クライアントのタイプ:グレースフル リスタート、再ルーティング(Hello ステート タイマー)、または Fast Reroute。
Nbr Hello State
ネイバーの Hello の状態。表示される値は次のとおりです。
Up:ノードはネイバーと通信しています。
Lost:通信が切断されました。
Init:通信を確立しています。
LSPs protecting
保護されている LSP の数。
I/F
Hello インスタンスに関連付けられたインターフェイス名と番号。
関連コマンド
コマンド
説明
show ip rsvp hello
Fast Reroute、再ルーティング(Hello ステート タイマー)、およびグレースフル リスタートについて、Hello の状態と統計情報を表示します。
show ip rsvp hello client neighbor summary
ネイバーのリソース予約プロトコル(RSVP)トラフィック エンジニアリング(TE)クライアント Hello に関する概要情報を表示するには、ユーザ EXEC または特権 EXEC モードで show ip rsvp hello client neighbor summary コマンドを使用します。
show ip rsvp hello client neighbor summary
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ユーザ EXEC 特権 EXEC
コマンド履歴
リリース
変更箇所
12.0(29)S
このコマンドが導入されました。
12.2(33)SRA
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。
12.2(33)SXH
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。
12.4(20)T
このコマンドが Cisco IOS Release 12.4(20)T に統合されました。
使用上のガイドライン
ネイバーの情報(状態、タイプ、Hello インスタンスの状態など)を表示するには、show ip rsvp hello client neighbor summary コマンドを使用します。
例
次は、show ip rsvp hello client neighbor summary コマンドの出力例です。
Router# show ip rsvp hello client neighbor summary
Local Remote Type NBR_STATE HI_STATE LSPs
10.0.0.1 10.0.0.3 RR Normal Up 1
172.16.1.1 192.168.1.1 GR Normal Lost 1
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 4. show ip rsvp hello client neighbor summary フィールドの説明
フィールド
説明
Local
トンネル送信元の IP アドレス。
Remote
トンネルの宛先 IP アドレス
Type
クライアントのタイプ:グレースフル リスタート(GR)、再ルーティング(RR)(Hello ステート タイマー)、または Fast Reroute(FRR)。
Fast Reroute、再ルーティング(Hello ステート タイマー)、およびグレースフル リスタートについて、Hello の状態と統計情報を表示します。
show ip rsvp hello instance summary
Hello インスタンスの概要情報を表示します。
show ip rsvp hello instance summary
Hello インスタンスの概要情報を表示するには、ユーザ EXEC または特権 EXEC モードで show ip rsvp hello instance summary コマンドを使用します。
show ip rsvp hello instance summary
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ユーザ EXEC 特権 EXEC
コマンド履歴
リリース
変更箇所
12.0(22)S
このコマンドが導入されました。
12.0(29)S
コマンド出力が変更され、グレースフル リスタート、再ルーティング(Hello ステート タイマー)、および Fast Reroute の情報が追加されました。
12.2(18)SXD1
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(18)SXD1 に統合されました。
12.2(33)SRA
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA に統合されました。
12.2(31)SB2
このコマンドは、Cisco IOS Release 12.2(31)SB2 に統合されました。
12.4(20)T
このコマンドが Cisco IOS Release 12.4(20)T に統合されました。
例
次は、show ip rsvp hello instance summary コマンドの出力例です。
Router# show ip rsvp hello instance summary
Active Instances:
Client Neighbor I/F State LostCnt LSPs Interval
RR 10.0.0.3 Se2/0 Up 0 1 6000
GR 10.1.1.1 Any Up 13 1 10000
GR 10.1.1.5 Any Lost 0 1 10000
GR 10.2.2.1 Any Init 1 0 5000
Passive Instances:
Neighbor I/F
10.0.0.1 Se2/1
Active = Actively tracking neighbor state on behalf of clients:
RR = ReRoute, FRR = Fast ReRoute, or GR = Graceful Restart
Passive = Responding to hello requests from neighbor
このコマンドが変更されました。if-autotun キーワードが追加されました。show ip rsvp high-availability database lsp コマンド、show ip rsvp high-availability database lsp-head コマンド、および show ip rsvp high-availability database summary コマンドの出力が、MPLS TE 自動トンネルおよび自動メッシュ ステートフル スイッチオーバー(SSO)トンネルのチェックポイント情報を表示するように拡張されました。
Cisco IOS XE Release 3.6S
このコマンドが変更されました。if-autotun キーワードが追加されました。show ip rsvp high-availability database lsp コマンド、show ip rsvp high-availability database lsp-head コマンド、および show ip rsvp high-availability database summary コマンドの出力が、MPLS TE 自動トンネルおよび自動メッシュ ステートフル スイッチオーバー(SSO)トンネルのチェックポイント情報を表示するように拡張されました。
使用上のガイドライン
読み取り/書き込みデータベース内のエントリに関する情報を表示するには、show ip rsvp high-availability database コマンドを使用します。
ルーズ ホップの情報を表示するには、show ip rsvp high-availability database lsp コマンドを使用します。ルーズ ホップ展開は、ルータが受信パス メッセージの明示ルート オブジェクト(ERO)を処理するときに、そのルータ上で実行できます。ルータは、受信 ERO からすべてのローカル IP アドレスを削除した後、ネクスト ホップを検索します。ネクスト
ホップは厳格ではなくルーズであることが ERO によって指定されている場合、ルータは、TE トポロジ データベースおよびルーティングを参照し、パス メッセージを転送するためのネクスト ホップと出力インターフェイスを決定します。計算の結果は、ホップのリストです。このリストは発信
ERO 内に配置され、LSP データを使用して、ルーズ ホップ情報としてチェックポインティングされます。
show ip rsvp high-availability database lsp-head コマンドはヘッドエンド ルータに対してのみ使用でき、それ以外のルータの情報は提供しません。
例
例
次に、アクティブ ルート プロセッサ(RP)に対して show ip rsvp high-availability database hello コマンドを実行した場合の出力例を示します。
Router# show ip rsvp high-availability database hello
HELLO WRITE DB
Header:
State: Checkpointed Action: Add
Seq #: 1 Flags: 0x0
Data:
Last sent Src_instance: 0xDE435865
HELLO READ DB
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 11. show ip rsvp high-availability database hello:アクティブ RP フィールドの説明
フィールド
説明
HELLO WRITE DB
アクティブ RP hello データ(スタンバイ RP がアクティブ RP になり、LSP を回復する必要があるときにスタンバイ RP に送信される、チェックポインティングされた RSVP-TE 情報で構成される)のストレージ エリア。このフィールドは、スタンバイ
RP の場合は空白です。
Header
ヘッダー情報。
State
エントリのステータス。表示される値は次のとおりです。
Ack-Pending:エントリは送信されていますが、確認応答されていません。
Checkpointed:エントリは送信済みで、スタンバイ RP による確認応答済みです。
Send-Pending:エントリは送信待ちの状態です。
Action
実行されるアクション。表示される値は次のとおりです。
Add:スタンバイ RP にアイテムを追加します。
Delete:スタンバイ RP からアイテムを削除します。これは、アクティブ RP が削除操作の確認応答(ACK)を待っている間に行われる一時的なアクションです。
Modify:スタンバイ RP 上のアイテムを変更します。
Remove:スタンバイ RP からアイテムを削除します。
Seq #
メッセージの確認応答(ACK)と送信されたメッセージに対する否定確認応答(NACK)を同期するためにアクティブ RP およびスタンバイ RP が使用する番号。
Flags
データを特定または追跡するために使用される属性。
Data
最後の伝送に関する情報。
Last sent Src_instance
最後に送信された送信元インスタンスの識別子。
HELLO READ DB
スタンバイ RP hello データ用のストレージ エリア。このフィールドは、アクティブ RP の場合は、回復モード中を除いて空白です。
例
次に、スタンバイ RP に対して show ip rsvp high-availability database hello コマンドを実行した場合の出力例を示します。
Router# show ip rsvp high-availability database hello
HELLO WRITE DB
HELLO READ DB
Header:
State: Checkpointed Action: Add
Seq #: 1 Flags: 0x0
Data:
Last sent Src_instance: 0xDE435865
これらのフィールドは、スタンバイ RP の場合は読み取りデータベース内のフィールドであることを除き、表に記載したアクティブ RP のフィールドと同じです。
例
次に、アクティブ RP に対して show ip rsvp high-availability database if-autotun コマンドを実行した場合の出力例を示します。
マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)TE を使用して設定されている TE リンクのメトリック値。
Physical Bandwidth
リンクの帯域幅容量(キロビット/秒(kb/s)単位)。
Res.Global BW
このリンク上で予約可能なグローバル プール帯域幅の量(kb/s 単位)。
Res.Sub BW
このリンク上で予約可能なサブプール帯域幅の量(kb/s 単位)。
Upstream
次の、帯域幅の値を示すセクションのヘッダー。
Global Pool
このリンク上のグローバル プール帯域幅(kb/s 単位)。
Sub Pool
このリンク上のサブプール帯域幅(kb/s 単位)。
Reservable Bandwidth [1]
グローバル TE トポロジおよびサブプールにおける予約可能な帯域幅の量(kb/s 単位)。
Downstream
次の、帯域幅の値を示すセクションのヘッダー。
Affinity Bits
トンネルに必要なリンク属性。
Protection Type
高速再ルーティング(FRR)によって保護されている LSP。
Capability = FRR を使用できる LSP。
Working Priority = FRR を実際に使用している LSP。
Number of TLVs
タイプ、長さ、値(TLV)の数。
スタンバイ RP のフィールドは、アクティブ RP によって使用される TE リンク書き込みデータベース内ではなく TE リンク読み取りデータベース内にあることを除き、表に記載したものと同じです。
例
次に、アクティブ RP に対して show ip rsvp high-availability database link-management system コマンドを実行した場合の出力例を示します。
Router# show ip rsvp high-availability database link-management system
TE SYSTEM WRITE DB
Flooding Protocol: OSPF IGP Area ID: 0
Header:
State: Checkpointed Action: Modify
Seq #: 4 Flags: 0x0
Data:
LM Flood Data::
LSA Valid flags: 0x0 Node LSA flag: 0x0
IGP System ID: 172.16.3.1 MPLS TE Router ID: 10.0.0.3
Flooded links: 1 TLV length: 0 (bytes)
Fragment id: 0
TE SYSTEM READ DB
