Cisco ATA 186 および Cisco ATA 188
Cisco ATA 186 および Cisco ATA 188 Analog Telephone Adaptor は、普通のアナログ電話を IP ベースのテレフォニー ネットワークに接続するアナログ電話アダプタとして機能します。また、Cisco ATA は、普通のアナログ電話をインターネット電話に変換します。カスタマーは、その施設内に、Cisco ATA をインストールします。各アダプタは、音声ポートを 2 基サポートしています。各音声ポートには、独自の番号が割り当てられています。
(注) この章で使用する Cisco ATA の用語は、Cisco ATA 186 と Cisco ATA 188 の違いを明示的に述べていない限り、Cisco ATA 186 と Cisco ATA 188 の両方を指します。
この章の構成は、次のとおりです。
• 「Cisco ATA 186 および Cisco ATA 188 の機能」
• 「Cisco CallManager への接続」
• 「設定チェックリスト」
• 「参考情報」
Cisco ATA 186 および Cisco ATA 188 の機能
次のリストでは、Cisco ATA について説明します。
• 1 つの 10 BaseT RJ-45 ポート、および 2 つの RJ-11 FXS 標準アナログ電話ポート
• 音声コードは、G.711 a law、G.711mulaw、G.723 および G.729a をサポート
• Skinny Client Control プロトコルの使用
• 音声を IP データ パケットに変換、そのパケットをネットワークに送信
• リダイヤル、短縮ダイヤル、自動転送、コール ウェイティング、保留、転送、会議、ボイスメール、メッセージ受信のインディケータ、オフフック呼び出し音、発信者 ID、被発信者 ID、コール ウェイティング 発信者 ID などの機能をサポート
Cisco CallManager への接続
他の IP デバイスのように、Cisco ATA は TFTP サーバから Cisco CallManager の設定ファイルとリストを受け取ります。TFTP サーバに設定ファイルがない場合、Cisco ATA は、プライマリ Cisco CallManager の名前または IP アドレスとポート番号として、TFTP サーバの名前または IP アドレスとポート番号を使用します。
Cisco ATA の初期化の後に、Cisco ATA(skinny clients)上の両ポートはプライマリ Cisco CallManager との接続を試行します。接続または登録が失敗した場合、Cisco ATA skinny クライアントは Cisco CallManager リストの次の Cisco
CallManager への登録を試行します。その接続が失敗した場合、Cisco ATA skinny クライアントはリストの最後の Cisco CallManager への登録を試行します。Cisco CallManager とのすべての接続と登録が失敗した場合、クライアントはしばらくしてから接続を試行します。
登録が成功すると、Cisco ATA クライアントは、Cisco CallManager に対して、Cisco CallManager のソフトウェア バージョン、現在の日付と時刻、回線ステータス、および転送ステータスの情報を要求します。Cisco ATA はアクティブ中の Cisco CallManager との接続が切れると、Cisco CallManager リストに指定のバックアップ Cisco CallManager に接続を試行します。プライマリ Cisco CallManager が復帰すると、Cisco ATA は再接続を試行します。
設定チェックリスト
表43-1 に、Cisco ATA を設定する手順を示します。
表43-1 Cisco ATA 186 設定チェックリスト
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ステップ 1 |
Cisco ATA を Cisco CallManager Administration に設定します。 |
『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「 電話機の追加」 |
ステップ 2 |
Cisco ATA を設定します。 |
製品に付属のアドミニストレーション ガイドを参照してください。 |
ステップ 3 |
電話機を使用します。 |
製品に付属のマニュアルを参照してください。 |