データのバックアップおよび復元
Cisco Unity Express のバックアップ機能および復元機能は、FTP サーバを使用してデータを格納および取得します。バックアップ機能は Cisco Unity Express アプリケーションから FTP サーバにファイルをコピーし、復元機能は FTP サーバから Cisco Unity Express アプリケーションにファイルをコピーします。FTP サーバはネットワークのどこに配置してもかまいません。ただし、バックアップ機能および復元機能がその FTP サーバに IP アドレスまたはホスト名を使用してアクセスできることが条件となります。
バックアップを定期的に実行して、ボイスメール メッセージとコンフィギュレーション データを保存することをお勧めします。
backup コマンドおよび restore コマンドは、設定モードとオフライン モードで使用できます。
• 設定モードでは、コマンドを使用して次のパラメータを設定することができます。
– 格納するバックアップ ファイルの数(最も古いファイルが削除される)。
– ファイルの格納先になる FTP サーバの URL。
• オフライン モードでは、バックアップ手順または復元手順を実行します。次の事項を決定します。
– バックアップするファイルのタイプ:すべてのファイル(コンフィギュレーションおよびデータ)、コンフィギュレーション ファイルだけ、またはデータ ファイルだけ。データ ファイルは、ボイスメール メッセージで構成されます。コンフィギュレーション ファイルは、それ以外のすべてのシステム パラメータおよびアプリケーション パラメータで構成されます。
– ファイルの格納先になる FTP サーバの URL。
注意 オフライン モードでは既存のボイスメール通話、IMAP および VoiceView Express セッションがすべて終了します。新しいボイスメール通話は許可されません。自動受付への通話は許可されます。バックアップは、通話がアクティブでないときに行うことをお勧めします。
この章は、次の項で構成されています。
• 「制約事項」
• 「バックアップ パラメータの設定」
• 「ファイルのバックアップ」
• 「ファイルの復元」
• 「コンフィギュレーションのコピー」
• 「工場出荷時のデフォルト値の復元」
• 「SFTP を使用したバックアップおよび復元」
• 「SSH ホスト キーを使用したバックアップ サーバ認証」
• 「サーバ上のバックアップ内容の暗号化および署名」
• 「バックアップ ファイルの PIN の暗号化」
• 「スケジュール設定したバックアップ ジョブの設定」
制約事項
Cisco Unity Express では、次のバックアップ機能および復元機能はサポートされていません。
• Cisco Unity Express 7.1 よりも前のバージョンでスケジュール設定したバックアップ。バックアップと復元の作業は、適切なコマンドを入力したときに開始されます。Cisco Unity Express 7.1 以降でのバックアップのスケジュール設定については、「スケジュール設定したバックアップ ジョブの設定」を参照してください。
• メッセージの格納域の配置の一元化。Cisco Unity Express バックアップ ファイルを他のメッセージ ストアと併用または統合することはできません。
• 選択的なバックアップおよび復元。完全バックアップ機能および完全復元機能だけが使用できます。個々のボイスメール メッセージやその他の特定のデータを保存または取得することはできません。
バックアップ パラメータの設定
バックアップ パラメータは、Cisco Unity Express バックアップ ファイルの格納に使用する FTP サーバと、システムによって最も古いファイルが削除されるまで格納するバックアップの数を定義します。
Cisco Unity Express バックアップ ファイルはすべて、指定されたサーバ上に格納されます。必要に応じて、バックアップ ファイルを他のロケーションまたはサーバにコピーできます。
Cisco Unity Express は、バックアップが成功するたびに、ID を自動的に割り当てます。バックアップの復元には、このバックアップ ID を使用してください。
前提条件
• バックアップ サーバが設定されていることを確認します。
• FTP サーバにログイン可能な FTP 管理者またはその他のユーザが、ファイルとディレクトリに対する読み取り、書き込み、上書き、作成、削除など、FTP サーバ上ですべての権限を持っていることを確認します。
この手順に必要なデータ
• 最も古いバックアップが上書きされるまで保存するリビジョンの数
• FTP サーバの URL
• FTP サーバ ログインのユーザ ID とパスワード
概略手順
1. config t
2. backup { revisions number | server url ftp-url username ftp-username password ftp-password }
3. exit
4. show backup
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
config t
se-10-0-0-0# config t |
設定モードを開始します。 |
ステップ 2 |
backup { revisions number | server url ftp-url username ftp-username password ftp-password }
se-10-0-0-0(config)# backup server url ftp://main/backups username “admin” password “wxyz” se-10-0-0-0(config)# backup server url ftp://172.168.10.10/backups username “admin” password “wxyz” se-10-0-0-0(config)# backup revisions 5 |
バックアップ パラメータを設定します。 • server url : ftp-url 値は、バックアップ ファイルを格納するネットワーク FTP サーバの URL です。 ftp-username 値と ftp-password 値は、ネットワーク FTP サーバ用のユーザ ID とパスワードです。 (注) バックアップ リビジョンを設定するには、事前にバックアップ サーバを設定しておく必要があります。 • revisions :格納するバックアップ ファイルの数。この数に達すると、システムは最も古い格納ファイルを削除します。 例では、 main は FTP サーバのホスト名で、 backups はバックアップ ファイルを格納するディレクトリです。 |
ステップ 3 |
exit
se-10-0-0-0(config)# exit |
設定モードを終了します。 |
ステップ 4 |
show backup
se-10-0-0-0# show backup |
バックアップ サーバのコンフィギュレーション情報を表示します。この情報には、FTP サーバの URL やリビジョンの数などがあります。 |
例
次の例は、バックアップ サーバが設定され、 show backup の出力結果を示しています。
se-10-0-0-0#(config)# backup server url ftp://172.16.0.0/backups username admin password voice
se-10-0-0-0#(config)# backup revisions 10
se-10-0-0-0#(config)# exit
Server URL: ftp://172.16.0.0/backups
