チャネライズド SONET/SDH の設定に関する情報
チャネライズド SONET/SDH を設定するには、次の概念を理解している必要があります。
• 「チャネライズド SONET の概要」
• 「チャネライズド SDH の概要」
• 「チャネライズド SONET/SDH のデフォルト設定値」
• 「チャネライズド SONET/SDH の設定方法」
チャネライズド SONET の概要
同期光ファイバ ネットワーク(SONET)は、光ファイバでのデジタル テレコミュニケーション サービス伝送において使用される米国規格協会(ANSI)の規格形式です。
同期デジタル ハイアラーキ(SDH)は、SONET の国際版に相当します。
チャネライズド SONET では、多重化 T3/E3 および仮想トリビュタリ グループ(VTG)チャネルで SONET フレームを転送することができます。
チャネライズド SONET は、次の SPA でサポートされます。
• Cisco 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA
• Cisco 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA
• Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA
チャネライズド SDH は、次の SPA でサポートされます。
• Cisco 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA
• Cisco 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA
• Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA
SONET は、同期転送信号(STS)フレーム構成を使用します。STS は、オプティカル キャリア 1(OC-1)の電気版に相当します。
SDH は、同期転送モード(STM)フレーム構成を使用します。1 つの STM-1 は、3 つのオプティカル キャリア 1(OC-1)の電気版に相当します。
チャネライズド SONET インターフェイスは、複数の STS ストリームを複合したものであり、固有のペイロード ポインタを持つ独立したフレームとして維持されます。フレームは、転送される前に多重化されます。
回線がチャネル化されると、 パス と呼ばれるより小さい帯域幅のチャネルに論理的に分割されます。これらのパスが SONET ペイロードを伝送します。全パスの帯域幅の合計は回線の帯域幅を超過できません。
回線がチャネル化されない場合、この回線は クリア チャネル と呼ばれ、回線の全帯域幅がブロードバンド サービスを伝送する単一のチャネル専用となります。
STS ストリームは、次のタイプのチャネルにチャネル化することができます。
• T3/E3
• VT1.5 がマッピングされた T1
• Packet over SONET/SDH(POS)(OC12 および OC48 のみ)
T3/E3 チャネルは、さらに T1 にチャネル化でき、T1 はタイムスロット(DS0)にチャネル化できます。ただし、T1 または DS0 をサポートしない 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA の場合は除きます。
SONET 回線のチャネル化は、次の 2 つの主要なプロセスで構成されます。
• コントローラの設定
• インターフェイスのチャネライズド パスへの設定
最初に、STS パスのモードを設定することによりコントローラを設定します。モードは、使用するハードウェアのサポートに応じて、T3、または VT1.5 マッピング T1、または POS に設定できます。
(注) POS は、Cisco 1 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA の STS-3c パスと STS-12c パス、および Cisco 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA の STS-3c、STS-12c、STS-48c の各パスでのみサポートされます。
モードが指定されると、各コントローラが作成され、残りの設定がそのコントローラに適用されます。たとえば、T3 モードでは T3 コントローラが作成されます。T3 コントローラは、シリアル チャネルに対して設定するか、または T1 を伝送するためにさらにチャネル化できます。これらの T1 は、シリアル インターフェイスに対して設定できます。
設置されている SPA のサポートに応じて、各 STS パスを個別に T3、E3、VTG などに設定できます。
図 22 に、1 台の SONET コントローラに対する 3 つの STS パスの例を示します。ただし、2 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA は最大 12 個の STS パスをサポートし、1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA は最大 48 個の STS パスをサポートしますが、1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA は VTG をサポートしません。
図 22 SONET コントローラ STS パス
図 23 に、SONET コントローラ設定の組み合わせの例を示します。
(注) Cisco ASR 9000 シリーズ ルータの 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA は VTG をサポートしません。
図 23 SONET コントローラの設定の組み合わせ
図 24 は、設定可能な T3 パスを示しています。
(注) チャネライズド T3 パスは、1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA と 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA でのみサポートされます。
図 24 SONET T3 チャネライズド パス
図 25 は、設定可能な VTG パスを示しています。
(注) VTG パスがサポートされるのは、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ上の Cisco 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA および Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA のみです。
図 25 SONET VTG チャネライズド パス
チャネライズド SDH の概要
同期デジタル ハイアラーキ(SDH)は、SONET の国際版に相当します。
チャネライズド SDH は、次の SPA でサポートされます。
• Cisco 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA
• Cisco 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA
• Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA
同期転送モジュール(STM)信号は、SONET の STS の同期デジタル ハイアラーキ(SDH)版に相当しますが、各帯域幅で番号は異なります。ここでは、STM という用語はパス幅と光回線レートの両方を表します。STM 信号内のパスは、管理ユニット(AU)と呼ばれます。
SONET と SDH 間での基本的な用語の違いの概要を次に示します。
• SONET の STS は、SDH の管理ユニット(AU)に相当
• SONET の仮想トリビュタリ(VT)は、SDH のトリビュタリ ユニット(TU)に相当
• SDH の基本ビルディング ブロックは STM-1(STS-3 に相当)および STM-0(STS-1 に相当)
管理ユニット(AU)は、より上位のパス レイヤと多重化セクション レイヤ間の適合を可能にする情報構造です。AU は、情報ペイロード(より上位の仮想コンテナ)と管理ユニット ポインタで構成されます。管理ユニット ポインタは、ペイロード フレーム開始のオフセットを多重化セクション フレーム開始と相対的に示します。
AU は、トリビュタリ ユニット(TU)およびトリビュタリ ユニット グループ(TUG)にチャネル化することができます。
管理ユニット 4(AU-4)は、3 つの STM-1 または 1 つの STM-3 で構成されます。
管理ユニット 3(AU-3)は、1 つの STM-1 で構成されます。
管理ユニット グループ(AUG)は、STM ペイロードにおいて固定の定義された位置を占める 1 つまたは複数の管理ユニットで構成されます。
表 2 SONET/SDH 用語対照表
|
|
SONET |
SDH |
STS-3c |
AU-4 |
STS-1 |
AU-3 |
VT |
TU |
SPE |
VC |
セクション |
リジェネレータ セクション |
回線 |
多重化セクション |
パス |
パス |
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでは、次のレベルの SDH チャネル化がサポートされます。
• 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA
– AU4 から TUG-3 から TUG-2 から VC-12 から E1 から NxDS0
– AU4 から TUG-3 から VC-3 から DS3(クリア チャネル)
– AU4 から TUG-3 から VC-3 から E3(クリア チャネル)
– AU3 から TUG-2 から VC-11 から DS1 から NxDS0
• 2 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA
– AU-4-4c(VC-4-4c)
– AU-4(VC-4)
– AU-4 から TUG-3 から VC-3 から DS3
– AU-4 から TUG-3 から VC-3 から E3
– AU-4 から TUG-3 から TUG-2 から VC-11 から T1 から NxDS0
– AU-4 から TUG-3 から TUG-2 から VC-12 から E1 から NxDS0
– AU-3 から VC-3 から DS3
– AU-3 から TUG-2 から VC-11 から T1 から NxDS0
– AU-3 から TUG-2 から VC-12 から E1 から NxDS0
– AU-3 から VC-3 から E3
– AU-3 から VC-3 から DS3 から T1 から NxDS0
– AU-3 から VC-3 から DS3 から E1 から NxDS0
• 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA
– DS3
– E3
– AU-3(VC-3)
– AU-4(VC-4)
– AU-4-4c(VC-4-4c)
– AU-4-16c(VC-4-16c)
図 26 に、サポートされている SPA で設定可能な SDH AU-3 パスの例を示します。
(注) 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA では、AU-3 パスをさらに T1 にチャネル化することはサポートされません。