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 14. show ip rsvp high-availability database link-management system:アクティブ RP フィールドの説明
フィールド
説明
TE SYSTEM WRITE DB
アクティブ TE RP システム データ用のストレージ エリア。このフィールドは、スタンバイ RP の場合は空白です。
Flooding Protocol
対象のエリアの情報をフラッディングしているプロトコル。OSPF = Open Shortest Path First
IGP Area ID
フラッディングされているエリアの IGP 識別子。
Header
ヘッダー情報。
State
エントリのステータス。表示される値は次のとおりです。
Ack-Pending:エントリは送信されていますが、確認応答されていません。
Checkpointed:エントリは送信済みで、スタンバイ RP による確認応答済みです。
Send-Pending:エントリは送信待ちの状態です。
Action
実行されるアクション。表示される値は次のとおりです。
Add:スタンバイ RP にアイテムを追加します。
Delete:スタンバイ RP からアイテムを削除します。このアクションは、アクティブ RP が削除操作の ACK を待っている間に一時的に表示されます。
Modify:スタンバイ RP 上のアイテムを変更します。
Remove:スタンバイ RP からアイテムを削除します。
Seq #
メッセージの ACK と送信されたメッセージに対する NACK を同期するためにアクティブ RP およびスタンバイ RP が使用する番号。
Interior Gateway Protocol。OSPF = Open Shortest Path First
IGP area
IGP エリアの識別子。
Number of hops
接続またはルータの数。
metric
ルーティング コスト。
Hop
ホップの番号と IP アドレス。
LSP_HEAD READ DB
スタンバイ RP LSP ヘッド データ用のストレージ エリア。このフィールドは、アクティブ RP の場合は空白です。
スタンバイ RP のフィールドは、アクティブ RP によって使用される LSP ヘッド書き込みデータベース内ではなく LSP ヘッド読み取りデータベース内にあることを除き、表に記載したものと同じです。
例
次に、アクティブ RP に対して show ip rsvp high-availability database summary コマンドを実行した場合の出力例を示します。
Router# show ip rsvp high-availability database summary
Write DB:
Send-Pending: 0
Ack-Pending : 0
Checkpointed: 10
Total : 10
Read DB:
Total : 0
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 17. show ip rsvp high-availability database summary:アクティブ RP フィールドの説明
フィールド
説明
Write DB
アクティブ RP サマリー データ用のストレージ エリア。このフィールドは、スタンバイ RP の場合は空白です。
Send-Pending
エントリは送信待ちの状態です。
Ack-Pending
エントリは送信済みですが、確認応答待ちの状態です。
Checkpointed
エントリは、送信済みかつ確認応答済みです。
Total
書き込みデータベース内のエントリの総数。
Total
読み取りデータベース内のエントリの総数。
例
次に、スタンバイ RP に対して show ip rsvp high-availability database summary コマンドを実行した場合の出力例を示します。
Router# show ip rsvp high-availability database summary
Write DB:
Send-Pending: 0
Ack-Pending : 0
Checkpointed: 0
Total : 0
Read DB:
Total : 10
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 18. show ip rsvp high-availability database summary:スタンバイ RP フィールドの説明
フィールド
説明
Write DB
アクティブ RP サマリー データ用のストレージ エリア。
Send-Pending
エントリは送信待ちの状態です。
Ack-Pending
エントリは送信済みですが、確認応答待ちの状態です。
Checkpointed
エントリは、送信済みかつ確認応答済みです。
Total
書き込みデータベース内のエントリの総数。
Total
読み取りデータベース内のエントリの総数。
関連コマンド
コマンド
説明
show ip rsvp high-availability counters
RP によって維持されているすべての RSVP HA カウンタを表示します。
show ip rsvp high-availability summary
RSVP HA RP の概要情報を表示します。
show ip rsvp high-availability summary
リソース予約プロトコル(RSVP)トラフィック エンジニアリング(TE)高可用性(HA)ルート プロセッサ(RP)の概要情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rsvp high-availability summary コマンドを使用します。
show ip rsvp high-availability summary
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ユーザ EXEC (>)
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
リリース
変更箇所
12.2(33)SRA
このコマンドが導入されました。
12.2(33)SXH
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。
15.2(2)S
このコマンドが変更されました。出力が、MPLS TE 自動トンネルおよび自動メッシュ ステートフル スイッチオーバー(SSO)トンネルのチェックポイント情報を表示するように拡張されました。
Cisco IOS XE Release 3.6S
このコマンドが変更されました。出力が、MPLS TE 自動トンネルおよび自動メッシュ ステートフル スイッチオーバー(SSO)トンネルのチェックポイント情報を表示するように拡張されました。
使用上のガイドライン
RP 上に現在設定されている HA パラメータに関する情報を表示するには、show ip rsvp high-availability summary コマンドを使用します。
コマンドの出力は、RP がアクティブであるかスタンバイであるかによって異なります
例
次に、アクティブ RP に対して show ip rsvp high-availability summary コマンドを実行した場合の出力例を示します。
Router# show ip rsvp high-availability summary
State:
Graceful-Restart: Enabled, mode: full
HA state: Active
Checkpointing: Allowed
Messages:
Send timer: not running (Interval: 1000 msec)
Items sent per Interval: 200
CF buffer size used: 2000
(注)
スタンバイ RP の場合は、出力の最初の 3 行のみが表示されます。アクティブ RP の場合は、すべての行が表示されます。
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 19. show ip rsvp high-availability summary:フィールドの説明
Checkpointing: Not Allowed
Peer RP Present : No
RF Comm. Up : No
Flow Control On : No
CF Comm. Up : No
RF Ready to Recv: No
(注)
チェックポインティングが許可されている場合、出力例に表示されている属性は表示されません。詳細については、アクティブ RP に対して show ip rsvp high-availability summary コマンドを実行した場合の出力を参照してください。
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 20. show ip rsvp high-availability summary:Checkpointing フィールドの説明
フィールド
説明
Peer RP Present : No
アクティブ RP はいずれのピア RP とも通信できません。
(注)
これは、スタンバイ RP が削除されている場合、またはスタンバイ RP が再起動中などで一時的に使用できなくなっている場合に発生します。
RF Comm.Up : No
アクティブ RP 上の冗長性機能(RF)は、スタンバイ RP 上の RF と通信できません。
Flow Control On : No
フロー制御がオフのため、アクティブ RP は、スタンバイ RP にインターネット プロトコル通信(IPC)メッセージを(チェックポインティングを使用して)送信することができません。
CF Comm.Up : No
アクティブ RP 上の TE CF クライアントは、スタンバイ RP 上の TE CF クライアントと通信することができません。
RF Ready to Recv : No
スタンバイ RP 上の RF は、チェックポイント メッセージを受信する準備ができていません。
次に、ステートフル スイッチオーバー(SSO)が発生した後に show ip rsvp high-availability summary コマンドを実行した場合の出力例を示します。
Router# show ip rsvp high-availability summary
State:
Graceful-Restart: Enabled
HA state: active
Checkpointing: Allowed
Recovery Time (msec)
Advertised: 120000 msec
Last recorded: 75012 msec
Messages:
Send timer: not running (Interval:1000)
Items sent per Interval: 200
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 21. show ip rsvp high-availability summary:SSO 発生後のフィールドの説明
フィールド
説明
Advertised
アドバタイズされた回復時間(ミリ秒単位)。
Last recorded
最後に記録された回復時間(ミリ秒単位)。
関連コマンド
コマンド
説明
clear ip rsvp high-availability counters
RP によって保持されている RSVP-TE HA カウンタをクリア(0 に設定)します。
show ip rsvp high-availability counters
RP によって維持されているすべての RSVP-TE HA カウンタを表示します。
show ip rsvp high-availability database
TE SSO で使用される RSVP-TE HA 読み取り/書き込みデータベースの内容を表示します。
show ip rsvp host
リソース予約プロトコル(RSVP)ホストの具体的な情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rsvp host コマンドを使用します。
show ip rsvp host { receivers | senders } [ hostname | group-address ]
Host CLI:表示されている静的な送信者が ip rsvp sender-host コマンドによって作成されていることを意味する、「Host」およびコマンド ライン インターフェイスを表す「CLI」という文字列の組み合わせ。
次の show ip rsvp host senders コマンドの出力例では、ローカル送信者に対して RSVP 識別情報が設定されています。
Router# show ip rsvp host senders
To From Pro DPort Sport Prev Hop I/F BPS
192.168.104.3 192.168.104.1 UDP 1 1 10K
Mode(s): Host CLI
Identity: voice100
Locator: GUID=www.cisco.com,APP=voice,VER=100.0
ID Type: Application
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 23. show ip rsvp host senders フィールドの説明(RSVP 識別情報が設定されている場合)
Virtual Routing and Forwarding(VRF)インスタンスとともに設定されているリソース予約プロトコル(RSVP)ホストの具体的な情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rsvp host vrf コマンドを使用します。
show ip rsvp host vrf { * | vrf-name } { receivers | senders } [ group-name | group-address ]
構文の説明
*
すべての VRF を表示します。
vrf-name
指定した VRF の名前です。
receivers
現在データベースに格納されている RSVP 関連の受信側情報を表示します。
senders
現在データベースに格納されている RSVP 関連の送信側情報を表示します。
group-name
(オプション)送信元または宛先のホスト名。
group-address
(オプション)送信元または宛先の IP アドレス。
コマンド モード
ユーザ EXEC(<) 特権 EXEC(#)
コマンド履歴
リリース
変更箇所
15.0(1)M
このコマンドが導入されました。
使用上のガイドライン
VRF および静的な RSVP 送信者および受信者を表示するには、show ip rsvp host vrf コマンドを使用します。
例
次の show ip rsvp host vrf * senders コマンドの出力例では、ローカル送信者について VRF が表示されています。
Router# show ip rsvp host vrf * senders
VRF: vrf2
