ディレクトリ検索のダイヤル規則設定
ディレクトリ検索規則は、発信者 ID 番号をディレクトリ内で検索可能な番号に変換するものです。個々の規則では、先頭部分のいくつかの数字、および番号の長さに基づいて、変換対象となる番号を指定します。たとえば、10 桁の電話番号から、エリア コードと 2 つのプレフィックス数字を自動的に削除するディレクトリ検索規則を作成して、4085551212 を 51212 にすることができます。Cisco Unified CallManager Attendant Console で、アテンダントの短縮ダイヤル エントリまたはディレクトリに、この番号と一致するユーザが見つかると、そのユーザの名前が[Call Detail]ウィンドウに表示されます。
ここでは、次の内容について説明します。
• 「ディレクトリ検索のダイヤル規則の検索」
• 「ディレクトリ検索のダイヤル規則の設定」
• 「ディレクトリ検索のダイヤル規則の設定値」
• 「ディレクトリ検索のダイヤル規則の削除」
• 「関連項目」
ディレクトリ検索のダイヤル規則の検索
ディレクトリ検索のダイヤル規則を見つける手順は、次のとおりです。
(注) Cisco Unified CallManager の管理ページでは、ブラウザ セッションでの作業中は、ディレクトリ検索のダイヤル規則の検索設定が保持されます。別のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合でも、検索に変更を加えたり、ブラウザを閉じたりしない限り、ダイヤルの検索設定は保持されます。
手順
ステップ 1 [コール ルーティング]>[ダイヤル ルール]>[ディレクトリ検索ダイヤル ルール] の順に選択します。
[ディレクトリ検索ダイヤルルールの検索と一覧表示(Directory Lookup Dial Rule Find and List)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 最初の[検索対象: ディレクトリ検索ダイヤルルール、検索条件:]ドロップダウン リスト ボックスから、ディレクトリ検索のダイヤル規則の検索に使用するフィールドを選択します。たとえば、[名前]、[説明]、[次で始まる番号]などです。
(注) データベースに含まれているディレクトリ検索のダイヤル規則をすべて検索するには、検索テキストを入力せずに[検索]をクリックします。検索条件と一致するディレクトリ検索のダイヤル規則のリストが表示されます。
ステップ 3 2 番目の[検索対象: ディレクトリ検索ダイヤルルール、検索条件:]ドロップダウン リスト ボックスから、テキスト検索の検索パターンを選択します。たとえば、[が次の文字列で始まる]、[が次の文字列を含む]、[が次の文字列で終わる]などです。
ステップ 4 必要に応じて適切な検索テキストを指定し、 [検索] をクリックします。
検索条件と一致するレコードが表示されます。各ウィンドウに表示される項目の数は、[ページあたりの行数]ドロップダウン リスト ボックスから別の値を選択すると変更できます。
ヒント 検索結果内でディレクトリ検索規則を検索するには、[絞り込み]チェックボックスをオンにし、この手順の説明に従って検索条件を入力して、[検索]をクリックします。
(注) 該当するダイヤル規則の横にあるチェックボックスをオンにして[選択項目の削除]をクリックすると、複数のダイヤル規則を削除できます。[すべてを選択]をクリックして[選択項目の削除]をクリックすると、ウィンドウ内のすべてのディレクトリ検索のダイヤル規則を削除できます。
ステップ 5 レコードのリストで、表示するディレクトリ検索のダイヤル規則の名前をクリックします。
選択したダイヤル規則を含んだ[ディレクトリ検索ダイヤルルールの設定(Directory Lookup Dial Rule Configuration)]ウィンドウが表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ディレクトリ検索のダイヤル規則の設定
ディレクトリ検索のダイヤル規則を追加および更新する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 [コール ルーティング]>[ダイヤル ルール]>[ディレクトリ検索ダイヤル ルール] の順に選択します。
[ディレクトリ検索ダイヤルルールの検索と一覧表示(Directory Lookup Dial Rule Find and List)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次のいずれかの作業を行います。
• 新しいディレクトリ検索のダイヤル規則を追加するには、 [新規追加] をクリックします。
