VSM にモジュールが表示されない場合のトラブルシューティング
このセクションでは、VSM 上にモジュールが表示されない場合に使用できるプロセスについて説明します。ここでは、次の内容について説明します。
• 「モジュールのトラブルシューティングに関する注意事項」
• 「モジュールのトラブルシューティングのフローチャート」
• 「VSM が vCenter Server に接続されているかどうかの確認」
• 「VSM が正しく設定されているかどうかの確認」
• 「vCenter Server 設定の確認」
• 「VSM と VEM の間のネットワーク接続の確認」
• 「VEM 設定の確認」
• 「ログの収集」
モジュールのトラブルシューティングに関する注意事項
VSM によって制御されているモジュールのトラブルシューティング時には、次の注意事項に従ってください。
• VSM VM および VEM が起動し、動作している必要があります。
• 互換性のあるバージョンの vCenter Server および VSM が動作していることを確認します。
詳細については、『 Cisco Nexus 1000V Compatibility Information, Release 4.2(1)SV1(5.1) 』を参照してください。
• vCenter Server の IP アドレスを ping して、VSM と vCenter Server の間のネットワーク接続を確認します。Domain Name Service(DNS; ドメイン ネーム サービス)名を使用している場合は、その DNS 名を使用して ping します。vCenter Server の ping に失敗した場合は、ゲートウェイを ping できるかどうかを調べます。それ以外の場合は、mgmt0 インターフェイスのコンフィギュレーション設定を調べます。
• vCenter Server のファイアウォール設定がオフになっていることを確認します。ファイアウォール設定を使用する場合は、次のポートが開いているかどうかを調べます。
– ポート 80
– ポート 443
• 次のエラーが表示された場合は、VSM 拡張が vCenter Server から作成されているかどうかを確認します。
– ERROR: [VMware vCenter Server 4.0.0 build-150489]
Extension key was not registered before its use
拡張またはプラグインが作成されたことを確認するには、「特定の DVS に結び付けられた拡張キーの確認」を参照してください。
拡張キーまたはプラグインの詳細については、「拡張キーの管理」を参照してください。
• 次のエラーが表示された場合は、「vCenter Server 設定の確認」を参照してください。
– ERROR: Datacenter not found
• Cisco Nexus 1000V で使用される用語のリストについては、『 Cisco Nexus 1000V Getting Started Guide, Release 4.2(1)SV1(5.1) 』を参照してください。
モジュールのトラブルシューティングのフローチャート
モジュールのトラブルシューティングには、次のフローチャートを使用します。
フローチャート:モジュールのトラブルシューティング
VSM の問題
次に、VSM の問題について現象、考えられる原因、および解決方法を示します。
表 7-1 VSM の問題
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VSM で次のエラーが表示される。
ERROR: [VMware vCenter Server 4.0.0 build-150489]
Extension key was not registered before its use
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VSM に拡張またはプラグインが作成されていない。 |
1. 拡張またはプラグ インが作成されたことを確認します。 「特定の DVS に結び付けられた拡張キーの確認」 2. プラグインが見つからない場合は、『 Cisco Nexus 1000V Getting Started Guide, Release 4.2(1)SV1(5.1) 』にある次の手順を使用してプラグインを作成します。 「Creating a Cisco Nexus 1000V Plug-In on the vCenter Server」 |
VSM のリブート後にシステムが次のいずれかの状態で機能停止し、それ自体では回復しない。デバッグの試みが失敗する。 |
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ブート後に、VSM がローダー プロンプトに入る。 |
VSM キックスタート イメージが破損している。 |
1. CD ROM から VSM をブートします。 2. [CD Boot] メニューから、 [Option 1, Install Nexus1000v and bring up new image] を選択します。 VSM インストール手順に従ってください。 |
ブート変数が設定されていない。 |
1. CD ROM から VSM をブートします。 2. [CD Boot] メニューから、 [Option 3, Install Nexus1000v only if the disk unformatted and bringup new image] を選択します。 3. VSM のブートに使用するブート変数を設定します。 boot system bootflash: system-boot-variable-name boot kickstart bootflash: kickstart-boot-variable-name 4. VSM をリロードします。 reload |
ブート後に、VSM がブート プロンプトに入る。 |
VSM システム イメージが破損している。 |
