|
|
[SIPプロファイル情報(SIP Profile Information)]
|
[名前] |
SIP プロファイルを識別する名前を入力します(たとえば「SIP_7905」)。この値には、1 ~ 50 文字(英数字、ドット、ダッシュ、または下線を含む)を指定できます。 |
[説明] |
SIP プロファイルの目的を指定します(たとえば「SIP for Model 7970」)。 |
[デフォルトMTPテレフォニーイベントペイロードタイプ(Default MTP Telephony Event Payload Type)] |
RFC2833 テレフォニー イベントのデフォルト ペイロード タイプを指定します。詳細については、RFC 2833 を参照してください。ほとんどの場合は、デフォルト値が適切なペイロード タイプです。変更すると DTMF トーンの受信や生成ができなくなる可能性があるため、必ずこのパラメータをよく理解した上で変更してください。デフォルト値は 101 です。96 ~ 127 の範囲で指定できます。 このパラメータの値は、次の状態のコールに影響を及ぼします。 • コールが Cisco Unified CallManager からの発信 SIP コールである。 • 発信 SIP トランクに対して、SIP の[トランクの設定(Trunk Configuration)]ウィンドウの[メディアターミネーションポイントが必須(Media Termination Point Required)]チェックボックスがオンである。 |
[アプリケーションによるリダイレクト(Redirect by Application)] |
このチェックボックスをオンにして、SIP トランクにこの SIP プロファイルを設定すると、Cisco Unified CallManager 管理者は次の操作を行うことができるようになります。 • 3xx 応答で受信されるリダイレクト コンタクトに特定のコーリング サーチ スペースを適用する。 • リダイレクト コンタクトにディジット分析を適用し、コールが正しくルーティングされることを確認する。 • サービス パラメータが設定できるリダイレクション(再帰リダイレクション)の数を制限することにより、DOS 攻撃(サービス拒否攻撃)を防止する。 • リダイレクション中に他の機能を起動できるようにする。 制限付きの電話番号(国際番号など)にリダイレクトされるということは、スタック レベルでリダイレクションを処理すると、コールはブロックされずにルーティングされることを意味します。これは、[アプリケーションによるリダイレクト(Redirect by Application)]チェックボックスがオフの場合の動作です。 『Cisco Unified CallManager システム ガイド』の「リダイレクション」を参照してください。 |
[180で早期メディアを無効化(Disable Early Media on 180)] |
デフォルトでは、Cisco Unified CallManager は、180 応答または 183 応答で SDP が受信されない場合、ローカル リングバックを再生するように、発信側の電話機に信号を送ります。180 応答または 183 応答に SDP が含まれている場合、ローカルでリングバックが再生されず、Cisco Unified CallManager はメディアを接続し、発信側の電話機は着信側のデバイスが送信するトーン(リングバックやビジー信号など)を再生します。リングバックを受信しない場合は、接続先のデバイスが 180 応答に SDP を含めているが、200OK 応答の前にメディアを送信していない可能性があります。その場合は、このチェックボックスをオンにして、発信側の電話機でローカル リングバックを再生し、200OK 応答の受信時にメディアを接続します。
(注) リングバックを受信する電話機は発信側の電話機ですが、着信側デバイスのプロファイル設定でこの動作が決まるため、着信側デバイスのプロファイルでこの設定が必要となります。
『Cisco Unified CallManager システム ガイド』の「初期メディアの使用」を参照してください。 |
[電話で使用されるパラメータ(Parameters used in Phone)]
|
[インバイトのタイムアウト値(Timer Invite Expires、秒)] |
SIP INVITE が期限切れになるまでの時間を秒数で指定します。Expires ヘッダーはこの値を使用します。有効値は任意の正数です。デフォルトは 180 です。 |
[レジスタの再送間隔(Timer Register Delta、秒)] |
このパラメータは、[レジスタのタイムアウト値(Timer Register Expires)]の設定値と共に使用します。電話機は、登録期間が終わる[レジスタの再送間隔(Timer Register Delta)]秒前に再登録します。登録期間は、SIP Station Keepalive Interval サービス パラメータの値によって決まります。有効値の範囲は 32767 ~ 0 です。デフォルトは 5 です。 |
