概要:デフォルト規制テーブル
Cisco Unity Connection には、次の規制テーブルがあらかじめ設定されています。これらの規制テーブルは変更(名前の変更を含む)できますが、削除はできません。各規制テーブルでは、長距離電話番号へのアクセスがデフォルトで規制されています。
|
ファックス転送用の番号を規制します。ファックスに関連する機能は、Cisco Unity Connection のこのリリースでは使用できないことに注意してください。 |
|
メッセージの到着通知用の番号を規制します。Media Master で、録音および再生デバイスとして電話機が選択されている場合は、Connection がダイヤルするユーザの内線番号も規制されます(Media Master は Cisco Unity Connection の管理、Cisco Unity Assistant、および Cisco Unity Inbox で使用できます)。 |
|
身元不明発信者が指定した番号へ転送できる発信者のシステム転送で使用される番号を規制します。たとえば、発信者は Connection ユーザに関連付けられていないロビーまたは会議室の電話にダイヤルする場合があります。デフォルトでは、このテーブルにより、Connection は任意の番号にダイヤルできません。 |
|
電話転送用の番号を規制します。 |
規制テーブルの機能の詳細については、「規制テーブルの機能」を参照してください。
規制テーブルの作成
設定済みの規制テーブルは変更可能です。また、最大 100 の新規規制テーブルを作成できます。1 つのテーブルに対し、最大 100 のパターン番号を追加できます。新規パターン番号は自動的に規制テーブルのパターン番号 0 に挿入されます。Cisco Unity Connection は、電話番号を規制テーブルのダイヤル パターンと比較するときに、パターン番号 0 から始めて順に比較するため、パターン番号の順序が非常に重要になります。ある番号が 2 つ以上のダイヤル パターンと一致した場合、その番号は最初に一致したダイヤル パターンに従って処理されます。
特定の番号を入力するか、次の特殊文字をワイルドカードとして使用すると、ダイヤル パターンを指定できます。
|
0 以上の数字と一致。 |
|
1 つの数字にだけ一致。? を単一の数字のプレースホルダーとして使用します。 |
|
電話の # キーと一致。 |
すべての規制テーブルには、最後のパターン番号のダイヤル パターンとして * がデフォルトで設定されています。このダイヤル パターンの設定は変更できません。この設定によって、入力された番号が規制テーブルのどのダイヤル パターンとも一致しない状況が回避されるためです。ただし、このパターン番号の[ブロック(Blocked)]フィールドを変更し、ある番号を許可または禁止することは可能です。
新規規制テーブルを作成する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [システム設定(System Settings)] を展開し、 [規制テーブル(Restriction Tables)] をクリックします。
ステップ 2 [規制テーブルの検索(Search Restriction Tables)]ページで、 [新規追加(Add New)] をクリックします。
ステップ 3 [規制テーブルの新規作成(New Restriction Table)]ページで、適切な基本設定を入力します。フィールドの詳細については、[ヘルプ(Help)]メニューの [フィールドの定義(Field Definitions)] をクリックしてください。
(注) アスタリスク(*)の付いたフィールドは必須フィールドです。
ステップ 4 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 5 パターンを規制テーブルに追加するには、[規制テーブルの基本設定の編集(Edit Restriction Table Basics)]ページの[規制パターン(Restriction Patterns)]ボックスで、 [新規追加(Add New)] をクリックします。
ステップ 6 パターンのいずれかの設定を変更した場合は、 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 7 許可または拒否する各パターンを追加し終わるまで、ステップ 5 とステップ 6 を繰り返します。
ステップ 8 パターンの順序を変更するには、 [順序の変更(Change Order)] をクリックし、次の手順を実行します。
a. パターンをリスト内で移動するには、[規制パターンの順序の変更(Change Restriction Pattern Order)]ページで、パターンをクリックし、必要に応じて上向き矢印または下向き矢印をクリックします。
b. パターンの順序を変更し終わった後、 [保存(Save)] をクリックします。
c. [規制テーブルの編集(Edit Restriction Table)]ページに戻るには、[編集(Edit)]メニューの [規制テーブルの編集(Edit Restriction Table)] をクリックします。
ステップ 9 パターンをリストから削除するには、パターンの左側にあるチェックボックスをオンにして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックし、 [OK] をクリックして削除を確定します。
規制テーブルの修正
規制テーブルを修正する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [システム設定(System Settings)] を展開し、 [規制テーブル(Restriction Tables)] をクリックします。
ステップ 2 [規制テーブルの検索(Search Restriction Tables)]ページで、修正する規制テーブルの表示名をクリックします。
(注) 修正しようとする規制テーブルが検索結果テーブルに表示されていない場合は、ページ上部の検索フィールドに必要なパラメータを設定して、[検索(Find)]をクリックします。
ステップ 3 パターンを規制テーブルに追加するには、[規制テーブルの基本設定の編集(Edit Restriction Table Basics)]ページの[規制パターン(Restriction Patterns)]ボックスで、 [新規追加(Add New)] をクリックします。
ステップ 4 パターンのいずれかの設定を変更した場合は、 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 5 許可または拒否する各パターンを追加し終わるまで、ステップ 3 とステップ 4 を繰り返します。
ステップ 6 パターンをリストから削除するには、パターンの左側にあるチェックボックスをオンにして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックし、 [OK] をクリックして削除を確定します。
ステップ 7 パターンの順序を変更するには、 [順序の変更(Change Order)] ボタンをクリックし、次の手順を実行します。
a. パターンをリスト内で移動するには、[規制パターンの順序の変更(Change Restriction Pattern Order)]ページで、パターンをクリックし、必要に応じて上向き矢印または下向き矢印をクリックします。
b. パターンの順序を変更し終わった後、 [保存(Save)] をクリックします。
c. [規制テーブルの編集(Edit Restriction Table)]ページに戻るには、[編集(Edit)]メニューの [規制テーブルの編集(Edit Restriction Table)] をクリックします。
ステップ 8 パターンをリストから削除するには、パターンの左側にあるチェックボックスをオンにして [選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックし、 [OK] をクリックして削除を確定します。
規制テーブルの削除
規制テーブルを削除する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [システム設定(System Settings)] を展開し、 [規制テーブル(Restriction Tables)] をクリックします。
ステップ 2 [規制テーブルの検索(Search Restriction Tables)]ページで、削除する規制テーブルの表示名をクリックします。
(注) 削除しようとする規制テーブルが検索結果テーブルに表示されていない場合は、ページ上部の検索フィールドに必要なパラメータを設定して、[検索(Find)]をクリックします。
ステップ 3 [規制テーブルの編集(Edit Restriction Table)]ページで、 [削除(Delete)] をクリックします。
(注) 削除しようとする規制テーブルをサービス クラスが参照している場合は、エラー メッセージを受け取ります。このリファレンスを見つけて削除するまでは、規制テーブルを削除できません。
ステップ 4 削除するかどうかの確認を求めるダイアログボックスが表示された場合、 [OK] をクリックします。