OpenStack 内の vWAAS の展開手順
OpenStack 内で vWAAS を展開するには、次の手順に従います。
ステップ 1 ホスト マシン上のディレクトリに、統合 OVA をコピーします。
ステップ 2 次のコマンドを使用して OVA を解凍します(図 11-1 を参照)。
tar -xvf Cisco-KVM-vWAAS-Unified-6.4.1b-b-11.tar.gz
図 11-1 vWAAS OpenStack OVA 用の Tar コマンド
ステップ 3 イメージを作成します。
OpenStack の [Admin] タブで、[Compute] > [Images] ページ(図 11-2)を開きます。
図 11-2 OpenStack の [Compute] > [Images] ページ
a. [Images] のテーブル内のリストで、ご使用のシステム用のイメージを選択します。
b. イメージを作成するには、[Create Image] をクリックします。
ステップ 4 ブート可能ボリュームを作成します。
OpenStack の [Admin] タブで、[Compute] > [Create Volume] ページ(図 11-3)を開きます。
図 11-3 OpenStack の [Create Volume] ダイアログボックス:ブート可能ボリュームの作成
a. [Volume Name] フィールドに、vWAAS モデルとディスクの名前(例:vWAAS_200_disk0)を入力します。
b. [Volume Source] ドロップダウン リストで、[Image] を選択します。
c. [Use image as a source] ドロップダウン リストで、ご使用のシステム用のビルド番号(例:641bB12 (568.6 MB))を選択します。
d. [Type] ドロップダウン リストで、[iscsi] を選択します。
e. [Size (GiB)] ドロップダウン リストで、このボリュームのサイズを選択します(例:4)。
f. [Availability] ドロップダウン リストで、[nova] を選択します。
g. [Create Volume] をクリックします。
ステップ 5 ブート不能ボリュームを作成します。
OpenStack の [Admin] タブで、[Compute] > [Create Volume] ページ(図 11-4)を開きます。
図 11-4 OpenStack の [Create Volume] ダイアログボックス:ブート不能ボリュームの作成
a. [Volume Name] フィールドに、vWAAS モデルとディスクの名前(例:vWAAS_200_disk1)を入力します。
b. [Volume Source] ドロップダウン リストで、[No source, empty volume] を選択します。
c. [Type] ドロップダウン リストで、[iscsi] を選択します。
d. [Size (GiB)] ドロップダウン リストで、このボリュームのサイズを選択します(例:10)。
e. [Availability] ドロップダウン リストで、[nova] を選択します。
f. [Create Volume] をクリックします。
ステップ 6 OpenStack の [Compute] > [Volumes] ページで、展開されるモデルに関連するすべてのボリュームを作成します(図 11-5)。
図 11-5 OpenStack の [Compute] > [Volumes] ページ:展開されるモデル用のすべてのボリュームの作成
OpenStack の [Compute] > [Volumes] ページで、ブート可能なボリュームを使用してインスタンスを作成します(図 11-6)。
図 11-6 OpenStack の [Compute] > [Volumes] ページ:ブート可能ボリュームの作成
ステップ 7 インスタンスを起動します。
OpenStack の [Admin] タブで、[Compute] > [Instances] > [Launch Instance] ページ(図 11-7)を開きます。
図 11-7 OpenStack の [Launch Instance] > [Details] ページ
a. [Instance Name] フィールドに、vWAAS モデルの名前(例:vWAAS-200)を入力します。
b. [Availability] ドロップダウン リストで、[nova] を選択します。
c. [Count] ドロップダウン リストで、[1] を選択します。
d. [Launch Instance] をクリックします。
ステップ 8 選択した vWAAS モデルに適したフレーバーを指定します。OpenStack ページ (図 11-8)に記載されているように、フレーバーはインスタンスのコンピューティング、メモリ、およびストレージ容量のサイジングを管理します。
OpenStack の [Admin] タブで、[Compute] > [Instances] > [Launch Instance] > [Flavor] ページ(図 11-8)を開きます。
図 11-8 OpenStack の [Launch Instance] > [Flavor] ページ
ステップ 9 vWAAS のネットワークを選択します。
OpenStack の [Admin] タブで、[Compute] > [Instances] > [Launch Instance] > [Networks] ページ(図 11-9)を開きます。
図 11-9 OpenStack の [Launch Instance] > [Networks] ページ
ステップ 10 モデル パラメータを送信する設定ドライブを選択します。
OpenStack の [Admin] タブで、[Compute] > [Instances] > [Launch Instance] > [Configuration] ページ(図 11-10)を開きます。
図 11-10 OpenStack の [Launch Instance] > [Configuration] ページ
a. [Disk Partition] ドロップダウン リストで、[Automatic] を選択します。
b. [Configuration Drive] チェックボックスをオンにします。
c. [Launch Instance] をクリックします。
ステップ 11 OpenStack メタデータで vWAAS を展開するためのモデルと接続情報を提供します。
OpenStack の [Admin] タブで、[Compute] > [Instances] > [Launch Instance] > [Metadata] ページ(図 11-11)を開きます。
図 11-11 OpenStack の [Launch Instance] > [Metadata] ページ
a. リソース メタデータを指定するには、[Available Metadata] 列から [Existing Metadata] 列に項目を選択して移動します。
ステップ 12 展開されるインスタンスにディスクを接続します。
OpenStack の [Admin] タブで、[Compute] > [Volumes] ページ(図 11-12)を開きます。
図 11-12 OpenStack の [Compute] > [Volumes] ページ:展開されるインスタンスへのディスクの接続
a. [Edit Volume] ドロップダウン リストで、[Manage Attachments] を選択します。[Manage Volume Attachments] ダイアログボックスが表示されます(図 11-13)。
図 11-13 OpenStack の [Manage Volume Attachments] ダイアログボックス
b. [Select an instance] ドロップダウン リストで、ディスクに接続するインスタンスを選択します。
c. [Attach Volume] をクリックします。
ステップ 13 ディスクを接続したら、[Compute] > [Volumes] ページに接続されているディスクが表示されます(図 11-14)。
図 11-14 OpenStack の [Compute] > [Volumes] ページ:接続されているディスクのリスト
ステップ 14 システムを再起動します(ハード リブート)。
a. システムを再起動したら、[Compute] > [Instances] ページに移動します。
b. [Create Snapshot] ドロップダウン リストで、[Hard Reboot Instance] を選択します。
c. [Compute] > [Instances] ページに、接続されているディスクが表示されます(図 11-15)。
図 11-15 OpenStack の [Compute] > [Instances] ページ:接続されているディスクのリスト
ステップ 15 [Instances] > [Instance Console] ページで、vWAAS で作業するためにコンソールに接続します(図 11-16)。
図 11-16 OpenStack の [Instances] > [Instance Console] ページ