[レジスタのタイムアウト値(Timer Register Expires、秒)] |
SIP 電話機が REGISTER メッセージの Expires ヘッダーで送信する値を指定します。有効値は任意の正数です。デフォルト値は 3600(1 時間)です。REGISTER への 200OK 応答で、Cisco Unified CallManager は、SIP Station KeepAlive Interval サービス パラメータの設定値を含む Expires ヘッダーを指定します。200OK 内のこの値によって、登録が期限切れになるまでの時間(秒数)が決まります。電話機は、この期間が終わる[レジスタの再送間隔(Timer Register Delta)]秒前に登録をリフレッシュします。 |
[タイマーT1(Timer T1、ミリ秒)] |
SIP メッセージの再送信タイマーの最小値をミリ秒数で指定します。有効値は任意の正数です。デフォルトは 500 です。 |
[タイマーT2(Timer T2、ミリ秒)] |
SIP メッセージの再送信タイマーの最大値をミリ秒数で指定します。有効値は任意の正数です。デフォルトは 4000 です。 |
[インバイトの再試行値(Retry INVITE)] |
INVITE 要求が再送信される最大回数を指定します。有効値は任意の正数です。デフォルトは 6 です。 |
[非インバイトの再試行値(Retry Non-INVITE)] |
INVITE 要求以外の SIP メッセージが再送信される最大回数を指定します。有効値は任意の正数です。デフォルトは 10 です。 |
[開始メディアポート(Start Media Port)] |
メディア用の Real-Time Protocol(RTP)ポート範囲の始まりを指定します。メディア ポート範囲は 16384 ~ 32766 です。デフォルトは 16384 です。 |
[終了メディアポート(Stop Media Port)] |
メディア用の Real-Time Protocol(RTP)ポート範囲の終わりを指定します。メディア ポート範囲は 16384 ~ 32766 です。デフォルトは 32766 です。 |
[コールピックアップURI(Call Pickup URI)] |
この URI では、SIP 電話機がコール ピックアップ機能を起動するために Cisco Unified CallManager に送信する固有のアドレスを指定します。 |
[コールピックアップグループ別URI(Call Pickup Group Other URI)] |
この URI では、SIP 電話機がコール ピックアップ グループの他の機能を起動するために Cisco Unified CallManager に送信する固有のアドレスを指定します。 |
[コールピックアップグループURI(Call Pickup Group URI)] |
この URI では、SIP 電話機がコール ピックアップ グループ機能を起動するために Cisco Unified CallManager に送信する固有のアドレスを指定します。 |
[ミートミーサービスURI(Meet Me Service URI)] |
この URI では、SIP 電話機が Meet-Me 会議機能を起動するために Cisco Unified CallManager に送信する固有のアドレスを指定します。 |
[コール転送URI(Call Forward URI)] |
この URI では、SIP 電話機が自動転送機能を起動するために Cisco Unified CallManager に送信する固有のアドレスを指定します。 |
[固定短縮ダイヤルURI(Abbreviated Dial URI)] |
この URI では、SIP 電話機が固定短縮ダイヤル機能を起動するために Cisco Unified CallManager に送信する固有のアドレスを指定します。 回線キーに関連付けられていない短縮ダイヤル(固定短縮ダイヤル インデックス)は、電話機にダウンロードされません。電話機は、機能表示メカニズム(Call-Info ヘッダーを含む INVITE)を使用して、固定短縮ダイヤル番号がいつ入力されたかを示します。要求 URI には固定短縮ダイヤル ディジット(たとえば 14)が含まれ、Call-Info ヘッダーには固定短縮ダイヤル機能が示されます。Cisco Unified CallManager は、固定短縮ダイヤル ディジットを、設定済みの数字列に変換し、コールをその数字列で拡張します。固定短縮ダイヤル ディジットに対して数字列が設定されていない場合、電話機に 404 Not Found 応答が返されます。 |