1. CD ROM から VSM をブートします。 2. [CD Boot] メニューから、 [Option 1, Install Nexus1000v and bring up new image] を選択します。 3. VSM インストール手順に従ってください。 |
ブート後に、VSM が再設定される。 |
スタートアップ コンフィギュレーションが削除されている。 |
次のいずれかを実行します。 • コンフィギュレーション ファイルのバックアップ コピーを保存している場合は、VSM でそのコンフィギュレーションを復元します。 copy source filesystem: filename system:running-config • 保存していない場合は、『 Cisco Nexus 1000V Getting Started Guide, Release 4.2(1)SV1(5.1) 』の次の項を使用して、VSM を再設定します。 ソフトウェアのセットアップ |
ブート後に、VSM が「Loader Loading」で停止した。 |
ブート メニュー ファイルが破損している。 |
1. CD ROM から VSM をブートします。 2. [CD Boot] メニューから、 [Option 3, Install Nexus1000v only if the disk unformatted and bringup new image] を選択します。 3. 次のいずれかを実行します。 • コンフィギュレーション ファイルのバックアップ コピーを保存している場合は、VSM でそのコンフィギュレーションを復元します。 copy source filesystem: filename system:running-config • 保存していない場合は、『 Cisco Nexus 1000V Getting Started Guide, Release 4.2(1)SV1(5.1) 』の次の項を使用して、VSM を再設定します。 ソフトウェアのセットアップ |
ブート後に、セカンダリ VSM が引き続き再起動する。 |
コントロール VLAN またはコントロール インターフェイスがダウンする。 |
アクティブ VSM とスタンバイ VSM 間の制御接続をチェックします。 |
アクティブ VSM およびスタンバイ VSM が同期に失敗した。 |
アクティブ VSM から、gsyncstats をチェックして、障害を発生させたアプリケーションを識別します。 show logging |
VSM が vCenter Server に接続されているかどうかの確認
次の手順に従って、VSM が vCenter Server に接続されていることを確認できます。
ステップ 1 VSM と vCenter Server の間の接続を確認します。
show svs connections
出力に、動作ステータスが「Connected」と表示される必要があります。
n1000v# show svs connections
ip address: 172.23.231.223
protocol: vmware-vim https
certificate: user-installed
datacenter name: hamilton-dc
DVS uuid: 92 7a 14 50 05 11 15 9c-1a b0 f2 d4 8a d7 6e 6c
operational status: Disconnected
ステップ 2 次のいずれかを実行します。
• ステータスが「Connected」の場合は、「フローチャート:モジュールのトラブルシューティング」に戻ります。
• 「Connected」でない場合は、次のステップに進みます。
ステップ 3 vCenter Server に接続します。
config t
svs connection datacenter_name
connect
n1000v(config)# svs connection HamiltonDC
n1000v(config-svs-conn)# connect
n1000v(config)# svs connection HamiltonDC
n1000v(config-svs-conn)# connect
ERROR: [VMWARE-VIM] Extension key was not registered before its use.
ステップ 4 次のいずれかを実行します。
• 拡張キーに関するエラー メッセージが表示されたら、次のステップ 表 7-1 に進みます。
• 表示されない場合は、ステップ 6に進みます。
ステップ 5 次のいずれかを行ってから、ステップ 6に進みます。
• 「vCenter Server の拡張キーの登録解除」を使用して拡張キーを登録解除します。
• 『 Cisco Nexus 1000V Getting Started Guide, Release 4.2(1)SV1(5.1) 』の次の手順を使用して、新しい拡張キーをインストールします。
– 「Creating a Cisco Nexus 1000V Plug-In on the vCenter Server」
ステップ 6 VSM と vCenter Server の間の接続を確認します。
show svs connections
出力に、動作ステータスが「Connected」と表示される必要があります。
n1000v# show svs connections
ip address: 172.23.231.223
protocol: vmware-vim https
certificate: user-installed
datacenter name: hamilton-dc
DVS uuid: 92 7a 14 50 05 11 15 9c-1a b0 f2 d4 8a d7 6e 6c
operational status: Disconnected
ステップ 7 次のいずれかを実行します。
• ステータスが「Connected」の場合は、この手順は完了しています。
• 「Connected」でない場合は、「フローチャート:モジュールのトラブルシューティング」 に戻ります。
ドメイン設定の確認
次の手順に従って、ドメイン設定を確認できます。
はじめる前に