User Account on Server: admin
Number of Backups to Retain: 10
ファイルのバックアップ
使用可能なバックアップ要求には、data only、configuration only、または all の 3 つのタイプがあります。
• データ:ボイスメール グリーティングとボイスメール メッセージをバックアップします。
• 設定:音声名、カスタム スクリプト、カスタム プロンプトなどのシステム設定をバックアップします。現在使用中の設定を表示するには、 show run コマンドを使用します。
• すべて:すべてのデータおよび設定情報をバックアップします。
バックアップを実行できるのはオフライン モードのときだけです。
Cisco Unity Express は自動的にバックアップ ファイルに番号と日付を割り当て、 backupid フィールドでリビジョン番号を識別します。
実行するバックアップのタイプとタイミングが異なると、データ バックアップとコンフィギュレーション バックアップのバックアップ ID も異なります。たとえば、最後のデータ バックアップの ID が 3 で、最後のコンフィギュレーション バックアップの ID が 4 だとします。「all」バックアップを実行すると、データとコンフィギュレーションの両方についてバックアップ ID が 5 になる場合があります。
ファイルを復元する場合は、使用するバックアップ ファイルのバックアップ ID を参照してください。バックアップ ID のリストを表示するには、 show backup server コマンドを使用します。
(注) システム ファイルやアプリケーション ファイルに変更を加えるたびに、コンフィギュレーション ファイルをバックアップすることをお勧めします。ハードウェア障害などによるデータ損失を最小限に抑えるには、データ ファイル(ボイス メッセージを含む)を定期的にバックアップする必要があります。
注意 オフライン モードでは既存のボイスメール通話がすべて終了され、新しいボイスメール通話は許可されません。自動受付への通話は許可されます。電話ユーザが通話上でアクティブでない場合に、バックアップを行うことをお勧めします。
概略手順
1. offline
2. backup category { all | configuration | data }
3. continue
4. show backup history
5. show backup server
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
offline
se-10-0-0-0# offline |
オフライン モードを開始します。アクティブなボイスメール通話はすべて終了します。 |
ステップ 2 |
backup category { all | configuration | data }
se-10-0-0-0(offline)# backup category all se-10-0-0-0(offline)# backup category configuration se-10-0-0-0(offline)# backup category data |
バックアップおよび復元するデータのタイプを指定します。 |
ステップ 3 |
continue
se-10-0-0-0(offline)# continue |
オフライン モードを終了し、EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 4 |
show backup history
se-10-0-0-0# show backup history |
バックアップと復元の手順、およびそれらの結果(成功または失敗)を表示します。
(注) Cisco Unity Express 8.0 以降では、show restore history コマンドを使用して復元ステータスを表示します。
|
ステップ 5 |
show backup server
se-10-0-0-0# show backup server |
バックアップ サーバで使用できるバックアップ ファイル、各バックアップの日付、およびバックアップ ファイルの ID を表示します。 |
例
バージョン 7.1 以前での show backup history コマンドのサンプル出力を次に示します。
se-10-0-0-0# show backup history
Backup Server: ftp://10.100.10.215/CUE_backup
Description: test backup 1
Date: Sun Jun 13 12:32:48 PDT 1993
Backup Server: ftp://10.100.10.215/CUE_backup
Description: CUE test backup
Date: Sun Jun 13 12:32:57 PDT 1993
Backup Server: ftp://10.100.10.215/CUE_backup
Date: Sun Jun 13 12:37:52 PDT 1993
Backup Server: ftp://10.100.10.215/CUE_backup
Date: Sun Jun 13 12:38:00 PDT 1993
バージョン 8.0 以降での show backup history コマンドのサンプル出力を次に示します。
se-10-0-0-0# show backup history
Backup Server: ftp://192.1.1.31/backups
Date: Wed Feb 17 23:19:48 EST 2010
Backup Server: ftp://192.1.1.31/backups
Date: Wed Feb 17 23:19:48 EST 2010
Backup Server: ftp://192.1.1.31/backups
Date: Wed Feb 17 23:19:49 EST 2010
Backup Server: ftp://192.1.1.31/backups
Date: Fri Feb 19 14:36:33 EST 2010
show backup server コマンドのサンプル出力を次に示します。
se-10-0-0-0# show backup server
Details of last 5 backups
Date: Tue Jul 22 10:55:52 PDT 2003
Date: Tue Jul 29 18:06:33 PDT 2003
Date: Tue Jul 29 19:10:32 PDT 2003
Details of last 5 backups
Date: Tue Jul 22 10:55:48 PDT 2003
Date: Tue Jul 29 18:06:27 PDT 2003
Date: Tue Jul 29 19:10:29 PDT 2003
ファイルの復元
バックアップ ファイルを作成したら、必要に応じてバックアップ ファイルを復元できます。復元はオフライン モードで実行します。オフライン モードでは、アクティブなボイスメール通話、IMAP および VoiceView Express セッションがすべて終了します。新しいボイスメール通話、新しい IMAP および VoiceView Express セッションは許可されません(自動受付への通話は許可されます)。そのため、電話ユーザによる電話機の使用率が最も低い時間に復元を実行することを考慮する必要があります。
復元するファイルのバックアップ ID を調べるには、 show backup server コマンドを使用します。
概略手順
1. show backup server
2. offline
