Cisco Unity Express ボイスメールおよび自動受付 CLI アドミニストレータ ガイド（3.0 およびそれ以降 のバージョン）

1. 「Cisco Unity Express の SIP プロキシ サーバのロケーションの設定」

• SIP プロキシ サーバのホスト名または IP アドレス。

• SIP プロキシ サーバ上の UDP ポートまたは TCP ポート。

2. 「着信転送モードの設定」

転送モードとして、attended、semiattended、または blind を選択します。

3. 「DTMF オプションの設定」

DTMF リレー オプションとして、rtp-nte、subnotify、sip-notify、または info を選択します。

4. 「MWI 通知オプションの設定」

MWI 通知オプションとして、outcall、sub-notify、または unsolicited を選択します。

5. 「MWI 通知オプションの設定」

MWI オンおよびオフの内線番号。

Cisco Unity Express はこれらの内線を、影響を受ける電話機の内線番号とともに使用して、Cisco Unified CME への SIP 通話を生成します。その結果、電話機の MWI ライトの状態が変わります。

6. 「RFC に準拠するための Cisco Unified CME SIP オプションの設定」

Cisco Unified CME プラットフォームで実行される Cisco IOS ソフトウェア リリース。

7. 「JTAPI パラメータの設定（Cisco Unified Communications Manager に限る）」

• プライマリ、セカンダリ、およびターシャリの Cisco Unified Communications Manager サーバの IP アドレスまたはホスト名。

• Cisco Unified Communications Manager の JTAPI ユーザ ID およびパスワード。パスワードは、大文字と小文字が区別されます。これらの値は、Cisco Unified Communications Manager に設定された JTAPI ユーザ ID およびパスワードと一致する必要があります。

• CTI ポートのリスト。

8. 「ボイスメールの設定」

• ボイスメールに同時にアクセス可能な最大ユーザ数。この数は Cisco Unity Express とともに購入したポートの数によって制限されます。ライセンス契約書を確認し、 プロンプト ファイルの録音を参照して最大数を調べます。

• ボイスメール システムにアクセスするための電話番号。

9. 「Administration via Telephone アプリケーションの設定」

Administration via Telephone（AvT）にアクセスするための電話番号。

10. 「自動受付アプリケーションの設定と管理」

• 独自の初期グリーティングを使用するには、事前に録音した初期グリーティングを含む .wav ファイルを作成します。このファイルを自動受付スクリプトに配置および保存できるようにするには、このファイルを Cisco Unity Express モジュールにアップロードします。または、AvT を使用して初期グリーティングを録音することもできます。グリーティングの録音とアップロードに関するガイドラインについては、 プロンプト ファイルの録音および プロンプト ファイルのアップロードを参照してください。

• 通話が切断されるまでに自動受付が発信者に対してインストラクションを再生する回数。このカウントは、発信者がメイン メニューから移動してサブメニューのインストラクションを聞き始めたときに開始されます。メイン メニューが 5 回再生された後、発信者が選択を行わなかったり、誤った選択を行ったりした場合は、オペレータに転送されます。

• オペレータの内線番号。発信者がゼロ（「0」）ボタンを押した場合、自動受付はこの内線番号をダイヤルします。

• 発信者が自動受付にアクセスするためにダイヤルする必要のある電話番号。多くの場合、この番号は会社の電話番号です。

• 自動受付が同時に処理できる最大発信者数。この数は Cisco Unity Express とともに購入したポートの数によって制限されます。ライセンス契約書を確認し、 プロンプト ファイルの録音を参照して最大数を調べます。

11. プロンプト ファイルの録音

• 事前に録音された .wav 形式のプロンプト。プロンプトを録音するには、AvT を使用します。

• プロンプトのファイル名。

12. 「自動受付スクリプトの設定」

• 事前に設定されたスクリプト ファイル。ファイルを作成するには、Cisco Unity Express スクリプト エディタを使用します。詳細については、『 Cisco Unity Express Guide to Writing and Editing Scripts 』を参照してください。

• スクリプトのファイル名。

13. 「アプリケーションの SIP トリガーの設定」

• アプリケーションを呼び出す電話番号。この番号は、ボイスメール、自動受付、および AvT で異なる必要があります。

• アプリケーションが同時に処理できる最大発信者数または最大セッション数。アプリケーションすべての合計数は、システムのポートの最大数を超えることはできません。ポートの最大数については、 プロンプト ファイルの録音を参照してください。各アプリケーションの最大数は、同じでなくてかまいません。たとえば、ボイスメールには 3 セッションが必要で、自動受付には 5 セッションが必要な場合があります。

