既存の CUPS プラットフォームでは、新しい IP プールが追加されると、この新しいプールの作成後に登録されたユーザープレーン（UP）のみが該当するプールを使用できます。既存の UP で新しいプールを使用するには、UP のリロードまたは UP の再関連付けを実行する必要があります。

IP グループへの IP プールの追加機能により、新しい IP プールが追加されると、APN 設定をもとに、既存の各 UP にこの新しいプールからチャンクを取得する資格があるかどうかが評価されます。UP に新しいプールからチャンクを取得する資格があれば、チャンクが UP に割り当てられ、以降のコール割り当てに使用されます。

次のシナリオで、UP は資格ありと判断されます。

• APN にプールグループが設定されている。新しいプールは、このプールグループに追加される。

• APN にプール名およびプールグループが設定されていない。新しいパブリックプールが追加される。

（注）	APN で実施された変更は、UP が再関連付けまたはリロードされるまで有効になりません。

ここでは、IP グループに IP プールを追加する機能の仕組みについて簡単に説明します。

CP-CP ICSR 環境での新しいプールの追加

1. スタンバイ コントロール プレーン（CP）に新しいプールを追加します。

2. アクティブ CP に新しいプールを追加します。

   チャンクは適格な UP に割り当てられ、同じものがスタンバイ CP にチェックポイントされます。

3. 両方の CP に対する show { ip | ipv6 } pool-chunks pool-name <name> コマンドが同期されているかを確認します。

CP-CP ICSR 環境でのプールの削除

1. アクティブ CP のプールを削除します。

2. show { ip | ipv6 } pools コマンドを使用して、すべての IP がスタンバイ CP の削除されたプールから解放されていることを確認します。

3. スタンバイ CP のプールを削除します。

（注）	同じ IP プールの IP Pool コマンドと Busyout コマンドを同時に追加すると、競合状態が発生します。この問題を回避するには、IP Pool コマンドと Busyout コマンドを別々に実行します。

この項では、機能のモニタリングとトラブルシューティングのサポートに使用できる CLI コマンドに関する情報を提供します。