mls qos(グローバル コンフィギュレーション モード)
グローバルに Quality of Service(QoS)機能を有効にするには、グローバル コンフィギュレーション モードで mls qos コマンドを使用します。QoS 機能をグローバルに無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
mls qos
no mls qos
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド デフォルト
QoS はグローバルにディセーブルです。
コマンド モード
グローバル設定
コマンド履歴
リリース |
変更箇所 |
---|---|
12.2(14)SX |
このコマンドのサポートが Supervisor Engine 720 に追加されました。 |
12.2(17d)SXB |
このコマンドが、Supervisor Engine 2 に実装され、Cisco IOS Release 12.2(17d)SXB に統合されました。 |
12.2(33)SRA |
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。 |
使用上のガイドライン
QoS がグローバルにイネーブルの場合は、QoS がディセーブル化されているインターフェイスを除いて、すべてのインターフェイスで QoS がイネーブルになります。QoS がグローバルにディセーブルの場合は、すべてのトラフィックが QoS パススルー モードで渡されます。
ポートキューイング モードでは、ポリシー フィーチャ カード(PFC)QoS(マーキングおよびポリシング)は無効になっており、PFC によってパケットのタイプ オブ サービス(ToS)とサービス クラス(CoS)は変更されません。受信および送信に関するすべてのキューイングは、着信パケットの QoS タグに基づいて行われます。この QoS タグは、着信 CoS に基づきます。
802.1Q または Inter-Switch Link(ISL)カプセル化ポート リンクでは、キューイングはパケット 802.1Q または ISL CoS に基づいて行われます。
ルータのメイン インターフェイスまたはアクセス ポートでは、キューイングは設定されたポート単位の CoS(デフォルト CoS は 0)に基づいて行われます。
このコマンドは、オフ状態のすべてのインターフェイス上で Ternary Content Addressable Memory(TCAM)QoS を有効または無効にできます。
例
次に、QoS をグローバルにイネーブルにする例を示します。
Router(config)# mls qos
Router(config)#
次に、Cisco 7600 シリーズ ルータで QoS をグローバルに無効にする例を示します。
Router(config)# no mls qos
Router(config)#