To From Pro DPort Sport Prev Hop I/F BPS
192.168.104.4 198.168.104.12 UDP 10 10 none none 10K
Mode(s): Host CLI
VRF: vrf1
To From Pro DPort Sport Prev Hop I/F BPS
192.168.105.4 198.168.105.12 UDP 10 10 none none 10K
Mode(s): Host CLI
次の show ip rsvp installed detail コマンドの出力例では、圧縮方式、圧縮コンテキスト ID、および 1 パケットあたりの削減されるバイト数など、実行中のシリアル インターフェイス 3/0 上の圧縮パラメータが表示されています。
Router# show ip rsvp installed detail
RSVP:Ethernet2/1 has no installed reservations
RSVP:Serial3/0 has the following installed reservations
RSVP Reservation. Destination is 10.1.1.2. Source is 10.1.1.1,
Protocol is UDP, Destination port is 18054, Source port is 19156
Compression:(method rtp, context ID = 1, 37.98 bytes-saved/pkt avg)
Admitted flowspec:
Reserved bandwidth:65600 bits/sec, Maximum burst:328 bytes, Peak rate:80K bits/sec
Min Policed Unit:164 bytes, Max Pkt Size:164 bytes
Admitted flowspec (as required if compression were not applied):
Reserved bandwidth:80K bits/sec, Maximum burst:400 bytes, Peak rate:80K bits/sec
Min Policed Unit:200 bytes, Max Pkt Size:200 bytes
Resource provider for this flow:
WFQ on FR PVC dlci 101 on Se3/0: PRIORITY queue 24. Weight:0, BW 66 kbps
Conversation supports 1 reservations [0x1000405]
Data given reserved service:3963 packets (642085 bytes)
Data given best-effort service:0 packets (0 bytes)
Reserved traffic classified for 80 seconds
Long-term average bitrate (bits/sec):64901 reserved, 0 best-effort
Policy:INSTALL. Policy source(s):Default
次の show ip rsvp installed detail コマンドの出力例では、圧縮コンテキスト ID が使用できないため、シリアル 3/0 インターフェイス上では圧縮が予測されていないことが表示されています。
Router# show ip rsvp installed detail
RSVP:Ethernet2/1 has no installed reservations
RSVP:Serial3/0 has the following installed reservations
RSVP Reservation. Destination is 10.1.1.2. Source is 10.1.1.1,
Protocol is UDP, Destination port is 18116, Source port is 16594
Compression:(rtp compression not predicted:no contexts available)
Admitted flowspec:
Reserved bandwidth:80K bits/sec, Maximum burst:400 bytes, Peak rate:80K bits/sec
Min Policed Unit:200 bytes, Max Pkt Size:200 bytes
Resource provider for this flow:
WFQ on FR PVC dlci 101 on Se3/0: PRIORITY queue 24. Weight:0, BW 80 kbps
Conversation supports 1 reservations [0x2000420]
Data given reserved service:11306 packets (2261200 bytes)
Data given best-effort service:0 packets (0 bytes)
Reserved traffic classified for 226 seconds
Long-term average bitrate (bits/sec):79951 reserved, 0 best-effort
Policy:INSTALL. Policy source(s):Default
(注)
圧縮コンテキスト ID が使用できない場合は、ip rtp compression-connections number コマンドを使用して、圧縮コンテキスト ID のプールを拡大します。
例
次に、RSVP 集約が設定されているときに show ip rsvp installed コマンドを実行した場合の出力例を示します。
Router# show ip rsvp installed
RSVP: Ethernet0/0 has no installed reservations
RSVP: Serial1/0
BPS To From Protoc DPort Sport
300K 192.168.50.1 192.168.40.1 0 46 0
RSVP: RSVP 3175 AggResv 192.168.40.1->192.168.50.1_ef(46)
BPS To From Protoc DPort Sport
80K 192.168.5.1 192.168.2.1 TCP 222 222
80K 192.168.6.1 192.168.2.1 TCP 223 223
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 27. show ip rsvp installed フィールドの説明(RSVP 集約が設定されている場合)
フィールド
説明
RSVP
指定されたインターフェイスの予約情報。
BPS
予約されているレート(1 秒あたりのビット数(bps)単位)。
To
送信元デバイスの IP アドレス。
From
宛先デバイスの IP アドレスを指定します。
Protoc
プロトコル コード。
コードは、エンドツーエンド(E2E)予約の IP プロトコル(TCP や User Datagram Protocol(UDP)など)を示します。
次に、RSVP 集約が設定されており、アグリゲータから見た集約予約全体にマッピングされた E2E 予約が存在するときに show ip rsvp installed detail コマンドを実行した場合の出力例を示します。
Router# show ip rsvp installed detail
RSVP: Ethernet0/0 has no installed reservations
RSVP: Serial1/0 has the following installed reservations
RSVP Reservation. Destination is 192.168.50.1. Source is 192.168.40.1,
Protocol is 0 , Destination port is 46, Source port is 0
Traffic Control ID handle: 35000403
Created: 20:27:14 EST Thu Nov 29 2007
Admitted flowspec:
Reserved bandwidth: 300K bits/sec, Maximum burst: 300K bytes, Peak rate: 300K bits/sec
Min Policed Unit: 20 bytes, Max Pkt Size: 0 bytes
Resource provider for this flow: None
Conversation supports 1 reservations [0x3000408]
Data given reserved service: 0 packets (0 bytes)
Data given best-effort service: 0 packets (0 bytes)
Reserved traffic classified for 24558 seconds
Long-term average bitrate (bits/sec): 0 reserved, 0 best-effort
Policy: INSTALL. Policy source(s): Default
RSVP: RSVP 3175 AggResv 192.168.40.1->192.168.50.1_ef(46) has the following installed reservations
RSVP Reservation. Destination is 192.168.5.1. Source is 192.168.2.1,
Protocol is TCP, Destination port is 222, Source port is 222
Traffic Control ID handle: 0500040B
Created: 20:27:14 EST Thu Nov 29 2007
Admitted flowspec:
Reserved bandwidth: 80K bits/sec, Maximum burst: 5K bytes, Peak rate: 80K bits/sec
Min Policed Unit: 0 bytes, Max Pkt Size: 0 bytes
Resource provider for this flow:
QBM
Conversation supports 1 reservations [0x600040A]
Data given reserved service: 0 packets (0 bytes)
Data given best-effort service: 0 packets (0 bytes)
Reserved traffic classified for 24558 seconds
Long-term average bitrate (bits/sec): 0 reserved, 0 best-effort
Policy: INSTALL. Policy source(s):
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 28. show ip rsvp installed detail フィールドの説明(RSVP 集約が設定されている場合)
Router# show ip rsvp installed vrf myvrf detail
RSVP: FastEthernet2/0 has the following installed reservations
RSVP Reservation. Destination is 10.10.10.10. Source is 10.10.10.12,
Protocol is UDP, Destination port is 10, Source port is 10
Traffic Control ID handle: C8000407
Created: 22:51:26 UTC Sun Feb 17 2008
Admitted flowspec:
Reserved bandwidth: 10K bits/sec, Maximum burst: 10K bytes, Peak rate: 10K bits/sec
Min Policed Unit: 0 bytes, Max Pkt Size: 0 bytes
Resource provider for this flow: None
Conversation supports 1 reservations [0xBF000406]
Data given reserved service: 0 packets (0 bytes)
Data given best-effort service: 0 packets (0 bytes)
Reserved traffic classified for 12783 seconds
Long-term average bitrate (bits/sec): 0 reserved, 0 best-effort
Policy: INSTALL. Policy source(s): Default
VRF : myvrf
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 29. show ip rsvp installed detail フィールドの説明(VRF が設定されている場合)
このコマンドが変更されました。show ip rsvp interface コマンドの出力が、すべてのインターフェイスで設定されている RSVP の状態を表示するように拡張されました。
使用上のガイドライン
現在割り当て済みとなっている帯域幅や使用可能な最大帯域幅など、RSVP が有効化されているインターフェイスに関する情報を表示するには、show ip rsvp interface コマンドを使用します。帯域幅およびシグナリングのパラメータや遮断の状態を表示するには、オプションの detail キーワードを使用します。
インターフェイスに関連付けられている RSVP パラメータの情報を表示するには、show ip rsvp interface detail コマンドを使用します。これらのパラメータには、次のものがあります。
合計 RSVP 帯域幅。
既存のフローに割り当てられている RSVP 帯域幅。
単一のフローに割り当て可能な最大の RSVP 帯域幅。
サポートされているアドミッション コントロールのタイプ(ヘッダー圧縮方式)。
RSVP 圧縮予測によってサポートされている圧縮方式。
RSVP 集約。
RSVP 送信元アドレス。
VRF。
例
このセクションでは、show ip rsvp interface コマンドの出力例を示します。使用されているインターフェイスまたはプラットフォーム、および、イネーブルにされているオプションによって、表示される出力は次に示すものと若干異なります。
例
次の show ip rsvp interface コマンドの出力例では、RSVP が有効になっている各インターフェイスの情報が表示されています。
Router# show ip rsvp interface