3. restore id backupid category { all | configuration | data }
4. show backup history
5. reload
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
show backup server
se-10-0-0-0# show backup server |
データおよびコンフィギュレーションのバックアップ ファイルが一覧表示されます。復元するファイルのリビジョン番号については、バックアップ ID フィールドを参照してください。 |
ステップ 2 |
offline
se-10-0-0-0# offline |
オフライン モードを開始します。アクティブなボイスメール通話はすべて終了します。 |
ステップ 3 |
restore id backupid category { all | configuration | data }
se-10-0-0-0(offline)# restore id 22 category all se-10-0-0-0(offline)# restore id 8 category configuration se-10-0-0-0(offline)# restore id 3 category data |
復元対象のバックアップ ID backupid 値とファイル タイプを指定します。 |
ステップ 4 |
次のいずれかを実行します。 |
|
|
show backup history
se-10-0-0-0# show backup history |
(Cisco Unity Express version 7.2 以前)バックアップ手順と復元手順、およびこれらの操作が成功したか失敗したかを表示します。 |
|
show restore history
se-10-0-0-0# show restore history |
(Cisco Unity Express version 8.0 以降)復元手順、およびこれらの操作が成功したか失敗したかを表示します。 |
ステップ 5 |
reload
se-10-0-0-0(offline)# reload |
Cisco Unity Express モジュールをリセットして、復元された値を有効にします。 |
例
バックアップ サーバの例を次に示します。
se-10-0-0-0# show backup server
Details of last 5 backups
Date: Tue Jul 22 10:55:52 PDT 2003
Date: Tue Jul 29 18:06:33 PDT 2003
Date: Tue Jul 29 19:10:32 PDT 2003
Details of last 5 backups
Date: Tue Jul 22 10:55:48 PDT 2003
Date: Tue Jul 29 18:06:27 PDT 2003
Date: Tue Jul 29 19:10:29 PDT 2003
Cisco Unity Express バージョン 7.2 以前では、 show backup history コマンドを使用して復元履歴を表示します。Cisco Unity Express バージョン 8.0 以降では、 show restore history コマンドを使用して復元履歴を表示します。
Cisco Unity Express バージョン 7.2 以前での復元履歴の例を次に示します。
se-10-0-0-0# show backup history
Backup Server: ftp://10.100.10.215/CUE_backup
Description: test backup 1
Date: Sun Jun 13 12:23:38 PDT 1993
Reason: Script execution failed: /bin/BR_VMConfg_backup.sh: returnvalue:1
; Server Url:ftp://10.100.10.215/CUE_backup: returnvalue:9 Unable to authenticate
Backup Server: ftp://10.100.10.215/CUE_backup
Description: test backup 1
Date: Sun Jun 13 12:23:44 PDT 1993
Reason: Script execution failed: /bin/BR_VMData_backup.sh: returnvalue:1
Voicemail Backup failed; Server Url:ftp://10.100.10.215/CUE_backup: returnvalue:9
Backup Server: ftp://10.100.10.215/CUE_backup
Description: CUE test backup
Date: Sun Jun 13 12:32:48 PDT 1993
Backup Server: ftp://10.100.10.215/CUE_backup
Description: CUE test backup
Date: Sun Jun 13 12:32:57 PDT 1993
Cisco Unity Express versions 8.0 以降での復元履歴の例を次に示します。
se-10-0-0-0# show restore history
Backup Server: ftp://10.100.10.215/CUE_backup
Description: CUE test backup
Date: Sun Jun 13 12:32:48 PDT 1993
コンフィギュレーションのコピー
次の Cisco Unity Express EXEC コマンドを使用すると、スタートアップ コンフィギュレーションと実行コンフィギュレーションを、フラッシュ メモリ、ネットワーク FTP サーバ、およびネットワーク TFTP サーバとの間でコピーすることができます。
フラッシュ メモリから別のロケーションへのコピー
Cisco Unity Express EXEC モードで開始し、次のコマンドを使用して、フラッシュ メモリ内のスタートアップ コンフィギュレーションを別のロケーションにコピーします。
copy startup-config {ftp: user-id:password@ftp-server-address/[directory] |
tftp:tftp-server-address} filename
|
|
ftp: user-id : password @ |
FTP サーバのユーザ ID およびパスワード。エントリに、コロン(:)とアット マーク(@)を含めます。 |
ftp-server-address |
FTP サーバの IP アドレス。 |
/ directory |
(オプション)コピーされたファイルが常駐する TFTP サーバ上のディレクトリ。使用する場合は、スラッシュ(/)の前に名前を入力します。 |
tftp: tftp-server-address |
TFTP サーバの IP アドレス。 |
filename |
コピーされたスタートアップ コンフィギュレーションを格納するコピー先ファイルの名前。 |
このコマンドは対話形式で、ユーザに情報の入力を求めます。パラメータを 1 行に入力することはできません。次の例は、このプロセスを示しています。
この例では、スタートアップ コンフィギュレーションが FTP サーバにコピーされます。FTP サーバは、ファイルの転送時にユーザ ID とパスワードを要求します。FTP サーバの IP アドレスは 172.16.231.193 です。スタートアップ コンフィギュレーション ファイルは、start というファイル名で FTP サーバに保存されます。
