Service Activation の概要
Cisco CallManager Serviceability は、Web ベースの Service Activation ツールを提供しています。このツールは、複数のサービスをアクティブまたは非アクティブにするために使用し、デフォルト サービスを選択してアクティブにするために使用します。
Service Activation Web ページでサービスをアクティブまたは非アクティブにするには、サービス名の横にあるチェックボックスをオンにし、 Update ボタンをクリックします。
Service Activation ツールは、自動モードでサービスをアクティブにします。また、単一サーバ設定に基づくサービスの依存関係も確認します。 Set Default ボタンをクリックすると、Service Activation ツールは、単一サーバ設定に基づいて Cisco CallManager を実行するために必要なサービスを選択します。たとえば、あるサービスを選択すると、単一サーバ設定(存在する場合)に基づいて Cisco CallManager を実行する場合に、そのサービスに依存している他のすべてのサービスを選択するかどうかを確認するプロンプトが表示されます。複数サーバのクラスタ設定の場合は、『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の第10 章「Service Activation」で、サービスの考慮事項を確認してください。
注意 必ず Service Activation ウィンドウからサービスをアクティブ/非アクティブにしてください。Service Activation ページを使用せずに Windows Service Control Manager からサービスをアクティブ/非アクティブにすると、データベース テーブルのエントリが追加または削除されないため、サービスが正しく設定されず、Cisco CallManager データベースとの同期が正常に行われません。
(注) Service Activation で Cisco CallManager および CTIManager サービスを非アクティブにした場合、サービスを非アクティブにした Cisco CallManager はデータベースから削除されます。つまり、Cisco CallManager はグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)に表示されなくなるため、Cisco CallManager Administration の設定操作で Cisco CallManager を選択できません。
その後、同じ Cisco CallManager のサービスを再度アクティブにした場合、データベースは再び Cisco CallManager を作成し、サーバ名または IP アドレスに「CM_」というプレフィックスを追加します。たとえば、IP アドレスが
172.19.140.180 であるサーバで Cisco CallManager または CTIManager サービスを再度アクティブにすると、Cisco CallManager Administration に
「CM_172.19.140.180」と表示されます。これで、Cisco CallManager Administration で、新しい「CM_」プレフィックスが追加された Cisco CallManager を選択できるようになります。
ヒント Service Activation ウィンドウ内のリンクから、Control Center Web ページにアクセスできます。Control Center ツールを使用すると、一度に 1 つのサービスを開始および停止できます。Control Center の詳細については、「Control Center」を参照してください。
図 5-1 は、特定のサーバに対するサービスのアクティベーション状況の例を示しています。
図 5-1 Service Activation を使用したサービスのアクティベーション状況
サービスのインストール
Cisco CallManager を初めてインストールするときは、Cisco CallManager を実行するために必要なすべてのサービスが、システムに自動的にインストールされます。ただし、インストールが完了するまでは、どのサービスもアクティブにはなりません(Cisco Database Layer Monitor サービスは除きます)。Cisco CallManager サービスなどのサービスは、Cisco CallManager Serviceability 内の Service Activation からアクティブにする必要があります。サービスは、アクティブにすると自動的に開始されます。サービスは、Control Center から開始または停止できます。「Control Center」を参照してください。
(注) Cisco CallManager をアップグレードする場合、システム上ですでに開始されていたサービスは、アップグレード後に開始されます。
サービス状況の表示
Control Center ツールを使用すると、クラスタ内の特定のサーバに対する Cisco CallManager サービスのアクティベーション状況を表示できます。Control Center は、NT サービスと、Cisco Tomcat Web サービスの Cisco IP Manager Assistant(IPMA)の両方のアクティベーション状況を表示します。
サービスの削除
サーバに対してサービスをアクティブにすると、システムにより、アクティブにされたサービスごとにデータベース エントリが作成されます。サーバが Cisco CallManager クラスタから永続的に削除されても、その特定のサーバですでにアクティブになっていたサービスのデータベース エントリは存在しているため、Cisco CallManager Serviceability および Administration ウィンドウにあるサーバのリストには引き続き表示されます。データベース エントリを永続的に削除するには、Delete Services ユーティリティを使用します。Service Activation Web ページに Delete Services ユーティリティへのリンクが表示される場合があります。ただし、それが表示されるのは、Cisco CallManager クラスタから永続的に削除されたサーバを選択した場合だけです。このユーティリティの使用方法の詳細については、『Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド』の「Service Activation」を参照してください。