[ユーザ情報(User Info)] |
REGISTER メッセージ内の user= パラメータを設定します。 有効値は次のとおりです。 • [None]:値は挿入されません。 • [Phone]:REGISTER の To ヘッダー、From ヘッダー、および Contact ヘッダーに user=phone という値が挿入されます。 • [IP]:REGISTER の To ヘッダー、From ヘッダー、および Contact ヘッダーに user=ip という値が挿入されます。 |
[DTMF DBレベル(DTMF DB Level)] |
インバンド DTMF ディジットのトーン レベルを指定します。有効値は次のとおりです。 • 1:[6 dB below nominal] • 2:[3 dB below nominal] • 3:[Nominal] • 4:[3 dB above nominal] • 5:[6 dB above nominal] |
[コール保留時の呼び出し音(Call Hold Ring Back)] |
保留中のコールがある状態で別のコールで話をしていて、そのコールを切った場合、このパラメータがオンであると、電話機の呼び出し音が鳴って、まだ他に保留中の相手がいることを通知されます。有効値は次のとおりです。 • [Off]:常に使用不可です。ユーザ インターフェイスを使用してローカルでオン/オフを切り替えることはできません。 • [On]:常に使用可能です。ユーザ インターフェイスを使用してローカルでオン/オフを切り替えることはできません。 |
[匿名コールブロック(Anonymous Call Block)] |
番号非通知呼び出しのブロックを設定します。有効値は次のとおりです。 • [Off]:常に使用不可です。ユーザ インターフェイスを使用してローカルでオン/オフを切り替えることはできません。 • [On]:常に使用可能です。ユーザ インターフェイスを使用してローカルでオン/オフを切り替えることはできません。 |
[発信者IDブロック(Caller ID Blocking)] |
発信者 ID のブロッキングを設定します。ブロッキングが使用可能である場合、電話機はそれ自身の番号または電子メール アドレスを、発信者識別が使用可能な電話機からブロックします。有効値は次のとおりです。 • [Off]:常に使用不可です。ユーザ インターフェイスを使用してローカルでオン/オフを切り替えることはできません。 • [On]:常に使用可能です。ユーザ インターフェイスを使用してローカルでオン/オフを切り替えることはできません。 |
[サイレントコントロール(Do Not Disturb Control)] |
Do Not Disturb(DND)機能を設定します。有効値は次のとおりです。 • [User controlled](デフォルト):電話機の dndControl パラメータが 0 になります。 • [Admin Controlled]:電話機の dndControl パラメータが 2 になります。 |
[7940と7960のTelnetレベル(Telnet Level for 7940 and 7960)] |
Cisco SIP IP Phone モデル 7940 と 7960 は、ログイン アクセス用の SSH をサポートせず、ログ収集に使用される HTTP もサポートしません。ただし、これらの電話機は、Telnet をサポートします。ユーザは、Telnet を使用して、電話機を制御したり、デバッグを収集したり、設定値を表示したりできます。このフィールドでは、指定可能な次の値で telnet_level 設定パラメータを制御します。 • [Disabled](アクセス不能) • [Limited](一部のアクセスは可能だが、特権コマンドを実行できない) • [Enabled](フル アクセス) |
[キープアライブのタイムアウト値(Timer Keep Alive Expires、秒)] |
Cisco Unified CallManager は、冗長性のサポートにキープアライブ メカニズムを必要とします。このフィールドでは、フェールオーバーが必要になったときにバックアップ Cisco CallManager が使用可能であることを保証するために、バックアップ Cisco Unified CallManager に送信されるキープアライブ メッセージの間隔を指定します。 |
[サブスクライブのタイムアウト値(Timer Subscribe Expires、秒)] |
サブスクリプションが期限切れになるまでの時間を秒数で指定します。この値は、Expires ヘッダー フィールドに挿入されます。有効値は任意の正数です。デフォルト値は 120 です。 |
[サブスクライブの再送間隔(Timer Subscribe Delta、秒)] |
