CDP Advertisement Support の使用
Cisco CallManager は、CDP Advertisement Support を使用して、アクティブ インターフェイスに関する CDP メッセージを指定のマルチキャスト アドレスに定期的に送信します。これらのメッセージには、デバイスの識別、インターフェイス名、システム機能、存続可能時間などの情報があります。
CDP をサポートしているシスコのデバイスであれば、定期的に送信されるこれらのメッセージを使用して Cisco CallManager の場所を特定できます。たとえば、デバイスは近接するデバイスの CDP キャッシュを使用して、Cisco CallManager エージェントの IP アドレスを特定します。
始める前に
CDP は、10/100BaseT イーサネット ネットワーク インターフェイス カードを備えた Cisco Media Convergence Server 上で Cisco CallManager と連動する、Windows 2000 のプロトコル ドライバです。CDP は、トークンリング、ATM、Windows NT プラットフォーム(Windows 98 や Windows NT 4.0 を含む)など、他のメディアをサポートしていません。
CDP ドライバ制御へのアクセス
CISCO-CDP-MIB を使用すると、CDP ドライバを制御できます。CiscoWorks2000 の使用中は、常に CDP ドライバを使用可能にして、Cisco CallManager をディスカバリできるようにしておく必要があります。
注意 CDP の設定値の変更が必要になるのは、特殊な場合のみです。たとえば、実行時にコントロール パネルから CDP ドライバを再起動して、システムをリセットすることなく IP 設定の最新の変更内容を反映させる場合などが考えられます。
CDP プロトコル ドライバのインストレーション
CDP ドライバは、Cisco CallManager のインストール時にインストールされます。図 28-1 に示すように、Cisco CallManager が正常にインストールされると、Windows 2000 コントロール パネルのデバイス ドライバ リストに CDP プロトコル ドライバが追加されます。
図 28-1 デバイス マネージャのメニュー
アップデートされた CDP ドライバとインターフェイス ファイルの場所
Cisco CallManager をインストールすると、次のコンポーネントがアップデートされます。
• CDP ドライバ(cdp.sys)がアップデートされ、Windows 2000 ドライバ ディレクトリに保存される(\WINNT\System32\Drivers\cdp.sys)。
• CDP インターフェイス ライブラリ(cdpintf.dll)がアップデートされ、Windows 2000 System32 ディレクトリに保存される(\WINNT\System32\cdpintf.dll)。
• CDP レジストリの再インストール用のバックアップ Regedit エクスポート ファイルがアップデートされ、bin ディレクトリに保存される(\Program Files\Cisco\cdp2k101.reg)。CDP レジストリが破壊された場合は、このファイルを使用して CDP レジストリを復元します。
• cdp2k101.reg ファイルを実行した後、CDP レジストリを復元するためにシステムの リセット を実行する必要があります。