インターコム パーティションの設定
インターコム パーティションには、電話番号(DN)およびルート パターンが登録されているルート パターンのリストが含まれています。パーティションは、編成、ロケーション、およびコール タイプに基づいて、ルート プランを複数の論理サブセットに分割することにより、コール ルーティングを容易にするものです。パーティションの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』の「パーティションおよびコーリング サーチ スペース」を参照してください。インターコムの詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド 』の「インターコム」を参照してください。
ルート パーティションを検索、追加、更新、または削除するには、次のトピックを参照してください。
• 「インターコム パーティションの追加」
• 「インターコム パーティションの検索」
• 「インターコム パーティションの設定」
• 「インターコム パーティションの設定値」
• 「インターコム パーティションの削除」
• 「関連項目」
インターコム パーティションの追加
新しいインターコム パーティションを追加する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 [Cisco Unified Communications Manager の管理]ウィンドウから [コールルーティング]>[インターコム]>[インターコムルートパーティション] の順に選択します。
[インターコムパーティションの検索と一覧表示(Find and List Intercom Partitions)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 [新規追加] ボタンをクリックします。
[新規インターコムパーティションの追加(Add new Intercom Partition)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [インターコムパーティション情報(Intercom Partition Information)]セクションの下の[名前]ボックスに、追加するインターコム パーティションの名前と説明を入力します。
(注) 複数のパーティションを入力するには、各パーティション エントリに対して 1 行を使用します。最大 75 のパーティションを入力できます。入力できる文字数は、それぞれの名前と説明を合計して 1475 文字までです。パーティション名は 50 文字までです。各行のパーティション名と説明はカンマ(,)で区切ってください。説明を入力しなかった場合、Cisco Unified Communications Manager は、パーティション名を説明として使用します。
[インターコムパーティションの検索と一覧表示(Find and List Intercom Partitions)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 「インターコム パーティションの検索」のステップ 2 に進みます。
インターコム パーティションの検索
ネットワーク内にはいくつかのインターコム パーティションが存在することがあるので、Cisco Unified Communications Manager では、固有の条件を指定して、固有のインターコム パーティションを特定することができます。インターコム パーティションを特定する手順は、次のとおりです。
(注) Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、ブラウザ セッションでの作業中は、インターコム パーティションの検索設定が保持されます。別のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合でも、検索に変更を加えない限り、インターコム パーティションの検索設定は保持されます。
手順
ステップ 1 [コールルーティング]>[インターコム]>[インターコムルートパーティション] の順に選択します。
[インターコム電話番号の検索と一覧表示(Find and List Intercom Directory Numbers)]ウィンドウが表示されます。アクティブな(前回の)クエリーのレコードも、ウィンドウに表示されることがあります。
ステップ 2 データベース内のすべてのレコードを検索するには、ダイアログボックスが空であることを確認し、ステップ 3 に進んでください。
レコードをフィルタリングまたは検索する手順は、次のとおりです。
• 最初のドロップダウン リスト ボックスから、検索パラメータを選択します。
• 2 番目のドロップダウン リスト ボックスから、検索パターンを選択します。
• 必要に応じて、適切な検索テキストを指定します。
(注) 検索条件を追加するには、[+]ボタンをクリックします。条件を追加すると、指定したすべての条件に一致するレコードが検索されます。条件を削除するには、[-]ボタンをクリックして最後に追加した条件を削除するか、[フィルタのクリア]ボタンをクリックして、追加したすべての検索条件を削除してください。
ステップ 3 [検索] をクリックします。
一致するすべてのレコードが表示されます。[ページあたりの行数]ドロップダウン リスト ボックスから別の値を選択して、各ページに表示する項目の数を変更できます。
(注) 該当するレコードの横にあるチェックボックスをオンにして[選択項目の削除]をクリックすると、複数のレコードをデータベースから削除できます。[すべてを選択]をクリックして[選択項目の削除]をクリックすると、この選択対象として設定可能なすべてのレコードを削除できます。
ステップ 4 表示されたレコードのリストで、表示するレコードのリンクをクリックします。
(注) リストのヘッダーに上矢印または下矢印がある場合、その矢印をクリックして、ソート順序を逆にします。
選択した項目がウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
インターコム パーティションの設定
インターコム パーティションを設定する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 メニューバーで [コールルーティング] >[インターコム]>[インターコムルートパーティション] の順に選択します。
[インターコムパーティションの検索と一覧表示(Find and List Intercom Partitions)]ウィンドウが表示されます。
「インターコム パーティションの検索」の手順に従って、設定するパーティションを検索し、 ステップ 2 に進みます。
ステップ 2 適切な設定値を入力します( 表47-1 を参照)。
ステップ 3 [保存] をクリックします。
[インターコムパーティションの設定]ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 適切な設定値を入力します( 表47-3 を参照)。
インターコム パーティションを更新している場合は、 [リセット] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