interface rsvp allocated i/f max flow max sub max VRF
Et0/0 ena 300K 1M 1M 0
Et0/1 ena 100K 1M 1M 0
Et1/0 ena 200K 1M 1M 0
Et1/1 ena 0 1M 1M 0
Et1/2 ena 0 1M 1M 0
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
表 30. show ip rsvp interface フィールドの説明
フィールド
説明
interface
インターフェイス名。
rsvp
RSVP の状態。有効であるか無効であるかを示します。
allocated
現在割り当て済みの帯域幅。
i/f max
割り当て可能な最大帯域幅。
flow max
このインターフェイスで割り当て可能な最大の単一フロー。
sub max
このインターフェイスで許可される最大のサブプール値。
例
次の show ip rsvp interface detail コマンドの出力例では、RSVP が有効になっている各インターフェイスの詳細な RSVP 情報が表示されています。
Router# show ip rsvp interface detail
PO0/0:
Bandwidth:
Curr allocated:0 bits/sec
Max. allowed (total):200M bits/sec
Max. allowed (per flow):200M bits/sec
Max. allowed for LSP tunnels using sub-pools:0 bits/sec
Set aside by policy (total):0 bits/sec
Signalling:
DSCP value used in RSVP msgs:0x3F
Number of refresh intervals to enforce blockade state:4
Number of missed refresh messages:4
Refresh interval:30
PO1/0:
Bandwidth:
Curr allocated:0 bits/sec
Max. allowed (total):50M bits/sec
Max. allowed (per flow):50M bits/sec
Max. allowed for LSP tunnels using sub-pools:0 bits/sec
Set aside by policy (total):0 bits/sec
Signalling:
DSCP value used in RSVP msgs:0x3F
Number of refresh intervals to enforce blockade state:4
Number of missed refresh messages:4
Refresh interval:30
PO1/1:
Bandwidth:
Curr allocated:0 bits/sec
Max. allowed (total):50M bits/sec
Max. allowed (per flow):50M bits/sec
Max. allowed for LSP tunnels using sub-pools:0 bits/sec
Set aside by policy (total):0 bits/sec
Signalling:
DSCP value used in RSVP msgs:0x3F
Number of refresh intervals to enforce blockade state:4
Number of missed refresh messages:4
Refresh interval:30
PO1/2:
Bandwidth:
Curr allocated:0 bits/sec
Max. allowed (total):50M bits/sec
Max. allowed (per flow):50M bits/secMax. allowed for LSP tunnels using sub-pools:0 bits/sec
Set aside by policy (total):0 bits/sec
Signalling:
DSCP value used in RSVP msgs:0x3F
Number of refresh intervals to enforce blockade state:4
Number of missed refresh messages:4
Refresh interval:30
PO1/3:
Bandwidth:
Curr allocated:0 bits/sec
Max. allowed (total):50M bits/sec
Max. allowed (per flow):50M bits/sec
Max. allowed for LSP tunnels using sub-pools:0 bits/sec
Set aside by policy (total):0 bits/sec
Signalling:
DSCP value used in RSVP msgs:0x3F
Number of refresh intervals to enforce blockade state:4
Number of missed refresh messages:4
Refresh interval:30
Lo0:
Bandwidth:
Curr allocated:0 bits/sec
Max. allowed (total):200M bits/sec
Max. allowed (per flow):200M bits/sec
Max. allowed for LSP tunnels using sub-pools:0 bits/sec
Set aside by policy (total):0 bits/sec
Signalling:
DSCP value used in RSVP msgs:0x3F
Number of refresh intervals to enforce blockade state:4
Number of missed refresh messages:4
Refresh interval:30
次の show ip rsvp interface detail ethernet1/0 コマンドの出力例では、当該のインターフェイスに設定されている送信元アドレスが表示されています。
Router# show ip rsvp interface detail ethernet1/0
Et1/0:
RSVP: Enabled
Interface State: Up
Bandwidth:
Curr allocated: 0 bits/sec
Max. allowed (total): 7500K bits/sec
Max. allowed (per flow): 7500K bits/sec
Max. allowed for LSP tunnels using sub-pools (pool 1): 0 bits/sec
Set aside by policy (total): 0 bits/sec
Traffic Control:
RSVP Data Packet Classification is ON via CEF callbacks
Signalling:
DSCP value used in RSVP msgs: 0x3F
Number of refresh intervals to enforce blockade state: 4
Ip address used in RSVP objects: 10.1.3.13 <----------source address for Ethernet 0/1
Authentication: disabled
Key chain: <none>
Type: md5
Window size: 1
Challenge: disabled
Hello Extension:
State: Disabled
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 36. show ip rsvp interface detail フィールドの説明:RSVP 送信元アドレスの例
Router# show ip rsvp neighbor detail
Neighbor:10.0.0.1
Encapsulation:RSVP
Rate-Limiting:
Dropped messages:0
Refresh Reduction:
Remote epoch:0x1BFEA5
Out of order messages:0
Retransmitted messages:0
Highest rcvd message id:1059
Last rcvd message:00:00:04
Neighbor:10.0.0.2
Encapsulation:RSVP
Rate-Limiting:
Dropped messages:0
Refresh Reduction:
Remote epoch:0xB26B1
Out of order messages:0
Retransmitted messages:0
Highest rcvd message id:945
Last rcvd message:00:00:05
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
表 41. show ip rsvp neighbor detail フィールドの説明
フィールド
説明
Neighbor
近接ルータの IP アドレス。
Encapsulation
使用されているカプセル化のタイプ。
(注)
RSVP メッセージが IP アドレスに送信されているものの、その IP アドレスから RSVP メッセージが受信されてない場合、「Unknown」と表示されます。これは、エラー状態ではありません。単に、どの RSVP カプセル化(IP または
User Datagram Protocol(UDP))が優先されるか、RSVP メッセージの送信にはどの RSVP カプセル化を使用すべきかをルータがまだ認識していないことを意味します。
Highest rcvd message id:ネイバーによって送信されたメッセージ ID のうち、最大の番号。
Last rcvd message:ネイバーによる最後のメッセージの受信以降の経過時間(時間、分、および秒単位)。
例
次のコマンドは、myvrf という名前の VRF を表示します。
Router# show ip rsvp neighbor vrf myvrf
VRF: myvrf
Neighbor Encapsulation Time since msg rcvd/sent
10.10.15.3 Raw IP 00:00:14 00:00:06
10.10.16.2 Raw IP 00:00:29 00:00:15
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
表 42. show ip rsvp neighbor vrf フィールドの説明
フィールド
説明
VRF
VRF の名前。
Neighbor
隣接ルータの IP アドレス。
Encapsulation
使用されているカプセル化のタイプ。
Time since msg rcvd/sent
ネイバーによるメッセージ送受信以降の経過時間(hh:mm:ss 形式)。
関連コマンド
コマンド
説明
show ip rsvp interface
RSVP 関連のインターフェイス情報を表示します。
show ip rsvp p2mp counters
マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)トラフィック エンジニアリング(TE)ポイントツーマルチポイント(P2MP)サブラベル スイッチド パス(Sub-LSP)の設定および操作に関連するエラーを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権
EXEC モードで show ip rsvp p2mp counters コマンドを使用します。
show ip rsvp p2mp counters
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)
コマンド履歴
リリース
変更箇所
12.2(33)SRE
このコマンドが導入されました。
例
次の例では、MPLS TE P2MP Sub-LSP のエラー カウンタが表示されています。
Router# show ip rsvp p2mp counters
RSVP P2MP Error counters
Missing S2L_SUB_LSP object: 1
Multiple S2L_SUB_LSP objects: 1
Session's required bits are not zero: 1
Signalling attributes inconsistent: 1
IP header's destination is different from S2L_SUB_LSP destination: 1
Failed to enqueue S2L_SUB_LSP object into tmb: 1
Illegal Resv style: 1
IP header's destination is different from S2L_SUB_LSP destination
パスに S2L_SUB_LSP オブジェクトのアドレスとは異なる IP ヘッダー宛先アドレスがある場合、その IP ヘッダー内の宛先アドレスは無視され、S2L_SUB_LSP オブジェクト内の宛先アドレスが使用されます。パス内の宛先アドレスがパス独自のアドレスの
1 つである場合、リソース予約プロトコル(RSVP)はそのパスを終了します。このイベントは、このフィールドにカウントされます。
次の show ip rsvp policy local コマンドの出力例では、設定されている、DSCP EF に基づくグローバル ローカル ポリシーが表示されています。displays a
Router# show ip rsvp policy local dscp-ip ef
A=Accept F=Forward
Global:
Path:AF Resv:AF PathErr:AF ResvErr:AF DSCP(s): ef
Generic policy settings:
Default policy: Accept all
Preemption: Enabled
各フィールドの説明については、後述の表を参照してください。
例
次の show ip rsvp policy local detail コマンドの出力例では、ローカル ポリシーの場所(ポリシーはグローバルに設定されているか、または特定のインターフェイスに対して設定されているかなど)と、プリエンプションの範囲および最大帯域幅の設定が表示されています。shows プリエンプションの優先度と、送信者および受信者の制限も表示されます。これらは、デフォルトに設定されている場合であっても表示されます。
Router# show ip rsvp policy local detail
Global:
Policy for ID: voice
Preemption Scope: Unrestricted.
