SSL サーバ証明書の作成とインストール
SSL サーバ証明書を作成してインストールし、Cisco Personal Communications Assistant および IMAP 電子メール クライアントから Cisco Unity Connection へのアクセスを保護するには、次の作業を行います。
1. Microsoft 証明書サービスを使用して証明書を発行する場合は、Microsoft 証明書サービスをインストールします。「Microsoft 証明書サービス コンポーネントをインストールする」を実行します。
別のアプリケーションを使用して証明書を発行する場合は、そのアプリケーションをインストールします。インストール手順については、製造元のマニュアルを参照してください。次に、ステップ 2. に進みます。
外部認証局を使用して証明書を発行する場合は、ステップ 2. に進みます。
(注) Microsoft 証明書サービス、または証明書署名要求を作成できる別のアプリケーションをすでにインストールしている場合は、この手順をスキップしてください。
2. 証明書署名要求を作成します。次に、Microsoft 証明書サービス、または証明書を発行する別のアプリケーションをインストールしたサーバに、証明書署名要求をダウンロードします。あるいは、証明書署名要求を外部 Certification Authority(CA; 認証局)に送信するために使用できるサーバに、証明書署名要求をダウンロードします。「証明書署名要求を作成してダウンロードする」を実行します。
3. Microsoft 証明書サービスを使用してサーバ証明書を発行する場合は、「サーバ証明書を発行する(Microsoft 証明書サービスを使用して証明書を発行する場合のみ)」を実行します。
別のアプリケーションを使用して証明書を発行する場合は、そのアプリケーションのドキュメントで、証明書を発行する手順を参照してください。
外部 CA を使用して証明書を発行する場合は、外部 CA に証明書署名要求を送信します。外部 CA から証明書が返送された後、ステップ 4. に進みます。
4. Cisco Unity Connection サーバにサーバ証明書をインストールします。「証明書をインストールする」を実行します。
Microsoft 証明書サービス コンポーネントをインストールする
ステップ 1 Cisco PCA を使用するすべてのクライアント コンピュータ、または IMAP クライアントを使用して Connection ボイス メッセージにアクセスするすべてのクライアント コンピュータによって解決できる DNS 名(FQDN)または IP アドレスを持つ任意のサーバで、ローカル Administrators グループのメンバーであるアカウントを使用して Windows にログオンします。
ステップ 2 Windows の[スタート]メニューから [設定] >[コントロール パネル] >[プログラムの追加と削除] をクリックします。
ステップ 3 [プログラムの追加と削除]コントロール パネルの左ペインで、 [Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
ステップ 4 [Windows コンポーネント]ダイアログボックスで、 [証明書サービス] チェックボックスをオンにします。この他の項目は変更しないでください。
ステップ 5 コンピュータ名およびドメイン メンバーシップの変更ができなくなるという警告が表示された場合は、 [はい] をクリックします。
ステップ 6 [次へ] をクリックします。
ステップ 7 [証明機関の種類]ページで、 [スタンドアロンのルート CA] をクリックし、 [次へ] をクリックします(スタンドアロンの認証局(CA)は、Active Directory を必要としない CA です)。
ステップ 8 [CA 識別情報]ページの[この CA の共通名]フィールドに、認証局の名前を入力します。
ステップ 9 [識別名のサフィックス]フィールドで、デフォルト値をそのまま使用します。
ステップ 10 [有効期間]で、デフォルト値の [5 年] をそのまま使用します。
ステップ 11 [次へ] をクリックします。
ステップ 12 [証明書データベースの設定]ページで、 [次へ] をクリックしてデフォルト値をそのまま使用します。
コンピュータ上でインターネット インフォメーション サービスが動作しているため、停止してから処理を続行する必要があるというメッセージが表示された場合は、 [はい] をクリックしてサービスを停止します。
ステップ 13 Windows Server 2003 ディスクをドライブに挿入するように要求された場合は、Cisco Unity Connection ディスク(同じ必須ソフトウェアが収録されています)または Windows Server 2003 ディスクを挿入します。
ステップ 14 [Windows コンポーネント ウィザードの完了]ダイアログボックスで、 [完了] をクリックします。
ステップ 15 [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスを閉じます。
証明書署名要求を作成してダウンロードする
ステップ 1 Cisco Unified オペレーティングシステムの管理にログインします。
ステップ 2 [セキュリティ(Security)]メニューで、 [証明書の管理(Certificate Management)] をクリックします。
ステップ 3 [証明書の一覧(Certificate List)]ページで、 [CSRの作成(Generate CSR)] をクリックします。
