レポートの概要
Cisco Unity Connection の管理では、次のレポートを生成することができます。
表34-1 システム設定と通話管理に関するレポート
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Phone Interface Failed Logon(電話インターフェイスのログイン失敗) |
電話での Connection へのログオンが失敗した場合に、そのすべてのログオン試行について次の情報が含まれています。 • ログオンに失敗したユーザのユーザ名、エイリアス、発信者 ID、および内線番号。 • ログオン試行が失敗した日時。 • ユーザが、ログオン失敗の最大回数に達したかどうか。 |
Users(ユーザ) |
各ユーザに関する次の情報が含まれています。 • 姓、名、およびエイリアス。 • ユーザに関連付けられている Connection サーバを識別するための情報。 • 課金 ID、サービス クラス、および内線番号。 • アカウントがロックされているかどうか。 • ユーザがパーソナル着信転送ルールを有効にしているかどうか。 |
User Message Activity(ユーザ メッセージ アクティビティ) |
送受信されたメッセージに関して、次の情報がユーザごとに含まれています。 • 名前、内線番号、およびサービス クラス。 • 各メッセージの日時。 • 各メッセージの送信元に関する情報。 • 完了した操作(新しいメッセージ、メッセージの開封、MWI オン要求など)。 • ユーザが受信した新しいメッセージの数、およびメッセージ発信者に関する情報。 • 発信番号と結果。 |
Distribution Lists(同報リスト) |
次の情報が含まれています。 • リストの名前と表示名。 • リストの作成日時。 • 同報リストの作成日時は、グリニッジ標準時で示されます。 • リストに含まれているユーザの番号の数。 • [Include List Members]チェックボックスをオンにした場合は、リストのメンバーになっている各ユーザのエイリアスのリスト。 |
Unused Voice Mail Accounts(未使用ボイスメール アカウント) |
ユーザのエイリアスと表示名、およびユーザ アカウントの作成日時が含まれています。
(注) ユーザ アカウントの作成日時は、グリニッジ標準時で示されます。
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Transfer Call Billing(転送コール課金) |
各通話に関する次の情報が含まれています。 • ユーザの名前、内線番号、および課金 ID。 • 通話が発生した日時。 • ダイヤルされた電話番号。 • 転送の結果(接続、応答なし(RNA)、通話中、不明)。 |
Outcall Billing Detail(発信課金詳細) |
次の情報が含まれています。これらの情報は、日付および電話をかけたユーザの内線番号に基づいて整理されています。 • 名前、内線番号、および課金 ID。 • 通話の発生日時。 • ダイヤルされた電話番号。 • 通話の結果(接続、応答なし(RNA)、通話中、不明)。 • 通話の長さ(秒)。 |
Outcall Billing Summary(発信課金要約) |
出力は、日付および電話をかけたユーザの名前、内線番号、および課金 ID に基づいて整理されています。この出力は 1 日(24 時間)のリストであり、指定された日の各 1 時間の発信時間(秒単位)が示されています。 |
Call Handler Traffic(コール ハンドラ トラフィック) |
各コール ハンドラに関する次の情報が含まれています。1 日の各 1 時間に 1 行使用されています。 • 通話の合計数。 • 各タッチトーン キーが押された回数。 • 内線。 • 無効な内線番号。 • グリーティング再生後の操作が発生した回数。 • 発信者が電話を切った回数。 |
System Configuration(システムの設定) |
Connection システムの設定のすべての面に関する、詳細な情報が含まれています。 |
レポート設定パラメータの設定
Cisco Unity Connection は、レポート生成の基礎となるデータを収集して格納するように自動的に設定されます。生成するレポートの出力内容に応じて、次のパラメータを調整することができます。レポートのパラメータ設定は、すべて Cisco Unity Connection の管理の[システム設定(System Settings)] >[詳細設定(Advanced)] >[レポート(Reports)]ページにあります。
• [データ収集サイクルの間隔(ミリ秒)(Milliseconds Between Data Collection Cycles)] :デフォルトでは、30 分(1,800,000 ミリ秒)に設定されています。この設定によって、レポート データを収集する各サイクル間に Connection が待機する時間の長さを制御します。
• [レポート データベースのデータ保存期間(日)(Days to Keep Data in Reports Database)] :デフォルトでは、180 日に設定されています。生成しようとするレポートに対して、この日数を超える値を対象期間として指定しても、データの日数はここで設定する値によって制限されます。
• [レポート出力の最大レコード数(Maximum Records in Report Output)] :デフォルトでは、25,000 レコードに設定されています。このフィールドに指定できる最大値は、30,000 レコードです。生成しようとするレポートで、レコード数がこの許容最大値を超える場合は、レポートを何回かに分けて生成します。たとえば、データ範囲を狭くするか、各期間に含まれるユーザ アカウントの数を減らします。
(注) ユーザ メッセージ アクティビティ レポート(User Message Activity Report)では、[レポート出力の最大レコード数(Maximum Records in Report Output)]の設定が、デフォルトの 25,000 レコードではなく 15,000 レコードに制限されます。これは、レポートのサイズが大きくなるためです。
• [進捗インジケータを表示するために必要な最小レコード数(Minimum Records Needed to Display Progress Indicator)] :デフォルトでは、2,500 レコードに設定されています。このフィールドに指定できる最大値は、10,000 レコードです。進捗インジケータの目的は、要求したレポートのサイズが大きく、完了に時間がかかる場合に警告することです。Connection では、レポートはブラウザから生成します。このブラウザ セッションは、レポートを生成している間は開いたままにしておく必要があります。データベースのサイズや生成しているレポートのタイプによっては、レポートの生成に時間がかかることがあります。この間、管理者はブラウザを使用できず、Connection の管理セッションを開いたままにしておく必要があります。
レポート データのアーカイブ
レポート データは、設定したデータ保存期間パラメータに基づいて、徐々に上書きされていきます。履歴を残すためにレポートを保管しておく場合は、レポートを定期的に生成するスケジュールを計画し、それらのレポートを Cisco Unity Connection サーバ以外の場所に保存することをお勧めします。
レポートの生成と表示
レポートは、Cisco Unity Connection Serviceability で生成して表示することができます。Cisco Unity Connection Serviceability に移動するには、Cisco Unity Connection の管理の右上隅にあるナビゲーション ドロップダウン リストの [Cisco Unity Connection Serviceability] をクリックし、 [移動(Go)] をクリックします。
レポートの生成と表示の詳細については、『 Cisco Unified Serviceability アドミニストレーション ガイド for Cisco Unity Connection 』を参照してください。このマニュアルは、
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6509/prod_maintenance_guides_list.html から入手可能です。