図 26 SDH AU3 パス
図 27 に、サポートされる SPA で設定できる SDH AU4 パスを表示します。
(注) 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA は、T3 または E3 レベルへのチャネル化だけをサポートします。AU-4 パスのさらなるチャネル化はサポートされません。
図 27 SDH AU4 パス
チャネライズド SONET/SDH のデフォルト設定値
表 3 に、チャネライズド SONET/SDH に存在するデフォルト設定パラメータを示します。
表 3 SONET/SDH コントローラのデフォルト設定値
|
|
|
クロック ソース |
line |
clock source { internal | line } |
SONET フレーミング |
sonet |
framing { sdh | sonet } |
チャネライズド SONET/SDH の設定方法
ここでは、次の手順について説明します。
• 「SONET T3 チャネルおよび VT1.5 がマッピングされた T1 チャネルの設定」
• 「Packet over SONET チャネルの設定」
• 「T3 のためのクリア チャネル SONET コントローラの設定」
• 「チャネライズド SONET 自動保護スイッチング(APS)の設定」
• 「SDH AU-3 の設定」
• 「SDH AU-4 の設定」
SONET T3 チャネルおよび VT1.5 がマッピングされた T1 チャネルの設定
ここでは、SONET 回線を T3 チャネルおよび VT がマッピングされた T1 チャネルに設定する手順について説明します。
前提条件
• 「Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ でのクリア チャネル SONET コントローラの設定」 モジュールのに示す SONET コントローラの設定方法を理解している必要があります。
• 次の SPA では、STS パスを T3 にチャネル化することができます。
– Cisco 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA
– Cisco 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA
– Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA
• STS パスの VTG がマッピングされた T1 へのチャネル化は、次の SPA で行えます。
– Cisco 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA
– Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA
• 次の SPA では、T3 パスを T1 または E1 にチャネル化することができます。
– Cisco 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA
– Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA
• Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA では、T1 パスを NxDS0 にチャネル化することができます。
制約事項
T1 および E1 は、Cisco 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA でサポートされません。
手順の概要
1. configure
2. controller sonet interface-path-id
3. clock source { internal | line }
4. framing sonet
5. sts number
6. mode mode
7. width number
8. root
9. controller controllerName instance
10. mode mode
11. root
12. controller t1 interface-path-id
13. channel-group number
14. timeslots num1:num2:num3:num4 または
timeslots range1-range2
15. show configuration
16. root
17. interface serial interface-path-id
18. encapsulation { frame-relay | hdlc | ppp }
19. ipv4 ip-address mask
20. no shutdown
21. end
または
commit
22. show
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller sonet interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# controller sonet 0/1/1/0 |
SONET コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、SONET コントローラ名と interface-path-id を rack/slot/module/port 表記で指定します。 |
ステップ 3 |
clock source { internal | line }
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# clock source internal |
SONET ポート転送クロック ソースを設定します。ここで、 internal キーワードは内部クロック、 line キーワードは回線から回収されたクロックを設定します。 • ネットワークからクロッキングを得られる場合は、必ず line キーワードを使用します。2 つのルータがバックツーバックまたは光ファイバで接続されており、クロッキングが得られない場合は、 internal キーワードを使用します。 • デフォルト キーワードは line です。 (注) スペース再利用プロトコル(SRP)インターフェイスでは、内部クロッキングが必要です。 |
ステップ 4 |
framing sonet
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# framing sonet |
SONET フレーム構成のコントローラを設定します。 SONET フレーム構成( sonet )がデフォルトです。 |
ステップ 5 |
sts number
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# sts 1 |
number により指定された STS ストリームを設定します。有効値の範囲を次に示します。 • 1 ~ 48:1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA • 1 ~ 3:1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA • 1 ~ 12:2 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA |
ステップ 6 |
mode mode
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-stsPath)# mode t3 |
STS レベルでのインターフェイスのモードを設定します。設定可能なモードは、次のとおりです。 • t3:T3 を伝送する SONET パス • vt15-t1:仮想トリビュタリ 1.5 T1 を伝送する SONET パス(VT15 T1)(1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA および 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA のみ) • pos:Packet over SONET |
ステップ 7 |
width number
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-stsPath)# width 3 |
連結される STS ストリーム数を設定します。 number に設定可能な値を次に示します。 • 1:STS ストリーム数 1 を示します。 • 3:STS ストリーム数 3 を示します(STS-3c)。 • 12:12 個の STS ストリームが連結することを示します(STS-12c)。 • 48:48 個の STS ストリームが連結することを示します(STS-48c)。これは、1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA のデフォルトです。 自然境界の STS パスには、幅 3、12、48 が設定されます。これは、次のパス番号と適合します。 • STS-3c では 1、4、7、10 など • STS-12c では 1、13、25、37 • STS-48c では 1 |
ステップ 8 |
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-stsPath)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 9 |
controller controllerName instance
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# controller t3 0/1/1/0/0 |
コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、コントローラ名とインスタンス ID を rack/slot/module/port/controllerName 表記で指定します。コントローラ名を次に示します。 • t3:T3 を伝送する SONET パス • vt15-t1:仮想トリビュタリ 1.5 T1 を伝送する SONET パス(VT15 T1)(1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA および 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA のみ) |
ステップ 10 |
mode mode
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t3)# mode t1 |
このレベルでのインターフェイスのモードを設定します。設定可能なモードは、次のとおりです。 • t1:28 の T1 にチャネル化(1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA および 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA のみ) • e1:21 の E1 にチャネル化(1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA および 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA のみ) • serial:HDLC に類似するペイロードを伝送するクリア チャネル |
