ユーザープレーン(UP)で URL のブロックリスト登録機能を有効にするには、フラッシュ、SFTP、またはそのサブディレクトリ内に「optblk.bin」という名前の URL ブロックリストデータベースがある必要があります。このデータベースディレクトリのパスは、ユーザープレーンのサービス起動後に、ユーザープレーンで設定する必要があります。
HTTP アナライザの URL ブロックリスト登録を有効にする必要があります。HTTP アナライザは、受信した HTTP リクエストデータパケットから URL 情報を抽出します。抽出された URL コンテンツが、URL ブロックリストデータベースと比較されます。受信した HTTP データパケットの URL がデータベースの URL エントリと一致すると、その URL はブロックリスト登録された URL として扱われ、該当する HTTP パケットに対して次のいずれかのアクションが実行されます。
URL のブロックリスト登録設定は、コントロールプレーン(CP)のアクティブ課金サービスの Rulebase 設定で設定する必要があります。さらに、CP のアクティブ課金サービスレベルの設定では、URL のブロックリスト登録方式として、[Exact] と [Generic] の 2 種類がサポートされています。これらの CLI 設定は、PFD メカニズムを介して UP にプッシュされ、Sx 関連付け手順において CP にプッシュされます。
重要
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ブロックリストデータベースは、IWF(Internet Watch Foundation)および NCMEC(National Center for Missing and Exploited children)によって提供されます。ASR5500、CUPS
UP は常に、最適化されたフォーマット(最適化されたブロックリスト DB フォーマット)でブロックリスト DB を受信します。
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URL ブロックリストデータベースのアップグレード
次の 2 つの方法による URL データベースのアップグレードがサポートされます。
タイマーベースのアップグレードまたは自動アップグレード
データベースがシャーシに初めてロードされると、5 分間のタイマーが開始されます。このプロセスは、データベースを自動アップグレードするために開始されるものです。
タイマー終了時に、ディレクトリパスに有効なデータベースのより上位のバージョンがある場合には、データベースのアップグレード手順が開始され、新しいバージョンのデータベースが UP シャーシにロードされます。
URL ブロックリストデータベースをアップグレードするには、「optblk_f.bin」という名前の有効な URL ブロックリストデータベースの上位バージョンが、現在のデータベース「optblk.bin」と同じディレクトリ内にある必要があります。
データベースが正常にアップグレードされると、以前の「optblk.bin」ファイルの名前が「optblk_0.bin」に変更され、「optblk_f.bin」ファイルの名前が「optblk.bin」に変更されます。すると、「optblk_0.bin」ファイルは、古いデータベースのバックアップファイルとして扱われます。
もう一度アップグレードが実行されると、「optblk_0.bin」ファイルの名前は「optblk_1.bin」に変更され、現在の「optblk.bin」ファイルの名前は「optblk_0.bin」に変更されます。
データベースに保存されるバックアップファイルの数は、max-versions CLI を使用して UP で設定できます。
CLI ベースのアップグレードまたは手動アップグレード
このアップグレード方法では、CLI コマンド upgrade url-blacklisting database を使用して、現在のデータベースを新しいバージョンにアップグレードします。