィンドウが表示されます。アクティブな(前回の)クエリーのレコードも、ウィンドウに表示されることがあります。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空であることを確認し、ステップ 3 に進んでください。
レコードをフィルタリングまたは検索する手順は、次のとおりです。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスから、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスから、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索テキストを指定します。
(注) 検索条件を追加するには、[+]ボタンをクリックします。条件を追加すると、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-]ボタンをクリックして最後に追加した条件を削除するか、[フィルタのクリア]ボタンをクリックして、追加したすべての検索条件を削除してください。
ステップ 3 [検索] をクリックします。
一致するすべてのレコードが表示されます。[ページあたりの行数]ドロップダウン リスト ボックスから別の値を選択して、各ページに表示する項目の数を変更できます。
(注) 該当するレコードの横にあるチェックボックスをオンにして[選択項目の削除]をクリックすると、複数のレコードをデータベースから削除できます。[すべてを選択]をクリックして[選択項目の削除]をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコードのリストで、表示するレコードのリンクをクリックします。
(注) リストのヘッダーに上矢印または下矢印がある場合、その矢印をクリックして、ソート順序を逆にします。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
物理ロケーションの設定
デバイス プールの物理ロケーションを追加する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 [システム] >[物理ロケーション] の順に選択します。
[物理ロケーションの検索と一覧表示(Find and List Physical Locations)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次のいずれかの作業を行います。
• 既存の物理ロケーションをコピーするには、対象となる物理ロケーションを見つけて(「物理ロケーションの検索」を参照)、コピーする物理ロケーションの横にある [コピー(Copy)] ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
• 新しい物理ロケーションを追加するには、 [新規追加] ボタンをクリックし、ステップ 3 に進みます。
• 既存のロケーションを更新するには、対象となる物理ロケーションを見つけて(「物理ロケーションの検索」を参照)、ステップ 3 に進みます。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表18-1 を参照)。
ステップ 4 [保存] をクリックして、物理ロケーション情報をデータベースに保存します。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
物理ロケーションの削除
物理ロケーションが現在デバイス プールで使用中の場合は、削除できません。物理ロケーションを削除するには、依存関係レコードから関連するデバイス プールを見つけ、その関連付けを解除してから、その物理ロケーションを削除します。
物理ロケーションを削除する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 「物理ロケーションの検索」の手順に従って、削除する物理ロケーションを見つけます。
ステップ 2 削除する物理ロケーションの横にあるチェックボックスをオンにします。ウィンドウ上の物理ロケーションをすべて選択するには、検索結果表示のタイトルバーにあるチェックボックスをオンにします。
ステップ 3 [選択項目の削除] をクリックします。
ステップ 4 [OK] をクリックして、選択内容を確認します。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
物理ロケーションの設定値
表18-1 では、物理ロケーションの設定値について説明します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。
表18-1 物理ロケーションの設定値
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[物理ロケーション情報(Physical Location Information)]
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[名前] |
物理ロケーションを識別するための名前を入力します。この名前には、最長 50 文字の英数字を指定することができ、スペース、ピリオド(.)、ハイフン(-)、および下線文字(_)を任意に組み合せて使用することが可能です。 |
[説明] |
物理ロケーションの説明テキストを入力します。この名前には、最長 50 文字の英数字を指定することができ、スペース、ピリオド(.)、ハイフン(-)、下線文字(_)に加えて、以下の文字を任意に組み合せて使用することが可能です。*、(、)、+、^、@、!、 $ = ~ ? / ; : ' |