ステップ 11 |
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t3)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 12 |
controller t1 interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# controller t1 0/1/1/0/0/0 |
T1 コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、T1 コントローラ名と interface-path-id を rack/slot/module/port/T3Num/T1num 表記で指定します。 (1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA および 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA のみ) |
ステップ 13 |
channel-group number
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t1)# channel-group 1 |
タイム スロットの割り当て先となるチャネル グループ番号を設定します。範囲は 1 ~ 24 です。 |
ステップ 14 |
timeslots num1:num2:num3:num4 または timeslots range1-range2
RP/0/0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# timeslots 1:3:7:9 RP/0/0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# timeslots 1-24 |
インターフェイスのタイム スロットを num1:num2:num3:num4 表記で数字で指定するか、 range1-range2 表記で範囲として指定します。 |
ステップ 15 |
show configuration
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# show configuration |
コミットされていない設定の内容を表示します。 |
ステップ 16 |
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t3)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 17 |
interface serial interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface serial 0/1/1/0/0/0:0 |
完全なインターフェイス番号を rack/slot/module/port/T3Num/T1num:instance 表記で指定します。 |
ステップ 18 |
encapsulation { frame-relay | hdlc | ppp }
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# encapsulation ppp |
カプセル化のタイプを、次のいずれかのキーワードを使用して指定します。 • frame-relay :フレームリレー ネットワーク プロトコル • hdlc :ハイレベル データリンク コントロール(HDLC)同期プロトコル • ppp :ポイントツーポイント プロトコル |
ステップ 19 |
ipv4 ip-address mask
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ip address 10.10.10.10 255.255.255.255 |
IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。 |
ステップ 20 |
no shutdown
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 (注) shutdown 設定を削除することにより、インターフェイスでの強制的な管理上の停止が排除されるため、インターフェイスはアップ状態またはダウン状態に移行することができます(親 SONET レイヤが管理上の停止状態に設定されていないことを前提とします)。 |
ステップ 21 |
end または commit
RP/0/0RSP0/CPU0:router(config-sonet)# end または RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。 – cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。 • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 22 |
show controllers sonet interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router# show controllers sonet 0/1/1/0 |
SONET コントローラの設定を確認します。 |
Packet over SONET チャネルの設定
ここでは、チャネライズド SONET をサポートする SPA の Packet over SONET(POS)チャネルを設定する方法について説明します。
前提条件
次のいずれかの SPA がインストールされていること。
• Cisco 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA
• Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA
手順の概要
1. configure
2. controller sonet interface-path-id
3. clock source { internal | line }
4. framing { sdh | sonet }
5. sts number
6. width number
7. mode mode scramble
8. root
9. interface pos interface-path-id
10. encapsulation [ hdlc | ppp | frame-relay [ IETF ]]
11. pos crc { 16 | 32 }
12. mtu value
13. no shutdown
14. end
または
commit
15. show interfaces pos interface-path-id
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller sonet interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# controller sonet 0/1/1/0 |
SONET コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、SONET コントローラ名と interface-path-id を rack/slot/module/port 表記で指定します。 |
ステップ 3 |
clock source { internal | line }
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# clock source internal |
SONET ポート転送クロック ソースを設定します。ここで、 internal キーワードは内部クロック、 line キーワードは回線から回収されたクロックを設定します。 • ネットワークからクロッキングを得られる場合は、必ず line キーワードを使用します。2 つのルータがバックツーバックまたは光ファイバで接続されており、クロッキングが得られない場合は、 internal キーワードを使用します。 • デフォルト キーワードは line です。 (注) スペース再利用プロトコル(SRP)インターフェイスでは、内部クロッキングが必要です。 |
ステップ 4 |
framing { sdh | sonet }
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# framing sonet |
(任意)同期デジタル ハイアラーキ(SDH)フレーム構成の場合は sdh キーワード、SONET フレーム構成の場合は sonet キーワードを使用して、コントローラのフレーム構成を設定します。 SONET フレーム構成( sonet )がデフォルトです。 |
ステップ 5 |
sts number
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# sts 1 |
number により指定された STS ストリームを設定します。有効値の範囲を次に示します。 • 2 ポート チャネライズド OC12c/DS0 SPA では 1 ~ 12 • 1 ポート チャネライズド OC48/DS3 SPA では 1 ~ 48 |
ステップ 6 |
width number
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-stsPath)# width 3 |
連結される STS ストリーム数を設定します。 number に設定可能な値を次に示します。 • 3:STS ストリーム数 3 を示します(STS-3c)。 • 12:12 個の STS ストリームが連結することを示します(STS-12c)。 • 48:48 個の STS ストリームが連結することを示します(STS-48c)。 自然境界の STS パスには、幅 3、12、48 が設定されます。これは、次のパス番号と適合します。 • STS-3c では 1、4、7、10 など • STS-12c では 1、13、25、37 • STS-48c では 1 (注) 幅が 1 の場合、POS インターフェイスはサポートされません。 |
ステップ 7 |
mode mode scramble
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-stsPath)# mode pos scramble |
STS レベルでのインターフェイスのモードを設定します。POS インターフェイスを作成するために、モードを pos に設定します(OC12 および OC48 のみ)。 |
ステップ 8 |
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-stsPath)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 9 |
interface pos interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface POS 0/1/1/0 |
POS インターフェイス名と rack/slot/module/port 表記を指定して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 10 |