ステップ 4 [証明書署名要求の作成(Generate Certificate Signing Request)]ページの [証明書の名前(Certificate Name)] リストで、 [Tomcat] をクリックします。
ステップ 5 [CSRの作成(Generate CSR)] をクリックします。
ステップ 6 [ステータス(Status)]領域に、CSR が正常に生成されたというメッセージが表示された後、 [閉じる(Close)] をクリックします。
ステップ 7 [証明書の一覧(Certificate List)]ページで、 [CSRのダウンロード(Download CSR)] をクリックします。
ステップ 8 [証明書署名要求のダウンロード(Download Certificate Signing Request)]ページの [証明書の名前(Certificate Name)] リストで、 [Tomcat] をクリックします。
ステップ 9 [CSRのダウンロード(Download CSR)] をクリックします。
ステップ 10 [ファイルのダウンロード]ダイアログボックスで、 [保存] をクリックします。
ステップ 11 [名前を付けて保存]ダイアログボックスの [ファイルの種類] リストで、 [すべてのファイル] をクリックします。
ステップ 12 Microsoft 証明書サービスをインストールしたサーバ上、または CSR を外部認証局に送信するために使用できるサーバ上の場所に、ファイル tomcat.csr を保存します。
ステップ 13 [証明書署名要求のダウンロード(Download Certificate Signing Request)]ページで、 [閉じる(Close)] をクリックします。
サーバ証明書を発行する(Microsoft 証明書サービスを使用して証明書を発行する場合のみ)
ステップ 1 Microsoft 証明書サービスをインストールしたサーバ上で、Domain Admins グループに所属するアカウントを使用して Windows にログインします。
ステップ 2 Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム] >[管理ツール] >[証明機関] をクリックします。
ステップ 3 左ペインで、 [証明機関 (ローカル)] >[<認証局名>] を展開します。<認証局名> は、「Microsoft 証明書サービス コンポーネントをインストールする」で Microsoft 証明書サービスをインストールしたときに認証局に付けた名前です。
ステップ 4 認証局の名前を右クリックし、 [すべてのタスク] >[新しい要求の送信] をクリックします。
ステップ 5 「証明書署名要求を作成してダウンロードする」で作成した最初の証明書署名要求ファイルの場所を参照し、ファイルをダブルクリックします。
ステップ 6 [証明機関]の左ペインで、 [保留中の要求] をクリックします。
ステップ 7 ステップ 5 で送信した保留中の要求を右クリックし、 [すべてのタスク] >[発行] をクリックします。
ステップ 8 [証明機関]の左ペインで、 [発行した証明書] をクリックします。
ステップ 9 新しい証明書を右クリックし、 [すべてのタスク] >[バイナリ データのエクスポート] をクリックします。
ステップ 10 [バイナリ データのエクスポート]ダイアログボックスで、[バイナリ データを含む列]リストの [バイナリ証明書] をクリックします。
ステップ 11 [バイナリ データをファイルに保存する] をクリックします。
ステップ 12 [OK] をクリックします。
ステップ 13 [バイナリ データの保存]ダイアログボックスで、パスとファイル名を入力し、この情報を書き留めます。この情報は以降の手順で必要になります。
Cisco Unity Connection サーバからアクセスできるネットワーク ロケーションを選択します。
ステップ 14 [OK] をクリックします。
ステップ 15 [証明機関]を閉じます。
証明書をインストールする
ステップ 1 Cisco Unified オペレーティングシステムの管理にログオンします。
ステップ 2 [セキュリティ(Security)]メニューで、 [証明書の管理(Certificate Management)] をクリックします。
ステップ 3 [証明書の一覧(Certificate List)]ページで、 [証明書のアップロード(Upload Certificate)] をクリックします。
ステップ 4 [証明書のアップロード(Upload Certificate)]ページの [証明書の名前(Certificate Name)] リストで、 [tomcat-trust] をクリックします。
ステップ 5 [ルート証明書(Root Certificate)]フィールドに、Microsoft 証明書サービスまたは別のアプリケーションで発行した証明書ファイルの名前、または外部 CA から取得した証明書ファイルの名前を入力します。
ステップ 6 [参照(Browse)] をクリックします。
ステップ 7 [ファイルの選択]ダイアログボックスで、証明書ファイルの場所を参照し、ファイル名をクリックして、 [開く] をクリックします。
ステップ 8 [証明書のアップロード(Upload Certificate)]ページで、 [ファイルのアップロード(Upload File)] をクリックします。
ステップ 9 [ステータス(Status)]領域で、アップロードが成功したと報告された後、 [閉じる(Close)] をクリックします。