se-10-0-0-0# copy startup-config ftp
Address or name of remote host? admin:voice@172.16.231.193
次の例では、スタートアップ コンフィギュレーションが TFTP サーバにコピーされます。TFTP サーバは、ユーザ ID とパスワードを要求しません。TFTP サーバの IP アドレスは 172.16.231.190 です。スタートアップ コンフィギュレーションは、temp_start というファイル名で、configs という TFTP ディレクトリに保存されます。
se-10-0-0-0# copy startup-config tftp
Address or name of remote host? 172.16.231.190/configs
Source filename? temp_start
ネットワーク FTP サーバから別のロケーションへのコピー
Cisco Unity Express EXEC モードで開始し、次のコマンドを使用して、ネットワーク FTP サーバ コンフィギュレーションを別のロケーションにコピーします。
copy ftp: {running-config | startup-config} user-id:password@ftp-server-address/[directory] filename
|
|
running-config |
フラッシュ メモリ内のアクティブなコンフィギュレーション。 |
startup-config |
フラッシュ メモリ内のスタートアップ コンフィギュレーション。 |
user-id : password @ |
FTP サーバのユーザ ID およびパスワード。エントリに、コロン(:)とアット マーク(@)を含めます。 |
ftp-server-address |
FTP サーバの IP アドレス。 |
/ directory |
(オプション)ファイルを取得するためのディレクトリ名。使用する場合は、スラッシュ(/)の前に名前を入力します。 |
filename |
コピー元のソース ファイルの名前。 |
このコマンドは対話形式で、ユーザに情報の入力を求めます。パラメータを 1 行に入力することはできません。次の例は、このプロセスを示しています。
この例では、FTP サーバがユーザ ID とパスワードを要求します。FTP サーバの IP アドレスは 10.3.61.16 です。FTP サーバの configs ディレクトリにある start ファイルが、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーされます。
se-10-0-0-0# copy ftp: startup-config
!!!WARNING!!! This operation will overwrite your startup configuration.
Do you wish to continue[y]? y
Address or name or remote host? admin:voice@10.3.61.16/configs
フラッシュから別のロケーションへの実行コンフィギュレーションのコピー
Cisco Unity Express EXEC モードで開始し、次のコマンドを使用して、フラッシュ メモリ内の実行コンフィギュレーションを別のロケーションにコピーします。
copy running-config {ftp: user-id:password@ftp-server-address/[directory] |
startup-config | tftp:tftp-server-address} filename
|
|
ftp: user-id : password @ |
FTP サーバのユーザ ID およびパスワード。エントリに、コロン(:)とアット マーク(@)を含めます。 |
ftp-server-address |
FTP サーバの IP アドレス。 |
/ directory |
(オプション)コピーされたファイルが常駐する FTP サーバ上のディレクトリ。使用する場合は、スラッシュ(/)の前に名前を入力します。 |
startup-config |
フラッシュ メモリ内のスタートアップ コンフィギュレーション。 |
tftp: tftp-server-address |
TFTP サーバの IP アドレス。 |
filename |
コピーされた実行コンフィギュレーションを格納するコピー先ファイルの名前。 |
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーするときは、コマンドを 1 行に入力します。
FTP サーバまたは TFTP サーバにコピーするときは、このコマンドは対話形式になり、ユーザに情報の入力を求めます。パラメータを 1 行に入力することはできません。次の例は、このプロセスを示しています。
次の例では、実行コンフィギュレーションが FTP サーバにコピーされます。FTP サーバは、ユーザ ID とパスワードを要求します。FTP サーバの IP アドレスは 172.16.231.193 です。実行コンフィギュレーションは、ファイル saved_start として configs ディレクトリにコピーされます。
se-10-0-0-0# copy running-config ftp:
Address or name of remote host? admin:voice@172.16.231.193/configs
Source filename? saved_start
次の例では、実行コンフィギュレーションはファイル start としてスタートアップ コンフィギュレーションにコピーされます。このインスタンスでは、コマンドは 1 行に入力します。
se-10-0-0-0# copy running-config startup-config start
別のロケーションへのネットワーク TFTP コンフィギュレーションのコピー
Cisco Unity Express EXEC モードで開始し、次のコマンドを使用して、ネットワーク TFTP コンフィギュレーションを別のロケーションにコピーします。
copy tftp: {running-config | startup-config} tftp-server-address/[directory] filename
|
|
running-config |
フラッシュ メモリ内のアクティブなコンフィギュレーション。 |
startup-config |
フラッシュ メモリ内のスタートアップ コンフィギュレーション。 |
tftp-server-address |
TFTP サーバの IP アドレス。 |
/ directory |
(オプション)コピーされたファイルが常駐する TFTP サーバ上のディレクトリ。使用する場合は、スラッシュ(/)の前に名前を入力します。 |
filename |
コピー元のソース ファイルの名前。 |
このコマンドは対話形式で、ユーザに情報の入力を求めます。パラメータを 1 行に入力することはできません。次の例は、このプロセスを示しています。
この例では、TFTP サーバの IP アドレスは 10.3.61.16 です。TFTP サーバの configs ディレクトリにある start ファイルが、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーされます。
se-10-0-0-0# copy tftp: startup-config
!!!WARNING!!! This operation will overwrite your startup configuration.
