Control Center の概要
Cisco CallManager Serviceability は、Web ベースの Control Center ツールを提供します。このツールを使用すると、クラスタ内の特定のサーバを対象にして、Cisco CallManager サービスの状況表示、および開始と停止が実行できます。
Cisco CallManager サービスを開始して停止すると、その Cisco CallManager サービスに登録されている Cisco IP Phone とゲートウェイはすべて、セカンダリ Cisco CallManager サービスにフェールオーバーされます。別の Cisco CallManager サービスに登録できない場合にだけ、デバイスと電話機を再起動する必要があります。Cisco CallManager サービスを開始して停止すると、その Cisco CallManager をホームとする他のインストール済みアプリケーション(Conference Bridge や Cisco Messaging Interface など)もこれに準じます。
注意 Cisco CallManager サービスを停止すると、そのサービスが制御しているすべてのデバイスに対するコール処理も停止します。Cisco CallManager サービスを停止した場合、IP Phone から別の IP Phone へのコールは維持され、IP Phone から Media Gateway Control Protocol(MGCP)ゲートウェイに対して進行中のコールも維持されます。その他のタイプのコールはドロップされます。
図 6-1 は、Cisco CallManager クラスタにある特定のサーバのサービス状況を示す例です。 表6-1 に、サービス状況アイコンの説明を示します。
図 6-1 Control Center を使用したサービス状況の表示
表6-1 サービス状況アイコン
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四角形 |
サービスは停止中 |
矢印 |
サービスは実行中 |
疑問符 |
サービスの状況は不明 |
(注) Cisco CallManager Serviceability の Service Activation ツールでは、複数のサービスをアクティブまたは非アクティブにできます。また、デフォルト サービスを選択してアクティブにできます。Control Center Web ページのリンクをクリックすると、Service Activation Web ページにアクセスできます。Service Activation の詳細については、「Service Activation」を参照してください。
サービスの開始または停止
Control Center ツールを使用すると、クラスタ内にある特定のサーバのサービスを停止または開始できます。
注意 Cisco CallManager サービスを開始および停止する場合は、Window Service Control Manager(SCM)を使用しないことをすることお勧めします。サービスが予期したとおりに実行されない場合があるためです。サービスを開始および停止するには、Control Center を使用してください。
参考情報
関連項目
• 「Cisco CallManager サービス」
• 「Service Activation」
• 『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「サービス状況の表示」
• 『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「サービスの停止」
• 『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「サービスの開始」
参考資料
• Cisco CallManager トラブルシューティング ガイド