この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。
• EXEC モードで CLI にログインしていること。
• show svs domain コマンドの出力が、次のことを示している。
– コントロール VLAN とパケット VLAN の存在。
– ドメイン設定が正常に VC にプッシュされている。
ステップ 1 VSM で、ドメイン設定を確認します。
show svs domain
L2/L3 Control VLAN mode: L2
L2/L3 Control VLAN interface: mgmt0
Status: Config push to VC successful
システム ポート プロファイル設定の確認
次の手順に従って、ポート プロファイルの設定を確認できます。
はじめる前に
この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。
• EXEC モードで CLI にログインしていること。
• show port-profile name コマンドの出力が次のことを示している。
– システム VLAN が vEthernet タイプである(デフォルト)。
– コントロール VLAN およびパケット VLAN が割り当てられている。
– ポート プロファイルがイネーブルになっている。
– デフォルト以外のシステム MTU を設定している場合、適切なサイズになっている。
ステップ 1 VSM で、システム ポート プロファイル設定を確認します。
show port-profile name system-port-profile-name
n1000v# show port-profile name SystemUplink
port-profile SystemUplink
switchport trunk allowed vlan all
evaluated config attributes:
switchport trunk allowed vlan all
コントロールおよびパケット VLAN の設定の確認
次の手順を使用して、コントロール VLAN とパケット VLAN が VSM に設定されていることを確認できます。
はじめる前に
この手順を開始する前に、次のことを確認または実行する必要があります。
• EXEC モードで CLI にログインしていること。
• show running-config コマンドの出力が、設定された VLAN 間のコントロール VLAN およびパケット VLAN の ID 番号を示している。
ステップ 1 VSM で、コントロール VLAN およびパケット VLAN が存在することを確認します。
n1000v# show running-config vlan 260-261
vCenter Server 設定の確認
vSphere クライアントから次の手順に従って、vCenter Server 設定を確認できます。
ステップ 1 データセンターとそのデータセンターの Cisco Nexus 1000V DVS に、ホストが追加されていることを確認します。
ステップ 2 ホストの 1 つ以上の pnic が DVS に追加され、その pnic が system-uplink プロファイルに割り当てられていることを確認します。
ステップ 3 コントロール VLAN、パケット VLAN、および管理ネットワークが含まれるポート グループに 3 つの VSM vnic が割り当てられていることを確認します。
VSM と VEM の間のネットワーク接続の確認
次の手順に従って、VSM と VEM の間のレイヤ 2 ネットワーク接続を確認できます。
ステップ 1 VSM 上で、その MAC アドレスを確認します。
show svs neighbors
VSM MAC アドレスは、AIPC Interface MAC として表示されます。
ホストのユーザ VEM Agent MAC アドレスは、Src MAC として表示されます。
n1000v# show svs neighbors
AIPC Interface MAC: 0050-568e-58b7
Inband Interface MAC: 0050-568e-2a39
Src MAC Type Domain-id Node-id Last learnt (Sec. ago)
------------------------------------------------------------------------
0002-3d44-0602 VEM 1030 0302 261058.59
ステップ 2 次のいずれかを実行します。
• ステップ 1 で show svs neighbors コマンドの出力に VEM MAC アドレスが表示されない場合は、VSM をホストしているサーバとアップストリーム スイッチの間の接続に問題があります。VSM 設定と vCenter Server 設定をもう一度調べてください。
• それ以外の場合は、次の手順に進みます。
ステップ 3 VEM 上で、ステップ 1 で見つかった VSM MAC アドレスを使用して、vem-health スクリプトを実行します。
(注) そのパスに vem-health スクリプトがない場合は、/usr/lib/ext/cisco/nexus/vem*/sbin/ で見つけられます。
vem-health check vsm_ mac_address
vem-health スクリプトの出力では、接続問題の原因と、トラブルシューティングで推奨される次のステップが示されます。
~ # vem-health check 00:50:56:a3:36:90
VSM Control MAC address: 00:50:56:a3:36:90
DPA MAC: 00:02:3d:40:5a:03
VSM heartbeats are not reaching the VEM.
Your uplink configuration is correct.
Check if the VEM's upstream switch has learned the VSM's Control MAC.