Local Override: Disabled.
Fast ReRoute: Accept.
Handle: 02000409.
Accept Forward
Path: Yes Yes
Resv: Yes Yes
PathError: Yes Yes
ResvError: Yes Yes
Setup Priority Hold Priority
TE: N/A N/A
Non-TE: N/A N/A
Current Limit
Senders: 0 40
Receivers: 0 N/A
Conversations: 0 N/A
Group bandwidth (bps): 0 200K
Per-flow b/w (bps): N/A 10M
Policy for ID: video
Preemption Scope: Unrestricted.
Local Override: Disabled.
Fast ReRoute: Accept.
Handle: 0200040A.
Accept Forward
Path: Yes Yes
Resv: Yes Yes
PathError: Yes Yes
ResvError: Yes Yes
Setup Priority Hold Priority
TE: 2 2
Non-TE: 5 4
Current Limit
Senders: 2 10
Receivers: 2 10
Conversations: 2 10
Group bandwidth (bps): 100K 200K
Per-flow b/w (bps): N/A 10M
Ethernet2/1:
Policy for ID: voice
Preemption Scope: Unrestricted.
Local Override: Disabled.
Fast ReRoute: Accept.
Handle: 0200040B.
Accept Forward
Path: Yes Yes
Resv: Yes Yes
PathError: Yes Yes
ResvError: Yes Yes
Setup Priority Hold Priority
TE: 2 2
Non-TE: 5 4
Current Limit
Senders: 2 10
Receivers: 2 10
Conversations: 2 10
Group bandwidth (bps): 100K 200K
Per-flow b/w (bps): N/A 10M
Generic policy settings:
Default policy: Accept all
Preemption: Disabled
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 47. show ip rsvp policy local detail フィールドの説明
フィールド
説明
Global
ローカル ポリシーの場所。Global:ルータ全体に対して設定されているローカル ポリシー。
Policy for ID
「voice」という名前のアプリケーション ID エイリアスに対して定義されているグローバル ローカル ポリシー。
リソース予約プロトコル(RSVP)インターフェイスについて IP プレシデンスの情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rsvp precedence コマンドを使用します。
show ip rsvp precedence [ type number ]
構文の説明
type
(任意)インターフェイスのタイプです。
number
(オプション)インターフェイスの番号。
コマンド モード
ユーザ EXEC モード(>) 特権 EXEC モード(#)
コマンド履歴
リリース
変更箇所
15.0(1)M
このコマンドが導入されました。
使用上のガイドライン
RSVP を使用するように設定されている特定のインターフェイスについて IP プレシデンスの情報を取得するには、show ip rsvp precedence コマンドでインターフェイス名を指定します。ルータ上の RSVP が有効になっているすべてのインターフェイスについて
IP プレシデンスの情報を取得するには、show ip rsvp precedence コマンドをインターフェイス名を指定せずに使用します。
例
次の例では、RSVP が有効になっているインターフェイスの IP プレシデンスの情報が表示されています。
Router# show ip rsvp precedence ethernet 0/1
Interface name Precedence Precedence TOS TOS
conform exceed conform exceed
Ethernet0/0 - - - -
Ethernet0/1 - - - -
Ethernet1/1 - - 4 -
Ethernet1/2 3 - - -
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
表 49. show ip rsvp precedence フィールドの説明
フィールド
説明
Interface name
インターフェイスの詳細を表示します。
Precedence conform
インターフェイスでの IP プレシデンスの準拠に関する情報を表示します。
(注)
「Precedence conform」の値は、RSVP Flowspec に準拠するトラフィックに対し、0 から 7 までの範囲の IP プレシデンス値を指定します。
Precedence exceed
インターフェイスでの IP プレシデンスの超過に関する情報を表示します。
(注)
「Precedence exceed」の値は、RSVP Flowspec を超過するトラフィックに対し、0 から 7 までの範囲の IP プレシデンス値を指定します。
TOS conform
インターフェイスでの IP タイプ オブ サービス(ToS)の準拠に関する情報を表示します。
(注)
「TOS conform」の値は、RSVP Flowspec に準拠するトラフィックに対し、0 から 31 までの範囲の ToS 値を指定します。
TOS exceed
インターフェイスでの IP タイプ オブ サービス(ToS)の超過に関する情報を表示します。
(注)
「TOS exceed」の値は、RSVP Flowspec を超過するトラフィックに対し、0 から 31 までの範囲の ToS 値を指定します。
関連コマンド
コマンド
説明
show ip rsvp
RSVP 関連情報を表示します。
show ip rsvp interface
RSVP 関連のインターフェイス情報を表示します。
show ip rsvp tos
RSVP が有効なインターフェイスの IP TOS 情報を表示します。
show ip rsvp request
現在データベース内にあるリソース予約プロトコル(RSVP)関連の要求に関する情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rsvp request コマンドを使用します。
show ip rsvp request vrf vrf-name コマンドを使用すると、出力を特定の VRF のみに制限することもできます。
例
例
次に、RSVP 集約が設定されているときに show ip rsvp request コマンドを実行した場合の出力例を示します。
Router# show ip rsvp request
To From Pro DPort Sport Next Hop I/F Fi Serv BPS
192.168.5.1 192.168.2.1 TCP 222 222 192.168.40.1 Se1/0 FF RATE 80K
192.168.50.1 192.168.40.1 0 46 0 10.10.10.4 Se1/0 FF LOAD 300K
次に、RSVP 集約が設定されているときに show ip rsvp request detail コマンドを実行した場合の出力例を示します。
Router# show ip rsvp request detail
RSVP Reservation. Destination is 192.168.5.1, Source is 192.168.2.1,
Protocol is TCP, Destination port is 222, Source port is 222
Prev Hop: 192.168.40.1 on Serial1/0
Reservation Style is Fixed-Filter, QoS Service is Guaranteed-Rate
Average Bitrate is 80K bits/sec, Maximum Burst is 5K bytes
Request ID handle: 0100040E.
Policy: Forwarding. Policy source(s): Default
Priorities - preempt: 0, defend: 0
PSB Handle List [1 elements]: [0x19000407]
RSB Handle List [1 elements]: [0x17000409]
3175 Aggregation: RSVP 3175 AggResv 192.168.40.1->192.168.50.1_ef(46)
RSVP Reservation. Destination is 192.168.50.1, Source is 192.168.40.1,
Protocol is 0 , Destination port is 46, Source port is 0
Prev Hop: 10.10.10.4 on Serial1/0
Reservation Style is Fixed-Filter, QoS Service is Controlled-Load
Average Bitrate is 300K bits/sec, Maximum Burst is 300K bytes
Request ID handle: 0100040B.
Policy: Forwarding. Policy source(s): Default
Priorities - preempt: 0, defend: 0
PSB Handle List [1 elements]: [0x9000408]
RSB Handle List [1 elements]: [0x100040A]
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 51. show ip rsvp request detail:RSVP 集約フィールドの説明
フィールド
説明
RSVP Reservation
Destination:E2E RESV メッセージの受信者の IP アドレス。
Source:E2E RESV メッセージの送信者の IP アドレス。
Protocol
Protocol:使用されている IP プロトコル。TCP:Transmission Control Protocol。
集約予約の場合、0 です。
Destination port
受信者のポート番号。
集約予約の DSCP。
Source port
送信者のポート番号。
集約予約の場合、0 です。
Previous Hop
指定されたインターフェイス上の前のホップの IP アドレス。
(注)
デアグリゲータから見た集約にマッピングされている E2E 予約の場合、アグリゲータの IP アドレスです。
次に、障害の前後にマージ ポイントに対して show ip rsvp request detail コマンドを入力した場合の出力例を示します。
次の図は、RSVP 設定例のネットワーク トポロジを示します。
例
Router# show ip rsvp request detail
RSVP Reservation. Tun Dest: 10.2.2.1 Tun Sender: 10.2.2.0,
Tun ID: 1 LSP ID: 126
Next Hop is 10.1.1.5 on POS0/1
Label is 0
Reservation Style is Shared-Explicit, QoS Service is Controlled-Load
Average Bitrate is 0G bits/sec, Maximum Burst is 1K bytes
RRO:
Empty
例
Router# show ip rsvp request detail
RSVP Reservation. Tun Dest: 10.2.2.1 Tun Sender: 10.2.2.0,
Tun ID: 1 LSP ID: 126
Next Hop is 10.1.1.5 on POS0/1
Label is 0
Reservation Style is Shared-Explicit, QoS Service is Controlled-Load
Average Bitrate is 0G bits/sec, Maximum Burst is 1K bytes
RRO:
Empty
FRR is in progress (we are Merge Point)
RSVP Reservation. Tun Dest: 10.2.2.1 Tun Sender: 10.2.2.0,
Tun ID: 1 LSP ID: 126
Next Hop is 10.0.0.0 on POS0/1
Label is 0
Reservation Style is Shared-Explicit, QoS Service is Controlled-Load
Average Bitrate is 0G bits/sec, Maximum Burst is 1K bytes
RRO:
Empty
FRR is in progress (we are Merge Point)
次に、MPLS TE P2MP 情報を表示する show ip rsvp request detail コマンドの出力例を示します。
Router# show ip rsvp request detail
Request:
P2MP ID: 22 Tun ID: 22 Ext Tun ID: 10.1.1.201
Tun Sender: 10.1.1.201 LSP ID: 1 SubGroup Orig: 10.1.1.201
SubGroup ID: 1
S2L Destination : 10.1.1.203
Prev Hop:10.1.1.205 on Ethernet1/1
Label: 17 (incoming)
Reservation Style is Shared-Explicit, QoS Service is Controlled-Load
Average Bitrate is 500K bits/sec, Maximum Burst is 1K bytes
Request ID handle: 0100042C.