14. 「アプリケーションの JTAPI トリガーの設定（Cisco Unified Communications Manager に限る）」

• アプリケーションを呼び出す電話番号。この番号は、ボイスメールと自動受付の両方の番号とは異なっている必要があります。

• タイムアウトして通話を切断するまでシステムが発信者の応答を待つ秒単位の時間数。

• プロンプトに使用する言語。Cisco Unity Express は複数の言語をサポートしていますが、システムにインストールできる言語は 1 つだけです。使用可能な言語のリストについては、『 Release Notes for Cisco Unity Express 』を参照してください。

• トリガーに同時にアクセスできる最大発信者数。この値の割り当てに関するガイドラインについては、 さまざまなアプリケーション間でのポートの共有を参照してください。

15. （オプション）「システム全体のボイスメール パラメータの設定」

• 容量：システム内のすべてのメールボックスに許可されている格納時間の合計（単位：時間）。工場出荷時のデフォルトは、システムに許容される最大容量です。

• 有効期限：メッセージがメールボックスに保存されてからボイスメール システムによって削除されるまでの日数。工場出荷時のデフォルト値は 30 日です。

• 言語：ボイスメール プロンプトに使用される言語。Cisco Unity Express は複数の言語をサポートしていますが、システムにインストールできる言語は 1 つだけです。使用可能な言語のリストについては、『 Release Notes for Cisco Unity Express 』を参照してください。

• メールボックス サイズ：メールボックス内のボイス メッセージの最長格納秒数。工場出荷時のデフォルト値は、最大格納容量をメールボックスの最大数（個人用および共用）で割ることによって決定されます。

• メッセージ長：メールボックス内の保存メッセージ 1 件あたりの最長秒数。工場出荷時のデフォルトは 60 秒です。

• 録音時間：ユーザの録音メールボックス グリーティングの最大時間。

• オペレータ内線番号：ボイスメール オペレータの内線番号。

• 転送された通話の転送先メールボックス：転送された通話のボイス メッセージの格納先として、元の送信先番号または最後にリダイレクトされた番号を選択します。

16. 「ユーザの追加と変更」

• ユーザ名：ユーザ ID。ユーザ名の長さは、3 ～ 32 文字にする必要があります。ユーザ ID の先頭は英字にする必要があります。ユーザ名にはスペースは使用できません。

• （オプション）ログイン ユーザ名：ユーザの姓名。

• （オプション）グループ：このユーザがメンバーとなっているグループの名前。

• 内線番号：ユーザの電話の内線番号。

CLI を使用してユーザまたはグループを作成する場合は、パスワードと PIN を指定することもできます。

• パスワード：このユーザが Cisco Unity Express の GUI にアクセスするためのパスワード。

• PIN：このユーザが Cisco Unity Express の Telephone User Interface（TUI; 電話ユーザ インターフェイス）にアクセスするための個人識別番号（PIN）。

17. 「グループの追加と変更」

EXEC モード：

• グループの名前。

• （オプション）グループの説明。

• （オプション）グループの完全な名前。

設定モード：

• グループの名前。

• （オプション）1 つまたは複数のメンバー ユーザ ID。

• （オプション）所有者のユーザ ID。

• （オプション）グループの内線番号または電話番号。

• （オプション）グループの完全な E.164 電話番号。

グループには、この番号に関連付けられたメールボックスが必要ありません。

18. 「メールボックス設定の計画」

• メールボックスの所有者。

• （オプション）メールボックス サイズ：ユーザのボイスメールボックスに保存されたすべてのメッセージの合計秒数。

• （オプション）メッセージ格納時間：システムが古いメッセージを保存する日数。

• （オプション）メッセージ長：ボイスメールボックスに保存されるメッセージ 1 件あたりの最長秒数。

• （オプション）ボイスメール システムの電話番号、自動受付の電話番号、およびオペレータ内線番号。

19. （オプション）「SNMP 監視の設定」

• ユーザが SNMP MIB オブジェクト（変数）を読み取ったり書き込んだりするための SNMP コミュニティ ストリング（パスワード）。このコミュニティ ストリングが、読み取り専用特権と読み取りと書き込み特権のどちらを持つかを指定します。システムは、最大 5 つの読み取り専用コミュニティ ストリングと、5 つの読み取りと書き込みコミュニティ ストリングをサポートしています。各コミュニティ ストリングの最大長は英数字で 15 文字です。大文字の A ～ Z、小文字の a ～ z、数字の 0 ～ 9、下線（_）、およびハイフン（-）を使用できます。