ステップ 4 次のいずれかを実行します。
• ステップ 3 の VEM ヘルス チェックでアップストリーム スイッチへの接続に問題があることが示された場合は、次のステップに進んでください。
• それ以外の場合は、ステップ 7 に進みます。
ステップ 5 アップストリーム スイッチで、MAC アドレス テーブルを表示してネットワーク設定を確認します。
switch# show mac address-table interface Gi3/1 vlan 3002
Legend: * - primary entry
age - seconds since last seen
vlan mac address type learn age ports
------+----------------+--------+-----+----------+--------------------------
* 3002 0050.56be.7ca7 dynamic Yes 0 Gi3/1
switch# show mac address-table interface Gi3/2 vlan 3002
Legend: * - primary entry
age - seconds since last seen
vlan mac address type learn age ports
------+----------------+--------+-----+----------+--------------------------
* 3002 00:02:3d:40:0b:0c dynamic Yes 0 Gi3/2
ステップ 6 次のいずれかを実行します。
• ステップ 5 の出力に VSM の MAC アドレスが表示されない場合は、VSM をホストしているサーバとアップストリーム スイッチとの間の接続に問題があります。VSM 設定と vCenter Server 設定をもう一度調べてください。
• それ以外の場合は、次の手順に進みます。
ステップ 7 VEM 上で次のコマンドを入力して、VSM MAC がコントロール VLAN とパケット VLAN に表示されることを確認します。
config t
module vem module_number execute vemcmd show l2 control_vlan_id
module vem module_number execute vemcmd show l2 packet_vlan_id
VSM eth0 と eth1 の MAC アドレスが、ホスト コントロール VLAN とパケット VLAN に表示される必要があります。
n1000v(config)# module vem 3 execute vemcmd show l2 3002
Bridge domain 3002 brtmax 100, brtcnt 3, timeout 120
Dynamic MAC 00:50:56:be:7c:a7 LTL 16 pvlan 0 timeout 110
Dynamic MAC 00:02:3d:40:0b:0c LTL 10 pvlan 0 timeout 110
n1000v(config)# module vem 3 execute vemcmd show l2 3003
Bridge domain 3002 brtmax 100, brtcnt 3, timeout 120
Dynamic MAC 00:50:56:be:7c:a7 LTL 16 pvlan 0 timeout 110
Dynamic MAC 00:02:3d:20:0b:0c LTL 10 pvlan 0 timeout 110
ステップ 8 次のいずれかを実行します。
• VSM の MAC アドレスがステップ 7 の出力に表示されない場合は、「VEM 設定の確認」の説明に従って VEM 設定を調べます。
• それ以外の場合は、この手順は完了です。
VEM 設定の確認
次の手順に従って、ESX ホストが VEM 設定を受け取り、セットアップされていることを確認できます。
ステップ 1 ESX ホスト上で次のコマンドを使用して、VEM エージェントが稼動しており、正しいホスト リンクが DVS に追加されていることを確認します。
vem status
Switch Name Num Ports Used Ports Configured Ports MTU Uplinks
vSwitch0 64 3 64 1500 vmnic0
DVS Name Num Ports Used Ports Configured Ports Uplinks
n1000v 256 9 256 vmnic1 VEM Agent is running
ステップ 2 次のコマンドを使用して、アップリンク上の間違った MTU 値が原因で失われた接続を復元します。
vemcmd show port port-LTL-number
vemcmd set mtu value ltl port-LTL-number
LTL IfIndex Vlan Bndl SG_ID Pinned_SGID Type Admin State CBL Mode Name
. . .
17 1a030100 1 T 304 1 32 PHYS UP UP 1 Trunk vmnic1
~# vemcmd set mtu 9000 ltl 17
(注) これらの vemcmd コマンドは回復手段だけに使用して、システム アップリンクの場合はポート プロファイル設定内、システム以外のアップリンクの場合はインターフェイス設定内の MTU 値を更新します。
ステップ 3 次のコマンドを使用して、ドメイン ID、コントロール VLAN、およびパケット VLAN がホスト上に正しく設定されていることを確認します。
vemcmd show card
Card UUID type 2: 58f8afd7-e1e3-3c51-85e2-6e6f2819a7b8
Switch alias: DvsPortset-0
Switch uuid: 56 e0 36 50 91 1c 32 7a-e9 9f 31 59 88 0c 7f 76
VEM Control (Control VLAN) MAC: 00:02:3d:14:00:03
VEM Packet (Inband) MAC: 00:02:3d:24:00:03
VEM Control Agent (DPA) MAC: 00:02:3d:44:00:03
VEM SPAN MAC: 00:02:3d:34:00:03
