VLAN について
VLAN では、物理的には同じネットワークに接続されていても、論理的には相互に認識する必要のない、異なる LAN に位置すると見なされるデバイスを分離できます。
VLAN 名では次の文字だけを使用することを推奨します。
• a ~ z または A ~ Z
• 0 ~ 9
• -(ハイフン)
• _(アンダースコア)
VLAN については、次のガイドラインを考慮してください。
• ユーザ トラフィックを管理 VLAN から切り離し、管理 VLAN をユーザ データから分離します。
(注) プライベート VLAN を設定する場合、スティッキ Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)をイネーブルにすることを推奨します。レイヤ 3 プライベート VLAN インターフェイスで学習される ARP エントリは、スティッキ ARP エントリになります。セキュリティ上の理由から、プライベート VLAN ポートのスティッキ ARP エントリには期限切れがありません。
• IGMP は、プライマリ VLAN 上でだけ実行され、すべてのセカンダリ VLAN にプライマリ VLAN の設定が使用されます。
• セカンダリ VLAN 内の IGMP 加入要求は、プライマリ VLAN で受信されたものとして処理されます。
• プライベート VLAN では、次のスイッチド ポート アナライザ(SPAN)機能がサポートされます。
– プライベート VLAN ポートを SPAN 送信元ポートとして設定できます。
– VLAN ベースの SPAN(VSPAN)はプライマリ VLAN、独立 VLAN、およびコミュニティ VLAN で使用できます。また、出力または入力トラフィックを別々にモニタするために、1 つの VLAN でだけ SPAN を使用できます。
• プライベート VLAN ホストまたは混合ポートは、SPAN 宛先ポートにはできません。SPAN 宛先ポートをプライベート VLAN ポートとして設定すると、ポートは非アクティブになります。
• 宛先 SPAN ポートは、独立ポートにしないでください(ただし、ソース SPAN ポートは独立ポートにできます)。
• SPAN は、プライマリ VLAN またはセカンダリ VLAN の両方にまたがるように設定できます。またはユーザが入力トラフィックか出力トラフィックにだけ関係する場合は、いずれか 1 つを補うように設定できます。
• セカンダリ VLAN で学習された MAC アドレスは、プライマリ VLAN の共有テーブルに追加されます。セカンダリ VLAN がプライマリ VLAN に関連付けられると、セカンダリ VLAN の MAC アドレス テーブルは単一の共有 MAC テーブルにマージされます。
トラブルシューティングの初期チェックリスト
VLAN の問題のトラブルシューティングでは、個々のデバイスおよびネットワーク全体の設定と接続に関する情報を収集する必要があります。VLAN の場合は、次のようにしてトラブルシューティング作業を開始します。
|
|
問題のあるポートまたは VLAN の物理接続を確認します。 |
|
両方のエンド デバイスが同じ VLAN にあることを確認します。 |
|
次の CLI コマンドを使用して、VLAN 情報を表示します。
• show system internal private-vlan info
• show system internal private-vlan event-history errors
• show system internal private-vlan event-history traces
• show vlan id vlan-id
• show vlan private-vlan
• show vlan all-ports
• show vlan private-vlan type
• show vlan internal bd-info vlan-to-bd 1
• show vlan internal errors
• show vlan internal info
• show vlan internal event-history errors
VLAN を作成できない
|
|
|
VLAN を作成できない。 |
予約された VLAN ID を使用している。 |
VLAN 3968 ~ 4047 および 4094 は内部使用のために予約されており、変更できません。 |