• Cisco Unity Express から SNMP トラップを受信するホスト サーバの IP アドレスおよびコミュニティ ストリング。ホストが定義されていないと、システムはトラップを破棄します。システムは最大 5 つのホスト（トラップ レシーバ）をサポートしています。

プライマリ ホストとなるホストはありません。システムは、有効なすべてのホストに SNMP 通知を送信します。

• （オプション）この管理対象ノードに対するサーバの連絡先情報。

• （オプション）この管理対象ノードに対するサーバの位置情報。

• 次のアクティビティに対するしきい値。

– ログイン ユーザ名の入力。

– パスワードの入力。

– 個人識別番号（PIN）ユーザ ID の入力。

– PIN パスワードの入力。

– PIN のリセット。

20. （オプション） VoiceView Express の設定

• Cisco Unified Communications Manager システムの場合：VoiceView Express を使用するよう設定されたすべての電話機が、Cisco Unity Express で設定された JTAPI ユーザから制御されるようにします。

• Cisco Unified CME システムの場合：Cisco Unified CME 認証サーバの URL が Cisco Unity Express を指すようにします。

• システムがセッションを切断するまでの、VoiceView Express セッションが非アクティブ状態となる分数。

• （オプション）フォールバック認証サーバの URL（Cisco Unified CME システムの場合）。

21. （オプション） 規制テーブルの設定

次の機能で使用されるように規制テーブルを設定します。

• ファックス

• メッセージ通知

• Live Reply

• ユーザ以外へのメッセージ配信

22. （オプション） IMAP の設定

• Cisco Unity Express IMAP サーバで同時に許可される、IMAP クライアント セッションの最大数。この数は、ハードウェア プラットフォームに応じて変化します。詳細については、『 Release Notes for Cisco Unity Express 』を参照してください。

• システムが自動的にセッションからログアウトするまでの、IMAP セッションが空き状態になっている時間（分）。

• 許可される接続のタイプ。選択肢としては、SSL だけ、SSL 以外だけ、SSL と SSL 以外の両方があります。デフォルトは SSL 以外だけです。

• IMAP を使用する特権を持つグループの名前。

23. メッセージ配信のスケジュール設定

統合されたメッセージはデフォルトで無効になっています。これを有効にして、この機能を使用してください。

24. （オプション）「システム全体のファックス パラメータの設定」

この機能をオンまたはオフします。

25. 「パスワードおよび PIN のパラメータの設定」

• パスワードの長さと有効期限。

• PIN の長さと有効期限。

26. （オプション）「休日リストの設定」

休日ごとの月、日、年、および説明。

27. （オプション）「営業時間の設定」

• スケジュール名

この名前の最大長は英数字 31 文字です。大文字の A ～ Z、小文字の a ～ z、数字の 0 ～ 9、下線（_）、およびダッシュ（-）を使用できます。名前の最初の文字は英字である必要があります。

この名前のスケジュールが存在しない場合、システムはそのスケジュールを作成します。スケジュールがすでに存在する場合、行った変更がそのスケジュールに反映されます。最大数のスケジュールが存在する場合、もう 1 つ作成しようとすると、エラー メッセージが表示されます。

• 曜日

• 営業時間および時間外の開始時刻と終了時刻

時間には 24 時間制の形式を使用します。分の有効な値は 00 および 30 だけです。

新しいスケジュールの場合は、時間外を指定します。新しく作成されたスケジュールは、デフォルトで 1 日 24 時間が営業時間になっているため、時間外でない時間帯は営業時間となります。