Management IP address: 172.23.232.102
Physical Memory: 4290351104
ステップ 4 次のコマンドを使用して、DVS に追加されているホストのポートが一覧表示され、各ポートがホスト上で「Access」または「Trunk」として正しく設定されていることを確認します。
LTL IfIndex Vlan Bndl SG_ID Pinned_SGID Type Admin State CBL Mode Name
8 0 3969 0 2 2 VIRT UP UP 1 Access l20
9 0 3969 0 2 2 VIRT UP UP 1 Access l21
10 0 3002 0 2 2 VIRT UP UP 1 Access l22
11 0 3968 0 2 2 VIRT UP UP 1 Access l23
12 0 3003 0 2 2 VIRT UP UP 1 Access l24
13 0 1 0 2 2 VIRT UP UP 0 Access l25
14 0 3967 0 2 2 VIRT UP UP 1 Access l26
16 1a030100 1 T 0 2 2 PHYS UP UP 1 Trunk vmnic1
出力の最後の行は、vmnic1 が Trunk モードで、CBL 値が 1 であることを示しています。ネイティブ VLAN の CBL 値は、1 である必要はありません。この値は、許可されていない場合は 0 になり、VLAN 1 で許可されていない場合は 1 になります。これは、ネイティブ VLAN がコントロール VLAN でない限り、問題にはなりません。管理状態(Admin)とポート状態(Port)は UP となります。
ステップ 5 次のコマンドを使用して、コントロール VLAN とパケット VLAN を伝送する vmnic ポートが存在することを確認します。
vemcmd show bd control_vlan
vemcmd show bd packet_vlan
BD 3002, vdc 1, vlan 3002, 2 ports
BD 3003, vdc 1, vlan 3003, 2 ports
ステップ 6 vemcmd show trunk コマンドを使用して、次のことを確認します。
• コントロール VLAN とパケット VLAN がコマンド出力に示され、DV ポート グループが vCenter Server からホストに正常にプッシュされている。
• 正しい物理トランク ポート vmnic が使用されている。
Trunk port 16 native_vlan 1 CBL 1vlan(1) cbl 1, vlan(3002) cbl 1, vlan(3003) cbl 1,
少なくとも 1 つの物理アップリンクがコントロール VLAN とパケット VLAN を伝送している必要があります。また、複数のアップリンクがコントロール VLAN とパケット VLAN を伝送している場合、アップリンクは 1 つのポート チャネル プロファイルに属している必要があります。VEM をまだ VSM に追加していないため、ポート チャネル自体は表示されません。
ステップ 7 次のコマンドを使用して、ポートとシステム VLAN の間違った設定が原因で失われた接続を復元します。
vemcmd show port port-ltl-number
vemcmd set system-vlan vlan_id ltl port-ltl-number
LTL IfIndex Vlan Bndl SG_ID Pinned_SGID Type Admin State CBL Mode Name
. . .
48 1b030000 1 0 32 1 VIRT UP DOWN 0 Access vmk1
~ # vemcmd set system-vlan 99 ltl 48
(注) これらの vemcmd は回復手段だけに使用して、ポート プロファイル設定を正しいシステム VLAN に更新します。
ログの収集
VEM と VSM の間のネットワーク接続を確認したら、次の手順に従ってログ ファイルを収集し、問題を識別できます。
ステップ 1 VEM 上で次のコマンドを使用して、その UUID を確認します。
~ # module vem 3 vemcmd show card info
Card UUID type 0: 4908a717-7d86-d28b-7d69-001a64635d18
Switch uuid: 50 84 06 50 81 36 4c 22-9b 4e c5 3e 1f 67 e5 ff
Control VLAN MAC: 00:02:3d:10:0b:0c
Inband MAC: 00:02:3d:20:0b:0c
SPAN MAC: 00:02:3d:30:0b:0c
USER DPA MAC: 00:02:3d:40:0b:0c
Management IP address: 172.28.30.56
ステップ 2 VSM 上で次のコマンドを使用して、該当する UUID エントリがマップされているモジュール番号を確認します。
n1000v# show module vem mapping
Mod Status UUID License Status
--- ----------- ------------------------------------ --------------
60 absent 33393935-3234-5553-4538-35314e355400 unlicensed
66 powered-up 33393935-3234-5553-4538-35314e35545a licensed
ステップ 3 ステップ 2 のモジュール番号を使用して、次のコマンドの出力を収集します。
• show platform internal event-history module 13
• show module internal event-history module 13
• show system internal im event-history module 13
• show system internal vmm event-history module 13
• show system internal ethpm event-history module 13
(注) 問題を解決する際に TAC に連絡する必要がある場合は、ステップ 3 に示されているコマンドの出力が必要になります。