デバイス デフォルトの設定
デバイス デフォルトの設定では、Cisco Unified Communications Manager に登録するデバイスの各タイプのデフォルト特性を設定します。デバイス タイプに対するデバイス デフォルトは、Cisco Unified Communications Manager クラスタ内にあるそのタイプの自動登録デバイスすべてに適用されます。各デバイス タイプに適用される設定は、次のデバイス デフォルトで設定します。
• デバイス ロード
• デバイス プール
• 電話ボタン テンプレート
デバイスは、Cisco Unified Communications Manager に自動登録されるときに、そのデバイス タイプに該当するデバイス デフォルト設定値を取得します。デバイスが登録された後で、個々のデバイスのコンフィギュレーションを更新して、そのデバイス設定を変更することもできます。
Cisco Unified Communications Manager をインストールすると、デバイス デフォルトが自動的に設定されます。デバイス デフォルトの新規作成も、既存のデバイス デフォルトの削除もできませんが、デバイス デフォルト設定値を変更することは可能です。
ここでは、次の内容について説明します。
• 「デバイス デフォルトの更新」
• 「デバイス デフォルトの設定値」
デバイス デフォルトの更新
Cisco Unified Communications Manager 設定データベース内のデバイス デフォルトを変更する手順は、次のとおりです。
始める前に
デバイス デフォルトを更新する場合は、事前に、お使いのシステムに該当する次のいずれかの作業を行ってください。
• デバイス用の新しいファームウェア ファイルを TFTP サーバに追加する。
• ディレクトリ内に存在しないファームウェア ロードの割り当てにデバイス デフォルトを使用すると、それらのデバイスは割り当てられたファームウェアのロードに失敗します。
• 新しいデバイス プールを設定する。「デバイス プールの設定」を参照してください。
• デバイスが電話機の場合は、新しい電話テンプレートを設定する。「電話ボタン テンプレートの設定」を参照してください。
手順
ステップ 1 [デバイス] >[デバイスの設定] > [デバイスのデフォルト] の順に選択します。
ステップ 2 変更するデバイスに該当する設定値を更新します( 表85-1 を参照)。
ステップ 3 [保存] をクリックして、変更内容を Cisco Unified Communications Manager 設定データベースに保存します。
ステップ 4 デバイス名の左側にあるリセット アイコンをクリックして、そのタイプのすべてのデバイスをリセットし、クラスタ内のすべての Cisco Unified Communications Manager に新しいデフォルトをロードします。
そのタイプのデバイスすべてをリセットしない場合は、デバイス デフォルトの変更後に追加された新しいデバイスだけが、最新のデフォルトを受け取ります。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
デバイス デフォルトの設定値
表85-1 では、デバイス デフォルトの設定値について説明します。関連する手順の詳細については、「関連項目」を参照してください。
表85-1 デバイス デフォルトの設定値
|
|
[デバイスタイプ(Device Type)] |
このフィールドには、デバイス デフォルトを設定できるデバイスのタイプが表示されます。 |
[プロトコル(Protocol)] |
このフィールドには、[デバイスタイプ(Device Type)]列の対応するデバイスが使用するプロトコルが表示されます。 |
[ロード情報(Load Information)] |
ハードウェア デバイスの特定のタイプで使用されるファームウェア ロードの ID 番号を入力します。アップグレード ロードまたはパッチ ロードをインストールする場合は、新しいロードを使用するデバイスのタイプごとに、ロード情報を更新する必要があります。 |
[デバイスプール(Device Pool)] |
デバイスの各タイプに関連したデバイス プールを選択します。デバイス プールは、そのプール内のすべてのデバイスに対して、共通の特性を指定します。 |
[電話テンプレート(Phone Template)] |
Cisco Unified IP Phone の各タイプが使用する電話ボタン テンプレートを選択します。このテンプレートは、電話機上のキーの機能を指定します。 |