28. （オプション） メッセージ通知の設定

システム全体のパラメータ：

• ユーザ ID またはグループ名（ユーザまたはグループの一部がメッセージ通知にアクセス可能な場合）

• 通知設定

• 接続がタイムアウトするまでの秒数

• 規制テーブルに電話番号を追加する場合：

– ダイヤル ストリングの最大および最小桁数

– 1 つ以上のダイヤル ストリング パターン

• SMTP サーバのホスト名および認証値（ユーザ ID およびパスワードまたは資格ストリング）

• 通知通話中にユーザが自分のボイスメールボックスにログインすることの許可

• ユーザが電子メール メッセージにボイス メッセージを添付することの許可

携帯電話、自宅の電話、会社の電話、または数字用ポケットベル用のユーザまたはグループ パラメータ：

• 電話番号

• 追加の番号（ある場合）

• 通知設定

• 通知がアクティブになる日時

電子メール パラメータ：

• 電子メール アドレス

• 電子メール通知へのボイス メッセージ添付のステータス

• メッセージ テキスト

• 通知設定

• 通知がアクティブになる日時

テキスト メッセージ パラメータ：

• 電子メール アドレス

• メッセージ テキスト

• 通知設定

• 通知がアクティブになる日時

29. （オプション） ライブ レコードの設定

ライブ レコード機能を有効にして、そのパラメータを設定します。この機能に関する法律上の免責事項については ii ページを参照してください。

30. （オプション） Live Reply の設定

Live Reply 機能を有効にして、そのパラメータを設定します。

31. （オプション）「ネットワーク ロケーションの設定」

• ネットワーク ロケーション ID 番号：ボイスメールの送信者がリモート メッセージの送信に使用する、各ロケーションの一意の ID 番号。この番号の最大長は 7 桁の数字です。Cisco Unity Express は最大 500 のロケーションをサポートしています。

• 電子メール ドメイン名：VPIM メッセージの送信時にローカルのボイスメール発信者の内線番号に接続されるローカルの Cisco Unity Express システムの電子メール ドメイン名または IP アドレス。ローカル システムの電子メール ドメイン名は、リモート ボイスメール メッセージを受信するように設定する必要があります。

• （オプション）ロケーション名：ネットワーク ロケーションの説明的な名前。

• （オプション）短縮ロケーション名：ネットワーク ロケーションの短縮された説明。

• （オプション）ボイスメール システム電話番号プレフィックス：VPIM アドレスを作成するために、ローカル ボイスメール発信者の内線番号に追加される電話番号プレフィックス。プレフィックスは、電子メール ドメインが複数のロケーションをサポートし、ロケーション間の内線番号が一意でない場合にだけ必要です。プレフィックスの最大長は 15 桁の数字です。

• （オプション）ボイスメール システム内線番号の桁数。

• （オプション）VPIM 符号化スキーム：ローカル Cisco Unity Express システムでボイスメール メッセージを変換するための符号化スキーム オプションは、ダイナミック、G.711 U-law、または G.726 です。

• （オプション）ボイスメール音声名機能：この機能を有効にすると、受信したボイスメール メッセージの冒頭に再生されるボイスメール発信者の音声名を受信できます。

32. （オプション）「同報リストの設定」

パブリック同報リストを作成するには、次の情報が必要です。

• リストの名前と番号。

• （オプション）リストの所有者。

• （オプション）リストの説明：説明の最大長は 64 文字です。

同報リストにメンバーを追加するには、次の情報が必要です。

• メンバー タイプ（user、group、GDM、list、remote、または blind）。

• メンバーの名前または内線番号。

システム データのバックアップと復元

ファイルのバックアップおよび ファイルの復元

システムの状態の監視

• 「システムの監視」

• 「配信予定のメッセージの監視」

• 「アクティブな IMAP および VoiceView Express セッションの監視」

• 「キューの監視」

• 「SNMP および管理データのアクティビティの表示」

• 「システム アクティビティ メッセージの表示」

• 「AIM コンパクト フラッシュ メモリの使用状況の確認」

• 「履歴レポートの表示」

• 「リアルタイム レポートの表示」

• 「トラブルシューティング」

ボイスメールボックスの追加、表示、修正、および削除

「メールボックス設定の計画」

ボイスメールボックスのロック解除

「ボイスメールボックスのロック解除」

ユーザの追加、表示、修正、および削除

「ユーザの追加と変更」

グループの追加、表示、修正、および削除

「グループの追加と変更」

ユーザのボイスメール パスワードの変更

「ユーザの追加と変更」

ボイスメールボックスのサイズまたは格納時間の変更

「システム全体のボイスメール パラメータの設定」

自動受付アプリケーションのプロパティの変更

「自動受付アプリケーションの設定と管理」

自動受付プロンプトの追加、修正、および削除

「プロンプトの管理」

自動受付スクリプトの追加、修正、および削除

「スクリプトの管理」

ソフトウェア問題のトラブルシューティング

「トラブルシューティングに関するガイドライン」