機能の概要
Cisco IOS ソフトウェアをイネーブルにして着信 Remote Shell(RSH; リモート シェル)プロトコルおよび Remote Copy Protocol(RCP; リモート コピー プロトコル)要求を受信するには、認証データベースを設定して、ルータへのアクセスを制御する必要があります。この設定は ip rcmd remote-host コマンドを使用して実行できます。
現在、このコマンドを使用するときには、データベース認証コンフィギュレーションでローカル ユーザ、リモート ホスト、およびリモート ユーザを指定する必要があります。複数ホストからルータへのコマンドを実行できる場合は、次に示す各ホストにつき 1 つずつ、複数データベース認証コンフィギュレーション エントリを使用する必要があります。
ip rcmd remote-host local-user1 remote-host1 remote-user1
ip rcmd remote-host local-user1 remote-host2 remote-user1
ip rcmd remote-host local-user1 remote-host3 remote-user1
ip rcmd remote-host local-user1 remote-host4 remote-user1
この機能では、指定されたユーザのアクセス リストを指定できます。アクセス リストはユーザがアクセスできるホストを指定します。追加された新しい引数 access-list をこのコマンドとともに使用して、次のようにアクセス リストを指定できます。
ip rcmd remote-host local-user1 access-list remote-user1
アクセス リストで指定したホストへのアクセスをユーザに許可するには、まずアクセス リストを定義します。アクセス リストが定義されていない場合は、ホストへのアクセスは拒否されます。アクセス リストの定義については、『 Cisco IOS Security Configuration Guide , Release 12.2』を参照してください。
修正された ip rcmd remote-host コマンドの使用については、このマニュアルの後半の 「コマンド リファレンス」 の項を参照してください。
関連資料
• 『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference, Release 12.2』
• 『 Cisco IOS Security Configuration Guide , Release 12.2』
• 『 Cisco IOS Security Command Reference, Release 12.2』
サポートされているプラットフォーム
• Cisco 805
• Cisco 806
• Cisco 828
• Cisco 1400 シリーズ
• Cisco 1600 シリーズ
• Cisco 1710
• Cisco 1720
• Cisco 1721
• Cisco 1750
• Cisco 1751
• Cisco 2420
• Cisco 3620
• Cisco 3631
• Cisco 3640
• Cisco 3660
• Cisco 3725
• Cisco 3745
• Cisco 2500 シリーズ
• Cisco 2600 シリーズ
• Cisco 7100 シリーズ
• Cisco 7200 シリーズ
• Cisco 7500 シリーズ
• Cisco uBR7200 シリーズ
• Cisco Voice Gateway 200
• Universal Route Module(URM)
Cisco Feature Navigator を使用したプラットフォーム サポートの特定
Cisco IOS ソフトウェアは、特定のプラットフォームがサポートされている機能セットにパッケージングされています。この機能のプラットフォーム サポートに関連した更新情報を取得するには、Cisco Feature Navigator にアクセスします。新しいプラットフォーム サポートが機能に追加されると、Cisco Feature Navigator によって、サポートされているプラットフォームのリストが自動的に更新されます。
Cisco Feature Navigator は Web ベースのツールであり、特定の機能セットがサポートされている Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および、特定の Cisco IOS イメージ内でサポートされている機能を素早く特定できます。機能またはリリースごとに検索できます。リリース セクションでは、各リリースを横に並べて比較し、各ソフトウェア リリースに固有の機能と共通機能の両方を表示できます。
Cisco Feature Navigator にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウント情報を忘れたり、紛失したりした場合は、空の E メールを cco-locksmith@cisco.com に送信してください。自動チェックによって、E メール アドレスが Cisco.com に登録されているかどうかが確認されます。チェックが正常に終了したら、ランダムな新しいパスワードとともにアカウントの詳細が E メールで届きます。資格のあるユーザは、 http://www.cisco.com/register にある指示に従って、Cisco.com 上にアカウントを作成できます。
Cisco Feature Navigator は定期的に更新されています(Cisco IOS ソフトウェアの主要なリリース時およびテクノロジー リリース時)。最新情報については、次の URL から Cisco Feature Navigator ホームページにアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/fn
コマンド リファレンス
次に示すコマンドは、このモジュールに記載されている機能または機能群において、新たに導入または変更されたものです。これらのコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/fundamentals/command/reference/cf_book.html )を参照してください。すべての Cisco IOS コマンドの詳細については、 http://tools.cisco.com/Support/CLILookup にある Command Lookup Tool を使用するか、または『 Cisco IOS Master Commands List 』を参照してください。
• ip rcmd remote-host
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