Policy: Forwarding. Policy source(s): MPLS/TE
PSB Handle List [1 elements]: [0x1000427]
RSB Handle List [1 elements]: [0x100042B]
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 52. show ip rsvp request:MPLS TE P2MP フィールドの説明
フィールド
説明
P2MP ID
P2MP トンネルの宛先セットを指定する 32 ビットの番号。
Tun ID
トンネル ID 番号。
Ext Tun ID
拡張トンネル ID 番号。
Tun Sender
送信元の IP アドレス。
LSP ID
ラベル スイッチド パス ID 番号。
SubGroup Orig
LSP ヘッドエンド ルータ ID アドレス。
SubGroup ID
ヘッドエンド ルータからのシグナルを受ける各サブ LSP に割り当てられる増分番号。
S2L Destination
LSP テールエンド ルータ ID アドレス。
次に、ポイントツーマルチポイント トラフィックでの RSVP RESV 要求が表示されている show ip rsvp request filter session-type 13 コマンドの出力例を示します。
Router# show ip rsvp request filter session-type 13
Destination Tun Sender TunID LSPID P2MP-ID SubID Next Hop I/F BPS
192.168.5.1 10.1.1.201 22 1 22 1 192.168.40.1 Se1/0 80K
関連コマンド
コマンド
説明
show ip rsvp reservation
現在データベースに格納されている RSVP PATH 関連の受信側情報を表示します。
show ip rsvp sender
現在データベースに格納されている RSVP RESV 関連の受信側情報を表示します。
show ip rsvp reservation
現在データベースに格納されているリソース予約プロトコル(RSVP)関連の受信者情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rsvp reservation コマンドを使用します。
次に、アプリケーション ID 情報が表示されている show ip rsvp reservation detail コマンドの出力例を示します。
Router# show ip rsvp reservation detail
RSVP Reservation. Destination is 192.168.104.3, Source is 192.168.104.1,
Protocol is UDP, Destination port is 4444, Source port is 4444
Next Hop is 192.168.106.2, Interface is ATM1/0.1
Reservation Style is Fixed-Filter, QoS Service is Guaranteed-Rate
Resv ID handle: 0A00040B.
Created: 12:18:32 UTC Sat Dec 4 2004
Average Bitrate is 5K bits/sec, Maximum Burst is 1K bytes
Min Policed Unit: 0 bytes, Max Pkt Size: 0 bytes
Status:
Policy: Forwarding. Policy source(s): Default
Priorities - preempt: 5, defend: 2
Application ID: 'GUID=www.cisco.com, VER=10.1.1.2, APP=voice, SAPP=h323'
'/usr/local/bin/CallManager'
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 54. show ip rsvp reservation detail:アプリケーション ID フィールドの説明
フィールド
説明
RSVP Reservation
Destination:RESV メッセージの受信者の IP アドレス。
Source:RESV メッセージの送信者の IP アドレス。
Protocol
Protocol:使用されている IP プロトコル。UDP:User Datagram Protocol。
次に、show ip rsvp reservation detail コマンドの出力例を示します。when TBAC is configured:
Router# show ip rsvp reservation detail
RSVP Reservation. Destination is 10.4.0.1, Source is 10.1.0.1,
Protocol is UDP, Destination port is 100, Source port is 100
Next Hop: 10.4.0.1 on Tunnel1, out of band
Reservation Style is Fixed-Filter, QoS Service is Guaranteed-Rate
Resv ID handle: 0100040D.
Created: 11:59:53 IST Tue Mar 20 2007
Average Bitrate is 10K bits/sec, Maximum Burst is 1K bytes
Min Policed Unit: 0 bytes, Max Pkt Size: 0 bytes
Status:
Policy: Forwarding. Policy source(s): Default
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 55. show ip rsvp reservation detail:TBAC フィールドの説明
フィールド
説明
RSVP Reservation
Destination:RESV メッセージの受信者の IP アドレス。
Source:RESV メッセージの送信者の IP アドレス。
Protocol
Protocol:使用されている IP プロトコル。UDP:User Datagram Protocol。
次に、show ip rsvp reservation detail コマンドの出力例を示します。when RSVP aggregation is configured:
Router# show ip rsvp reservation detail
RSVP Reservation. Destination is 192.168.5.1, Source is 192.168.2.1,
Protocol is TCP, Destination port is 222, Source port is 222
Next Hop: 192.168.50.1 on Serial1/0
Reservation Style is Fixed-Filter, QoS Service is Guaranteed-Rate
Resv ID handle: 0600040A.
Created: 20:27:58 EST Thu Nov 29 2007
Average Bitrate is 80K bits/sec, Maximum Burst is 5K bytes
Min Policed Unit: 0 bytes, Max Pkt Size: 0 bytes
DiffServ Integration: DSCPs: 46
Status:
Policy: Forwarding. Policy source(s): Default
3175 Aggregation: RSVP 3175 AggResv 192.168.40.1->192.168.50.1_ef(46)
RSVP Reservation. Destination is 192.168.50.1, Source is 192.168.40.1,
Protocol is 0 , Destination port is 46, Source port is 0
Next Hop: 10.30.1.1 on Serial1/0
Reservation Style is Fixed-Filter, QoS Service is Controlled-Load
Resv ID handle: 03000408.
Created: 20:27:50 EST Thu Nov 29 2007
Average Bitrate is 300K bits/sec, Maximum Burst is 300K bytes
Min Policed Unit: 20 bytes, Max Pkt Size: 0 bytes
Status:
Policy: Forwarding. Policy source(s): Default
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 56. show ip rsvp reservation detail:RSVP 集約フィールドの説明
フィールド
説明
RSVP Reservation
Destination:RESV メッセージの受信者の IP アドレス。
集約予約のデアグリゲータ。
Source:RESV メッセージの送信者の IP アドレス。
集約予約のアグリゲータ。
Protocol
Protocol:使用されている IP プロトコル。TCP:Transmission Control Protocol。
集約予約の場合、0 です。
Destination port
受信者のポート番号。
集約予約の DiffServ コード ポイント(DSCP)。
Source port
送信者のポート番号。
集約予約の場合、0 です。
Next Hop
指定されたインターフェイス上のネクスト ホップの IP アドレス。
アグリゲータから見た集約にマッピングされている E2E 予約の場合、デアグリゲータの IP アドレス。
次に、障害の前後に PLR に対して show ip rsvp reservation detail コマンドを入力した場合の出力例を示します。
次の図は、RSVP 設定例のネットワーク トポロジを示します。
例
Router# show ip rsvp reservation detail
RSVP Reservation. Tun Dest: 10.2.2.1 Tun Sender: 10.2.2.0,
Tun ID: 1 LSP ID: 126
Next Hop is 10.1.1.4 on POS1/2
Label is 18
Reservation Style is Shared-Explicit, QoS Service is Controlled-Load
Average Bitrate is 0G bits/sec, Maximum Burst is 1K bytes
RRO:
10.1.1.5/32, Flags:0x0 (No Local Protection)
Label record: Flags 0x1, ctype 1, incoming label 18
10.1.1.6/32, Flags:0x0 (No Local Protection)
Label record: Flags 0x1, ctype 1, incoming label 0
例
Router# show ip rsvp reservation detail
RSVP Reservation. Tun Dest: 10.2.2.1 Tun Sender: 10.2.2.0,
Tun ID: 1 LSP ID: 126
FRR is in progress: (we are PLR) Bkup Next Hop is 10.0.0.1 on POS1/1 Label is 0 Orig Next Hop was 10.1.1.4 on POS1/2
Label was 18
Reservation Style is Shared-Explicit, QoS Service is Controlled-Load
Average Bitrate is 0G bits/sec, Maximum Burst is 1K bytes
RRO:
10.2.2.1/32, Flags:0x0 (No Local Protection)
Label record: Flags 0x1, ctype 1, incoming label 0
例 1 および 例 2 では、次の点(斜体のテキストを参照)に注意してください。
PLR では、LSP が再ルーティングされたとき(つまり、バックアップ トンネルをアクティブに使用しているとき)に、「Fast Reroute (FRR) is in progress (we are PLR)」と表示されています。
Router# show ip rsvp sbm detail Interface:Ethernet2
Local Configuration Current DSBM
IP Address:10.2.2.150 IP Address:10.2.2.150
DSBM candidate:yes I Am DSBM:yes
Priority:100 Priority:100
Non Resv Send Limit Non Resv Send Limit
Rate:500 Kbytes/sec Rate:500 Kbytes/sec
Burst:1000 Kbytes Burst:1000 Kbytes
Peak:500 Kbytes/sec Peak:500 Kbytes/sec
Min Unit:unlimited Min Unit:unlimited
Max Unit:unlimited Max Unit:unlimited
指定のインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関して現在データベースに格納されている RSVP 送信元(PATH)情報を表示するには、show ip rsvp sender コマンドを使用します。
show ip rsvp sender コマンドは、ラベル スイッチド パス(LSP)が高速に再ルーティングされた前後で RSVP シグナリングの状態を判別するのに便利です。show ip rsvp sender コマンドは、ローカル修復ポイント(PLR)またはマージ ポイント(MP)で使用すると特に便利です。
ERO :PATH メッセージの EXPLICIT_ROUTE オブジェクト(ERO)を参照します。このフィールドには、このノードにおける ERO の内容が表示されます。PATH メッセージが送信者(ヘッドエンド)から受信者(テールエンド)に移動すると、各ノードは
ERO から自身の IP アドレスを削除します。表示された値は、このノードとテール間にあるホップの残りを反映しています。
Fast-Reroute Backup info :この LSP の Fast Reroute に関連する情報。