Do you wish to continue[y]? y
Address or name of remote host? 10.3.61.16/configs
工場出荷時のデフォルト値の復元
Cisco Unity Express には、システム全体に関する工場出荷時のデフォルト値を復元するコマンドが用意されています。システムを工場出荷時のデフォルトに復元すると、現在のコンフィギュレーションは消去されます。この機能はオフライン モードで使用できます。
注意 この操作は元に戻せません。データ ファイルとコンフィギュレーション ファイルはすべて消去されます。この機能を使用するときは注意してください。この機能を使用する前に、システムの完全バックアップを実行することをお勧めします。
システムがクリーンな状態になると、システムがリロードすることを示すメッセージが表示され、システムがリロードを開始します。リロードが完了すると、管理者はインストール後のプロセスを実行するよう求められます。
グラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)にログインすると、初期化ウィザードを実行するオプションが使用可能になります。
システムを Cisco Unity Express の工場出荷時のデフォルト値にリセットするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 se-10-0-0-0# offline
このコマンドは、システムをオフライン モードにします。
ステップ 2 (offline)# restore factory default
This operation will cause all the configuration and data on the system to be erased. This operation is not reversible. Do you wish to continue? (n)
ステップ 3 次のいずれかを実行します。
• システムのコンフィギュレーションおよびデータを維持する場合は、 n を入力します。
操作がキャンセルされます。ただし、システムはオフライン モードのままになります。オンライン モードに戻るには、 continue を入力します。
• システムのコンフィギュレーションおよびデータを消去する場合は、 y を入力します。
システムがクリーンな状態になると、システムがリロードを開始することを示すメッセージが表示されます。リロードが完了すると、インストール後のプロセスを開始するよう求められます。
SFTP を使用したバックアップおよび復元
この項では、次の内容について説明します。
• 「概要」
• 「SFTP を使用したバックアップおよび復元の設定」
概要
リリース 3.0 以降では、Secure File Transfer Protocol(SFTP; セキュア ファイル転送プロトコル)を使用して Cisco Unity Express アプリケーションとバックアップ サーバの間でファイルを転送できます。SFTP では、FTP にはないデータ整合性と機密性が提供されます。
SFTP は Secure Shell トンネル バージョン 2(SSHv2)に基づいているため、この機能では SSHv2 サーバだけがサポートされています。
SFTP を通じてバックアップおよび復元を実行するには、sftp:// hostname / dir の形式でバックアップ サーバの URL を設定し、サーバにログインするためのユーザ名とパスワードも設定する必要があります。バックアップ サーバでは、SFTP サブシステムを有効にした SSH デーモンが実行されている必要があります。SSH プロトコルでは、さまざまなユーザ認証スキームを使用できます。ただし、バージョン 3.2 では、パスワード認証だけがサポートされています。
前提条件
Cisco Unity Express 3.0 以降のバージョン
この手順に必要なデータ
必要なデータはありません。
概略手順
1. config t
2. backup { revisions number | server url sftp-url username sftp-username password sftp-password }
3. end
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
config t
se-10-0-0-0# config t |
設定モードを開始します。 |
ステップ 2 |
backup {revisions number | server url sftp-url username sftp-username password sftp-password }
se-10-0-0-0(config)# backup server url sftp://branch/vmbackups username admin password mainserver
|
指定した SFTP サーバまたは FTP サーバに対してバックアップを実行します。SFTP を使用するには、URL を sftp:// hostname / directory の形式にする必要があります。 |
ステップ 3 |
end
se-10-0-0-0(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
SSH ホスト キーを使用したバックアップ サーバ認証
この項では、次の内容について説明します。
• 「概要」
• 「SSH ホスト キーを使用しないバックアップ サーバ認証の設定」
• 「SSH ホスト キーを使用したバックアップ サーバ認証の設定」
概要
リリース 3.0 以降では、バックアップまたは復元の操作を開始する前に、SSH プロトコルを使用してバックアップ サーバを認証できます。SSH プロトコルは、サーバの認証のためにパブリック キー暗号化を使用します。
この機能では、サーバを認証するための次の 2 つの方法が用意されています。
• 信頼されたバックアップ サーバの URL だけに基づいてセキュアな接続を確立する。
• セキュアな接続を確立するために、バックアップ サーバのフィンガープリントを入手して使用する。このフィンガープリントは、ホスト キーまたはプライベート キーとも呼ばれます。
最初の方法は 2 番目の方法よりも簡単ですが、ユーザがバックアップ サーバのプライベート ホスト キーを知る必要がないため、セキュリティが低くなります。ただし、信頼されるバックアップ サーバの URL がわかっている場合は、一般的に安全です。この場合、バックアップ サーバは、そのプライベート ホスト キーをクライアントに安全に提供できます。
いずれの場合にも、サーバの認証が有効になっている場合、システムは、サーバから受け取ったキーのフィンガープリントと事前に設定された文字列を比較することにより、SSH サーバのプライベート ホスト キーを検証します。2 つのフィンガープリントが一致しない場合、SSH ハンドシェイクは失敗し、バックアップ操作または復元操作は行われません。
この機能の設定に GUI を使用することはできず、CLI を使用する必要があります。
次の項で、両方の方法について説明します。
SSH ホスト キーを使用しないバックアップ サーバ認証の設定
前提条件
Cisco Unity Express 3.0 以降のバージョン