このパラメータは、[サブスクライブのタイムアウト値(Timer Subscribe Expires)]の設定値と共に使用します。電話機は、サブスクリプション期間([サブスクライブのタイムアウト値(Timer Subscribe Expires)]によって管理)が終わる[サブスクライブの再送間隔(Timer Subscribe Delta)]秒前に再サブスクライブします。有効値の範囲は 3 ~ 15 です。デフォルトは 5 です。 |
[最大リダイレクト(Maximum Redirections)] |
この設定変数を使用して、コールをドロップする前に電話機がコールのリダイレクトを許可する最大回数を指定します。デフォルトは 70 回のリダイレクトです。 |
[オフフックから最初の数字タイマー(Off Hook To First Digit Timer、マイクロ秒)] |
電話の受話器が外されてから最初のディジット タイマーが設定されるまでの経過時間をミリ秒数で指定します。値は 0 ~ 15,000 ミリ秒です。デフォルトは 15,000 ミリ秒です。 |
[会議参加が有効(Conference Join Enabled)] |
このチェックボックスでは、SIP IP Phone 7940 または 7960 を使用している会議開始者が電話を切った場合、その電話機が残りの会議参加者を参加させようとするかどうかを指定します。残りの会議参加者を参加させる場合は、このチェックボックスをオンにします。残りの会議参加者を参加させない場合は、このチェックボックスをオフのままにします。
(注) このチェックボックスは、SRST モードの Cisco SIP IP Phone 7941/61/70/71/11 だけに適用されます。
|
[RFC 2543保留(RFC 2543 Hold)] |
コール保留の信号が Cisco Unified CallManager に送信される場合、RFC2543 に従って接続アドレスを 0.0.0.0 に設定できるようにするには、このチェックボックスをオンにします。この操作により、RFC3264 をサポートしないエンドポイントとの下位互換性を確保できます。 |
[準在席転送(Semi Attended Transfer)] |
このチェックボックスでは、Cisco SIP IP Phone 7940 および 7960 の発信者が、コールの呼び出し音が鳴っているときに、在席転送の 2 番目のレッグを転送できるかどうかを指定します。準在席転送を使用可能にする場合は、このチェックボックスをオンにします。準在席転送を使用不可にする場合は、このチェックボックスをオフのままにします。
(注) このチェックボックスは、SRST モードの Cisco SIP IP Phone 7941/61/70/71/11 だけに適用されます。
|
[VADの有効化(Enable VAD)] |
Voice Activation Detection(VAD)を使用可能にする場合は、このチェックボックスをオンにします。VAD を使用不可にする場合は、このチェックボックスをオフのままにします。VAD が使用可能である場合、音声検出時にメディアは伝送されません。 |
[スタッタメッセージ待機(Stutter Message Waiting)] |
電話機がオフフックになったときにメッセージが待機していると、スタッター ダイヤル トーンが聞こえるようにする場合は、このチェックボックスをオンにします。メッセージが待機していてもスタッター ダイヤル トーンが聞こえないようにする場合は、オフのままにします。 |
[コールの統計(Call Stats)] |
BYE 要求および BYE 応答の RTP 統計情報を使用可能にする場合は、このチェックボックスをオンにします。BYE 要求および BYE 応答の RTP 統計情報を使用不可にする場合は、オフのままにします。 このチェックボックスがオンである場合、電話機は次のようなヘッダー RTP-RxStat および RTP-TxStat を挿入します。 • RTP-RxStat:Dur=a,Pkt=b,Oct=c,LatePkt=d,LostPkt=e,AvgJit=f • RTP-TxStat: Dur=g,Pkt=h,Oct=i それぞれの説明は、次のとおりです。 • Dur:受信開始または送信開始からの合計秒数。 • Pkt:受信または送信された RTP パケットの合計数。 • Oct:受信または送信された RTP ペイロード オクテットの合計数(RTP ヘッダーは含みません)。 • LatePkt:受信された RTP パケットの合計遅延数。 • LostPkt:受信された RTP パケットの合計損失数(RTP パケットの遅延は含みません)。 • AvgJit:平均ジッタ。これは、タイムスタンプ単位で測定され、RFC 1889 に従って算出された、RTP パケット到達時間ごとの統計的なばらつきの概算値です。 • a、b、c、d、e、f、g、h、i:整数。 |