encapsulation [ hdlc | ppp | frame-relay [ IETF ]]
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# encapsulation hdlc |
(任意)インターフェイス カプセル化パラメータおよび HDLC やポイントツーポイント プロトコル(PPP)などの詳細を設定します。デフォルトは HDLC です。 |
ステップ 11 |
pos crc { 16 | 32 }
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# pos crc 32 |
(任意)インターフェイスの CRC 値を設定します。16 ビットの CRC モードを指定するには 16 キーワード、 32 ビットの CRC モードを指定するには 32 キーワードを入力します。 デフォルト CRC は 32 です。 |
ステップ 12 |
mtu value
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# mtu 4474 |
(任意)POS MTU値を設定します。 有効値の範囲は 64 ~ 65,535 です。 |
ステップ 13 |
no shutdown
RP/0/RSP0/CPU0:router (config-if)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 (注) shutdown 設定を削除することにより、インターフェイスでの強制的な管理上の停止が排除されるため、インターフェイスはアップ状態またはダウン状態に移行することができます(親 SONET レイヤが管理上の停止状態に設定されていないことを前提とします)。 |
ステップ 14 |
end または commit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# end または RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。 – cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。 • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 15 |
show interfaces pos interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router# show interfaces pos 0/1/1/0 |
(任意)インターフェイス コンフィギュレーションを表示します。 |
T3 のためのクリア チャネル SONET コントローラの設定
このタスクでは、SONET 回線を、 クリア チャネル と呼ばれる単一の T3 シリアル チャネルとするように設定する方法について説明します。クリア チャネルは、T3 コントローラ モードを serial に設定することにより確立されます。
前提条件
• 「Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ でのクリア チャネル SONET コントローラの設定」 モジュールのに示す SONET コントローラの設定方法を理解している必要があります。
手順の概要
1. configure
2. controller sonet interface-path-id
3. clock source { internal | line }
4. framing sonet
5. sts number
6. mode t3
7. root
8. controller t3 interface-path-id
9. mode serial
10. root
11. interface serial interface-path-id
12. encapsulation { frame-relay | hdlc | ppp }
13. ipv4 ip-address mask
14. no shutdown
15. end
または
commit
16. show controllers sonet interface-path-id
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller sonet interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# controller sonet 0/1/1/0 |
SONET コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、SONET コントローラ名と interface-path-id を rack/slot/module/port 表記で指定します。 |
ステップ 3 |
clock source { internal | line }
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# clock source internal |
SONET ポート転送クロック ソースを設定します。ここで、 internal キーワードは内部クロック、 line キーワードは回線から回収されたクロックを設定します。 • ネットワークからクロッキングを得られる場合は、必ず line キーワードを使用します。2 つのルータがバックツーバックまたは光ファイバで接続されており、クロッキングが得られない場合は、 internal キーワードを使用します。 • デフォルト キーワードは line です。 (注) スペース再利用プロトコル(SRP)インターフェイスでは、内部クロッキングが必要です。 |
ステップ 4 |
framing sonet
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# framing sonet |
SONET フレーム構成のコントローラを設定します。SONET フレーム構成( sonet )がデフォルトです。 |
ステップ 5 |
sts number
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# sts 1 |
number により指定された STS ストリームを設定します。有効値の範囲を次に示します。 • 1 ~ 48:1 ポート チャネライズド OC-48/DS3 SPA • 1 ~ 3:1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA • 1 ~ 12:2 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA |
ステップ 6 |
mode t3
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-stsPath)# mode t3 |
STS レベルでのインターフェイスのモードを T3 用に設定します。 |
ステップ 7 |
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-stsPath)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 8 |
controller t3 interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# controller t3 0/1/1/0/0 |
T3 コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、T3 コントローラ名と interface-path-id の ID を rack/slot/module/port/T3Num 表記で指定します。 |
ステップ 9 |
mode serial
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t3)# mode serial |
クリア チャネルを確立するためにインターフェイスのモードをシリアルに設定します。 |
ステップ 10 |
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t3)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 11 |
interface serial interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface serial 0/1/1/0/0/0:0 |
完全なインターフェイス番号を rack/slot/module/port/T3Num/T1num:instance 表記で指定します。 |
ステップ 12 |
encapsulation { frame-relay | hdlc | ppp }
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# encapsulation ppp |
カプセル化のタイプを、次のいずれかのキーワードを使用して指定します。 • frame-relay :フレームリレー ネットワーク プロトコル • hdlc :ハイレベル データリンク コントロール(HDLC)同期プロトコル • ppp :ポイントツーポイント プロトコル |
ステップ 13 |
ipv4 ip-address mask
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ip address 10.10.10.10 255.255.255.255 |
IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。 |
ステップ 14 |
no shutdown
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 (注) shutdown 設定を削除することにより、インターフェイスでの強制的な管理上の停止が排除されるため、インターフェイスはアップ状態またはダウン状態に移行することができます(親 SONET レイヤが管理上の停止状態に設定されていないことを前提とします)。 |
ステップ 15 |
end または commit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# end または RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。 – cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。 • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 16 |
show controllers sonet interface-path-id
RP/0//RSP0/CPU0:router# show controllers sonet 0/1/1/0 |
SONET コントローラの設定を確認します。 |
チャネライズド SONET 自動保護スイッチング(APS)の設定
ここでは、チャネライズド SONET 回線で自動保護スイッチング(APS)を設定する手順について説明します。
前提条件