この手順に必要なデータ
サーバのフィンガープリント(プライベート ホスト キー)を知ることなく、バックアップ サーバの SSH 認証を可能にするには、信頼されるバックアップ サーバの URL を知っている必要があります。
概略手順
1. config t
2. backup server url sftp:// url
3. backup server authenticate
4. end
5. show security ssh knowhost
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
config t
se-10-0-0-0# config t |
設定モードを開始します。 |
ステップ 2 |
backup server url sftp:// url
se-10-0-0-0(config)# backup server url sftp://company.com/server22 |
バックアップ サーバとの初期接続を確立します。 |
ステップ 3 |
backup server authenticate
se-10-0-0-0(config)# backup server authenticate |
バックアップ サーバのホスト キーのフィンガープリントを取得し、安全な SSH 接続を確立します。 |
ステップ 4 |
end
se-10-0-0-0(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 5 |
show security ssh knownhost
se-10-0-0-0(config)# show security ssh knownhost |
設定した SSH サーバおよびそのフィンガープリントのリストを表示します。 |
SSH ホスト キーを使用したバックアップ サーバ認証の設定
前提条件
Cisco Unity Express 3.0 以降のバージョン
この手順に必要なデータ
バックアップ サーバのフィンガープリント(プライベート ホスト キー)を使用して、SSH 認証を有効にするには、その前にバックアップ サーバで ssh-keygen ルーチンを実行し、「アウトオブバンド」でフィンガープリントを取得する必要があります。このルーチンは OpenSSH パッケージに含まれています。次の例は、このコマンドとその出力結果を示しています。
ssh-keygen -l -f /etc/ssh/ssh_host_dsa_key.pub
1024 4d:5c:be:1d:93:7b:7c:da:56:83:e0:02:ba:ee:37:c1 /etc/ssh/ssh_host_dsa_key.pub
概略手順
1. config t
2. security ssh knownhost host {ssh-rsa | ssh-dsa} fingerprint-string
3. end
4. show security ssh knowhost
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
config t
se-10-0-0-0# config t |
設定モードを開始します。 |
ステップ 2 |
security ssh knownhost host {ssh-rsa | ssh-dsa} fingerprint-string
se-10-0-0-0(config)# security ssh knownhost server.cisco.com ssh-rsa a5:3a:12:6d:e9:48:a3:34:be:8f:ee:50:30:e5:e6:c3 |
次の引数とキーワードを使用して、SSH サーバのホスト キーの MD5 フィンガープリントを設定します。 host :SSH サーバの完全修飾ホスト名または IP アドレス。 ssh-rsa :SSH サーバのホスト キーに対するこのフィンガープリントの作成に RSA アルゴリズムが使用された。 ssh-dsa :SSH サーバのホスト キーに対するこのフィンガープリントの作成に DSA アルゴリズムが使用された。 fingerprint-string :MD5 フィンガープリント文字列。 |
ステップ 3 |
end
se-10-0-0-0(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 4 |
show security ssh knownhost
se-10-0-0-0(config)# show security ssh knownhost |
設定した SSH サーバおよびそのフィンガープリントのリストを表示します。 |
サーバ上のバックアップ内容の暗号化および署名
この項では、次の内容について説明します。
• 「概要」
• 「サーバ上のバックアップ内容の暗号化および署名の設定」
概要
リリース 3.0 以降では、バックアップされるコンフィギュレーション ファイルとデータ ファイルをバックアップ サーバに転送する前に、署名と暗号化を使用してファイルを保護できます。
この機能を有効にするには、マスター キーを設定する必要があります。このマスター キーから、暗号化キーと署名キー(セッション キーと呼ばれる)が生成されます。バックアップ ファイルは、バックアップ サーバに送信する前に暗号化および署名されます。ファイルを復元する場合は、マスター キーを使用してファイルの整合性を検証し、それに従って復号します。復元処理を開始する前に同じマスター キーを設定した場合は、Cisco Unity Express 3.1 以降のバージョンを実行している他の任意のマシンにバックアップ ファイルを復元することもできます。スケジュール設定したバックアップの自動化を容易にするため、マスター キーはホスティング デバイスに安全に保存されます。これは、バックアップ内容に含まれません。
復元処理中に、バックアップ内容が改ざんされていることが検出された場合は、復元処理が中断されます。システムは停止し、異なるリビジョンを使用した復元など、管理者が何らかの措置を取るまで待機します。
リスクを許容できる場合は、下位互換性を得るために、未署名のバックアップ ファイルを復元することもできます。
サーバ上のバックアップ内容の暗号化および署名の設定
前提条件
Cisco Unity Express 3.0 以降のバージョン
この手順に必要なデータ
必要なデータはありません。
概略手順
1. config t
2. backup security key generate
3. backup security protected
4. backup security enforced
5. end
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
config t
se-10-0-0-0# config t |
設定モードを開始します。 |
ステップ 2 |
backup security key generate
se-10-0-0-0(config)# backup security key generate |
バックアップ ファイルの暗号化および署名に使用するマスター キーを作成します。 |
ステップ 3 |
backup security protected
se-10-0-0-0(config)# backup security protected |