オプションでリソース予約プロトコル(RSVP)メッセージのレート制限パラメータおよび更新削減パラメータが含まれている RSVP シグナリング情報を表示するには、EXEC モードで show ip rsvp signalling コマンドを使用します。
show ip rsvp signalling [ rate-limit | refresh reduction ]
構文の説明
rate-limit
(任意)シグナリング メッセージのレート制限パラメータ。
refresh reduction
(任意)更新削減パラメータおよび設定。
コマンド モード
EXEC
コマンド履歴
リリース
変更箇所
12.2(13)T
このコマンドが導入されました。
使用上のガイドライン
show ip rsvp signalling コマンドは、レート制限パラメータまたは更新削減パラメータを表示するためにそれぞれ rate-limit キーワードまたは refresh reduction を指定して使用します。
例
次のコマンドは、レート制限パラメータを表示します。
Router# show ip rsvp signalling rate-limit
Rate Limiting:enabled
Max msgs per interval:4
Interval length (msec):20
Max queue size:500
Max msgs per second:200
Max msgs allowed to be sent:37
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
表 72. show ip rsvp signalling rate-limit コマンド フィールドの説明
フィールド
説明
Rate Limiting: enabled (active) or disabled (not active)
有効な RSVP レート制限パラメータ。次のものがあります。
[間隔あたりの最大メッセージ(Max msgs per interval)]:送信が許可された 1 つの間隔(タイムフレーム)あたりのメッセージ数。
[1 秒あたりの最大メッセージ(Max msgs per second)]:送信が許可された 1 秒あたりのメッセージの最大数。
次のコマンドは、更新削減パラメータを表示します。
Router# show ip rsvp signalling refresh reduction
Refresh Reduction:enabled
ACK delay (msec):250
Initial retransmit delay (msec):1000
Local epoch:0x74D040
Message IDs:in use 600, total allocated 3732, total freed 3132
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
表 73. show ip rsvp signalling refresh reduction コマンド フィールドの説明
フィールド
説明
Refresh Reduction: enabled (active) or disabled (not active)
リソース予約プロトコル(RSVP)によって維持される fast-local-repair(FLR)固有の情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rsvp signalling fast-local-repair コマンドを使用します。
show ip rsvp signalling fast-local-repair [ statistics [detail] ]
構文の説明
statistics
(任意)FLR 手順に関する情報を表示します。
detail
(任意)FLR 手順に関する追加情報を表示します。
コマンド モード
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)
コマンド履歴
リリース
変更箇所
12.2(33)SRB
このコマンドが導入されました。
15.0(1)M
このコマンドが変更されました。ローカル修復ポイント(PLR)で FLR がトリガーされた Virtual Routing and Forwarding(VRF)名を表示するように出力が変更されました。
Cisco IOS XE Release 2.6
このコマンドが Cisco IOS XE Release 2.6 に統合されました。
使用上のガイドライン
show ip rsvp signalling fast-local-repair コマンドは、設定されている FLR および RSVP メッセージ ペーシング レートを表示する場合に使用します。
show ip rsvp signalling fast-local-repair statistics コマンドは、FLR 手順および次のような関連情報を表示する場合に使用します。
プロセス番号
状態
開始時刻
修復したパス ステート ブロック(PSB)の数
修復レート
ルーティング情報ベース(RIB)通知処理時間
最後の PSB の修復時間
show ip rsvp signalling fast-local-repair statistics detail コマンドは、次のような FLR 手順に関する詳細な情報を表示する場合に使用します。
ルーティング通知の時間
キュー内のすべての通知を処理するための経過時間
使用したレートおよびペーシング単位(ミリ秒単位の更新間隔)
修復した PSB の数
RSVP が中断した回数
実行ごとに次の情報が表示されます。
プロシージャの先頭を基準にした実行の開始時間
RSVP が再度中断した時間
この実行で処理した通知の数
ネイバーごとに次の情報が表示されます。
このネイバーに送信された最初の PATH メッセージの遅延
このネイバーに送信された最後の PATH メッセージの遅延
例
例
次の例では、FLR レートに関する情報を表示しています。
Router# show ip rsvp signalling fast-local-repair
Fast Local Repair: enabled
Max repair rate (paths/sec): 400
Max processed (paths/run): 1000
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 76. show ip rsvp signalling fast-local-repair フィールドの説明
フィールド
説明
Fast Local Repair
FLR 状態。値は次のとおりです。
[有効(enabled)]:FLR は設定されます。
[無効(disabled)]:FLR は設定されません。
Max repair rate (paths/sec)
最大修復レート(1 秒あたりのパスの数)。
Max processed (paths/run)
処理する最大通知要素(1 回の実行あたりのパス数)。
例
次の例では、FLR 手順に関する情報を表示します。
Router# show ip rsvp signalling fast-local-repair statistics
Fast Local Repair: enabled
Max repair rate (paths/sec): 1000
Max processed (paths/run): 1000
FLR Statistics:
FLR State Start #PSB Repair RIB Proc Last
Proc. Time Repair Rate Time PSB
1 DONE 15:16:32 MET Wed Oct 25 2006 2496 1000 91(ms) 3111(ms)
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 77. show ip rsvp signalling fast-local-repair statistics フィールドの説明
Router# show ip rsvp signalling fast-local-repair statistics detail
Fast Local Repair: enabled
Max repair rate (paths/sec): 1000
Max processed (paths/run): 1000
FLR Statistics:
FLR 1: DONE
Start Time: 15:16:32 MET Wed Oct 25 2006
Number of PSBs repaired: 2496
Used Repair Rate (msgs/sec): 1000
RIB notification processing time: 91(ms)
Time of last PSB refresh: 3111(ms)
Time of last Resv received: 4355(ms)
Time of last Perr received: 0(us)
Suspend count: 2
Run Number Started Duration
ID of ntf. (time from Start)
2 498 81(ms) 10(ms)
1 998 49(ms) 21(ms)
0 1000 0(us) 22(ms)
FLR Pacing Unit: 1 msec
Affected neighbors:
Nbr Address Interface Relative Delay Values (msec) VRF
10.1.2.12 Et0/3 [500 ,..., 5000 ] vrf1
10.1.2.12 Et1/3 [500 ,..., 5000 ] vrf2
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 78. show ip rsvp signalling fast-local-repair statistics detail フィールドの説明
リソース予約プロトコル(RSVP)メッセージの RSVP シグナリング更新動作パラメータを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rsvp signalling refresh コマンドを使用します。
show ip rsvp signalling refresh { interval | misses | reduction }
構文の説明
interval
定常の更新メッセージ間の時間間隔を指定します。
misses
トリガー状態のタイムアウト時に受信しない更新の数を指定します。
reduction
RSVP 更新削減パラメータおよび設定を指定します。
コマンド モード
ユーザ EXEC (>)
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
リリース
変更箇所
12.2(13)T
このコマンドが導入されました。
12.2(24)T
interval キーワードおよび misses キーワードが追加されました。
12.2(33)SXH
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH に統合されました。
12.2(33)SRC
このコマンドが、Cisco IOS Release 12.2(33)SRC に統合されました。
使用上のガイドライン
show ip rsvp signalling refresh コマンドは、更新動作パラメータを表示する場合に使用します。
例
次の例は、更新間隔パラメータを示しています。
Router# show ip rsvp signalling refresh interval
Refresh interval (msec): 30000
次の例は、更新ミス パラメータを示しています。
Router# show ip rsvp signalling refresh misses
Refresh misses: 4
次の例は、更新削減パラメータを示しています。
Router# show ip rsvp signalling refresh reduction
Refresh Reduction: disabled
ACK delay (msec): 250
Initial retransmit delay (msec): 1000
Local epoch: 0x6975F6
Message IDs: in use 0, total allocated 0, total freed 0
関連コマンド
コマンド
説明
clear ip rsvp signalling rate-limit
削除したメッセージを記録するカウンタをクリアします。
debug ip rsvp rate-limit
RSVP レート制限イベントのデバッグ メッセージを表示します。
ip rsvp signalling rate-limit
指定の期間中に隣接ルータに送信される RSVP メッセージの伝送レートを制御します。
show ip rsvp snooping
リソース予約プロトコル(RSVP)スヌーピングが有効になっている VLAN のリストを表示するには、特権 EXEC モードで show ip rsvp snooping
コマンドを使用します。
show ip rsvp snooping
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
特権 EXEC(#)
コマンド履歴
リリース
変更箇所
12.2(44)SE
このコマンドが導入されました。
使用上のガイドライン
ip rsvp snooping コマンドを使用すると、必要な VLAN で RSVP スヌーピングを有効にできます。show ip rsvp snooping コマンドでは、いくつの VLAN で RSVP スヌーピングが有効になっているかを表示できます。VLAN 詳細はオプションで、VLAN ごとのスヌーピングをサポートするプラットフォームでのみ表示できます。VLAN 詳細を ip rsvp snooping コマンドに指定しないと、スヌーピングはすべての VLAN で有効になり、show ip rsvp snooping コマンドは同じことを示します。
例
次の出力例には、RSVP スヌーピングが有効になっている VLAN のリストが表示されています。
Device# show ip rsvp snooping
*May 29 09:06:27.597: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by consoleoping
RSVP Snooping is enabled on this Vlans
----------------------------------------
VLan 70 VLan 71 VLan 72
VLan 73 VLan 74
----------------------------------------
次の出力例は、RSVP スヌーピングがすべての VLAN で有効になっていることを示しています。
Device# show ip rsvp snooping
RSVP snooping is enabled globally.