• 既存のディレクトリ検索のダイヤル規則を編集するには、対象となるダイヤル規則を表示します(「ディレクトリ検索のダイヤル規則の検索」を参照)。
[ディレクトリ検索ダイヤルルールの設定(Directory Lookup Dial Rule Configuration)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表29-1 を参照)。
ステップ 4 [保存] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ディレクトリ検索のダイヤル規則の設定値
表29-1 では、[ディレクトリ検索ダイヤルルールの設定(Directory Lookup Dial Rule Configuration)]ウィンドウ内で使用可能な設定値について説明します。関連する手順の詳細については、「関連項目」を参照してください。
表29-1 ディレクトリ検索のダイヤル規則の設定値
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[名前(Name)] |
ディレクトリ検索のダイヤル規則の名前を入力します。この名前には、最長 20 文字の英数字を指定することができ、スペース、ピリオド(.)、ハイフン(-)、および下線文字(_)を任意に組み合せて使用することが可能です。 |
[説明(Description)] |
ディレクトリ検索のダイヤル規則の説明を[説明(Description)]フィールドに入力します。または、ブランクのままにします。 |
[次で始まる番号(Number Begins With)] |
このディレクトリ検索のダイヤル規則を適用する電話番号の先頭部分の数字を入力します。たとえば、972 と入力した場合、このダイヤル規則は 9725551212 などの電話番号に適用されます。 有効な値は、数字(0 ~ 9)、プラス記号(+)、アスタリスク(*)、およびポンド記号(#)です。 |
[桁数(Number of Digits)] |
このディレクトリ検索のダイヤル規則を適用する電話番号の長さを入力します。たとえば、7 と入力した場合、このダイヤル規則は 8675309 などの電話番号に適用されます。 |
[削除する合計桁数(Total Digits to be Removed)] |
Cisco CallManager で、このダイヤル規則を適用する電話番号から削除する桁数を入力します。たとえば、3 と入力した場合、Cisco Unified CallManager は 4085556666 などの電話番号から 408 を削除します。 このフィールドで有効となる値の範囲は、0 ~ 100 です。削除する桁数の合計は、このディレクトリ検索のダイヤル規則を適用する電話番号の桁数を超えることはできません。 |
[プレフィックスパターン(Prefix With Pattern)] |
このディレクトリ検索のダイヤル規則を適用する電話番号にプリペンドするパターンを入力します。有効な値は、数字(0 ~ 9)、プラス記号(+)、アスタリスク(*)、およびポンド記号(#)です。 |
ディレクトリ検索のダイヤル規則の削除
ディレクトリ検索のダイヤル規則を削除する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 [コール ルーティング]>[ダイヤル ルール]>[ディレクトリ検索ダイヤル ルール] の順に選択します。
[ディレクトリ検索ダイヤルルールの検索と一覧表示(Directory Lookup Dial Rule Find and List)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 特定のディレクトリ検索のダイヤル規則を見つけるには、検索条件を入力し、 [検索] をクリックします。
検索条件と一致する電話機のリストが表示されます。
ステップ 3 次のアクションのいずれかを実行します。
• 削除するディレクトリ検索のダイヤル規則の横にあるチェックボックスをオンにし、 [選択項目の削除] をクリックする。
• 検索結果表示のタイトルバーにあるチェックボックスをオンにし、 [選択項目の削除] をクリックして、ウィンドウ内のディレクトリ検索のダイヤル規則をすべて削除する。
• 削除するディレクトリ検索のダイヤル規則の名前をクリックして表示し、 [削除] をクリックする。
確認ダイアログが表示されます。
ステップ 4 ディレクトリ検索のダイヤル規則を削除するには、 [OK] をクリックします。削除操作を取り消すには、 [キャンセル] をクリックします。
追加情報
「関連項目」を参照してください。