• 「Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ でのクリア チャネル SONET コントローラの設定」 モジュールのに示す SONET コントローラの設定方法を理解している必要があります。
• 「Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ でのクリア チャネル SONET コントローラの設定」 モジュールのに示す SONET APS の設定方法を理解している必要があります。
制約事項
• 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA では、SONET APS はサポートされません。
• Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでマルチルータ APS がサポートされるのは、次の SPA のみです。
– 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA
– 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA
手順の概要
1. aps group number
2. channel 0 local sonet interface
または
channel 0 remote ip-address
3. channel 1 local sonet interface
または
channel 1 remote ip-address
4. signalling { sonet | sdh }
5. end
または
commit
6. show aps
7. show aps group [ number ]
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
aps group number
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# aps group 1 |
指定した番号を持つ APS グループを追加して、APS グループ コンフィギュレーション モードを開始します。 • aps group コマンドは、グローバル コンフィギュレーション モードで使用します。 • グループを削除するには、 no aps group number のように、このコマンドの no 形式を使用します。有効値の範囲は 1 ~ 255 です。 コマンドを使用するには、aps コマンドの適切なタスク ID に関連付けられたユーザ グループのメンバーでなければなりません。 コマンドは、設定する保護グループが 1 つだけの場合でも使用します。 |
ステップ 2 |
channel 0 local sonet interface または channel 0 remote ip-address
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-aps)# channel 0 local SONET 0/0/0/1 または RP/0/RSP0/CPU0:router(config-aps)# channel 0 remote 172.18.69.123 |
APS グループの保護チャネルを作成します。 0 は保護チャネルを表します。 (注) アクティブ チャネルを割り当てる前に、保護チャネルを割り当てる必要があります。 コマンドを使用します。 |
ステップ 3 |
channel 1 local sonet interface または channel 1 remote ip-address
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-aps)# channel 1 local SONET 0/0/0/2 または RP/0/0/CPU0:router(config-aps)# channel 1 remote 172.18.69.123 |
APS グループのアクティブ チャネルを作成します。 1 はアクティブ チャネルを表します。 (注) アクティブ チャネルの割り当ては、保護チャネルが割り当てられてから行う必要があります。 コマンドを使用します。 |
ステップ 4 |
signalling { sonet | sdh }
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-aps)#
signalling sonet
|
自動保護スイッチング(APS)で使用される K1K2 オーバーヘッド バイトを設定します。使用可能なキーワードを次に示します。 • sonet :シグナリングを SONET に設定します。 • sdh :シグナリングを同期デジタル ハイアラーキ(SDH)に設定します。 |
ステップ 5 |
end または commit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# end または RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。 – cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。 • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 6 |
show aps
RP/0/RSP0/CPU0:router# show aps |
(任意)設定済みのすべての SONET APS グループの動作ステータスを表示します。 |
ステップ 7 |
show aps group [ number ]
RP/0/RSP0/CPU0:router# show aps group 3 |
(任意)設定済みの SONET APS グループの動作ステータスを表示します。 コマンドよりも有用です。 |
C11-T1 または C12-E1 にマッピングされる SDH AU-3 の設定
ここでは、c11-t1 または c12-e1 にマッピングされる SDH AU-3 を設定する方法について説明します。
前提条件
• 「Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ でのクリア チャネル SONET コントローラの設定」 モジュールのに示す SONET コントローラの設定方法を理解している必要があります。
制約事項
c11-t1 または c12-e1 にマッピングされるチャネライズド SDH AU-3 は、次の SPA でサポートされます。
• Cisco 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA
• Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA
手順の概要
1. configure
2. controller sonet interface-path-id
3. clock source { internal | line }
4. framing sdh
5. au number
6. mode mode
7. root
8. controller t1 interface-path-id
9. channel-group number
10. timeslots num1:num2:num3:num4 または
timeslots range1-range2
11. show configuration
12. root
13. interface serial interface-path-id
14. encapsulation { frame-relay | hdlc | ppp }
15. ipv4 ip-address mask
16. no shutdown
17. end
または
commit
18. show controllers sonet interface-path-id
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller sonet interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# controller sonet 0/1/1/0 |
SONET コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、SONET コントローラ名と interface-path-id の ID を rack/slot/module/port 表記で指定します。 |
ステップ 3 |
clock source { internal | line }
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# clock source internal |
SONET ポート転送クロック ソースを設定します。ここで、 internal キーワードは内部クロック、 line キーワードは回線から回収されたクロックを設定します。 • ネットワークからクロッキングを得られる場合は、必ず line キーワードを使用します。2 つのルータがバックツーバックまたは光ファイバで接続されており、クロッキングが得られない場合は、 internal キーワードを使用します。 • デフォルト キーワードは line です。 (注) スペース再利用プロトコル(SRP)インターフェイスでは、内部クロッキングが必要です。 |
ステップ 4 |
framing sdh
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# framing sdh |
同期デジタル階層(SDH)フレーミングのコントローラ フレーミングを設定します。 SONET フレーム構成( sonet )がデフォルトです。 |
ステップ 5 |
au number
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# au 1 |
管理ユニット(AU)グループを指定し、AU パス コンフィギュレーション モードを開始します。AU-3 の有効範囲は、次のとおりです。 • 1 ~ 3:1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA • 1 ~ 12:2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA コマンドは AU タイプを指定しません。これは、設定する AU タイプの AU グループの番号を指定するものです。AU コマンドの範囲は、AU-3 と AU-4 のどちらを設定するかによって異なります。 |
ステップ 6 |
mode mode
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-auPath)# mode c11-t1 |
AU レベルでのインターフェイスのモードを設定します。AU-3 パスは、サポートされている SPA で c11-t1 または c12-e1 にマッピングできます。 |
ステップ 7 |
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-auPath)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 8 |
controller t1 interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# controller T1 0/1/1/0/0/0/0 |