関連コマンド
コマンド
説明
ip rsvp snooping
VLAN の特定のセットで RSVP スヌーピングを有効にします。
show ip rsvp tos
リソース予約プロトコル(RSVP)インターフェイスに関する IP タイプ オブ サービス(ToS)情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rsvp tos コマンドを使用します。
show ip rsvp tos [ type number ]
構文の説明
type
(任意)インターフェイスのタイプです。
number
(オプション)インターフェイスの番号。
コマンド モード
ユーザ EXEC モード(>) 特権 EXEC モード(#)
コマンド履歴
リリース
変更箇所
15.0(1)M
このコマンドが導入されました。
使用上のガイドライン
RSVP を使用するように設定された特定のインターフェイスに関する IP ToS 情報を取得するには、show ip rsvp tos コマンドでインターフェイス名を指定します。ルータ上の RSVP に対応したすべてのインターフェイスに関する
IP ToS 情報を取得するには、インターフェイス名を指定せずに ip rsvp tos コマンドを使用します。
例
次の例は、RSVP が有効になっているインターフェイスの IP ToS 情報を示しています。
Router# show ip rsvp tos ethernet 0/1
Interface name Precedence Precedence TOS TOS
conform exceed conform exceed
Ethernet0/0 - - - -
Ethernet0/1 - - - -
Ethernet1/1 - - 4 -
Ethernet1/2 3 - - -
次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。
表 80. show ip rsvp tos フィールドの説明
フィールド
説明
Interface name
インターフェイスの詳細を表示します。
Precedence conform
インターフェイスでの IP プレシデンスの準拠に関する情報を表示します。
(注)
「Precedence conform」の値は、RSVP Flowspec に準拠するトラフィックに対し、0 から 7 までの範囲の IP プレシデンス値を指定します。
Precedence exceed
インターフェイスでの IP プレシデンスの超過に関する情報を表示します。
(注)
「Precedence exceed」の値は、RSVP Flowspec を超過するトラフィックに対し、0 から 7 までの範囲の IP プレシデンス値を指定します。
TOS conform
インターフェイスでの IP タイプ オブ サービス(ToS)の準拠に関する情報を表示します。
(注)
「TOS conform」の値は、RSVP Flowspec に準拠するトラフィックに対し、0 から 31 までの範囲の ToS 値を指定します。
TOS exceed
インターフェイスでの IP タイプ オブ サービス(ToS)の超過に関する情報を表示します。
(注)
「TOS exceed」の値は、RSVP Flowspec を超過するトラフィックに対し、0 から 31 までの範囲の ToS 値を指定します。
関連コマンド
コマンド
説明
show ip rsvp
RSVP 関連情報を表示します。
show ip rsvp interface
RSVP 関連のインターフェイス情報を表示します。
show ip rsvp precedence
RSVP 対応インターフェイスの IP プレシデンス情報を表示します。
show ip rsvp transport
リソース予約プロトコル(RSVP)トランスポート プロトコル(TP)セッションに関する情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip rsvp transport コマンドを使用します。
show ip rsvp transport { clients | statistics }
構文の説明
clients
TP セッションを開始した RSVP クライアントに関する情報を表示します。
statistics
RSVP TP セッションの統計を表示します。
コマンド モード
ユーザ EXEC(>)特権 EXEC(#)
コマンド履歴
リリース
変更箇所
15.1(3)T
このコマンドが導入されました。
15.1(1)S
このコマンドが、Cisco IOS Release 15.1(1)S に統合されました。
例
次は、show ip rsvp transport statistics コマンドの出力例です。
Router# show ip rsvp transport statistics
RSVP Transport Statistics:
Transport Statistics: 2
Start Time: 05:57:42 IST Thu Nov 5 2009
Destination: 10.1.1.2, Protocol_Id: 6, DstPort: 22
Client_id: 1, Initiator_Id: 10.1.1.1
Source: 10.1.1.1, SrcPort: 11, Instance_Id: 9999
Outgoing interface: Ethernet1/0
Event type: RSVP_TP_EVENT_SESSION_DOWN
Transport Statistics: 1
Start Time: 05:57:16 IST Thu Nov 5 2009
Destination: 10.1.1.2, Protocol_Id: 6, DstPort: 22
Client_id: 1, Initiator_Id: 10.1.1.1
Source: 10.1.1.1, SrcPort: 11, Instance_Id: 9999
Incoming interface: Ethernet0/0
TP data: example1
Event type: RSVP_TP_EVENT_MSG_RCVD
Received message type: Path
Router# show ip tcp header-compression serial 5/0 detail
TCP/IP header compression statistics:
DLCI 100 Link/Destination info: ip 10.72.72.2
Configured:
Max Header 60 Bytes, Max Time 50 Secs, Max Period 32786 Packets, Feedback On, Spl-VJ On
Negotiated:
Max Header 60 Bytes, Max Time 50 Secs, Max Period 32786 Packets, Feedback On, Spl-VJ On
TX contexts:
関連コマンド
Command
Description
ip header-compression special-vj
特別な VJ フォーマットの TCP ヘッダー圧縮を有効にします。
ip tcp compression-connections
インターフェイス上に存在できる TCP ヘッダー圧縮接続数の合計数を指定します。
special-vj
コンテキスト ID が圧縮パケットに含まれるように、特別な VJ フォーマットの TCP ヘッダー圧縮を有効にします。
show ip vrf
定義済みのバーチャル プライベート ネットワーク(VPN)ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスおよび関連するインターフェイスのセットを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ip vrf コマンドを使用します。
show ip vrf [ brief | detail | interfaces | id ] [vrf-name]
show ip vrf コマンドを使用すると、その出力ではインターフェイス名およびサブインターフェイス名が切り捨てられます。たとえば、GigabitEthernet3/1/0.100 は Gi3/1/0.100 として表示されます。
例
Cisco IOS T Train、Cisco IOS SB Train、Cisco IOS B Train、および Cisco IOS SX Train
次の例では、関連する VAI ごとにダウンストリーム VRF など、ルータに設定されたすべての VRF に関する情報を表示しています。ハイライトされている行(ドキュメントで参照する目的のみ)は、ダウンストリーム VRF を示します。
Router# show ip vrf
Name Default RD Interfaces
v1 20:20 Gi0/2.4294967291
Gi0/2.4294967293
Gi0/2.4294967294
Gi0/2.4294967295
vpn152-1 152:1 Lo1
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 86. show ip vrf フィールドの説明
フィールド
説明
Name
VRF 名を指定します。
Default RD
デフォルトのルート識別子を指定します。
Interfaces
ネットワーク インターフェイスを指定します。
次の例では、各 VRF に関連付けられたすべての VAI など、ルータに設定されたすべての VRF に関する詳細な情報を表示しています。
Router# show ip vrf detail vpn152-1
VRF vpn152-1; default RD 152:1; default VPNID <not set>
VRF Table ID = 2
Interfaces:
Lo1
Connected addresses are not in global routing table
Export VPN route-target communities
RT:152:1
Import VPN route-target communities
RT:152:1
No import route-map
No export route-map
VRF label distribution protocol: not configured
Router# show ip vrf interfaces
Interface IP-Address VRF Protocol
Gi0/2.4294967291 unassigned v1 down
Gi0/2.4294967293 unassigned v1 down
Gi0/2.4294967294 unassigned v1 down
Gi0/2.4294967295 unassigned v1 down
Lo1 10.1.1.1 vpn152-1 up
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 88. show ip vrf interfaces のフィールドの説明
フィールド
説明
Interface
VRF のネットワーク インターフェイスを指定します。
IP-Address
VRF インターフェイスの IP アドレスを指定します。
VRF
VRF 名を指定します。
Protocol
VRF インターフェイスごとにプロトコルの状態(稼働または停止)を表示します。
Cisco IOS SR Train
次の例では、detail キーワードを指定した show ip vrf コマンドからの出力を表示しています。表示される情報は vpn1 という名前の VRF のものです。
Router# show ip vrf detail vpn1
VRF vpn1 (VRF Id = 1); default RD 1:1; default VPNID <not set>
Interfaces:
Lo1 Lo99 Et0/0
VRF Table ID = 1
Export VPN route-target communities
RT:1:1
Import VPN route-target communities
RT:1:1 RT:2:1
No import route-map
No export route-map
VRF label distribution protocol: not configured
VRF label allocation mode: per-prefix
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
表 89. show ip vrf detail フィールドの説明
フィールド
説明
VRF ID
ルータ内の VRF を一意に識別します。
VRF ラベル割り当てモード(VRF label allocation mode)
ルート タイプに基づいて使用されるラベル モードのタイプを示します。
関連コマンド
Command
Description
import map
VRF のインポート ルート マップを作成します。
ip vrf
VRF ルーティング テーブルを設定します。
ip vrf forwarding (interface configuration)
VRF をインターフェイスまたはサブインターフェイスと関連付けます。
rd
VRF のルーティング テーブルと転送テーブルを作成します。
route-target
VRF 用にルート ターゲット拡張コミュニティを作成します。
vpn id
VRF に VPN ID を割り当てます。
show lane qos database
(注)
Cisco IOS リリース 15.1M から、Cisco IOS ソフトウェアでは show lane qos database コマンドは使用できません。
特定の LAN エミュレーション(LANE)Quality of Service(QoS)データベースの内容を表示するには、特権 EXEC モードで show lane qos database コマンドを使用します。