インターコム パーティションの設定値
表47-1 では、パーティションの設定値について説明します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。
表47-1 インターコム パーティションの設定値
|
|
[インターコムパーティション情報(Intercom Partition Information)]
|
[名前] |
[名前]ボックスに名前を入力します。各パーティション名が、そのルート プランに固有の名前であることを確認してください。パーティション名には、英数字、スペース、ハイフン(-)、およびアンダースコア(_)を使用できます。
(注) パーティション名の長さによって、コーリング サーチ スペースに追加できるパーティションの最大数が制限されます。表47-2 に、パーティション名が固定長である場合にコーリング サーチ スペースに追加できるパーティションの最大数の例を示します。
パーティション名の後にカンマ(,)を入力してから、そのパーティション名と同じ行に説明を入力します。説明を入力しない場合は、Cisco Unified Communications Manager が、自動的にこのフィールドにパーティション名を入力します。 各パーティションおよび説明には新しい行を使用してください。 |
ワンポイント・アドバイス パーティションには、内容を表す簡潔な名前を使用してください。通常
、CompanynameLocationCalltype の形式が、内容を簡潔に表し、パーティションをすばやくかつ簡単に識別できる方式です。たとえば、「CiscoDallasMetroPT」は、Dallas の Cisco オフィスからの、LATA(Local Access and Transport Area)間の無料コール用のパーティションを特定できます。
ヒント 必要に応じて、[パーティション名(Partition Name)]テキストボックスに各パーティションの名前と説明を入力することにより、複数のパーティションを同時に入力できます。必ず、各パーティション エントリに対して 1 行を使用し、パーティション名と説明はカンマで区切ってください。
表47-2 に、パーティション名が固定長である場合にコーリング サーチ スペースに追加できるパーティションの最大数の例を示します。この最大数の計算方法の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager システム ガイド 』の「パーティション名の制限」を参照してください。
表47-2 コーリング サーチ スペースのパーティション制限
|
|
2 文字 |
170 |
3 文字 |
128 |
4 文字 |
102 |
5 文字 |
86 |
表47-3 では、インターコム パーティションの設定に必要な情報について説明します。
表47-3 インターコム パーティションの設定値
|
|
[インターコムパーティション情報(Intercom Partition Information)]
|
[名前] |
選択したインターコム パーティションの名前がこのボックスに表示されます。 |
[説明] |
選択したインターコム パーティションの説明を入力してある場合は、ここに表示されます。インターコム パーティションを追加するときに説明を入力しなかった場合は、ここで追加できます。 |
[スケジュール (Time Schedule)] |
このドロップダウン リストには、 [コールルーティング]>[コントロールのクラス]>[スケジュール] で追加できるスケジュールが読み込まれます。スケジュールを設定する方法については、 「タイム スケジュールの設定」 を参照してください。 |
[タイムゾーン(Time Zone)] |
• タイム ゾーンを発信側デバイスと同じにするには、 [発信側デバイス(Originating Device)] の横にあるオプション ボタンをオンにします。 • 特定のタイム ゾーンを設定するには、 [特定のタイムゾーン(Specific Time Zone)] オプション ボタンをオンにして、ドロップダウン リストから正しいタイム ゾーンを選択します。 |
追加情報
「関連項目」を参照してください。
インターコム パーティションの削除
インターコム パーティションを削除する手順は、次のとおりです。
始める前に
インターコム パーティションがコーリング サーチ スペースなどの項目またはルート パターンに割り当てられている場合は、そのインターコム パーティションを削除できません。パーティションを使用しているコーリング サーチ スペースなどの項目を検索するには、[パーティションの設定(Partition Configuration)]ウィンドウの[関連リンク]ドロップダウン リスト ボックスにある [依存関係レコード] を選択し、 [移動] をクリックします。依存関係レコードがシステムで使用可能になっていない場合、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)]ウィンドウにメッセージが表示されます。依存関係レコードの詳細については、「依存関係レコードへのアクセス」を参照してください。使用中のパーティションを削除しようとすると、Cisco Unified Communications Manager からメッセージが表示されます。現在使用されているパーティションを削除する場合は、事前に、次の作業のどちらか一方または両方を実行しておく必要があります。
• 削除するパーティションを使用しているコーリング サーチ スペースやデバイスなどの項目すべてに、別のパーティションを割り当てる。
• 削除するパーティションを使用しているコーリング サーチ スペースやデバイスなどの項目を削除する。
手順
ステップ 1 メニューバーで [コールルーティング] >[インターコム] >[インターコムルートパーティション] の順に選択します。
ステップ 2 削除するインターコム パーティションを見つけます。「インターコム パーティションの検索」を参照してください。
ステップ 3 削除するインターコム パーティションのチェックボックスをオンにして、 [選択項目の削除] をクリックします。
ヒント [すべてを選択]をクリックして[選択項目の削除]をクリックすると、リスト内のすべてのインターコム パーティションを削除できます。
この操作を実行すると取り消せないことを確認するメッセージが表示されます。
ステップ 4 インターコム パーティションを削除するには、 [OK] をクリックします。削除操作を取り消すには、 [キャンセル] をクリックします。
注意 インターコム パーティションを削除するときは、削除するインターコム パーティションが正しいか慎重に確認してください。削除したインターコム パーティションを元に戻すことはできません。誤って削除した場合、削除したパーティションを作成し直す必要があります。
ヒント インターコム パーティションの削除は、削除するパーティションを見つけて表示し、[削除]をクリックすることによっても実行できます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。