T1 コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、T1 コントローラ名と interface-path-id を rack/slot/module/port/auNum/t1Num 表記で指定します。 |
ステップ 9 |
channel-group number
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t1)# channel-group 0 |
タイム スロットの割り当て先となるチャネル グループ番号を設定します。範囲は 1 ~ 28 です。 |
ステップ 10 |
timeslots num1:num2:num3:num4 または timeslots range1-range2
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# timeslots 1:3:7:9 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# timeslots 1-12 |
インターフェイスのタイム スロットを num1:num2:num3:num4 表記で数字で指定するか、 range1-range2 表記で範囲として指定します。 |
ステップ 11 |
show configuration
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t1-channel_group)# show configuration |
コミットされていない設定の内容を表示します。 |
ステップ 12 |
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t3)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 13 |
interface serial interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface serial 0/1/1/0/0/0:0 |
完全なインターフェイス番号を rack/slot/module/port/T3Num/T1num:instance 表記で指定します。 |
ステップ 14 |
encapsulation { frame-relay | hdlc | ppp }
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# encapsulation frame-relay |
カプセル化のタイプを、次のいずれかのキーワードを使用して指定します。 • frame-relay :フレームリレー ネットワーク プロトコル • hdlc :ハイレベル データリンク コントロール(HDLC)同期プロトコル • ppp :ポイントツーポイント プロトコル |
ステップ 15 |
ipv4 ip-address mask
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ip address 10.10.10.10 255.255.255.255 |
IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。 |
ステップ 16 |
no shutdown
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 (注) shutdown 設定を削除することにより、インターフェイスでの強制的な管理上の停止が排除されるため、インターフェイスはアップ状態またはダウン状態に移行することができます(親 SONET レイヤが管理上の停止状態に設定されていないことを前提とします)。 |
ステップ 17 |
end または commit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# end または RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。 – cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。 • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 18 |
show controllers sonet interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router# show controllers sonet 0/1/1/0 |
SONET コントローラの設定を確認します。 |
T3 または E3 にマッピングされる SDH AU-3 の設定
このタスクでは、T3 または E3 にマッピングされる SDH AU-3 の設定方法について説明します。
前提条件
• 「Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ でのクリア チャネル SONET コントローラの設定」 モジュールのに示す SONET コントローラの設定方法を理解している必要があります。
制約事項
T3 または E3 にマッピングされるチャネライズド SDH AU-3 は、次の SPA でサポートされます。
• Cisco 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA
• Cisco 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA
• Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA
手順の概要
1. configure
2. controller sonet interface-path-id
3. clock source { internal | line }
4. framing sdh
5. au number
6. mode t3
または
mode e3
7. root
8. controller { t3 | e3 } interface-path-id
9. mode serial
10. show configuration
11. root
12. interface serial interface-path-id
13. encapsulation { frame-relay | hdlc | ppp }
14. ipv4 ip-address mask
15. no shutdown
16. end
または
commit
17. show controllers sonet interface-path-id
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller sonet interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# controller sonet 0/1/1/0 |
SONET コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、SONET コントローラ名と interface-path-id の ID を rack/slot/module/port 表記で指定します。 |
ステップ 3 |
clock source { internal | line }
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# clock source internal |
SONET ポート転送クロック ソースを設定します。ここで、 internal キーワードは内部クロック、 line キーワードは回線から回収されたクロックを設定します。 • ネットワークからクロッキングを得られる場合は、必ず line キーワードを使用します。2 つのルータがバックツーバックまたは光ファイバで接続されており、クロッキングが得られない場合は、 internal キーワードを使用します。 • デフォルト キーワードは line です。 (注) スペース再利用プロトコル(SRP)インターフェイスでは、内部クロッキングが必要です。 |
ステップ 4 |
framing sdh
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# framing sdh |
同期デジタル階層(SDH)フレーミングのコントローラ フレーミングを設定します。 SONET フレーム構成( sonet )がデフォルトです。 |
ステップ 5 |
au number
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# au 1 |
管理ユニット(AU)グループを指定し、AU パス コンフィギュレーション モードを開始します。AU-3 の有効範囲は、次のとおりです。 • 1 ~ 48:1 ポート チャネライズド OC-48/DS3 SPA • 1 ~ 3:1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA • 1 ~ 12:2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA コマンドは AU タイプを指定しません。これは、設定する AU タイプの AU グループの番号を指定するものです。AU コマンドの範囲は、AU-3 と AU-4 のどちらを設定するかによって異なります。 |
ステップ 6 |
mode t3 または mode e3
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-auPath)# mode t3 |
AU レベルでのインターフェイスのモードを T3 または E3 に設定します。 |
ステップ 7 |
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-auPath)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 8 |
controller { t3 | e3 } interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# controller T3 0/1/1/0/0 |
T3 または E3 コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、T3 または E3 コントローラ名と interface-path-id を rack/slot/module/port/auNum 表記で指定します。 |
ステップ 9 |
mode serial
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t3)# mode serial |
ポートのモードをクリア チャネル シリアルに設定します。 |
ステップ 10 |
show configuration
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t3)# show configuration |
コミットされていない設定の内容を表示します。 |
ステップ 11 |
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-t3)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 12 |