バックアップ用にセキュア モードを有効にします。セキュア モードでは、すべてのバックアップ ファイルが暗号化および署名を使用して保護されます。 |
ステップ 4 |
backup security enforced
se-10-0-0-0(config)# backup security enforced |
保護された、改ざんされていないバックアップ ファイルだけを復元することを指定します。 |
ステップ 5 |
end
se-10-0-0-0(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
バックアップ ファイルの PIN の暗号化
リリース 3.0 以前は、PIN が LDAP にクリア テキストで格納されたため、バックアップ ファイル内で参照することができました。これは、ユーザ PIN が LDAP に格納され、それが LDIF 形式でバックアップされるためです。今回の機能では、PIN を LDAP データベースに格納する前に SHA-1 ハッシュ暗号化が適用されます。このため、ユーザがボイスメールにログインすると、送信された PIN はハッシュ化され、LDAP ディレクトリから取得された PIN アトリビュートと比較されます。
以前のバージョンから移行するには、LDAP ディレクトリでクリア PIN をハッシュ化 PIN に変換する必要があります。一般的に、この変換は、システムが以前のバージョンからアップグレードされた直後、または古いバックアップからの復元操作後に行われます。このとき、クリア PIN がデータベースから削除され、暗号化された PIN に置き換えられます。
SHA-1 を使用した暗号化は元に戻せないため、変換の完了後にこの機能を無効またはオフにし、暗号化された PIN をクリア形式に復元することはできません。
(注) この機能は GUI または CLI を使用して設定する必要がありません。
スケジュール設定したバックアップ ジョブの設定
リリース 7.1 から、1 回限りのバックアップ ジョブまたは定期的なバックアップ ジョブを設定できるようになりました。
定期的なバックアップ ジョブの場合、次のような周期で繰り返されるようにジョブを設定できます。
• N 日ごとの特定の時刻
• N 週ごとの特定の曜日および時刻
• N ヶ月ごとの特定の月日および時刻
• N 年ごとの特定の月
定期的なスケジュールによるバックアップ ジョブと 1 回限りのスケジュールによるバックアップ ジョブは、それぞれ 5 個まで設定できます。
バックアップ ジョブ(またはスケジュール設定したいずれかのアクティビティ)が開始され実行中の場合、この時点で開始されるようにスケジュール設定した他のアクティビティは、キューに格納され、先に実行されているアクティビティが終了するまで待機します。キューには、最大 9 個のアクティビティを格納できます。
定期的なスケジュールによるバックアップ スケジュールの個々のインスタンスは削除できません。バックアップ スケジュールを削除するには、一連のすべてのバックアップ ジョブを削除する必要があります。アクションの開始日と終了日を設定してアクションがアクティブになる時期を指定することで、スケジュール設定した任意のアクションを長期間有効化できます。また、アクションの有効期限を指定しないことで、スケジュール設定したアクションを無期限に停止することもできます。
即時バックアップ要求は、スケジュール設定したバックアップ ジョブよりも常に優先されます。スケジュール設定したバックアップが即時バックアップと同じ時刻に開始されるように設定されている場合、スケジュール設定したバックアップ ジョブはキューに格納され、即時バックアップが終了するまで待機してから開始されます。
前提条件
Cisco Unity Express 7.1 以降のバージョン
概略手順
1. backup schedul e [ name ]
2. repeat every { number days at time |number weeks on day | number months on day date | number years on month month } at time
(注) repeat every コマンドの代わりに、次のいずれかのコマンドを使用することもできます。
• repeat once at time
• repeat daily at time
• repeat monthly on day date at time
• repeat weekly on day at time
• repeat yearly on month month at time
3. start-date date
4. stop-date date
5. disabled from date to date
6. backup categories [ all ] [ configuration ] [ data ] [ HistoricalData ] [ TimeCardView ]
7. end
8. show backup schedules または show schedules
9. show backup schedule detail job job-name または show schedule detail job job-name
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
backup schedule [ name ]
se-10-0-0-0# backup schedule 22 |
バックアップ スケジュール設定サブモードを開始して、スケジュール設定したバックアップ ジョブを設定できるようにします。 |
ステップ 2 |
repeat every { number days | number weeks on day | number months on day date | number years on month month } at time time
se-10-0-0-0(backup-schedule)# repeat every 2 days at time 10:00 |
定期的なスケジュールによるバックアップの実行頻度を指定します。1 回限りのバックアップ ジョブを設定するには、 repeat once コマンドを使用します。また、前述の(注)で示した他の repeat コマンドのいずれかを使用することもできます。 |
ステップ 3 |
start-date date
se-10-0-0-0(backup-schedule)# start-date 05/30/2009 |
スケジュール設定した定期的なバックアップの実行開始日を指定します。 |
ステップ 4 |
stop-date date
se-10-0-0-0(backup-schedule)# stop-date 10/20/2009 |
スケジュール設定した定期的なバックアップの実行終了日を指定します。 |
ステップ 5 |
disabled from date to date
se-10-0-0-0(backup-schedule)# disabled from 10/02/2009 to 10/06/2009 |
スケジュール設定した定期的なバックアップ ジョブを無効にする期間を指定します。 |
ステップ 6 |