interface serial interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface serial 0/1/1/0/0/0:0 |
完全なインターフェイス番号を rack/slot/module/port/T3Num/T1num:instance 表記で指定します。 |
ステップ 13 |
encapsulation frame-relay | hdlc | ppp
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# encapsulation frame-relay | hdlc | ppp |
カプセル化のタイプを、次のいずれかのキーワードを使用して指定します。 • frame-relay :フレームリレー ネットワーク プロトコル • hdlc :ハイレベル データリンク コントロール(HDLC)同期プロトコル • ppp :ポイントツーポイント プロトコル |
ステップ 14 |
ipv4 ip-address mask
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ip address 10.10.10.10 255.255.255.255 |
IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。 |
ステップ 15 |
no shutdown
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 (注) shutdown 設定を削除することにより、インターフェイスでの強制的な管理上の停止が排除されるため、インターフェイスはアップ状態またはダウン状態に移行することができます(親 SONET レイヤが管理上の停止状態に設定されていないことを前提とします)。 |
ステップ 16 |
end または commit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# end または RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。 – cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。 • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 17 |
show controllers sonet interface-path-id
RP/0/RSP0/CPU0:router# show controllers sonet 0/1/1/0 |
SONET コントローラの設定を確認します。 |
SDH AU-4 の設定
ここでは、SDH AU-4 ストリームを E3 にマッピングされた TUG-3 チャネルに設定する手順について説明します。
前提条件
• 「Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ でのクリア チャネル SONET コントローラの設定」 モジュールのに示す SONET コントローラの設定方法を理解している必要があります。
制約事項
• チャネライズド SDH は、次の SPA でサポートされます。
– Cisco 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA
– Cisco 1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA
– Cisco 2 ポート チャネライズド OC-12/DS0 SPA
• このリリースでは、AU-4 パスのチャネル化は TUG-3 のみが可能です。
• 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA は T1 または E1 のチャネル化をサポートしません。
手順の概要
1. configure
2. controller sonet interface-path-id
3. clock source { internal | line }
4. framing sdh
5. au number
6. mode tug3
7. width number
8. tug3 number
9. mode mode
10. root
11. controller name interface-path-id
12. mode mode
13. root
14. controller name instance
15. channel-group number
16. timeslots num1:num2:num3:num4 または
timeslots range1-range2
17. show configuration
18. root
19. interface serial interface-path-id
20. encapsulation { frame-relay | hdlc | ppp }
21. ipv4 ip-address mask
22. no shutdown
23. end
または
commit
24. show controllers sonet interface-path-id
手順の詳細
|
|
|
ステップ 1 |
configure
RP/0/0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
controller sonet interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller sonet 0/1/1/0 |
SONET コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、SONET コントローラ名と interface-path-id を rack/slot/module/port 表記で指定します。 |
ステップ 3 |
clock source { internal | line }
RP/0/0/CPU0:router(config-sonet)# clock source internal |
SONET ポート転送クロック ソースを設定します。ここで、 internal キーワードは内部クロック、 line キーワードは回線から回収されたクロックを設定します。 • ネットワークからクロッキングを得られる場合は、必ず line キーワードを使用します。2 つのルータがバックツーバックまたは光ファイバで接続されており、クロッキングが得られない場合は、 internal キーワードを使用します。 • デフォルト キーワードは line です。 (注) スペース再利用プロトコル(SRP)インターフェイスでは、内部クロッキングが必要です。 |
ステップ 4 |
framing sdh
RP/0/0/CPU0:router(config-sonet)# framing sdh |
同期デジタル階層(SDH)のコントローラを設定します。 SONET フレーム構成( sonet )がデフォルトです。 |
ステップ 5 |
au number
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-sonet)# au 1 |
管理ユニット(AU)グループを指定し、AU パス コンフィギュレーション モードを開始します。AU-4 の場合の有効範囲は、次のとおりです。 • 1 ~ 16:1 ポート チャネライズド OC-48/DS3 SPA • 1 ~ 3:1 ポート チャネライズド OC-3/STM-1 SPA • 1 ~ 4:2 ポート チャネライズド OC-12c/DS0 SPA コマンドは AU タイプを指定しません。これは、設定する AU タイプの AU グループの番号を指定するものです。AU コマンドの範囲は、AU-3 と AU-4 のどちらを設定するかによって異なります。 |
ステップ 6 |
mode tug3
RP/0/0/CPU0:router(config-auPath)# mode tug3 |
AU レベルでのインターフェイスのモードを設定します。現在サポートされているのは TUG3 のみです。 |
ステップ 7 |
width number
RP/0/0/CPU0:router(config-auPath)# width 3 |
AU ストリーム数を設定します。 |
ステップ 8 |
tug3 number
RP/0/0/CPU0:router(config-auPath)#tug3 1 |
トリビュタリ ユニット グループ(TUG)の number を指定して、config-tug3Path モードを開始します。範囲は 1 ~ 3 です。 |
ステップ 9 |
mode mode
RP/0/0/CPU0:router(config-tug3Path)# mode e3 |
tug3 レベルでのインターフェイスのモードを設定します。使用可能なモードを次に示します。 • c11 :TU-11 を伝送する TUG-3 パス • c11-t1 :TU-11 から T1 を伝送する TUG-3 パス • c12 :TU-12 を伝送する TUG-3 パス • c12-e1 :TU-12 から E1 を伝送する TUG-3 パス • e3 :E3 を伝送する TUG-3 パス • t3 :T3 を伝送する TUG-3 パス オプションだけをサポートします。 |
ステップ 10 |
RP/0/0/CPU0:router(config-tug3Path)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 11 |
controller name instance
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller e3 0/1/1/0/0/0 |
コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、コントローラ名とインスタンス ID を rack/slot/module/port/name/instance 表記で指定します。コントローラ名を次に示します。 • e3 :E3 を伝送する TUG3 パス • t3 :T3 を伝送する TUG3 パス • e1 :チャネライズド E1 ポート (注) この手順では、E3 または T3 コントローラを作成して T3 コントローラの下に 手順 14 に示すように T1 チャネルを追加するか、またはこの時点でチャネライズド E1 ポートを作成することができます。 (注) 1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA では、E1 はサポートされません。 |
ステップ 12 |
mode mode
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)#mode e1 |
インターフェイスのモードを設定します。使用可能なモードを次に示します。 • e1 :21 個の E1 にチャネル化 • serial :HDLC に類似するペイロードを伝送するクリア チャネル • t1 :28 個の T1 にチャネル化 (注) T1 および E1 は、1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA ではサポートされません。 |
ステップ 13 |
RP/0/0/CPU0:router(config-e3)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 14 |