backup categories [ all ] [ configuration ] [ data ] [ HistoricalData ] [ TimeCardView ]
se-10-0-0-0(backup-schedule)# backup categories configuration |
バックアップするデータのカテゴリを指定します。 |
ステップ 7 |
end
se-10-0-0-0(backup-schedule)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 8 |
show schedules or show backup schedules
se-10-0-0-0# show schedules
|
(オプション)ローカル システム上で設定されている、定期的なスケジュールによるイベントまたはスケジュール設定したバックアップ ジョブをすべて表示します。 |
ステップ 9 |
show schedule detail job job-name or show backup schedule detail job job-name
se-10-0-0-0# show schedule detail job job-22
|
(オプション)指定した定期的なスケジュールによるイベントまたはバックアップ ジョブの詳細を表示します。 |
例
show backup schedules コマンドのサンプル出力を次に示します。
se-10-0-0-0# show backup schedules
Name Schedule Next Run Description Categories
backup1000 Every 1 days at 12:34 Jun 25, 2002 12:34 Data
show schedules コマンドのサンプル出力を次に示します。
se-10-0-0-0# show schedules
Name Schedule Next Run Description Categories
backup1000 Every 1 days at 12:34 Jun 25, 2002 12:34 Data
show backup schedule detail job コマンドのサンプル出力を次に示します。
se-10-0-0-0# show backup schedule detail job job-8
Categories TimeCardView Configuration Data HistoricalData
Last Run Jan 1, 2009 at 6:00
Next Run Jan 2, 2009 at 6:00
Active from Jan 01, 2000 until Dec 31, 2009
show schedule detail job コマンドのサンプル出力を次に示します。
se-10-0-0-0# show schedule detail job job-8
Last Run 5 hours 59 seconds ago
Next Run in 18 hours 1 seconds
Active from Jun 25, 2002 until INDEFINITE
スケジュール設定したすべてのバックアップの無効化または再有効化
Cisco Unity Express 8.0 から、スケジュール設定したすべてのバックアップの無効化または再有効化が、単一コマンドで実行できるようになりました。
前提条件
Cisco Unity Express 8.0 以降のバージョン
概略手順
1. backup schedule disable all from date to date
2. no backup schedule disable all
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
backup schedule disable all from date to date
se-10-0-0-0# backup schedule disable all from 07/06/2010 to 07/08/2010 |
スケジュール設定したすべてのバックアップを指定期間無効化します。日付は MM/DD/YYYY 形式で入力します。 |
ステップ 2 |
no backup schedule disable all |
前のコマンドで無効化した、スケジュール設定したすべてのバックアップを再有効化します。 |
スケジュール設定したバックアップの通知設定
Cisco Unity Express 8.0 から、スケジュール設定したバックアップのステータスについて、特定のユーザに通知するようにシステムを設定できるようになりました。
前提条件
Cisco Unity Express 8.0 以降のバージョン
概略手順
1. backup schedul e [ name name ]
2. backup notification on { success | failure | always } { voicemail user_id | email email_address | epage epage_address }
3. end
4. show backup schedule detail job job-name
詳細手順
|
|
|
ステップ 1 |
backup schedule [ name name ]
se-10-0-0-0# backup schedule name 22 |
バックアップ スケジュール設定モードを開始して、スケジュール設定したバックアップ ジョブを設定できるようにします。 |
ステップ 2 |
backup notification on { success | failure | always } { voicemail user_id | email email_address | epage epage_address }
se-10-0-0-0(backup schedule)# backup notification on always email aaa@cisco.com
se-10-0-0-0(backup schedule)# backup notification on failure email bbb@cisco.com
se-10-0-0-0(backup schedule)# backup notification always pager email2@com
se-10-0-0-0(backup schedule)# backup notification always voicemail admin
|
スケジュール設定したバックアップのステータスをユーザに通知するように、システムを設定します。このコマンドを複数回入力して、異なる通知ターゲットを設定できます。各通知タイプ(voicemail、email、epage)ごとに、通知ターゲットを 3 つまで設定できます。 |
ステップ 3 |
end
se-10-0-0-0(backup-schedule)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 4 |
show backup schedule detail job job-name
se-10-0-0-0# show backup schedule detail job job-22
|
(オプション)指定した定期的なスケジュールによるバックアップ ジョブの詳細を表示します。 |