controller name instance
RP/0/0/CPU0:router(config)# controller E1 0/1/1/0/0/0/0/0 |
コントローラ コンフィギュレーション サブモードを開始して、コントローラ名とインスタンス ID を rack/slot/module/port/name/instance1/instance2 表記で指定します。コントローラ名を次に示します。 • serial:HDLC に類似するペイロードを伝送するクリア チャネル。 • t1:24 個の T1 にチャネル化。 |
ステップ 15 |
channel-group number
RP/0/0/CPU0:router(config-e1)# channel-group 0 |
タイム スロットの割り当て先となるチャネル グループ番号を設定します。 • t1 の場合、有効値の範囲は 1 ~ 24 です。 • e1 の場合、有効値の範囲は 1 ~ 32 です。 |
ステップ 16 |
timeslots num1:num2:num3:num4 または timeslots range1-range2
RP/0/0/CPU0:router(config-e1-channel_group)# timeslots 1:3:7:9 RP/0/0/CPU0:router(config-e1-channel_group)# timeslots 1-12 |
インターフェイスのタイム スロットを num1:num2:num3:num4 表記で数字で指定するか、 range1-range2 表記で範囲として指定します。 |
ステップ 17 |
show configuration
RP/0/0/CPU0:router(config-e1-channel_group)# show configuration |
コミットされていない設定の内容を表示します。 |
ステップ 18 |
RP/0/0/CPU0:router(config-e1-channel_group)# root |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 19 |
interface serial interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router(config)# interface serial 0/1/1/0/0/0:0 |
完全なインターフェイス番号を rack/slot/module/port/T3Num/T1num:instance 表記で指定します。 |
ステップ 20 |
encapsulation { frame-relay | hdlc | ppp }
Router(config-if)# encapsulation frame-relay | hdlc | ppp |
カプセル化のタイプを、次のいずれかのキーワードを使用して指定します。 • frame-relay :フレームリレー ネットワーク プロトコル • hdlc :ハイレベル データリンク コントロール(HDLC)同期プロトコル • ppp :ポイントツーポイント プロトコル |
ステップ 21 |
ipv4 ip-address mask
Router(config-if)# ip address 10.10.10.10 255.255.255.255 |
IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。 |
ステップ 22 |
no shutdown
RP/0/0/CPU0:router (config-if)# no shutdown |
shutdown 設定を削除します。 (注) shutdown 設定を削除することにより、インターフェイスでの強制的な管理上の停止が排除されるため、インターフェイスはアップ状態またはダウン状態に移行することができます(親 SONET レイヤが管理上の停止状態に設定されていないことを前提とします)。 |
ステップ 23 |
end または commit
RP/0/0/CPU0:router(config-sonet)# end または RP/0/0/CPU0:router(config-sonet)# commit |
設定変更を保存します。 • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
– yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。 – no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。 – cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。 • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。 |
ステップ 24 |
show controllers sonet interface-path-id
RP/0/0/CPU0:router# show controllers sonet 0/1/1/0 |
SONET コントローラの設定を確認します。 |
チャネライズド SONET の設定例
ここでは、次の例を示します。
• 「チャネライズド SONET の例」
• 「チャネライズド SDH の例」
チャネライズド SONET T3 から T1 への設定:例
次に、SONET T3 から T1 への設定例を示します。
controller t1 0/1/1/0/0/0
interface serial 0/1/1/0/0/0:0
ip address 10.10.10.10 255.255.255.255
show controllers sonet 0/1/1/0
VT1.5 モードでのチャネライズド SONET と T1 の NxDS0 へのチャネル化
(注) この例は、1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA ではサポートされません。
次の例では、NxDS0 への SONET チャネル化を、SONET VT1.5 モードで行う方法を説明します。
controller t1 0/1/1/0/0/0
channel-group 0 timeslots 1
channel-group 1 timeslots 2-3
チャネライズド Packet over SONET の設定:例
次に、チャネライズド Packet over SONET の設定例を示します。
show interfaces pos 0/1/1/0
SONET クリア チャネル T3 の設定:例
次に、SONET クリア チャネルを T3 に設定する例を示します。
interface serial 0/1/1/0/0/0:0
ip address 10.10.10.10 255.255.255.255
show controllers sonet 0/1/1/0
チャネライズド SONET APS マルチルータの設定:例
次に、SONET APS マルチルータの設定例を示します。
aps group 1
channel 0 local SONET 0/0/0/1
channel 1 remote 172.18.69.123
commit
show aps
show aps group 3
チャネライズド SDH AU-3 から VC-3 およびクリア チャネル T3/E3:例
次に、SDH AU-3 から VC-3 およびクリア チャネル T3 を設定する例を示します。
次に、SDH AU-3 から VC-3 およびクリア チャネル E3 を設定する例を示します。
チャネライズド SDH AU-3 から TUG-2、VC-11、T1 および NxDS0:例
(注) この例は、1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA ではサポートされません。
次に、SDH AU-3 から TUG-2、VC-11 およびチャネライズド T1 から NxDS0 を設定する例を示します。
controller T1 0/1/1/0/0/1/1
interface serial 0/1/1/0/1/1:0
ip address 10.10.10.10 255.255.255.255
show controllers sonet 0/1/1/0
チャネライズド SDH AU-3 から TUG-2、VC-12、E1 および NxDS0:例
(注) この例は、1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA ではサポートされません。
次に、SDH AU-3 から TUG-2、VC-12 およびチャネライズド E1 から NxDS0 を設定する例を示します。
controller e1 0/1/1/0/0/1/1
interface serial 0/1/1/0/1/1:0
ip address 10.10.10.10 255.255.255.255
show controllers sonet 0/1/1/0
チャネライズド SDH AU-4 から TUG-3 およびクリア チャネル T3/E3:例
次の例は、SDH AU-4 から TUG-3 へのチャネル化およびクリア チャネル T3 を示します。
controller t3 0/4/0/0/1/1
次の例は、SDH AU-4 から TUG-3 へのチャネル化およびクリア チャネル E3 を示します。
controller e3 0/4/0/0/1/1
チャネライズド SDH AU-4 から TUG-3、TUG-2、ならびに T1/E1 および NxDS0:例
(注) T1/E1 および NxDS0 へのチャネル化は、1 ポート チャネライズド OC-48/STM-16 SPA ではサポートされません。
次の例に示す SDH AU-4 の設定では、非フレーム化 E1 コントローラとシリアル インターフェイスが指定されています。
controller E1 0/1/2/0/1/1/1/1
controller E1 0/1/2/0/1/1/1/2
controller E1 0/1/2/0/1/1/1/3
interface Serial0/1/2/0/1/1/1/1:0
interface Serial0/1/2/0/1/1/1/2:0
interface Serial0/1/2/0/1/1/1/3:0
次に、E1 コントローラ チャネル グループおよびシリアル インターフェイスを使用する SDH AU-4 の設定の例を示します。
controller E1 0/3/2/0/1/1/1/1
controller E1 0/3/2/0/1/1/3/1
controller E1 0/3/2/0/1/1/1/2
controller E1 0/3/2/0/1/2/7/3
interface Serial0/3/2/0/1/1/1/1:0
encapsulation frame-relay IETF
frame-relay lmi-type ansi
frame-relay intf-type dce
interface Serial0/3/2/0/1/1/1/1:0.1 point-to-point
ipv4 address 192.168.200.2 255.255.255.252
ipv4 verify unicast source reachable-via rx
interface Serial0/3/2/0/1/1/3/1:0
interface Serial0/3/2/0/1/1/1/2:0